2000年仙台管区気象台発表予報
11月3日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○11月3日発表 1ヶ月予報(11月4日から12月3日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。
<予想される天候の特徴(予報期間:11月4日〜12月3日)>
天気は数日の周期で変化し、低気圧の通過後は一時冬型の気圧配置となるでしょう。
平均気温は平年並か高いでしょう。
平年の晴れ日数は東北日本海側で約10日、東北太平洋側で約19日です。
<概 要>
[気 温]:東北地方は「平年並」か「高い」の可能性が大きく、その確率はそれぞれ40%です。「低い」の可能性は20%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「少ない」の可能性が最も大きく、その確率は40%です。「平年並」か「多い」の可能性は30%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい確率は「少ない」で、その確率は30%です。「多い」の可能性は20%と小さい。
○11月4日(土)から11月10日(金)
7日と9日頃に気圧の谷が通り、天気がくずれる見込みです。気圧の谷の通過後は、東北日本海側中心に寒気の影響で雨の降る所があるでしょう。なお、期間の後半は山地で雪の降る所もある見込みです。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北日本海側で約3日、東北太平洋側で約4日です。
○11月11日(土)から11月17日(金)
天気は数日の周期で変化するでしょう。
平均気温は平年並の見込みです。
平年の晴れ日数は東北日本海側で約2日、東北太平洋側で約4日です。
○11月18日(土)から12月1日(金)
天気は数日の周期で変化し、低気圧の通過後は一時冬型の気圧配置となるでしょう。
平均気温は高い見込みです。
平年の晴れ日数は東北日本海側で約4日、東北太平洋側で約8日です。
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、極東域は北海道から中国東北区以北の高緯度で負偏差となっているが、本州以南は日本の南にある太平洋高気圧の勢力が強く正偏差となっている。このため、強い寒気は南下しにくく、寒気の南下があっても一時的と考える。
上空を流れる偏西風は、東西流が卓越しており、天気は周期的に変化する。
週別(図略)でも、東北地方は正偏差が続くが、2週目には日本海に寒気が南下し西谷傾向が強まる。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、大陸から関東付近にかけ高気圧が張り出し、ベーリング海では低気圧が発達している。また、日本の東海上の高気圧は平年より強い。
まとまった降水域は日本の東海上だが、日本海にも冬型による降水域が予想される。
週別(図略)では、1〜2週目は東北地方に特徴的な気圧配置は見られず周期変化が基調となる。3〜4週目は月平均と同様に冬型の気圧配置が現れる。
・北日本850hPa気温平年差の時系列
アンサンブルメンバーの平均は、1週目に急激に下降して週末に低極となるが、その後平年並で経過する。ただし、2週目以降はばらつきが大きい。
なお、最近は850hPaの気温よりも地上気温が1〜2℃程高めになる傾向が続いている。(次ページ東北地方地域平均気温平年差図参照)
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
週別の気温は、1週目は「平年並」、2週目は「低い」、3〜4週目は「平年並」を予想している。しかし、予測結果はこれまで実況に比べて低めに出ており、全体に底上げして考える。1週目は週間予報も考慮し「平年並」、2週目も「平年並」、3〜4週目はバラツキが大きくなるが「高い」とする。

最近1週間の天候の経過
この期間、天気は概ね周期的に変化した。
29日は気圧の谷の影響で、1〜2日は前線や台風第20号から変わった低気圧の影響で東北地方は雨となった。その他の日は高気圧に覆われ概ね晴れたが、東北日本海側では寒気の影響で曇りや雨となる日もあった。
平均気温は、東北地方で平年差-0.2℃と平年並だった。降水量は、東北地方で平年比211%と平年より多かった。日照時間は、東北地方で平年比77%と平年より少なかった。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | -0.2 | 211 | 77 |
| 東北日本海側 | 0.0 | 176 | 78 |
| 東北太平洋側 | -0.4 | 234 | 76 |
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