2001年仙台管区気象台発表予報
3月2日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○3月2日発表 1ヶ月予報(3月3日から4月2日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。

注)気温・降水量・日照時間は低い・平年並み・高い(少ない・平年並み・多い)の3階級で予報されます。階級幅は、平年値(1961年から90年)における各階級の出現頻度が30%対40%対30%となるように決める。
<予想される天候の特徴(予報期間:3月3日〜4月2日)>
0.お知らせ
今年3月から気象庁の新計算機(NAPS)の運用に合わせて、季節予報解説資料の「3.東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果」等に掲載している図を変更します。
1か月予報のための数値予報モデルでは、これまで10メンバーのアンサンブル予報を行っていましたが、今回これを26メンバーに増やしました。メンバー数の増加により信頼の程度を見積もることが可能になるため、これまでのように個々のメンバーを表示するのではなく、メンバー間のバラツキから推定した信頼の程度を幅の大小により表現する方式に変更しました。これにより、予想される気温の変化傾向が把握しやすくなり、予測の難易の程度を定量的に表現することが可能になります。
東北地方では、天気は概ね周期的に変化しますが、低気圧の影響を受けやすい時期があるでしょう。また、低気圧の通過後に冬型の気圧配置となっても長続きしない見込みです。
平年に比べ、東北日本海側では曇りで雨または雪の日が多く、東北太平洋側では晴れの日が少ないでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
向こう28日間の晴れ日数:東北日本海側約12日、東北太平洋側約18日
<概 要>
[気 温]:東北地方は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「低い」で、その確率は30%です。「高い」の可能性は20%と小さい。
[降 水 量]:東北地方は「多い」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「平年並」で、その確率は30%です。「少ない」の可能性は20%と小さい。
[日照時間]:東北地方は「少ない」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。次に大きい可能性は「平年並」で、その確率は30%です。「多い」の可能性は20%と小さい。
○3月3日(土)から3月9日(金)
気圧の谷が明後日(4日)と7日頃に通り、天気が崩れるでしょう。明後日(4日)は低気圧が発達して通るため、荒れた天気となる見込みです。気圧の谷の通過後は冬型の気圧配置となり、東北日本海側では雪や雨の降る所が多く、東北太平洋側では沿岸部を中心に概ね晴れる見込みです。
平均気温は平年並でしょう。
平年の晴れ日数:東北日本海側約3日、東北太平洋側約5日
○3月10日(土)から3月16日(金)
天気は周期的に変化するでしょう。平年と同様に、東北日本海側は曇りで雨または雪の日が多く、東北太平洋側は晴れの日が多いでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
平年の晴れ日数:東北日本海側約3日、東北太平洋側約5日
○3月17日(土)から3月30日(金)
天気は周期的に変化しますが、低気圧の影響を受けやすい時期があるでしょう。平年に比べ、東北日本海側では曇りで雨または雪の日が多く、東北太平洋側では晴れの日が少ないでしょう。
平均気温は平年並でしょう。
平年の晴れ日数:東北日本海側約7日、東北太平洋側約9日
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、極付近は正偏差で、バイカル湖から日本の東海上にかけては負偏差に広く覆われる。
日本付近の偏西風は概ね東西流が基調で、天気も概ね周期的に変化する。
週別(図略)では、1週目に西谷が顕著となって、低気圧が日本付近を発達して通る見込み。2週目以降は月平均とほぼ同様で、天気は周期的に変化するが、3〜4週目は若干低気圧の影響を受けやすい見込み。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、ベーリング海から北海道にかけては低圧部となっており、北日本は低気圧の影響を受けやすい。また、降水域は日本付近を広く覆うが、まとまった降水域は関東の東海上で、日本の南岸では低気圧や前線の影響を受けやすい。
週別(図略)では、1週目に日本付近が深い気圧の谷場となって、まとまった降水域がかかる。2週目以降も降水域が日本付近に広がるが、まとまったものは日本の南岸が中心となる。
・北日本850hPa気温平年差の時系列
アンサンブルメンバーの平均は、1週目に下降して平年を下回るが、2週目には昇温して平年を上回る。3〜4週目は概ね平年並程度で推移。
1週目まではメンバーも比較的そろっているが、2週目以降はバラツキが大きくなる。
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
週別の気温は、1週目「低い」だが、2週目、3〜4週目共に「平年並」と予測している。1週目は週間予報資料から「平年並」に修正するが、2週目以降は予測の通り「平年並」。なお、予報の信頼度は小さい。

最近1週間の天候の経過
23〜24日にかけては、日本の南岸を低気圧が発達しながら通過したため、東北地方は広い範囲で雪や雨となった。24日の日降雪量は、宮古で16p、山形で13p、大船渡で8p、仙台で6pなどを観測した。低気圧の通過後は冬型の気圧配置が続いたが、27日は移動性高気圧に広く覆われ東北地方は全般に晴れた。また、28日は寒冷前線が通過し、1日は日本の南岸を低気圧が通過したため、東北地方は曇りや雨または雪となった。
平均気温は、東北地方で平年差+0.3℃と平年並だったが、寒暖の変動は大きかった。降水量は、東北地方で平年比90%と平年並だった。日照時間は、東北地方で平年比79%と少なかった。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | +0.3 | 90 | 79 |
| 東北日本海側 | +0.3 | 110 | 75 |
| 東北太平洋側 | +0.3 | 77 | 81 |
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