2001年仙台管区気象台発表予報

4月23日発表3ヶ月予報


 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.


○4月23日発表 3ヶ月予報(5月,6月,7月)

  1. 予想される天候
    3か月平均気温の各等級の確率

     5〜7月の3か月平均気温は「平年並」の可能性が最も大きく、その確率は50%です。「高い」の可能性が次に大きく、その確率は30%です。「低い」の可能性は小さく、その確率は20%です。
     なお、5〜7月の3か月間の降水量は平年並でしょう。


  2. 天候の特徴
     5月6月7月
    天候高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変化するでしょう。平年と同様に晴れの日が多い見込みです。東北地方では、遅霜の恐れがあります。
     気温、降水量共に平年並でしょう。
    天気は概ね周期的に変化しますが、梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で平年と同様に曇りや雨の日が多く、一時気温が低くなることがあるでしょう。
     気温、降水量共に平年並でしょう。
    梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で平年と同様に曇りや雨の日が多く、一時気温が低くなることがあるでしょう。その後は、太平洋高気圧に覆われて気温の高い日がある見込みです。
     気温、降水量共に平年並でしょう。
    気温平年並 平年並 平年並
    降水量平年並 平年並 平年並

  3. 前回発表3か月予報からの変更点
     なし


  4. 最近の天候経過
    4月(22日まで):この期間の平均気温平年差は、東北地方で+1.6℃と平年を上回ったが、期間のはじめと終わりには平年を下回るなど変動は大きかった。降水量平年比は、東北地方で28%と平年を下回った。日照時間平年比は、東北地方で121%と平年を上回った。

     上旬は、はじめ寒気の影響で東北日本海側は曇りや雨または雪の日があったが、東北太平洋側は概ね晴れた。その後は、日本の東海上に中心をもつ高気圧に覆われ、東北地方は晴れて気温の高い日が続いた。東北太平洋側では湿った東風の影響で朝晩は霧が発生する日もあり、高速道路の一時閉鎖や航空機の欠航などの交通障害が発生した。
     上旬の平均気温平年差は、東北地方で+1.3℃と高かった。降水量平年比は、東北地方で20%とかなり少なかった。日照時間平年比は、東北北部で97%と平年並、東北南部で130%とかなり多かった。

     中旬は、寒冷前線や南岸低気圧の影響で東北日本海側を中心に雨となる日もあったが、移動性高気圧に覆われる日が多く、概ね晴れて気温の高い日が続いた。しかし、東北太平洋側では湿った東風の影響で朝晩は霧が発生する日もあり、高速道路の一時閉鎖や航空機の欠航などの交通障害が発生した。また、期間を通して東北太平洋側を中心に降水量が少なく、空気が乾燥して、18日には青森県や岩手県で山林火災が発生した。
     中旬の平均気温平年差は、東北地方で+3.2℃とかなり高かった。降水量平年比は、東北地方で41%と少なかった。日照時間平年比は、東北地方で128%と多かった。
    下旬(22日まで)は、南岸低気圧や寒気の影響を受け曇りで雨や雪となる所もあったが、移動性高気圧の覆われ晴れる所が多かった。


  5. 中・高緯度の循環
    4月(22日まで):500hPa高度場では、極渦がタイミル半島付近にあって極付近を含む高緯度は負偏差域となり、寒気が停滞していた。また、日本付近の大気の流れは蛇行が少なく、極付近の寒気は南下しにくかった。このため、東北地方は弱い負偏差に覆われたが、南西諸島を除いた日本域では平年より高温となった。
     低気圧は、北海道やサハリン付近を通過することが多く、低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込みやすかった。また、本州付近は高気圧に覆われて晴れる日が多く、気温が高くなった。


  6. 熱帯太平洋の状況
     エルニーニョ監視海域(北緯4度〜南緯4度、西経150度〜西経90度)の3月の海面水温の基準値(1961〜1990年の30年平均値)との差は+0.4℃で、2000年4月以来初めて正の値になった。
     3月の太平洋赤道域の海面水温は、東経165度から西経130度にかけて平年より低く、東経170度から西経170度と西経165度から西経150度には-0.5℃以下の負偏差が見られた。一方、東経130度から東経150度と西経110度から西経85度では平年より0.5℃以上高かった。
     3月の南方振動指数は+0.8(暫定値)であった。(南方振動指数は貿易風の強さの目安であり、正(負)の値は貿易風が強(弱)いことを示す。)

    (4)エルニーニョ現象等の今後の見通し(2001年4月〜2001年10月)
     エルニーニョ監視海域の海面水温は、予測期間中、基準値(1961〜1990年の30年平均値)よりやや高い状態で推移するものと予測される。




  7. 参考資料



 
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