2001年仙台管区気象台発表予報
8月3日発表1ヶ月予報
本情報は仙台管区気象台発表の1ヶ月予報内容をお知らせします.
○8月3日発表 1ヶ月予報(8月4日から9月3日)
向こう1ヶ月の気温、降水量、日照時間、降雪量の各階級の確率(%)。
注)気温・降水量等は、「低い(少ない)」「平年並」「高い(多い)」の3つの階級で予報します。階級の幅は、1971〜2000年の30年間における各階級の出現率が等分(それぞれ33%)となるように決めてあります(気候的出現率と呼びます)。
<予想される天候の特徴(予報期間:8月4日〜9月3日)>
向こう1か月
1週目は、オホーツク海高気圧の影響で、東北太平洋側では曇りの日が多いですが、東北日本海側では概ね晴れるでしょう。2週目以降は太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多いですが、前線や低気圧の影響で天気のぐずつく時期があるでしょう。
東北太平洋側を中心にした気温の低い状態は、2週目には解消する見込みです。
平均気温は平年並でしょう。向こう28日間の平年の晴れ日数:東北地方で約15日
○8月4日(土)から8月10日(金)
オホーツク海高気圧の影響で東北太平洋側では曇りの日が多く、東北日本海側では晴れる日が多いでしょう。 平均気温は低いでしょう。 平年の晴れ日数:東北地方で約4日
○8月11日(土)から8月17日(金)
太平洋高気圧に覆われ平年同様晴れて暑い日が多いでしょう。 平均気温は平年並でしょう。平年の晴れ日数:東北地方で約4日
○8月18日(土)から8月31日(金)
太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日が多いでしょう。前線や低気圧の影響で天気のぐずつく時期がある見込みです。 平均気温は平年並でしょう。平年の晴れ日数:東北地方で約7日
予想される天候に関する循環場の特徴(アンサンブル平均天気図)
・500hPa高度・偏差
月平均で見ると、中緯度帯は広く正偏差。オホーツク海付近は強い正偏差となっており、日本の北で気圧の尾根が発達し、オホーツク海高気圧の影響を受ける時期がある。
週別(図略)では、1週目はサハリン付近の気圧の尾根が顕著で、日本の東は負偏差となっておりオホーツク海高気圧の影響を受けやすい。2週目は、気圧の尾根は解消し、東北地方は太平洋高気圧に覆われる。3〜4週目は、日本付近正偏差で、太平洋高気圧に覆われるが、北日本は等高度線の間隔が狭く、前線や低気圧の影響を受ける時期もある。
・地上気圧と降水量
月平均で見ると、日本のはるか東に中心を持つ太平洋高気圧が、西に張り出す。カムチャッカ半島付近に高気圧があり、北日本はオホーツク海高気圧の影響を受ける時期がある。また、東北日本海側には降水域の中心が見られることから、低気圧や前線の影響を受ける時期がある。
週別(図略)では、1週目はオホーツク海高気圧が顕在化する。2週目はオホーツク海高気圧は不明瞭になり、太平洋高気圧に覆われる。3〜4週目も太平洋高気圧に覆われるが、北日本に降水域の中心があり、低気圧や前線の影響を受ける時期がある。
・北日本850hPa気温平年差の時系列
アンサンブルメンバーの平均は、1週目は平年を下回るが、2週目、3週目は、ほぼ平年並に上昇する。4週目は平年を上回る。
また、各アンサンブルメンバーは2週目以降バラツキが大きい。
東北地方地域平均気温平年差の実況と予測結果
週別の気温は、1週目は「低い」。2週目、3〜4週目共に「平年並」を予測している。
なお、予報の信頼度は大きいと考えるが、この時期は太平洋高気圧の動向や台風など予測の難しい時期であることに留意する必要がある。
最近1週間(7月27日〜8月2日)の天候の経過
この期間27〜28日はオホーツク海高気圧の影響で、東北太平洋側の南部は曇りの所が多かったが、そのほかの地方は概ね晴れた。その後は、前線が東北北部に停滞し、東北北部を中心にぐずついた天気となった。特に31〜1日は東北北部で大雨となり、土砂災害や冠水などが相次いだ。
また、東北太平洋側の北部を中心に気温の低い日が多かった。
平均気温は、東北日本海側で平年差−1.1℃、東北太平洋側で平年差-2.4℃とともに低かった。降水量は、東北北部で平年比226%と多く、東北南部で平年比93%と平年並だった。日照時間は、東北地方で平年比63%と少なかった。
| | 気温偏差(℃) | 降水量(%) | 日照時間(%) |
| 東北全域 | -1.9 | 156 | 63 |
| 東北日本海側 | -1.1 | 121 | 73 |
| 東北太平洋側 | -2.4 | 180 | 57 |
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