2006年仙台管区気象台発表予報

8月24日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月24日発表 3ヶ月予報(9月から11月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>

     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は高い、降水量は平年並か少ないでしょう。

     9月 天気は数日の周期で変わりますが、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い時期があるでしょう。東北地方は平年に比べて晴れの日が多い見込みです。
     気温は高い、降水量は平年並か少ないでしょう。
     10月 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年に比べて晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
     気温は高い、降水量は平年並でしょう。
     11月 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北日本海側は平年に比べて晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
     気温は平年並か高い、降水量は平年並でしょう。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    9月
    10月
    11月
    【降 水 量】
    [東北地方]
    3か月
    9月
    10月
    11月
    凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)

  1. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、日本付近は広い範囲で正偏差域(暖気に対応)に覆われる。このためこの資料からは3か月平均気温は高い傾向が予想される。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    9 月:極東域は広く正偏差(平年より気圧が高い)で、東北地方は高気圧に覆われやすく平年に比べて晴れの日が多い見込み。
    10 月:日本付近の中緯度は東西が高圧部で移動性高気圧に覆われやすい。寒気の南下は少なく天気は数日の周期で変化し、東北日本海側は平年に比べて晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込み。
    11 月:カムチャツカ半島付近が低圧部となり北海道もほぼ負偏差。大陸に高圧部があり日本付近まで張り出すが平年に比べ強くはない。日本付近の等圧線の間隔は広く、高気圧と低気圧が交互に通過する見込み。冬型の気圧配置は一時的で寒気の南下は少なく、東北日本海側は平年に比べて晴れの日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込み。

  2. 循環場の特徴
    8 月:500hPa 高度では、日本付近の中緯度帯は正偏差で、太平洋高気圧は日本付近で強い。一方、日本の南海上は台風が次々と発生したため負偏差が広がっている。
     東北地方は、上旬は太平洋高気圧の影響で晴れて暑い日が多かった。中旬は日本の南海上を台風第10 号がゆっくり西進したため、東北地方には日本の南東海上から台風を廻る暖かく湿った空気が入り込み、東北太平洋側南部では曇りの日が多かった。東北日本海側では山越えのフェーン現象が起きたため晴れて暑い日が続いた。

  3. 最近の天候経過
    8月上旬:1日は梅雨前線や低気圧が本州付近に位置し、東北地方は曇や雨のところが多く、またオホーツク海高気圧や寒気の影響で気温は低かった。2日からは前線が北上し太平洋高気圧に覆われ晴れて気温の高いところが広がった。東北地方は2日ごろ梅雨明けしたと見られる。9日と10日には上空に寒気が入り大気の状態が不安定となったため、局地的に雷雨となった。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北地方でかなり少ない。日照時間は東北地方で多い。

    8月中旬:期間のはじめは上空に寒気が入り込んだため大気の状態が不安定となり、にわか雨や雷のところが多く、山形県では降ひょうにより農作物への被害があった。その後は、日本の南海上をゆっくり進んだ台風第10号の影響により暖かく湿った空気が入り込み、東北太平洋側南部では曇りの日が多く、東北日本海側では晴れの日が多かった。また、東北日本海側を中心にフェーン現象が顕著にみられ、日最高気温が35℃以上を観測するところもあった。18日には暖かく湿った空気が入り込んだため、大気の状態が不安定となり東北北部と東北日本海側を中心に大雨となった。
     平均気温は東北地方で高い。降水量は東北地方で平年並。日照時間は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。

  4. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
    エルニーニョ監視速報(No.167)より抜粋(http://www.jma.go.jp/
     太平洋赤道域の海面水温は、西部から中部にかけて平年より高く、東部ではほぼ平年並だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、西部および中部で正偏差だった。太平洋赤道域の対流活動はほぼ平年並だった。
     エルニーニョ監視海域の海面水温は今後基準値に近い値で推移すると予測され、予測期間中にエルニーニョ現象の発生する可能性は低い。

 
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