2006年仙台管区気象台発表予報

9月25日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○9月25日発表 3ヶ月予報(10月から12月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>

     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は東北地方で平年並または高い確率ともに40%、降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。

     10月 天気は数日の周期で変わりますが、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
     平均気温は東北地方で平年並または高い確率ともに40%です。
     11月 天気は数日の周期で変わり、東北日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多く、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雨の日が多い見込みです。
     平均気温は東北地方で高い確率50%、降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。
     12月 天気は東北日本海側は平年と同様に曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側は天気は数日の周期で変わり、平年に比べて曇りや雨または雪の日が多い見込みです。
     平均気温は東北地方で平年並または高い確率ともに40%、降水量は東北太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    10月
    11月
    12月
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    10月
    11月
    12月
    [東北太平洋側]
    3か月
    10月
    11月
    12月
    凡例:低い(少ない)平年並高い(多い)

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴
     気温降水量
    10 月〜12 月平年並または高い確率がともに40%東北日本海側は各階級の確率の偏りは小さい
    東北太平洋側は平年並または多い確率がともに40%
    10 月平年並または高い確率がともに40%各階級の確率の偏りは小さい
    11 月高い確率50%東北日本海側は各階級の確率の偏りは小さい
    東北太平洋側は平年並または多い確率がともに40%
    12 月平年並または高い確率がともに40%東北日本海側は各階級の確率の偏りは小さい
    東北太平洋側は平年並または多い確率がともに40%

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、日本付近は広い範囲で正偏差域(平年より高度が高く、暖気に対応)に覆われ、中国東北区には強い正偏差域が見られる。このためこの資料からは3か月平均気温は平年並か高い傾向が予想される。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    10 月:大陸から西日本にかけてと南東海上は正偏差(平年より気圧が高い)で、日本の北と南は負偏差(平年より気圧が低い)。気圧の谷は北海道の北や本州の南を通りやすいが東北地方も数日程度の周期で影響を受けることがある見込み。
    11 月:アリューシャン付近は明瞭な負偏差だが、大陸から日本のはるか南海上まで正偏差が広がる。本州以南の等圧線の間隔は広く低気圧と高気圧が交互に通過し、東北日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多く、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。
    12 月:アリューシャン付近は明瞭な負偏差だが、大陸から日本付近は正偏差で、日本海に正偏差の中心がある。日本の北では冬型の気圧配置だが、日本付近の冬型は弱く、低気圧の影響を受けることもある見込み。このため、東北日本海側は平年と同様に曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雨または雪の日が多い見込み。

  3. 循環場の特徴
    9 月:500hPa 高度では、カムチャツカ付近を中心とした正偏差が強い。日本付近は偏差が小さいが、中国東部では負偏差で、西谷傾向。一方、日本の南は正偏差で太平洋高気圧は日本の南岸付近で強いが、台風の影響で負偏差が広がっている。このため、東北地方は低気圧や南岸に停滞した前線、北に偏った高気圧の影響を受けやすく、中旬を中心に、曇りや雨の日が多かった。

  4. 最近の天候経過
    9月上旬:前半は高気圧に覆われ晴れの日が多かった。後半は低気圧や前線が数日の周期で通過し日本海側では天気は数日の周期で変化した。太平洋側は湿った東よりの風の影響も加わり、曇りや雨の日が多かった。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北北部で少なく、東北南部で多い。日照時間は東北地方で多い。

    9月中旬:この期間、前線や気圧の谷、北に偏った高気圧の影響で東北南部を中心に曇や雨の日が多かった。18日は台風第13号が日本海を北上するのに伴い、前線が北上し東北太平洋側を中心に大雨となった。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北日本海側で少なく、東北太平洋側で平年並。日照時間は東北地方で少ない。

  5. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
    エルニーニョ監視速報(No.168)より抜粋(http://www.jma.go.jp/
     太平洋赤道域の海面水温は、中部から東部にかけて平年より高かった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、西部から中部にかけて正偏差だった。太平洋赤道域の対流活動はニューギニア島東方で活発だったことを除き、ほぼ平年並だった。
     エルニーニョ監視海域の海面水温は秋から冬にかけて一時的に基準値よりやや高い値となることはあるものの、概ね基準値に近い値で推移すると予測され、エルニーニョ現象が発生する可能性は低い。

 
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