2007年仙台管区気象台発表予報

1月25日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○1月25日発表 3ヶ月予報(2月から4月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>

     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。東北日本海側の降水量は平年並または少ない確率がともに40%です。東北日本海側の降雪量は少ない確率が50%です。

    2月 東北日本海側は平年に比べ曇りや雪または雨の日が少なく、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雪または雨の日が多いでしょう。  平均気温は高い確率が50%です。降水量は、東北日本海側で少ない確率が50%、東北太平洋側で平年並または多い確率がともに40%です。 3月 東北日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
    4月 東北地方は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    2月
    3月
    4月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    2月
    3月
    4月
    [東北太平洋側]
    3か月
    2月
    3月
    4月
    凡例:少ない平年並多い
    【降 雪 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

     気温降水量
    2 月〜4 月平年並または高い確率ともに40%東北日本海側は平年並または少ない確率がともに40%
    東北太平洋側は各階級の確率の偏りは小さい
    2 月高い確率50%東北日本海側は少ない確率が50%
    東北太平洋側は平年並または多い確率がともに40%
    3 月各階級の確率の偏りは小さい各階級の確率の偏りは小さい
    4 月各階級の確率の偏りは小さい各階級の確率の偏りは小さい
    2 月〜4 月の東北日本海側の降雪量は、少ない確率が50%

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、太平洋中部から東部で負偏差で北日本を偏差の0線が通る。ユーラシア大陸から本州の大部分は正偏差域(平年より高度が高く、暖気に対応)に覆われる。このため、この資料からは3か月平均気温は平年並から高い傾向が予想される。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    2 月:北海道の北部以北で負偏差(平年より気圧が低い)。日本のほとんどは正偏差(平年より気圧が高い)で、冬型の気圧配置は弱い。東北地方は低気圧の影響を受けやすい見込み。
    3 月:日本付近ははるか東海上を中心とした負偏差。北日本では一時冬型の気圧配置になる見込み。
    4 月:3 月に続き日本付近は東海上に中心を持つ負偏差域に覆われるが、等圧線の間隔は広く平年と同様に天気は数日の周期で変わる見込み。

  3. 循環場の特徴
    1 月:500hPa 高度では、極渦は極付近にまとまり北極海は負偏差、極東の高緯度は東シベリアが負偏差となった。日本付近ではバイカル湖付近に中心を持つ正偏差域と、南東海上に中心を持つ正偏差域に覆われた。寒気の南下は弱く、日本付近の冬型の気圧配置は平年に比べ弱かったため、東北地方は気温が高い日が多く降雪量が少なかった。

  4. 最近の天候経過
    1月上旬:期間の前半は冬型の気圧配置が弱く晴れのところが多かったが、期間の後半は低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で雪や雨となるところが多かった。6日夜には低気圧が三陸沖を急速に発達しながら北上し、また7日から8日にかけては強い冬型の気圧配置となって大荒れの天気となり、強風害、強雨害、浸水害、鉄道の運休など各地で被害が出た。6日は大船渡で113.5mm、宮古で117.0mmの日降水量を観測し、1月の極値を更新した。また7日は八戸で34.2m/sの最大瞬間風速を観測し、1月の極値を更新した。
     平均気温は東北北部でかなり高く、東北南部で高い。降水量は東北地方でかなり多い。日照時間は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で多い。

    1月中旬:期間の前半は冬型の気圧配置が続き、東北日本海側では曇りや雪または雨となったところが多く、東北太平洋側沿岸では晴れのところが多かった。期間の後半は時々冬型の気圧配置が弱まり、17日には本州南岸の前線の影響で東北日本海側南部で曇りや雨または雪となったところがあり、20日には高気圧が張り出し晴れのところもあった。
     平均気温は東北北部で平年並、東北南部で高い。降水量は東北地方で少ない。日照時間は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。

  5. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
    エルニーニョ監視速報(No.172)より抜粋(http://www.jma.go.jp/
     太平洋赤道域の海面水温は、ほぼ全域で平年より高く、中部から東部にかけて正偏差が顕著だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、東部で顕著な正偏差が、西部で負偏差が見られた。太平洋赤道域中部の東西風は上層で東風偏差、下層で平年並だった。
     エルニーニョ監視海域の海面水温は、冬は基準値よりやや高い値で推移し、春以降は基準値に近い値で推移すると予測され、現在のエルニーニョ現象は春に終息する可能性が高い。
    エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の先月までの推移と今後の予測

 
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