2007年仙台管区気象台発表予報

2月22日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○2月22日発表 3ヶ月予報(3月から5月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>

     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は高い確率が50%です。降水量は平年並または少ない確率がともに40%です。

    3月 東北日本海側は平年に比べ晴れの日が多く、東北太平洋側は平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。
     平均気温は平年並または高い確率がともに40%です。

    4月 東北地方は平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
     平均気温は高い確率が50%です。降水量は、平年並または少ない確率がともに40%です。

    5月 東北地方は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
     平均気温は高い確率が50%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    3月
    4月
    5月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    3月
    4月
    5月
    [東北太平洋側]
    3か月
    3月
    4月
    5月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

     気温降水量
    3 月〜5 月高い確率が50%平年並または少ない確率がともに40%
    3 月平年並または少ない確率がともに40%各階級の確率の偏りは小さい
    4 月高い確率が50%平年並または少ない確率がともに40%
    5 月高い確率が50%各階級の確率の偏りは小さい

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、日本付近は広い範囲で正偏差域(平年より高度が高く、暖かい空気に対応)に覆われる。このためこの資料からは3か月平均気温は高い傾向が予想される。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    3 月:日本の北で気圧が高く、本州の南岸沿いは前線の影響を受けやすい。冬型の気圧配置は弱く、天気は数日の周期で変化し、東北日本海側は平年に比べて晴れの日が多く、東北太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見込み。
    4 月:北日本は相対的な高圧部。東北地方は高気圧に覆われる日が多く、平年に比べて晴れの日が多い見込み。一時的な寒気や放射冷却で冷え込み、おそ霜のおそれもある。
    5 月:日本の北で負偏差。東北地方は、高気圧に覆われる日が多く、平年同様晴れの日が多い見込み。一時的な寒気や放射冷却で冷え込み、おそ霜のおそれもある。

  3. 循環場の特徴
    2 月:500hPa 高度では、カスピ海付近から日本付近にかけて中緯度帯は強い正偏差(暖かい空気に対応)となっており、東北地方は高温傾向が持続した。
     なお、北極付近は正偏差で寒気は放出傾向となったが、典型的な寒気の放出パターンではなく、寒気は主に北米東部から大西洋側に南下したため、日本付近は引き続き寒気の南下は弱かった。

  4. 最近の天候経過
    2月上旬:4日までは冬型の気圧配置や気圧の谷の通過で、東北日本海側では曇りや雪の日が続き、大雪となるところもあった。その後は冬型の気圧配置は続かず、東北日本海側でも高気圧に覆われ晴れる日もあった。東北太平洋側では、期間を通して晴れの日が多かった。強い寒気の南下はなく、気温の高い日が多かった。  平均気温は東北地方でかなり高い。降水量は東北北部で少なく、東北南部で平年並、日照時間は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。

    2月中旬:冬型の気圧配置は続かず、東北地方の天気は数日の周期で変化した。14日は日本海を低気圧が発達しながら通過したため、雨や雪となり、八甲田山ではなだれにより犠牲者がでた。15日は一時的に冬型の気圧配置が強まり、大雪や暴風雪、高波となった。
     平均気温は東北地方で高い。降水量は東北地方で多い。日照時間は東北北部で平年並、東北南部で多い。

  5. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
    エルニーニョ監視速報(No.173)より抜粋(http://www.jma.go.jp/
    ・太平洋赤道域の海面水温は、全域で平年より高く、日付変更線付近と東部で正偏差が顕著だったが、中部では正偏差が弱まった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られ、エルニーニョ現象の衰退期に現れる特徴を呈していた。
    ・エルニーニョ監視海域の海面水温は、今後基準値に近づき、春から夏にかけて基準値に近い値で推移すると予測される。現在のエルニーニョ現象は、春には終息する見込みである。

    エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の先月までの推移と今後の予測

 
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