2007年仙台管区気象台発表予報

5月24日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月24日発表 3ヶ月予報(6月から8月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>

     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は、高い確率が50%です。

    6月 東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
     気温は、平年並または高い確率がともに40%です。

    7月 東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
     気温は、平年並または高い確率がともに40%です。

    8月東北地方は平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
     気温は、平年並または高い確率がともに40%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    6月
    7月
    8月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北地方]
    3か月
    6月
    7月
    8月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

     気温降水量
    6 月〜8 月高い確率が50%各階級の確率の偏りは小さい
    6 月平年並または高い確率がともに40%各階級の確率の偏りは小さい
    7 月平年並または高い確率がともに40%各階級の確率の偏りは小さい
    8 月平年並または高い確率がともに40%各階級の確率の偏りは小さい

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、日本付近は広い範囲で正偏差域(平年より高度が高く、一般に暖気に対応)におおわれる。このため3か月平均気温は高い傾向が予想される。
     なお、オホーツク海付近も平年に比べて高度が高く、一時的にはオホーツク海高気圧が発生して、東北太平洋側を中心に冷たく湿った東風の影響をうける可能性はある。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    6 月:太平洋高気圧は日本の南東海上で強い。時々前線を北に押し上げ、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。
    7 月:日本付近は正偏差(気圧が高い)。太平洋高気圧の勢力は強く、東北地方は高温傾向。前線が北へ押し上げられて、東北地方に停滞することもあり、天気は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。
    8 月:日本付近は正偏差で太平洋高気圧は北へ張り出す。東北地方は太平洋高気圧におおわれ晴れの日が多い見込み。ただし、一時的な前線の南下や湿った南東風の影響で天気がぐずつくこともある見込み。

  3. 循環場の特徴
    5 月:500hPa 高度では、日本付近は谷場となっており、気圧の谷が北日本を短い周期で通過した。このため東北地方は北部を中心に曇りや雨の日が多かった。また、日本付近は負偏差で一般には寒気に対応するが、低気圧や気圧の谷が日本海から北日本を通過することが多く、低気圧に向かって南から暖かい空気が入りやすかったため、気温は高い日が多かった。

  4. 最近の天候経過
    5月上旬:低気圧や気圧の谷が短い周期で通過した。低気圧や気圧の谷は日本海を進むことが多く、東北北部は曇りや雨の日が多かったが、東北南部は晴れの日が多かった。また、東北地方へは南から暖かい空気が入り、気温はかなり高かった。
     平均気温は東北地方でかなり高い。降水量は東北日本海側で少なく、東北太平洋側で多い。日照時間は東北北部で少なく、東北南部で平年並。

    5月中旬:低気圧や寒気を伴った気圧の谷が短い周期で通過した。このため、東北地方は北部を中心に曇りや雨の日が多く、気温は低めに経過した。
     平均気温は東北地方で低い。降水量は東北北部で多く、東北南部で少ない。日照時間は東北北部でかなり少なく、東北南部で平年並。

  5. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
    エルニーニョ監視速報(No.176)より抜粋(http://www.jma.go.jp/
    ・太平洋赤道域の海面水温は、東部で顕著な負偏差、西部で顕著な正偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温では、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られた。中部の大気下層では東風偏差が持続し、ラニーニャ現象に向かう時期の特徴を示している。
    ・エルニーニョ監視海域の海面水温は、今後下降し、夏から秋にかけて基準値より低い値で推移すると予測され、今後1、2か月の内にラニーニャ現象が発生する可能性が高い。

    エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の先月までの推移と今後の予測

 
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