2008年仙台管区気象台発表予報

11月25日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○11月25日発表 3ヶ月予報(12月から2月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     東北日本海側の降雪量は、平年並または少ない確率がともに40%です。
     なお、12月は気温が低くなるおそれがあります。

    12月 東北日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

    1月 東北日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雪または雨の日が多い見込みです。
     気温は、平年並または高い確率がともに40%です。東北太平洋側の降水量は、平年並または多い確率がともに40%です。
     
    2月 東北日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、東北太平洋側は平年に比べて曇りや雪または雨の日が多い見込みです。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    12月
    1月
    2月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    12月
    1月
    2月
    [東北太平洋側]
    3か月
    12月
    1月
    2月
    凡例:少ない平年並多い
    【降 雪 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

     気温降水量
    12〜2 月各階級の確率の偏りは小さい各階級の確率の偏りは小さい
    12 月各階級の確率の偏りは小さい各階級の確率の偏りは小さい
    1 月平年並または高い確率がともに40%東北日本海側では各階級の確率の偏りは小さい。
    東北太平洋側では平年並または多い確率がともに40%
    2 月各階級の確率の偏りは小さい各階級の確率の偏りは小さい
    12〜2 月の東北日本海側の降雪量は、平年並または少ない確率がともに40%

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による大気の流れの予報
    3 か月平均の500hPa 高度と偏差の予想図:
     予想図では、極うずは北極付近にまとまり、極付近は負偏差(平年より高度が低く、一般に寒気に対応)で北極振動は寒気蓄積傾向。中緯度帯はロシア西部と北米西部を除き広く正偏差(平年より高度が高く、暖気に対応)となり、日本付近も弱い正偏差となる。

    月別の地上気圧と偏差の予想図
    12 月:シベリア高気圧、アリューシャン低気圧ともに強い。日本は千島近海に中心を持つ負偏差となる。冬型の気圧配置となる日が多く、強い寒気の影響を受ける見込み。
    1 月:日本付近は負偏差だが、シベリア高気圧、アリューシャン低気圧ともに弱い予想。冬型の気圧配置は一時的となる見込み。日本の南海上は広く負偏差で、低気圧が通りやすく東北太平洋側で降水量が多い傾向が予想される。
    2 月:1 月と同様にシベリア高気圧、アリューシャン低気圧はともに弱く、冬型の気圧配置は長続きしない見込み。日本の南海上は負偏差で、低気圧が通りやすい傾向が予想される。

  3. 循環場の特徴
    11 月(20 日まで):500hPa 高度では、中緯度帯は波列が見られ、日本付近は中国東北区に中心を持つ負偏差となり、西谷傾向となった。東北地方は、中旬の前半に高気圧におおわれる日が続いたものの、その他の期間は気圧の谷や寒気の影響を受ける日が多かった。

  4. 最近の天候経過
    11 月上旬:気圧の谷や寒気の影響により、東北日本海側を中心に曇りや雨の日が多かった。2日には、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過し大気の状態が不安定となり、秋田県で竜巻による被害があった。冬型の気圧配置となった4 日には青森で、8 日には盛岡で初雪が観測された。
     平均気温は東北地方で高い。降水量は東北北部で平年並、東北南部で少ない。日照時間は東北地方で少ない。

    11 月中旬:期間の前半は、移動性高気圧の影響で東北北部を中心に晴れの日が多かった。期間の後半は、低気圧や気圧の谷、寒気の影響で曇りや雪または雨となる日が多く、19 日から20 日にかけては東北地方の上空に真冬並みの寒気が入り、東北北部や東北日本海側の山沿いを中心に大雪となったところがあり、平地でも積雪となった。青森県では交通障害などが発生した。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。日照時間は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。

  5. 太平洋赤道域の海水温等の状況、及びエルニーニョ現象等の今後の見通し
     エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に近い値だった。太平洋赤道域の海面水温は、西部で正偏差、中部で負偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部から東部にかけて負偏差、西部で正偏差だった。
     エルニーニョ監視海域の海面水温は、今後基準値に近い値で推移すると予測される。今後冬にかけてエルニーニョ現象あるいはラニーニャ現象が発生する可能性は低い。

    エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の先月までの推移と今後の予測

 
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