2011年仙台管区気象台発表予報

4月25日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○4月25日発表 3ヶ月予報(5月から7月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    5月 天気は数日の周期で変わるでしょう。

    6月 天気は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    7月 天気は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    5月
    6月
    7月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北地方]
    3か月
    5月
    6月
    7月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

    5〜7月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。
    5月気温は、各階級の確率の偏りは小さい。
    降水量は、東北日本海側で各階級の確率の偏りは小さく、東北太平洋側で平年並または少ない確率ともに40%です。
    6月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。
    7月気温は、各階級の確率の偏りは小さい。
    降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。

  2. 暖候期予報の見直しについて
     最近の天候経過と新しい予測資料をふまえ暖候期の天候について検討しましたが、2月24日に発表した暖候期予報の内容に変更はありません。

  3. 数値予報(アンサンブル予報)による海洋と大気の流れの予報
     熱帯域の海面水温偏差(右上図)は、東部太平洋赤道域で明瞭な正偏差でエルニーニョ現象の発生を示唆している。これは予報期間後半の高温予測を強く反映してのものだが、春にラニーニャ現象が終息に向かうときの夏の同海域の海面水温の予測は特に不確定性が大きいため、割り引いて評価する。すなわち、春のうちにラニーニャ現象が終息し、その後はエルニーニョ現象でもラニーニャ現象でもない「平常」の状態となる可能性が大きい。
     500hPa 高度(右中図)は広く正偏差だが、日本付近の偏差は小さい。地球温暖化などの影響による近年の高温傾向もあって、東北地方では低温となる可能性は小さい。
     海面気圧(右下図)は、偏差が小さくこの時期の天候に影響を与える梅雨前線、太平洋高気圧、オホーツク海高気圧ともに、平年からの偏りは小さい。

    月別の海面気圧予想図(図略)などからは、
    5月:高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わる見込み。
    6月:低気圧や前線、オホーツク海高気圧の影響で、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想される。
    7月:低気圧や前線、オホーツク海高気圧の影響で、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想される。

  4. 最近の天候経過
    4月上旬:この期間、高気圧におおわれて晴れの日が多かった。2 日に寒冷前線が東北地方を通過した後、一時冬型の気圧配置となり東北日本海側では曇りや雪となった。8 日から9 日にかけて寒冷前線が東北地方を通過し、青森県や秋田県で大雨となったところがあった。気温は、期間の前半は寒気の影響で平年を下回り、期間の後半は暖気の影響で平年を上回るなど変動が大きかった。
     平均気温は東北日本海側で低く、東北太平洋側で平年並。降水量は東北日本海側で少なく、東北太平洋側でかなり少ない。日照時間は、東北日本海側で平年並、東北太平洋側でかなり多い。

    4月中旬:この期間、高気圧におおわれて晴れの日が多かった。16 日に寒冷前線が東北地方を通過し、青森県や秋田県で大雨となったところがあった。19 日から20 日にかけて低気圧が関東の南岸と日本海からそれぞれ三陸沖に進んだ影響で雨や雪となり、東北太平洋側を中心に大雨となったところがあった。気温は、期間のはじめと終わりは寒気の影響で平年を下回り、期間の中頃は暖気の影響で平年を上回るなど変動が大きかった。
     平均気温は東北北部で平年並、東北南部で低い。降水量は東北地方で平年並。日照時間は東北北部で平年並、東北南部で多い。

  5. 循環場の特徴
    4月(20日まで):500hPa 高度は、ヨーロッパの強い正偏差から日本の東にかけて正偏差と負偏差が交互に並ぶ波列が見られ、日本付近は南東海上を中心とする負偏差におおわれた。日本の西は正偏差、東は負偏差で東谷となり、日本付近には寒気が流れ込みやすかった。
     東北地方は、上旬の前半、中旬の中頃に寒気の影響を受け、また暖気の影響を受けた時期もあって気温の変動が大きかった。
     
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