2011年仙台管区気象台発表予報

4月25日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○4月25日発表 3ヶ月予報(4月から6月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
     この期間の平均気温は、平年並または高い確率ともに40%です。


    4月 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、東北太平洋側で平年並または少ない確率ともに40%です。

    5月 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北地方は平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    6月 東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    4月
    5月
    6月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    4月
    5月
    6月
    [東北太平洋側]
    3か月
    4月
    5月
    6月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴

    4〜6月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。
    4月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    降水量は、東北日本海側で各階級の確率の偏りは小さく、東北太平洋側で平年並または少ない確率ともに40%です。
    5月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。
    6月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    降水量は、各階級の確率の偏りは小さい。

  2. 暖候期予報の見直しについて
     最近の天候経過と新しい予測資料をふまえ暖候期の天候について検討しましたが、2月24日に発表した暖候期予報の内容に変更はありません。

  3. 数値予報(アンサンブル予報)による海洋と大気の流れの予報
     熱帯域の海面水温偏差は、東部太平洋赤道域で正偏差となっているが、春にラニーニャ現象が終息に向かう時の夏の同海域の海面水温の予測は特に不確実性が大きいため割り引いて評価する。ラニーニャ現象は春に終息し、夏の太平洋赤道域の海面水温は平常の状態が続く可能性が高いと見る。一方、フィリピンの東海上では正偏差となっており、期間の前半にこの正偏差は明瞭である。これに対応してフィリピンの東では対流活動が活発で、低気圧性の風が強くなり、日本付近へ流れ込む南からの暖かい空気が平年に比べて弱い傾向となる。南北の温度傾度が小さく低気圧が発達しにくいため、東北太平洋側では4 月は多雨になる可能性は小さい。
     500hPa 高度は、北極付近の寒気が大西洋方面に南下しやすく、アリューシャン近海には明瞭な正偏差があって、正偏差はバイカル湖方面に伸びている。日本付近も大きな偏差ではないが正偏差が予想されている。地球温暖化などの影響による近年の高温傾向もあって、東北地方では低温になる可能性は小さい。
     海面気圧は、日本付近の等圧線の間隔が広く、4 月や5 月は低気圧と高気圧が交互に通ると予想される。高気圧は東北地方より南を通る傾向がある。

     月別の海面気圧予想図(図略)などからは、

    4月:低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わる見込み。東北地方は平年と同様に晴れの日が多いと予想される。
    5月:低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わる見込み。東北地方は平年と同様に晴れの日が多いと予想される。
    6月:低気圧や前線の影響で、東北地方は平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想される。

  4. 最近の天候経過
    3月上旬:冬型の気圧配置となる日が多かった。東北日本海側では曇りや雪または雨の日が多く、大雪となった日があった。東北太平洋側では晴れの日が多かった。
     平均気温は東北地方で低い。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。日照時間は東北日本海側でかなり少なく、東北太平洋側で少ない。

    3月中旬:日本の南海上を通る高気圧と気圧の谷が交互に通過し、東北北部では曇りや雪または雨の日が多く、東北南部では天気が周期的に変わった。期間の後半は強い寒気が南下して一時冬型の気圧配置となり、大雪となった日があった。また、寒暖の変動が大きかった。
     平均気温は東北地方で平年並。降水量は東北日本海側で多く、東北太平洋側で平年並。日照時間は東北北部で少なく、東北南部で平年並。

  5. 循環場の特徴
    3月(20日まで):500hPa 高度は、ベーリング海にブロッキング高気圧が形成され、日本付近は谷が深まり負偏差となった。いくつかの低気圧がオホーツク海付近で発達し、日本付近には寒気が流れ込みやすく、冬型の気圧配置が強かった。
     東北地方は、上旬の中頃、中旬のはじめ、中旬の後半に強い寒気の影響を受けた。また、気温の変動が大きかった。
     
    GotoHome Prev Next Return Opinion
    reigai@ml.affrc.go.jp