2012年仙台管区気象台発表予報

5月24日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○5月24日発表 3ヶ月予報(6月から8月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。

    6月 平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

    7月 平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。

    8月  東北日本海側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。東北太平洋側では、天気は数日の周期で変わる見込みです。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    6月
    7月
    8月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北地方]
    3か月
    6月
    7月
    8月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴
     各階級の確率の偏りが小さい場合は記述していない。

    6〜8月 
    6月 
    7月 
    8月 

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による海洋と大気の流れの予報
     海面水温は、太平洋中部から東部の赤道域で明瞭な正偏差でエルニーニョ現象の発生を示唆している。しかし、今回の予測には不確定性が大きいと見られ、明瞭な正偏差となりエルニーニョ現象が発生する可能性はあるものの、平年程度が維持されエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となる可能性の方がより大きいと見る。
     熱帯の対流活動は、海面水温の偏差パターンを反映し太平洋中部赤道域で平年より活発となり、500hPa 高度では本州付近から日本の東海上にかけて負偏差で、北・東日本への太平洋高気圧の張り出しが平年より弱く、エルニーニョ現象時の特徴と一致している。この特徴は、赤道域の海面水温の予想の不確定性から割り引いて考え、全国的におおむね平年と同様の天候経過を見込むが、北・東日本では期間後半に太平洋高気圧の張り出しが平年より弱く前線や低気圧の影響を受けやすくなる可能性を多少考慮する。
     なお、日本付近へのチベット高気圧の張り出し、オホーツク海高気圧の影響は平年程度と見込む。

    月別の予想
    6月:台湾付近から日本の南、日本の東は負偏差で、低気圧や前線がこの付近を通りやすい。低気圧や前線の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。
    7月:本州付近より南は負偏差で、梅雨前線は本州付近に北上する。低気圧や前線の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。
    8月:東北地方付近から東海上にかけて負偏差だが、不確定性から割り引いて考える。周期的に気圧の谷の影響を受け、東北日本海側では平年と同様に晴れの日が多く、東北太平洋側では天気は数日の周期で変わる見込み。

  3. 最近の天候経過
    5月上旬:この期間、低気圧の影響で曇りや雨の日が多かった。期間のはじめを中心に暖かい空気におおわれ気温は高くなった。3 日から5 日にかけては、低気圧が本州の南岸から東北地方を北上した影響で各県で大雨となり、福島県、宮城県、岩手県で日降水量200 ミリを超えたところがあった。6 日は大気の状態が不安定となり、福島県で大雨となったところがあった。10 日は低気圧が三陸沖を北東に進んだ影響で、青森県と岩手県で大雨となったところがあった。
     平均気温は高い。降水量はかなり多い。日照時間はかなり少ない。

    5月中旬:期間のはじめは高気圧におおわれたが、東北日本海側を中心に寒気の影響を受けた。期間の中頃は低気圧の影響を受け、期間の終わりは高気圧におおわれた。このため、東北日本海側では曇りや雨の日が多く、気温が低くなった。東北太平洋側では晴れの日が多かった。12 日は気圧の谷の影響で、秋田県で大雨となったところがあった。17 日から18 日にかけては、低気圧が関東付近を通過した影響で、福島県で大雨となったところがあった。
     平均気温は東北日本海側で低く、東北太平洋側で平年並。降水量は東北北部で少なく、東北南部で平年並。日照時間は、東北日本海側で少なく、東北太平洋側で多い。

  4. 循環場の特徴
     5月(20日まで):500hPa 高度は、偏西風の蛇行が見られ、日本付近は負偏差となる一方、オホーツク海付近は正偏差となった。 東北地方は、上旬を中心に低気圧や上空の寒気の影響を受け、曇りや雨の日が多く、大雨となった日があった。
     
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