2012年仙台管区気象台発表予報

8月23日発表3ヶ月予報



 本情報は仙台管区気象台発表の3ヶ月予報内容をお知らせします.

○8月23日発表 3ヶ月予報(9月から11月までの天候見通し)

    <予想される向こう3か月の天候>
     向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。

    9月 天気は数日の周期で変わるでしょう。東北太平洋側では、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
     気温は、平年並または高い確率ともに40%です。

    10月 天気は数日の周期で変わるでしょう。

    11月 東北日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東北太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。

    <向こう3か月の気温、降水量の各階級の確率(%)>
    【気  温】
    [東北地方]
    3か月
    9月
    10月
    11月
    凡例:低い平年並高い
    【降 水 量】
    [東北日本海側]
    3か月
    9月
    10月
    11月
    [東北太平洋側]
    3か月
    9月
    10月
    11月
    凡例:少ない平年並多い

  1. 向こう3か月の確率予報の特徴
     各階級の確率の偏りが小さい場合は記述していない。

    9〜11月 
    9月気温は、平年並または高い確率ともに40%です。
    10月 
    11月 

  2. 数値予報(アンサンブル予報)による海洋と大気の流れの予報
     海面水温は、太平洋中部から東部の赤道域で平年より高く、エルニーニョ現象が継続する予想である。エルニーニョ現象が日本付近の大気に及ぼす影響は11 月にかけて次第に強まる見込み。
     熱帯の対流活動は、エルニーニョ現象時の特徴を示し、太平洋中部から東部の赤道域で平年より活発となり、インド洋東部からインドネシア付近では不活発となる。これを反映し、亜熱帯ジェット気流はユーラシア大陸から日本にかけて平年より南を流れる見込み。一方、通常のエルニーニョ現象時とは異なり、フィリピンの東では対流活動が活発な状態が10 月頃まで続き、日本の南で太平洋高気圧が平年より強い予想。
     500hPa 高度(中図)は、北緯40 度付近で偏西風の蛇行が明瞭でバイカル湖の西で正偏差、華北から日本付近で負偏差となる。亜熱帯ジェット気流が平年より南を流れるため、日本付近では帯状に負偏差となっている。太平洋高気圧は日本の南で平年より強く、その北側の日本付近は気圧の谷となる見込み。東北地方ではおおむね平年程度の天候を見込むが、10 月は寒気の影響を受けやすいと見る。

    月別の予想(下図)
    9月:日本の南で太平洋高気圧が平年より強い。東北地方は高温傾向で月のはじめは残暑が厳しい。秋雨前線の影響は月の前半は弱く、後半はやや強い予想。天気は数日の周期で変わるが、東北太平洋側では平年と同様に曇りや雨の日が多い見込み。
    10月:太平洋高気圧は日本の南で平年より強く、その北側の日本付近は気圧の谷となる。カムチャツカ半島から北日本にかけて負偏差域におおわれる。寒気の影響を受けやすく、やや低温傾向が予想される。南からの暖かく湿った気流が弱く、東北太平洋側の降水量はやや少ない傾向。天気は数日の周期で変わる見込み。
    11月:アリューシャン近海から日本付近にかけて負偏差域におおわれる。アリューシャン低気圧は平年より強く、一時的に西高東低の冬型の気圧配置となる。東北日本海側では平年と同様に曇りや雨または雪の日が多く、東北太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込み。

  3. 最近の天候経過
    8月上旬:この期間、高気圧におおわれて晴れの日が多かったが、東北太平洋側の北部では湿った東よりの風や日本の東に停滞した気圧の谷の影響を受けて曇りの日が多かった。6 日は上空に寒気が入り大気の状態が不安定となって東北北部を中心に大雨となった。気温は、期間の前半は平年より高く、期間の後半は平年より低かった。
     平均気温は平年並。降水量は東北北部で少なく、東北南部でかなり少ない。日照時間は東北北部で平年並、東北南部で多い。

    8月中旬:期間の中頃までは気圧の谷や前線が次々と通過し、変わりやすい天気となった。期間の終わりは高気圧におおわれて晴れた。13 日から14 日にかけては日本海の前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北日本海側を中心に大雨となった。また、12 日と16 日から20 日にかけては大気の状態が不安定となり、局地的に大雨となった。
     平均気温は高い。降水量は東北日本海側で平年並、東北太平洋側で少ない。日照時間は東北北部で多く、東北南部で平年並。

  4. 循環場の特徴
     8月(20日まで):500hPa 高度は、モンゴルからカムチャツカの東にかけて帯状に正偏差で、本州付近は日本の東に中心を持つ太平洋高気圧におおわれた。高緯度帯でジェット気流の蛇行がみられ、北日本に寒気が南下した時期があった。
     東北地方は、上旬は太平洋高気圧におおわれ晴れの日が多かった。中旬は中頃まで気圧の谷や湿った気流の影響を受け、局地的に大雨となったが、中旬の終わりは太平洋高気圧が再び強まり、晴れて気温が高くなった。
     
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