水稲冷害研究チーム

1997年東北稲作動向(新聞記事等から)


1997年東北稲作動向(新聞記事等から)

 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料課長下川さんにご協力をいただいています.


6月


 
−−−−−−−−−   上旬   −−−−−−−−−


○ 6月3日(火)あぜみち通信(1):水稲生育地域でばらつき
田は一面薄緑色に染まり、今年も米づくりの季節がやってきた。当面は順調な天候が続くと思われていたが、早くも低温に見舞われ異常気象への不安がよぎる。大冷害の教訓を生かし、日々の稲作の参考にしてもらおうと、東北6県の農家の協力を得て、水稲の生育状況や天候の変化を追って、現場から隔週で報告する。 (日本農業新聞)

○ 6月3日(火)水稲おおむね順調、宮城県
県農政部は2日、今年初めての水稲の生育状況調査を行った。草丈や葉数の県平均は平年並みとなっており、同部は「おおむね順調な生育」とみている。5月中旬半ばから下旬にかけての日照不足や、5月下旬の低温傾向の影響が懸念されたが、今のところ、生育の遅れは見られないという。田植えが遅かった三陸沿岸地区などは、5月中、下旬の不順な天候の影響を幾分受けたが、県農政部は「これからの天候次第ですぐ追いつく」としている。
(河北新報)

○ 6月4日(水)東北地方、日照不足に警戒
仙台管区気象台は3日、東北地方の太平洋側で、ここしばらく日照時間が少なく、北部を中心に気温の低い状態が続くという気象情報を発表、農作物の管理に注意を呼びかけた。ここしばらくは東よりの冷たい風が入りやすく、日照時間が少なくなり、北部を中心に日中の最高気温が平年より4度以上低くなるところがある見込みという。
(日本農業新聞)

○ 6月5日(木)低温、日照不足続く
東北北部の太平洋側を中心に、向こう1週間ほどは低温と日照不足の状態が続きそう(仙台管区気象台)で、各県は水稲の水管理や野菜などの病害防除に細心の注意を払うよう呼びかけている。
(日本農業新聞)

○ 6月5日(木)北海道と東北、やませに注意
東北や北海道地方にやませを吹かせるオホーツク海高気圧が日本の東海上に居座るため、仙台管区気象台や帯広測候所は4日、北海道の十勝地方や東北の太平洋側で「低温と日照時間の少ない状態が週末まで続きそう」との気象情報を発表、農家に栽培管理への注意を呼びかけている。
(日本農業新聞)

○6月6日(金)北日本で低温寡照続く
気象庁は5日、北海道の太平洋側とオホーツク海側、東北の太平洋側に、今後も数日から1週間程度低温・日照不足が見込まれるとして注意を呼びかけた。同庁の観測によると、北日本では先月半ば以降、上空に寒冷低気圧が停滞したことなどにより、太平洋側を中心に広範囲に寒気が流入。このため、先月15日から今月4日まで、北海道の帯広市では日照時間が平年の21%、平均気温も平年比マイナス3.4度を記録するなど低温と日照不足が続いている。低温は今後4日間程度、日照不足は1週間程度続く見込みで、農作物の管理などに注意が必要としている。
(日本農業新聞)

○ 6月6日(金)水稲直播7,300ヘクタール、96年実績
農水省は5日までに、1996年の水稲直播栽培の普及実績をまとめた。全国の栽培面積は7,300ヘクタールで、前年より115ヘクタール減少した。5割強を占める岡山県で約500ヘクタール減ったことが大きな理由。山形、福島などは大幅に伸びた。地域別では、北海道185ヘクタール、東北731ヘクタール、関東693ヘクタール、北陸476ヘクタール、東海470ヘクタール、近畿254ヘクタール、中国・四国3986ヘクタール、九州533ヘクタールとなっている。
(日本農業新聞)

○ 6月7日(土)不順天候で対策本部、JA青森四連
5月下旬から続いている異常低温により、県南地方を中心に稲作をはじめ農作物の生育に遅れが出始めているため、JA青森四連は6日、不順天候対策本部を設置した。同本部では次の対策を講じている。 (日本農業新聞)

○ 6月7日(土)てんき西から東へ
四国、九州南部、南西諸島を除いた各地では、梅雨入りも間近な時期を迎え、梅雨前線が次第に北上し活発になる。このため、全国的に雨の降りやすい天気が続く。前半、北海道では寒冷低気圧が通過するため、雷雨のところがありそう。来週末にかけては一時的に太平洋高気圧の勢力が強まり、北日本を含んで全国的に晴れて、気温が上がる見込み。これはすぐに解消し、南海上に梅雨前線が停滞して、梅雨空が戻る。北日本の太平洋側は低温と日照不足に注意。
北半球の大気の流れは、概ね4波長となっている。シベリヤ付近の寒気は東に移動するが、大陸で暖められるため、北海道に近づく頃には弱まる見込み。また、北極を中心とした零下33度の寒気は、この時期としてはほぼ平年並みとなっている。
(日本農業新聞)

○ 6月7日(土)気温、雨量平年並み
気象庁は6日、向こう1か月の予報を発表した。全国的に平均気温、降水量、日照時間は平年並みになると予測している。このため、平年並みの梅雨入りになりそうだ。(詳しくは仙台管区気象台発表1か月予報を参照)
(日本農業新聞)

○ 6月7日(土)青森県が連絡会議を設置
5月下旬から低温が続き、水稲など農作物の生育に影響が出ていることから、県農林部は「農作物不順天候対策連絡会議」を、県農協4連も「不順天候対策本部」をいずれも6日付けで設置した。県の連絡会議は2年連続、農協4連の対策本部は作況指数「28」の凶作に見舞われた平成5年以来、4年ぶりの設置となる。水稲は、西北五、東青、県南地方で全般に葉色が淡く、葉先枯れが見られるほか、徒長軟弱苗で代枯れが見られる。
(東奥日報)

○ 6月8日(日)最高気温4月下旬並み、青森県
7日の青森県内は最高気温が各地とも平年より7度前後低く、4月下旬並みの肌寒い天候となった。青森地方気象台は同日、「低温と日照不足に関する県気象情報」を発表した。県内はオホーツク海高気圧からの冷たい気流の影響で、9日頃まで日照時間が少なく、最高気温が平年より4度以上低くなると見込まれている。農作物の管理などに注意を呼びかけている。
(東奥日報)

○ 6月8日(日)この肌寒さいつまで、岩手県
県内は「低温」から脱しきれないでいる。7日はオホーツク海高気圧から冷たい風が吹き込み、県北や沿岸は4月下旬並みの肌寒さ。盛岡地方気象台は同日、低温と日照不足に関する県気象情報2号を出した。暖房を手放せない家庭も多く、灯油の注文は増えるばかり。県内は今後1週間はぐずつく見込み。
(岩手日報)

○ 6月10日(火)水稲管理万全に
東北各地では5月中旬以来の低温により、各地の水稲の生育に影響が出ている。今後しばらく大きな天候の回復が期待できないため、農家は栽培管理に十分な注意が必要となる。岩手県金ヶ崎のJA金ヶ崎町では5日現在、「ひとめぼれ」で草丈22.3cm(平年23.1cm)、平方メートル当たり茎数131.3本(同217.8本)、葉齢5.2(同5.9)となっている。平年に比べ生育は3〜5日の遅れで、特に茎数の少ない状態を警戒している。
(日本農業新聞)

○ 6月10日(火)東北地方が梅雨入り
仙台管区気象台は9日、平年に比べて早く東北地方の梅雨入りを発表した。7月には低温が見込まれ今年の梅雨は長引きそうだ。梅雨入りは平年に比べて南部は3日、北部は5日それぞれ早い。梅雨明けは平年より遅れて南部が7月23日、北部が同26日の見込み。
(日本農業新聞)

○ 6月10日(火)冷害の予兆?もうきのこ、岩手県北上市
このところの不順な天候で稲の生育が悪いが、農水省盛岡食糧事務所水沢支所では、季節はずれのハツタケを前に「冷害の予兆では」と作柄を心配している。同支所業務第一課長が8日、北上市で直径15cmのハツタケ4個を発見。9月に発生するのが普通だが、このところの低温の影響で発生したらしい。同課長は「1993年の凶作年にも、いまごろハツタケを採った。冷害にならなければいいが」と話している。
(日本農業新聞)

○ 6月10日(火)稲の生育1週間遅れ、岩手県
長引く低温、日照不足の影響で、県内の水稲の生育が遅れ気味。県農業研究センターの江刺市、軽米町にある圃場では1週間程度の遅れが出ている。県内は苗が枯れるなどの深刻な被害は出ていないが、早い梅雨入りで一層の生育の遅れも心配される。16日に恒例の全県一斉の生育調査を行うが、県は水管理の徹底などを呼びかけている。
(岩手日報)
 
−−−−−−−−−   中旬   −−−−−−−−−


○6月11日(水)豊作願い「虫送り」岩手県胆沢町
胆沢町で、戦前から伝わる田畑の害虫を追い払い豊作を願う昔ながらの「虫送り」の行事が行われた。作物の生育が盛んになる夏は、農薬のなかった時代には害虫が大量に発生する季節でもあった。害虫が発生するのは悪い神、悪い霊の仕業と考えられ、田植えが一段落した時期に、虫の害を取り除くための祈願行事として虫送りが各地で行われていた。
(盛岡タイムス)

○ 6月11日(水)異常気象の対策本部、岩手県東和町
東和町は10日、町長を本部長とする「町農業異常気象災害防止対策本部」を設置した。県内では、低温と日照不足が続いており、大凶作となった1993年の状況と似てきた。このため、早めに対策を講じ、農家に注意を呼びかけていく。今年の異常気象に関して対策本部ができるのは、県内では初めてという。
(岩手日報、読売新聞)

○ 6月11日(水)10日以上の生育遅れ、青森県
青森県は10日、県内39ヶ所の水稲生育観測圃で、今年1回目の生育調査を行った。この結果、県内全域で生育に遅れがみられ、やませの影響で低温続きの県南地方では、一部で過去3年間の生育に比べ、1週間以上も遅れていることがわかった。県農業技術課は今後の天候次第で生育遅れの回復は十分可能とみており、低温時には深水管理の徹底を呼びかけている。ただ、日照不足と低温のため害虫のイネミズゾウムシや、イネドロオイムシの発生も確認されており、適期防除が必要だ。
(東奥日報)

○ 6月11日(水)宮城県、葉いもち注意報
県農政部は10日、葉いもちが平年より早く県内の水田で確認されたことなどから、「今後蔓延する恐れがある」として注意報を出した。葉いもちは今月3日、白石市内の水田で確認された。発生は5月28日と推定され、平年より14日早く、最近10年間で最も早い時期になる。補植用苗からも、8ヶ所で発生が確認された。
(河北新報)

○ 6月12日(木)3,4日の生育遅れ、宮城県
県農政部は11日、水稲の生育状況調査(10日現在)の結果を取りまとめた。5月下旬以降の低温傾向と日照不足の影響で、草丈や茎数、葉数の県平均はいずれも平年を下回り、「3,4日程度の生育遅れ」となっている。地域別では三陸沿岸地帯と山間高冷地で影響が目立つ。
(河北新報)

○ 6月12日(木)最大で7〜8日遅れ、青森県特別指導チーム編成
県農林部は10日に行った生育調査結果を発表した。県内全域で生育に遅れが出ており、下北半島の太平洋側地域では7〜8日遅れていた。県は水管理を徹底するため、農業改良普及センターのほか農業試験場や専門技術員を加えた「特別指導チーム」を編成、巡回指導の強化に乗り出すことを決めた。
(東奥日報)

○ 6月13日(金)水稲湛水直播、倒伏対策は根に着目、農水省東北農試
水稲の湛水直播の「転び型倒伏」を研究している東北農業試験場水田利用部は、このタイプの倒伏に強い外国品種と国産品種を比較し、根張りや根量の差、土壌の性質などが株を支える力にはねかえっていることを明らかにした。その上で、種まき密度や種の深さ、土壌の硬さがどのような状態だと倒れにくいかを予測するモデル計算式を考案。
(日本農業新聞)

○ 6月13日(金)作物に生育遅れ、北海道
5月中旬から続いた異常低温・日照不足で、北海道の農作物の生育が軒並み遅れている。11日から天候が回復しているものの、予断を許せない状態が続いているため、JAや農業改良普及センターは、低温対策を中心とした「営農速報」を出し、基本技術の励行を農家に呼びかけている。
(日本農業新聞)

○ 6月14日(土)エルニーニョの兆し
4年ぶりにエルニーニョ現象が始まっている可能性が高い。この現象が起きると、世界的に干ばつや洪水などの異常気象が発生しやすくなり、日本でも梅雨明けの遅れや冷夏、暖冬が起きやすい。北日本では現在も低温傾向が続いているだけに、「冷夏」になれば、農作物への被害も心配される。
(日本農業新聞)

○ 6月14日(土)水稲の管理万全に、秋田・異常気象対策本部
5月下旬からの低温、日照不足などによる農作物への影響が懸念されることから県農産園芸課は13日、異常気象対策本部員会議を開いた。水稲の適切な水管理と追肥、いもち病など防除の徹底を呼びかけることにした。水稲の生育は平年に比べ3〜4日程度遅れていると見られる。6月7日に認められた分げつの初発は大冷害の1993年に次いで遅い。
(日本農業新聞)

○ 6月14日(土)前半は前線活動弱まり晴れ間も、1か月予報
仙台管区気象台が発表した向こう1か月の予報によると、曇りや雨の日が多いが前半を中心に前線活動が弱まり晴れる時期がある。平均気温、降水量、日照時間は平年並みの見込み。(詳しくは1か月予報参照)
(日本農業新聞)

○ 6月14日(土)てんき西から東へ
日本付近は梅雨空が続く。週の前半は梅雨前線がやや北上して東日本に影響を与えるが、後半は少し南下して、前線の活動が不活発になる。週の初めは、東日本は梅雨空、北日本はオホーツク海高気圧に覆われて晴れる。北日本でも雲が多く雨が降りやすい。この期間、オホーツク海高気圧は、南に下がって、やや暖かくなる。北日本の太平洋側への冷湿な強い海風はなさそう。北半球の大気の流れは大きく見て4波長となっている。ただ、南北に大きな蛇行はなく、比較的安定した動きになりそう。シベリヤ北部の寒気は極に近く、日本への南下はない見込み。
(日本農業新聞)

○ 6月17日(火)あぜみち通信−低温で進まぬ分げつ−
(日本農業新聞)

○ 6月18日(水)早くも出穂、酒田市のエアードーム
米どころの酒田市鳥海地区の水田で、通常より2ヶ月早く穂が出現?これはJA庄内みどりが今年から取り組んだ水稲早期栽培事業のエアードーム水田。当初の計画通りの出穂に、水田管理を委託されている地元農家や同JA担当職員らは、ほっと胸をなで下ろしている。
(日本農業新聞)

○ 6月18日(水)水稲生育、3日前後遅れ、岩手県
県農政部は17日、今年初めての水稲生育一斉調査の結果を発表した。10日以降の好天で生育は次第に回復しているが、北上川上・下流、東南部、下閉伊で2〜4日、北部では5日前後、県全体では3日前後生育が遅れている。茎数も平年より3,4割少ないが、同部は「今後、平年並みの天候で推移すれば必要な茎数の確保は可能だ」とし、水管理やいもち病対策の徹底を呼びかけている。
(岩手日報、盛岡タイムス)

○ 6月20日(金)冷夏の恐れ強まる
気象庁は19日、7〜9月の3ヵ月予報を発表した。エルニーニョ現象が始まっている可能性が高いため、この期間の平均気温は東北地方、東、西日本で低くなる見込みで、冷夏になる恐れが強まった。降水量は東、西日本で多い。梅雨明けは東北地方、東、西日本でいずれも遅れる見込み。
(日本農業新聞)

○ 6月20日(金)北・西日本いもち多め
低温、日照不足の影響で、いもち病の多発が懸念されている。農水省は19日公表した病害虫発生予報第3号で、向こう1ヵ月の葉いもちの発生は北日本と西日本の早期栽培地帯などで「やや多い」と予想、適期の徹底防除を呼びかけている。「やや多い」のは、北海道と秋田、宮城、石川、滋賀、三重、広島、高知、宮崎、鹿児島の1道9県。
(日本農業新聞)

○ 6月20日(金)稲の水管理徹底を
仙台管区気象台が発表した向こう3ヵ月の予報によると、梅雨明けが平年より遅く、平均気温は平年より低く、降水量は平年並みとなっている。今回の発表では、エルニーニョ監視海域での5月の海面温度差が先月よりさらに高まっていることから、同現象が始まっている可能性が高いと見て、梅雨明けが遅くなるとしている。(3ヵ月予報参照)。
()
 
−−−−−−−−−   下旬   −−−−−−−−−


○ 6月21日(土)台風8年ぶりに6月上陸
小型で並みの台風7号は20日午前11時半ごろ、愛知県豊橋市付近に上陸、関東北部から東北へ列島を縦断した。6月中に日本列島に上陸した台風は、1989年6月に台風6号が薩摩半島に上陸して以来8年ぶり。気象庁の観測史上5番目の早さとなった。
(日本農業新聞)

○ 6月21日(土)天気ぐずつく
仙台管区気象台は20日、向こう1ヵ月の天気予報を発表した。この期間の平均気温、降水量、日照時間は、ともに平年並みの可能性が大きい。(詳しくは1ヵ月予報参照)
(日本農業新聞)

○ 6月21日(土)てんき西から東へ
日本付近は、台風の通過後週明けまでは梅雨前線が不明瞭となり、本州を中心に晴れ間がでる見込み。その後は、梅雨前線が南海上に停滞し、東、西日本の太平洋側を中心に梅雨空が広がる。週末にかけては、太平洋高気圧の勢力が次第に強まり、梅雨前線が北上する。このため、梅雨前線の活動は活発になり、西日本の太平洋側を中心に雨量が多くなりそう。日本上空を流れる偏西風が弱まるため、梅雨の一方の主役であるオホーツク海高気圧の勢力も弱まる見込み。北半球の大気の流れは4波長になっているが、南北に大きく蛇行する動きはなさそう。極東付近を西から東に流れる偏西風は弱く、寒気の南下はなさそう。このため、オホーツク海高気圧を強める成分が弱い。
(日本農業新聞)

○ 6月21日(土)水稲生育やや回復、下北・県南なお3〜8日遅れ、青森県
県農業生産対策推進本部は20日、県内の14地域農業改良普及センターが39ヶ所の水稲の生育調査結果を発表した。天候の回復に伴い、前回調査(10日)に比べ県内全般に1〜3日程度、生育の遅れを取り戻した。しかし、下北半島太平洋側の6〜8日を最大に、県南地域や津軽半島北部などは依然として生育遅れが目立ち、県は引き続き水管理の徹底などを呼びかけている。
(東奥日報)

○ 6月23日(火)北日本で遅れ気味、6月15日現在水稲生育
農水省は23日、水稲の生育情報を発表した。北海道、東北は5月中旬からの低温・日照不足が影響し、生育進度は平年より2〜4日程度の遅れ。北海道、東北は、6月上旬から天候が回復に向かい、生育も少しずつ持ち直してきている。ただ初期生育の遅れの影響が残っており、茎数は「やや少ない」か「少ない」状態。生育の進度は青森、岩手両県で平年より4日程度遅れている。
(日本農業新聞)

○ 6月24日(火)水稲生育「やや不良」、6月15日現在低温・日照不足響く
東北農政局は23日、15日現在の管内の水稲生育情報を発表した。活着は好天に恵まれ、平年並みとなったが、5月下旬以降低温・日照不足の影響を受け草丈はやや短く、茎数はやや少なく平年に比べて「やや不良」となっている。ただ、農政局では「15日以降天気も暖かくなり日照もあるので、ある程度生育は回復しているのではないか」と語っている。
(日本農業新聞、河北新報)

○ 6月24日(火)青森県水稲「やや不良」
東北農政局青森統計情報事務所は23日、本県水稲の生育状況(15日現在)を発表した。けん平均でみると、草丈はやや短く茎数もやや少ないなど、生育は平年に比べ「やや不良」となっている。地帯別の生育は青森・津軽・南部・下北の4地帯とも「やや不良」。
(東奥日報)

○ 6月24日(火)水稲生育、岩手県全体やや不良
東北農政局岩手統計情報事務所は23日、15日現在の水稲生育状況を発表した。5月下旬から6月上旬の低温・日照不足が影響し、県全体の生育は「やや不良」。生育は4日程度遅れているが、15日以降は好天が続いていることから同事務所は「生育は急速に回復しているのでは」とみている。
(岩手日報、盛岡タイムス)

○ 6月24日(火)水稲生育、山形県「やや不良」
東北農政局山形統計情報事務所は23日、15日現在の水稲生育状況を発表した。気温の低下の少なかった省内が「平年並み」、低温の影響を受けた村山、最上、置賜は「やや不良」で、県全体では「やや不良」。
(山形新聞)

○ 6月24日(火)生育遅れは3日程度、秋田県
東北農政局秋田統計情報事務所は23日、15日現在の水稲生育状況を発表した。それによると、低温、日照不足の影響により、草丈がやや短く、茎数もやや少ないなど、平年に比べて「やや不良」、生育進度は3日程度遅れている。
(秋田さきがけ)

○ 6月24日(火)水稲生育、福島県「並み」
東北農政局福島統計情報事務所は23日、15日現在の水稲生育状況を発表した。それによると、生育は平年に比べ2日遅く、「並み」となっている。
(福島民報)

○ 6月26日(木)稲生育が回復、岩手県・水沢地方
水沢地方の稲の生育は、最近の好天で生育が進み平年並みに追いついた。茎数も確保している。水沢地域農業改良普及センターの25日現在の調査によると、「ひとめぼれ」で草丈35.6cm、茎数平方メートル当たり520本、葉齢8.7。同センターでは「遅れは取り戻した。茎数も500本以上を確保しているので収量構成上問題はない」とみている。
(日本農業新聞)

○ 6月26日(木)チリで大洪水
南米チリでエルニーニョ現象の影響とみられる異常気象で約1ヵ月にわたって雨が続き、首都サンティアゴを中心に十年ぶりの洪水被害となった。このため、チリ政府は24日までに中部7州を災害地域に指定、6万人以上の被災者に本格的援助を始めた。
(日本農業新聞)

○ 6月26日(木)中国も異常気象
中国ではこの時期、涼しいはずの東北の気温が一部地方で40度にも上昇。逆に、暑いはずの南部の気温は20度近くまで下がるという建国以来の異常気象が起きている。
(日本農業新聞)

○ 6月26日(木)好天続き水稲好転、岩手県
県内は梅雨を吹き飛ばすような暑さが続いている。県内各地で真夏日を記録した25日、県農政部は今年2回目の水稲の生育一斉調査をした。今月16日の調査では県全体で3日前後生育が遅れていたが、好天続きで生育も急速に回復し、ほぼ遅れを取り戻し、農家の表情も明るい。
(岩手日報、盛岡タイムス)

○ 6月26日(木)水稲遅れ回復へ、水田を巡回指導、むつ地域特別チーム、青森県
むつ地域不順天候対策水稲特別指導チームが25日、東通村などの3ヶ所の水田で、地元農家を対象に天候に応じた水管理などを指導した。同チームは、青空教室の開催や巡回指導の強化など農業技術指導を徹底するため、今月16日、むつ地域農業改良普及センターなどを中心に設置された。
(東奥日報)

○ 6月27日(金)水稲の倒伏防止万全に、山形県
山形県農林水産部は25日、稲作を中心に当面の技術指導対策をまとまた。20日現在の生育は、草丈がやや短く、茎数と葉数は平年並みで、有効茎の確保時期や最高分げつ期もほぼ平年並みになりそう。直播は苗立ちが多く、茎数の多い生育相となっており、倒伏が懸念されている。
(日本農業新聞)

○ 6月28日(土)てんき西から東へ
台風が通過した後は、再び梅雨前線が停滞し、梅雨空が戻る。週の初めは、北日本では台風一過の晴天となり、気温も上昇。東、西日本は南岸に停滞する前線の影響で、梅雨空が続く。週の半ばには一時、前線が北上し、南岸を中心に雨脚が強まる見込み。北日本は移動性高気圧に覆われて、周期的に天気が変わり、比較的晴れの日が多い。気温も高めで内陸部を中心に暑くなりそう。この期間、上空の偏西風の流れは弱く、オホーツク海高気圧の勢力は弱い見込み。また、もう一方の太平洋高気圧の勢力も弱く、梅雨前線は南岸に停滞する日が多そう。北半球を流れる大気の流れは大きく4波長になっているが、今回は小刻みに南北に流れている。極東付近では目立った流れは観測されていない。このため、オホーツク海高気圧の勢力は弱くなっている。
(日本農業新聞)

○ 6月28日(土)平均気温、降水量ともに平年並み
仙台管区気象台が27日発表した1か月予報によると、平均気温、降水量、日照時間ともに平年並みの可能性が大きい。(詳しくは1か月予報参照)
(日本農業新聞)

 
ホームへ 4月へ 6月へ 月選択ページへ ご意見どうぞ
 

reigai@tnaes.affrc.go.jp