水稲冷害研究チーム
1997年東北稲作動向(新聞記事等から)
1997年東北稲作動向(新聞記事等から)
本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料課長下川さんにご協力をいただいています.
8月
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○ 8月1日(金)いもち西日本で多め
西日本を中心に、いもち病の発生が多い見込み。農水省は31日、向こう1か月の病害虫発生予察(第5号)を公表した。東海と近畿、中国、四国を中心に葉いもちが多く発生しており、今後も低温傾向のため同地域中心に穂いもちの発生が「やや多い」から「多い」と見込まれている。
(日本農業新聞)
○ 8月1日(金)適地適作おいしい米、山形県が基本方針
消費者に歓迎されるおいしい米づくり運動を展開している山形県ベストライス生産対策推進会議は7月29日、全体会議を開き、適地適作による高品位米の生産を進める水稲品種別の作付基本方針を決めた。主力品種の衰退や品種別産地の移動、県外品種の拡大などで揺れ動く産地に歯止めをかけ、「はえぬき」など県独自品種を中心に、適正な作付に誘導しようとの狙いで、2000年を目標年次に掲げた。
(日本農業新聞)
○ 8月1日(金)稲の生育順調、岩手県
県農村振興課によると、水稲の生育は「極めて順調」でササニシキ、あきたこまちなどの主力品種は平年より1,2日早い10日頃に穂が出る見込み。水稲の葉いもちは平年に比べて軽く、少なめ。8月10日前後の出穂期の天候が穂いもちの発生に大きく影響する。「念入りな観察と早期の防除が大切」と注意を呼びかけている。
(岩手日報)
○ 8月2日(土)稲穂に咲く白い花、いよいよ出穂、岩手県紫波町
暦が替わるのに合わせるように紫波町では水稲の出穂が始まった。穂を出しはじめたのは中生種のあきたこまち、もち米のヒメノモチで、照り付ける太陽に誘われて次々に穂を出し、花を咲かせていた。
(盛岡タイムス)
○ 8月2日(土)稲作基幹に複合化を
東北農政局は7月30日、第4回東北地域農政懇談会を開き、同報告(案)「明日の東北農業・農村のために」をまとめた。4回目の意見を踏まえて近く正式な報告とする。懇談会は今期5年目でこうした報告をまとめるのは初めて。新しい農業基本法の策定作業を重なったことから、東北からの意見を反映させようとの狙いもある。
(日本農業新聞)
○ 8月2日(土)てんき西から東へ
日本付近に張り出す太平洋高気圧の勢力が強まる。高層天気図でみると、太平洋高気圧とチベット高気圧がつながる形となる。このため、西、東日本は夏空が広がり、夏本来の晴れて蒸し暑い日が多くなる。週明けは、上空に寒気が南下し、大気の状態が不安定となって、午後を中心に雷や突風、局地的な強い雨に注意。また、北海道は週明けと週末に寒冷前線が通過する。この影響で雷を伴った強い雨の降る恐れがある。この寒冷前線の通過で、北陸や東北では、フェーン現象で気温が上がり、猛暑となる。高温にも注意が必要。北半球を流れる大気の流れは小刻みな流れとなり、5波長となっている。この期間、極東への寒気の南下が予想される。
(日本農業新聞)
○ 8月2日(土)気温低め
気象庁は1日、1か月予報を発表した。南西諸島を除き、全国的に平均気温は低くなる可能性が高く、降水量は多め、日照時間も少なくなる見込み。太平洋高気圧が平年に比べて発達せず、低気圧や前線の影響が受けやすくなるため、天気のぐずつく時期が、平年に比べて多い。(詳しくは東北地方の1か月予報参照)
(日本農業新聞)
○ 8月3日(日)穀物被害は100万トン以上、北朝鮮
1日の朝鮮中央通信は、北朝鮮での長期にわたる干ばつの被害をうけた耕地が7月31日現在、47万ヘクタールに上っていると報じた。この被害耕地における穀物の損失は100万トンを超える可能性がある。
(日本農業新聞)
○ 8月4日(月)トウモロコシ豊作予想夢物語、米国
大豊作が予想されていた米国の今年産のトウモロコシは、受粉期を迎えて降雨に恵まれず、豊作は望み薄となった。現時点で生産量は97億ブッシェルと予想され、百億ブッシェルを超えるような豊作はないと見られている。今後も降雨がなければ、生産量はさらに経ることになり、トウモロコシ相場への影響が心配される。
(日本農業新聞)
○ 8月6日(水)トウモロコシ7割が壊滅的、北朝鮮
国際赤十字など6つの国際機関は4日連名で、北朝鮮の干ばつ状況について、耕地面積の7割に相当する150万トンのトウモロコシが壊滅的打撃を受けており、さらに深刻な食料不足が同国を襲うだろうとの声明を発表した。
(日本農業新聞)
○ 8月6日(水)65%が出穂期到達、青森県
県農業生産対策推進本部は5日、県内水稲の出穂期に達した面積は65%で平年(7%)を大きく上回り、出穂最盛期は4日と平年より5日早まった。同本部は、出穂後10日間は最も吸水量が多くなる時期のため5〜6cmのやや深水で管理するとともに、県内全域で穂いもちの発生がやや多いと予想されるため、防除の徹底を呼びかけている。
(東奥民報)
○ 8月7日(木)4年連続の豊作予想
民間の調査会社、米穀データバンクは6日、水稲の収穫予想を明らかにした。北海道をはじめ東日本の作柄が軒並み好調で、全国平均の作況指数は103の「やや良」。地域別では北海道と栃木の112をトップに、埼玉、静岡の4道県が「良」。次いで岩手や宮城、群馬など23都府県が「やや良」となるなど、日照時間に恵まれた東日本の作柄が好調。
(岩手日報)
○ 8月7日(木)米、4年続け豊作
民間の調査会社、米穀データバンクは6日、水稲の収穫予想を明らかにした。北海道をはじめ東日本の作柄が軒並み好調で、全国平均の作柄指数は103の「やや良」。水害が心配された西日本も「平年並み」「やや良」が多く、全体の収穫量は約1千14万トンと4年続けての豊作を予想している。
(山形新聞、東奥、秋田さきがけ、福島民報、河北新報)
○ 8月8日(金)水稲の生育順調、宮城県
県農政部が7日まとめた県内の水稲の出穂状況(5日現在)によると、出穂が確認された面積は約37%に上った。県内の水稲の5%が出穂した時期とされる「出穂始期」は平年より1日早い4日と推定している。
(河北新報)
○ 8月9日(土)平均気温は全国的に低め
気象庁は8日、向こう1か月の予報を発表した。南西諸島を除き、全国的に平均気温は、低くなる可能性が高く、降水量は多くなる見込みだ。日照時間は北日本と南西諸島で平年並み、その他の地方は少なくなる可能性が高い。(詳しくは仙台管区気象台発表の1か月予報を参照)
(日本農業新聞)
○ 8月9日(土)てんき西から東へ
日本付近に張り出す太平洋高気圧の勢力が強まり、西、東日本では期間中は夏空が広がり、残暑の厳しい日が続く。北海道は前線の影響で雲が多く、太平洋側では北東の海風が入り、全般に気温は低めとなりそう。週末にかけてはこの前線が東北地方まで南下し、東北地方では雲が多くなり、雨が降りやすい。気温は前半は高め、後半は低くなる見込み。この期間、台風が日本列島に近づく可能性があるので動きには注意が必要。北半球の大気の流れは大きく、4波長となっており、順調な流れだ。ただ、北極の上空にマイナス30度の寒気が発生し、そろそろ北半球も強い寒気が現われはじめた。
(日本農業新聞)
○ 8月10日(日)水稲の出穂順調、岩手県
県内の水稲は出穂のピークを迎えた。猛暑に支えられ例年より3,4日早いペース。心配されたいもち病の発生も少なく、生育は順調。
(岩手日報)
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○ 8月12日(火)あぜみち通信、好天で順調な生育
- 青森県木造町農家:「むつほまれ」の50%出穂が5日頃。平年より5日も早く、驚いている。「あきたこまち」「つがるロマン」は11日現在でちょうど出穂中だ。7月中の好天で順調すぎるほどの生育経過。盆を過ぎたら登熟具合を見ながら水切りに移る。
- 岩手県金ヶ崎町農家:「ひとめぼれ」は11日頃、「ササニシキ」は10日頃穂揃いになった。例年より2日ほど早い。ほどよい葉色で出穂期を迎えた。作柄は豊作型だ。
- 秋田県平鹿町農家:「あきたこまち」が平年より2、3日早く、8月5日ころから出穂。ここ数日は天気がぐずつき、晴れ間が欲しいところだ。今年は中干し時期に天気が悪かったせいか、1株ごとの穂がやや不揃いだ。今後の天候次第だが、屑米が増える心配がある。
- 宮城県矢本町農家:出穂始めは5日で、穂揃いというところだ。生育は、病気もなく、天気も良く順調そのもの。これからは間断潅水で水管理するが、このとこと雨が降らないので、9月の長雨が心配だ。
- 山形県村山市農家:生育は順調だが、葉色は濃いようで、いもち病が心配だ。10日現在の生育状況は、「はえぬき」で草丈81.1cm、平方メートル当たり茎数547本。「ササニシキ」とともに出穂がみられる。これからは登熟に備え、間断潅水で根の活力を保持する。
- 福島県郡山市農家:連日の好天に恵まれて順調な生育。「初星」や「ひとめぼれ」など早生系の品種はすでに穂揃い期に入っている。「コシヒカリ」は平年より2日ぐらい早く、16日頃が出穂の見込み。病害虫の発生は葉いもちで平年より若干多く、穂首いもちへの移行が心配。今後は台風や長雨の被害がない限り豊作が予想される。
(日本農業新聞)
○ 8月12日(火)エルニーニョが進行
気象庁は11日、ペルー沖のエルニーニョ監視海域の海面水温を発表した。平均海面水温は27.8度、平年に比べ2.6度も上回り、依然上昇しつづけている。3月から5か月連続で平年を上回り、世界的な異常気象を引き起こすエルニーニョ現象の発生がほぼ隔日となった。また、7月の平年偏差は、今世紀最大といわれている82〜83年のエルニーニョ現象時に次ぐ大きさで、大型のエルニーニョに発展する可能性を捨て切れない状況となってきた。
(日本農業新聞)
○ 8月12日(火)水稲の98%出穂、青森県
県農業生産対策推進本部は11日、10日現在の県内の水稲の出穂状況を公表した。出穂期に達した面積は県全体で98%となり、出穂は終了。5日現在の調査では出穂最盛期は4日で平年より5日早かったが、その後も高温が続き生育はさらに1日早まった。
(東奥民報)
○ 8月13日(木)低温と日照不足の気象情報、岩手県
盛岡地方気象台は12日、低温と日照不足に関する県気象情報を出した。県内は11日から前線の影響で最高気温が低く、日照時間が少なくなっている。今後もオホーツク海高気圧が強まり、冷たい東よりの風が入りやすいため天気がぐずつき、日照時間は少ない。1週間ほど続く見込みで、農作物の管理に十分注意が必要。
(岩手日報)
○ 8月14日(木)1等米比率59%
食糧庁は13日、米検査結果(8月10日現在)を発表した。検査数量はうるち米4万4百トンで、1等米比率は59%となった。一部地域で台風8号の被害による充実不足が増え、1等米比率は7月末現在より約1ポイント下げた。
(日本農業新聞)
○ 8月15日(金)穂いもちの発生内陸でやや多い、山形県
山形県病害虫防除所は14日、発生予察情報を発表した。それによると、稲の穂いもち発生は内陸ではやや多く、庄内では平年並み。カメムシ類は平年並みの発生予想。
(日本農業新聞)
○ 8月16日(土)北、東日本気温低い
気象庁は15日、1か月予報を発表した。平均気温は、北日本と東日本では低くなる可能性が高く、西日本では平年並み、南西諸島は高くなる可能性が大きい見込み。降水量は南西諸島で多くなるのを除き、平年並みとなる。日照時間は北日本の太平洋側で少ないほかは、平年並みを予想している。(仙台管区気象台発表1か月予報参照)
(日本農業新聞)
○ 8月16日(土)てんき西から東へ
期間の初めは、東シナ海を北上する台風があり、沖縄は暴風雨、九州は強風に巻き込まれる恐れがある。一方、オホーツク海高気圧が、ゆっくりと南下しながら日本列島に張り出し、前線が南岸に停滞する見込み。このため、西日本は晴れる所が多いが、南岸を中心ににわか雨が降りやすい。東、北日本の日本海側は晴れて、厳しい残暑が続くが、関東より北の太平洋側は冷涼な海風が入り、雲が広がりやすく、沿岸部では霧も発生する。気温は全般に平年より低く、低温に対する注意も必要。週末にかけてはこのオホーツク海高気圧の勢力が弱まり、後退する見込み。北半球の大気の流れは大きく、5波長になっており、南北の波動が少し強まっている。ただ、極東付近への強い寒気の南下はないものの、オホーツク海高気圧が、来週半ばまで停滞する見込み。
(日本農業新聞)
○ 8月16日(土)内陸に低温注意報、山形県
山形地方気象台は15日、村山、置賜、最上に低温注意報を発令した。オホーツク海高気圧の勢力が強まった影響で冷たい東よりの風が入りやすい。このため内陸では雲が多く、最高気温が平年より4度前後低くなる恐れがあるので、農作物の管理に注意を呼びかけている。
(山形新聞)
○ 8月16日(土)農作物の管理に注意、岩手県
15日の県内は、オホーツク海高気圧から吹く湿った冷たい風の影響で、各地で9月中旬から10月中旬並みの肌寒い1日となった。盛岡地方気象台は同日、低温と日照に関する県気象情報第2号を発表。農作物の管理に注意を呼びかけている。
(岩手日報)
○ 8月17日(日)低温、日照不足数日続く見込み、青森県
青森地方気象台は16日午後、12日に引き続き、低温と日照不足に関する気象情報を発表した。オホーツク海高気圧が強まるため、冷たい東よりの風が入りやすくなっている。今後2,3日間、日照時間が少なく、気温の低い状態が続くと見込まれ、農作物の管理などに注意を呼びかけている。
(東奥民報)
○ 8月17日(日)低温、水稲は油断禁物
東北地方は、太平洋沿岸を中心に14日ごろから低温が続き、気象台は低温注意報を出して農作物の管理に注意を呼びかけている。順調に生育してきた東北の水稲は、低温に敏感な出穂期を過ぎたところが多く、専門家は「大きな影響は考えにくい」(東北農政局)とみる。しかし、低温と日照不足が続くようだと登熟不良となる心配もあり、生産農家は「天気がもってくれれば豊かな出来秋は間違いない」と気をもんでいる。
(河北新報)
○ 8月17日(日)東北・新潟に低温注意報
東日本はここ数日、最高気温が平年を下回っているが、16日には北海道の各気象台が低温と日照不足に関する注意報を出した。既に東北(秋田全域、福島県の一部を除く)、新潟県では低温注意報が出ている。また、注意報が出ていない地域についても、日照時間が少なく、気温が低い状態が続くことが予想されるので、今後気象台が発表する情報に注意が必要だ。
(日本農業新聞)
○ 8月17日(日)東北の低温、日照量がかぎ
東北各地、特に太平洋側はここ3,4日低温の日が続くとの予報で、16日の福島で平年に比べ10.4度も低かった。このため農作物への影響も心配されている。だが、水稲については危険期を過ぎており現時点ではあまり影響しないだろうと、各県ではみている。「むしろ、これからは日照量が確保できるかが重要」(秋田県農業試験場)という。水稲の生育は、北部3県の遅い品種でも減数分裂期を過ぎ、10日前後には出穂していることから、各県では「多少の低温は今のところ問題ない」とみている。今後最高気温が20度を切る日が10日続くようなことがあれば、登熟に影響してくるとみているが、現時点では心配ないというのが共通した見方だ。
(日本農業新聞)
○ 8月18日(月)ペルー南部を寒波が襲来
リマからの報道によると、ペルー南部アプリマツク州を襲った寒波による雪や低温の影響で、16日までの1週間にアンデス山脈特有の家畜アルパカ約1500頭が死亡した。この地域で飼育されているアルパカの約半数が被害を受けた。
(日本農業新聞)
○ 8月19日(火)いもちに強い「まなむすめ」、耐冷性は抜群「じょうでき」
農水省が指定試験地の宮城県古川農業試験場で育成された、いもち病に強い稲「東北152号」と、耐冷性が極めて強い「東北157号」が、それぞれ「まなむすめ」「じょうでき」と命名された。「まなむすめ」は「ひとめぼれ」のいもち病抵抗性強化を目的に育成された。食味は「ひとめぼれ」に近い極良食味。「じょうでき」は、耐冷性が東北地方で作付されている品種の中で最も強い「極強」。いもち病に強く食味も良いので、中山間地帯に最適としている。
(日本農業新聞)
○ 8月20日(水)自主米基準価格大幅下げに打撃深刻
自主流通米価格形成センターが18日に決めた米入札の基準価格は、平均6.5%という大幅な引き下げだけに、東北の稲作農家やJAに大きなショックを与えた。農家やJAでは「経営の見通しが立ちにくくなった」「後継者の意欲の減退が心配」という声が強い。在庫の拡大や豊作予想から今後の米販売は苦戦が必至で、食料法の施行以後最大の苦境に立たされたといえる。
(日本農業新聞)
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○ 8月21日(木)水稲命名登録4品種
農水省は19日育成農作物新品種の命名登録を発表した。そのうち水稲は5品種。4品種が宮城県古川農業試験場が育成したもの。「まなむすめ」「じょうでき」「ササニシキBL5号」酒米「蔵の華」で「じょうでき」を除く3品種は宮城県が奨励品種に採用、「まなむすめ」「じょうでき」は福島県が奨励品種に採用している。「じょうでき」は耐冷性では東北一の品種という。
(日本農業新聞)
○ 8月21日(木)宮城県農政部ホームページスタート
宮城県農政部が20日、部内全課と農業センターの情報を載せたホームページをスタートさせた。(http://www.pref.miyagi.jp/nouseibu/)
(日本農業新聞)
○ 8月22日(金)担い手いても兼業収入に依存
中山間地域では若い担い手がいる農家でも兼業収入への依存度が高い−東北農政局が20日発表した中山間農家就業構造等調査結果では、あらためて条件不利地域の農業の厳しい現状が明らかになった。しかし一方、現状改善へ意欲的な農家も少なくなく、それにこたえる行政などの支援も今後の課題となっている。
(日本農業新聞)
○ 8月22日(金)ファックスで農業情報、岩手・江刺普及センター
ファックスを活用して胆江地方の農業情報をリアルタイムで農家に提供する江刺地域農業改良普及センターの「ファックスネットワークシステム」が、7月2日から本格稼動し、これまで460件の利用があった。きめこまかな農業情報を、必要なときにいつでも自由に引き出せるという「便利さ」が好評だ。
(日本農業新聞)
○ 8月22日(金)炭酸ガスの影響を探る、東北農試など
地球温暖化の原因となっている炭酸ガス濃度の高まりが農作物や生態系に与える影響を調べるため、東北農試と農業技術環境研究所、科学技術振興事業団が共同で、岩手県雫石町に水稲影響野外研究施設を設け、21日に関係者を集めて開所式を行い、研究に乗り出した。今後、水田生態系への炭酸ガスの影響などの解明にあたる。
(日本農業新聞他)
○ 8月23日(土)北日本、低温寡照に警戒
気象庁は22日、北日本(北海道と東北地方)に低温と日照不足に関する気象情報を出した。特に、北海道全体と東北地方の太平洋側で低温、寡照の状態が、今後1週間ほど続く見込み。同庁は農作物の管理など、注意を呼びかけている。
(日本農業新聞)
○ 8月23日(土)平均気温は低め
気象庁は22日、向こう1か月予報を発表した。平均気温は北日本で平年並みだが、全国的に低くなる見込み。大陸から冷たい高気圧が張り出してくるのが理由。降水量、日照時間は全国的に平年並みの見込み。(仙台管区気象台1か月予報参照)
(日本農業新聞)
○ 8月23日(土)てんき西から東へ
来週は大陸北部から気温が低く、乾燥した高気圧が南下してくる。このため、前線は南下し、南海上に停滞する。日本列島は移動性高気圧に覆われて、さわやかな秋晴れとなりそう。北日本の内陸部では肌寒く感じそうだ。しかし、北日本は週末にかけて別の前線が近づいて、雲が広がる。道東から三陸沿岸にかけて、気温が低めとなり、朝晩を中心に霧が発生し、日照時間が少なくなりそう。北半球の大気の流れは、大きく4波長となっている。極端な南北の蛇行はない。
(日本農業新聞)
○ 8月26日(火)作況102の「やや良」8月15日現在
農水省は25日、水稲の8月15日現在の作況概況を発表した。全国平均の作柄指数は102「やや良」で、4年連続の豊作となる可能性が強まった。地域別では、北海道と関東・東山が104、東北は102、九州は101、中国、四国は100、北陸と沖縄は99となった。
(日本農業新聞)
○ 8月26日(火)米在庫処理が急務
水稲の作況指数が102の「やや良」となり、米余りが深刻な事態になってきた。自主流通米相場に悪影響を与えるのは必至で、米生産調整に限界感が漂う中、海外援助や加工需要の拡大など在庫処理が緊急の課題となった。
(日本農業新聞)
○ 8月26日(火)1等米比率は61%
食糧庁は25日、8月20日現在の米の検査結果を発表した。検査数量はうるち米6万7千百トンで、1等米比率は61%となった。全旬に比べ、検査数量は2万2千7百トン増え、1等米比率は2ポイント上がった。
(日本農業新聞)
○ 8月26日(火)水稲作況「やや良」
東北農政局は25日、8月15日現在の水稲の作況概況を発表した。田植え後の低温・日照不足で初期生育は遅れたが、その後の天候に恵まれ出穂・開花も順調に経過し作況指数は102の「やや良」となった。県別では秋田、山形が100の「平年並み」、青森、岩手が102、宮城、福島が103の「やや良」となった。
(日本農業新聞)
○ 8月26日(火)あぜみち通信、一部に低温の影響
- 青森県木造町農家:8月9日から13日までが雨、14日から19日までやませが吹き、日中でも気温が15度までしか上がらなかった。そのためちょうど開花に重なった「あきたこまち」「つがるロマン」が影響を受け、籾に褐変が出ている。20日から平年並みの天候に戻ったが、7月の高温で徒長しているので、今後の雨や風が心配だ。
- 岩手県金ヶ崎町農家:穂が垂れてきた。しかし、11日から1週間ほど続いた低温のためか、11日以降の出穂では穂揃いまでの期間が長引いた。低温障害はないと思うが、特に冷水がかりや初期生育が悪かった圃場は5月下旬の低温の影響が抜けきらない感じ。
- 秋田県平鹿町農家:気温が平年より低めに推移し登熟がやや緩慢になったので、刈り取りが早めになる予想が、平年並みかやや遅れそう。穂数も平年並みに確保、1穂籾数も何とか平年並みを確保した。倒伏の心配もない。
- 宮城県矢本町農家:水稲の生育は、所によって根腐れが出ているが、残暑もあり、夜間若干、涼しくない、実りも順調だ。ただ、軟弱気味で、節間が伸びており、倒伏が心配だ。
- 山形県村山市農家:8月に入ってからほとんど雨がない。収穫期に雨が多くなるのではと心配している。気温も中旬に3日ほど低温が入ったが、その後回復。生育には響かなかったようだ。
- 福島県郡山市農家:中旬の異常低温で水稲の生育への影響が心配されたが、2,3日で回復しその後好天に恵まれ、順調に生育している。17日出穂の「コシヒカリ」は、出穂期の低温障害が心配されたが、不稔もないようで、この天気が続けば平年以上を収穫できる。
(日本農業新聞)
○ 8月26日(火)青森県水稲作況102「やや良」
東北農政局青森統計情報事務所は25日、青森県の水稲作況概況を発表した。作況指数は102「やや良」で、水稲の順調な生育ぶりを裏付けた。地帯別では、下北が108「良」、南部が104、青森が102の「やや良」、津軽が101の「平年並み」。
(東奥日報)
○ 8月26日(火)宮城県水稲作況103
東北農政局が25日に発表した水稲作況概況によると、宮城県の作況指数は103の「やや良」で、福島とともに東北で最高を記録した。地帯別では、仙台圏などの中部と北部で103、南部で102を記録して「やや良」、沿岸部を中心とした東部で100の「平年並み」となった。
(河北新報)
○ 8月26日(火)岩手県作況102の「やや良」
東北農政局岩手統計情報事務所は25日、岩手県の水稲作況概況を発表した。県平均の作況指数は102の「やや良」、6月以降の好天で生育は順調に推移し、平年を上回る登熟が見込まれている。地帯別では、北上川上流が101の「平年並み」、北上川下流、東南部、北部102、下閉伊104で「やや良」。今年は冷たい北東風(やませ)の影響が少なかったことから沿岸部の作況が上昇した。今月中旬以降、低温やぐずついた天候が続いているが、同事務所は「今後の生育に影響が出る可能性がある」としている。
(岩手日報、盛岡タイムス)
○ 8月26日(火)水稲作況概況、山形県全域平年並み
東北農政局山形統計情報事務所は25日、県内の水稲作況概況を発表した。15日現在、県平均の作況指数は100の「平年並み」。地帯別では、置賜が101、村山、最上、庄内が100で、ともに「平年並み」となっている。
(山形新聞)
○8月26日(火)水稲作況概況、秋田県全域平年並み
東北農政局秋田統計情報事務所は25日、県内の水稲作況概況を発表した。15日現在、県平均の作況指数は100の「平年並み」。地帯別では、県北99、県中央100、県南101で、いずれも「平年並み」となっている。
(秋田さきがけ)
○8月26日(火)水稲作況概況、福島県103「やや良」
東北農政局福島統計情報事務所は25日、県内の水稲作況概況を発表した。15日現在、県平均の作況指数は103の「やや良」。地帯別では、中通り、浜通りがそれぞれ104、105で「やや良」。米どころの会津は日照不足などの影響を受け100の「平年並み」となっている。
(福島民報)
○ 8月27日(水)農相「米政策を再構築」
農相は26日の閣議後の記者会見で、自主流通米の価格下落に歯止めがかからない現状や、生産調整は農家に限界感や不公平感が広がっていること、さらに米の在庫が増え深刻になっていることなどから、米政策を抜本的に見直す方針を表明した。
(日本農業新聞)
○ 8月27日(水)ササニシキ宮城除き減少
東北地方の各食糧事務所は26日までに米の品種別作付状況を発表した。宮城を除き「ササニシキ」の作付減少が目立っている。また、各県とも緩やかではあるが、作付誘導による主要品種の分散化と集中化が進んでいる。「ササニシキ」は岩手の20.8%減をはじめ、福島でも17.2%、秋田17.2%減と大幅に減らした。山形でもわずかながら減っている。「市場評価の低迷からひとめぼれへ転換された」(盛岡食糧事務所)「耐冷性、耐病性に弱い」(福島同)「主要作付地帯であきたこまち、ひとめぼれに転換された」(秋田同)などが理由。
(日本農業新聞)
○ 8月28日(木)エルニーニョ現象今世紀最大?
世界的な異常気象を引き起こすエルニーニョ現象が、今世紀最大の規模に達する見通しであることが26日、ジュネーブで始まった世界気象期間の会合で報告された。会合に参加している気象学者によると、現在発生しているエルニーニョは来春まで続くと見られており、これまでに最も大きかった1982〜83年の規模に匹敵するか、これを上回る兆候を示している。
(日本農業新聞)
○ 8月29日(金)穂いもち多発の恐れ、西日本
西日本を中心に穂いもちが多発する恐れが続いている。28日、農水省が公表した病害虫発生予報第6号では、向こう2ヶ月の穂いもち発生程度は「やや多い」から「多い」の見込み。東海から西日本では、警報、注意報を出した府県が相次いでいる。
(日本農業新聞)
○ 8月30日(土)自主米初入札、底値相場
自主流通米価格形成センターは29日、大阪取引場で今年産自主米の第1回入札を行った。28銘柄が上場され、平均落札価格は1万8千322円で、基準価格より8.8%安となった。
(日本農業新聞)
○ 8月30日(土)水稲直播、生育よく収量に期待
東北地域直播推進会議主催の現地検討会は28、29日の両日、天童市などで開かれた。構成メンバーの東北農試、東北農政局、6県の試験研究機関、農業改良普及センターなどから70人余りが参加。各県の取り組みや生育状況の報告や2000年に向けて東北地域の直播の普及、定着を図る行動計画を策定した。
(日本農業新聞)
○ 8月30日(土)気温全国的に平年並み
気象庁は29日、向こう1か月の予報を発表した。平均気温は南西諸島が低いほかは、全国的に平年並みになる見込み。降水量は東日本太平洋側では多く、その他の地方は平年並みの見込みだ。(仙台管区気象台発表1か月予報参照)
(日本農業新聞)
○ 8月30日(土)てんき西から東へ
9月に入り秋の気配がいっそう感じられる気圧配置になる。週の前半は北、東日本は弱い気圧の谷に入り、雲が多めとなる。週の半ばになると寒冷前線が日本列島を通過する。通過時には雷雨のところが多い。通過が大陸の高気圧が日本列島を覆う。各地とも秋晴れとなり、上空に冷たい空気が入る。その後は高気圧と低気圧が交互に通り、周期的な天気変化となる。北半球の大気の流れは大きく5波長となっている。シベリヤには零下21度の寒気が入り、来週後半は日本列島に流れ込んでくる。
(日本農業新聞)
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