水稲冷害研究チーム

1998年東北稲作動向(新聞記事等から)


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料課長森脇さんにご協力をいただいています.


8月


 
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○8月1日(土) 水稲直播栽培銘柄米産地にも普及急ピッチ
 東北や北陸地方などの銘柄米産地で、水稲の直播栽培が本格的に普及しだした。「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」など、価格の良い銘柄米での導入が増えている。春の気温が低い地方でも、苗立ちとその後の生育を安定させる栽培方法が確立し、農家の導入意欲を高めたためだ。
(日本農業新聞)

○8月1日(土) 北日本低温出穂直撃の恐れ
 北海道と東北地方の太平洋側を中心に、低温・日照不足に対する厳重な注意が必要となってきた。札幌管区気象台は31日、低温と日照不足に関する情報を出し、農家に注意を呼びかけた。東北地方も太平洋側を中心に低温傾向が続いている。この時期の低温は障害型冷害を招く恐れがあるため、深水管理などの対応が必要。病害虫対策も欠かせない情勢である。北海道、宮城、福島の各病害虫防除所は、相次いで穂いもち発生の注意報を発令。
(日本農業新聞)

○8月2日(日) 北日本、低温続く
 低温・日照不足が続く北海道や東北地方の太平洋側では、8月になっても気温が上がらない。オホーツク海高気圧からの冷たい東風が吹き込んでいるためで、低温情報や注意報は継続されている。
(日本農業新聞)

○8月2日(日) 穂いもち「やや多い」、青森県
 青森県は1日、病害虫発生予報第5号を発表した。水稲では、8月の気温が平年並で降水量が多いと予測されることなどから、穂いもちとセジロウンカの発生が全県的に多くなりそう。
(日本農業新聞)

○8月4日(火) 東北梅雨明け10日以降、低温に依然警戒を
 気象庁は、平年より13日遅く2日に関東甲信地方の梅雨明けを発表したが、東北地方の梅雨明けは、依然としてめどが立っていない。3日現在、青森県の下北、三八上北地方、岩手県沿岸北部に、低温注意報が継続して発表されており、同庁は「10日ぐらいまでは、東北地方を中心に最高気温が上がらず、曇りがちの天気が続くため、梅雨明けしそうにない」としている。
(日本農業新聞)

○8月4日(火) あぜみち通信第7号
 東北北部太平洋側を中心に低温傾向と曇天が続いている。大きな被害が出ているわけではないが、まだ危険期なので予断を許さない。
 青森県木造町農家:このところの気温は日中25度以上が続き、日照も十分ある。生育は問題ない。いもち病の発生も抑えられている。平年並かそれ以上の作柄も期待できるかもしれない。「つがるロマン」は止葉が上がってきており、あと1週間ほどで出穂。「むつほまれ」も走り穂が出ており、平年並か1,2日早いようだ。
 岩手県金ヶ崎町農家:「ひとめぼれ」は1日ごろから出穂が始まった。低温のためか、1週間前の予想より遅れ気味。5月初旬植えは幼穂形成期、減数分裂期とも低温の影響はないと思う。だが少し遅れた乳苗は減数分裂期での障害が心配だ。これからは水管理といもち病の監視だけ。
 宮城県矢本町農家:「ササニシキ」は、一部走り穂が見られる。小雨混じりの日が続き、湿度と温度がいもち発生に好適条件だけに発生が懸念される。このままの天気だと1993年の冷害を連想する。しかし、日照不足だが、温度はあるので、心配される点は回避されたとは思う。ただ、7月10日頃に幼穂形成期に入ったものはあんどん穂が出るような気もする。
 福島県郡山市農家:「ひとめぼれ」は走り穂が出始めており、「コシヒカリ」は幼穂が3cmまで伸びてきている。すぐに減数分裂期に入るので天候の回復に期待したい。いもち病はかなり発生している圃場が見られ、液剤を中心に定期的に散布している。
(日本農業新聞)

○8月5日(水) 東北の太平洋側低温に厳重注意
 北海道と東北地方で低温と日照不足が続き、気の抜けない日が続いている。東北地方でも4日、仙台管区気象台が低温と日照不足に関する情報を発表した。東北地方では太平洋側を中心に、5日から4,5日間、低温と日照不足が続く恐れがあり、農家に注意を呼びかけている。
 東北地方の太平洋側北部は引き続き、最高気温が平年より4度以上低く、日照時間の少ない状態が続く見込み。6日以降は太平洋側南部でも要注意だ。
(日本農業新聞)

○8月5日(水) 東北も大雨警戒
 気象庁は4日、新潟に大雨をもたらせた梅雨前線がやや北上して東北地方に停滞するため、6日以降、東北地方でも大雨になる恐れがあるとして、注意を呼びかけた。
(日本農業新聞)

○8月5日(水) 長梅雨 出穂期迎え不安募る
 8月に入っても東北地方は梅雨が明けず、特に太平洋側では低温、日照不足が続き、出穂期を迎えた稲作農家の間には不安が広がっている。これまで、低温に一番弱い減数分裂期を何とかクリアした。しかし、曇天は10日頃まで続きそうで、今後は最後の詰めとなる深水管理や、穂いもちの防除に向けた薬剤散布の徹底など、気の抜けない状態が続く。
(日本農業新聞)

○8月5日(水) 省力化、冷害克服 水稲水管理自動化システム
 宮城県亘理町の実験田に先月末、東北と全国から水稲に関係する研究機関、行政、企業の約90人が集まった。開発の最終段階に入った大区画水田の省力化や冷害対応を狙いとした水稲水管理自動化システムを視察するのが目的。
(日本農業新聞)

○8月5日(水) 7月は西高北低、北日本で日照不足
 気象庁は4日、7月の気候統計値を発表した。平均気温は、北海道と東北の太平洋側、関東の一部で平年より低く、それ以外の地域は平年を上回る”西高北低”型。
(日本農業新聞)

○8月6日(木) 穂いもち多発の恐れ、青森県
 青森県は5日、穂いもちが多発する恐れがあるとして、注意報(第2号)を発表、出穂直前、穂揃い期などの防除の徹底を呼びかけた。同県の8月上旬の調査で津軽・南部両地域とも葉いもちの発生が増えている。特に津軽では、上位葉での病斑が葉色の濃淡にかかわらず出ており、警戒が必要。今後、4,5日は気温が低く、日照時間が少ない、穂いもちの発生しやすい気象が続くとみられる。
(日本農業新聞)

○8月6日(木) 民間予測98産米作況「97」
 民間調査機関の米穀データバンクが5日発表した1998年産水稲の作況指数によると、全国平均は97の「やや不良」で、5年ぶりの不作になるとみている。梅雨明けの遅れで北海道、東北の太平洋側、北陸を中心に日照不足の影響が出ているのが原因。
 都道府県の作況をみると、「不良」になったのが岩手、石川(以上92)、青森、宮城、福島、新潟、福井(以上93)の7県。このほか、「やや不良」が14道県。「平年並」が17都県。「やや良」が8府県。「良」が1県となっている。
(日本農業新聞)

○8月7日(金) 北日本低温深刻化
 北海道、東北地方の太平洋側を中心に、低温、日照不足が深刻化。札幌管区気象台は6日、低温と日照不足に関する情報を発表。仙台管区気象台も同日、新たに低温注意報を出した。低温注意報は、青森、岩手、宮城で出ている。仙台管区気象台は「強い低温は7日から9日までがピーク」とし、農家に注意を呼びかけている。
(日本農業新聞)

○8月7日(金) 穂いもち多発の恐れ
 穂いもちなど農作物の病害虫が全国的に多発しそうな気配だ。農水省が6日に公表した向こう2か月の病害虫発生予報によると、穂いもちは全国的に「やや多い」か「多い」と見込む。低温と日照不足の傾向が続く東日本を中心に、徹底防除が必要になっている。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) てんき西から東へ
 この期間、初めはオホーツク海高気圧の勢力が強く、関東以北の太平洋側では偏東風が入り、日照不足と低温の日が続く。その後は梅雨前線が東北地方に停滞し、東北地方では週の半ばごろまで梅雨空が多く、一時前線の活動が活発になり、強い雨の降るところがある。期間の後半は梅雨前線が北海道付近まで北上して、北海道は曇りや雨とぐずつく。後半になって梅雨前線が北上するため、東北地方はようやく夏空が広がる見込み。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) 大雨各地で被害広がる
 6日〜7日にかけての大雨は東北各地に出穂期の水稲などに被害をもたらした。低温の影響も少なく比較的順調にきていた秋田や山形県の水稲を中心とした冠水害に、天候の皮肉を嘆く声も聞かれた。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) 穂いもち防除徹底を、秋田県注意報発令
 秋田県病害虫防除所は6日、注意報第4号を発表し、穂いもち防除の徹底を呼びかけた。特に持ち込み田では減収の恐れもあるとして、傾穂期以降の追加防除実施を呼びかけている。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) 梅雨明けいつに、稲作農家晴れぬ心
 東北地方は夏祭りのシーズン。熱気あふれる祭り会場とは裏腹に、水田地帯は曇雨天、低温が続き、稲作にとっては厳しい気象条件だ。農家は深水管理で低温に備え、早いところでは出穂期となり、これまでお生育はほぼ順調だ。しかし、向こう1週間の天気予報では、東北地方に梅雨前線が停滞し、梅雨明けは先にずれ込みそう。稲作農家はからっとした夏空を待ち望み、開花、登熟期を控え、これからが正念場と管理に万全を期す。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) 1等米比率 70.2%
 食糧庁は7日までに検査結果を発表した。1等米比率は70.2%と前年同期と比べ11.4ポイント上回った。ただ、前回発表(7月20日現在)に比べ、高知、宮崎、鹿児島の早期栽培地域で登熟不良だったため1等米比率は下がった。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) 第1回自主米入札 平均1.4%アップ
 自主流通米価格形成センターは7日、前日行われた自主米第1回入札結果を発表した。西日本と関東の7銘柄が上場、全量落札となった。加重平均の落札価格は1万8613円で前年の早期米より1.4%アップ。作柄悪化見通しや昨年産の出回り減のため、これまでの下げ相場に歯止めがかかった。
(日本農業新聞)

○8月8日(土) 北・東日本の低温、日照不足 1〜2週間続く
 気象庁は7日、低温と日照不足に関する情報を出した。「北海道、東北の太平洋側を中心に低温は今後1〜2週間続く」として、農家に農作物の適切な管理を呼びかけた。また、関東甲信、北陸の各地方も日照不足が1〜2週間続くと予想している。
(日本農業新聞)

 
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○8月11日(火) 穂いもち多発に注意、福島県
 「水稲及び主要農作物の技術対策会議」が7日、福島市で開かれ、天候不順でいもち病拡大の恐れがあることから、当面の対策を確認した。水稲の生育はほぼ順調だが、8月に入ってから葉いもち感染に適した条件が続いており、発生圃場率は平年の2倍にも上り、今後の気象によっては穂いもちが多発の危険性が指摘された。発生を出穂期までに防ぐよう徹底指導する。
(日本農業新聞)

○8月11日(火) あぜみち通信第8号
・青森県木造町農家:10日現在、「つがるロマン」の出穂率は50%、「あきたこまち」が20%と、ほぼ平年並。白ふはなく、穂の状態からみて不稔にはならないだろうが、出穂期だから日中25度以上欲しい。分げつが少なく、穂長も短いのが気がかりだ。
・岩手県金ヶ崎町農家:出穂が停滞している。5日頃までには出穂すると思っていたが、9日現在で20%ぐらいだ。穂の外見では幼穂形成期での障害はなさそう。最近は最低気温が18度以下で、さらに日照不足で、今後どのような影響がでるか気がかりだ。
・秋田県平鹿町農家:早く植えたものが穂揃い期から傾穂期に入り、おおむね順調だ。田植え後半のものは分げつが遅かった分生育が遅れ、まだ穂揃い期に入っていない。
・宮城県矢本町農家:出穂最盛期。出穂状況をみると、生育が進んだものでは、穂の下の方が白ふになっており、低温の影響が現れてきている。当面の管理は湛水状態にすると根腐れが心配なので、間断灌漑に切り換えようと思っている。
・山形市農家:「はえぬき」が4日に出穂した。平年より4日、予想より3日早かった。原因は、6月中旬の日照不足が穂首分化期を早めたこと、7月中旬の高めの気温と長い日照が生育を進ませたことによると考えている。
・福島県郡山市農家:「ひとめぼれ」は走り穂が出て1週間になるが、穂揃いがいまひとつ悪い。「コシヒカリ」は穂ばらみ期に入ってきた。出穂は17日頃と推定する。草姿は問題ないが、内容の充実はこのところの天気で少し疑問あり、減収につながるのではと懸念している。
(日本農業新聞)

○8月11日(火) 遅れる東北の梅雨明け、出穂遅延が心配
 東北地方は記録的な梅雨明けの遅れで、水稲への影響が心配されている。日照時間が少ない上、青森、岩手の両県は7月29日に出た低温注意報が10日になっても解除されていない。このため地域によっては出穂遅延、開花授粉への影響などが懸念され始めた。出穂最盛期の宮城県矢本町では、低温の影響で穂の下部に白ふ現象が起きている。出穂最盛期を迎えるとみられていた岩手県の胆江地方でも、9日現在で2割程度ほどの出穂にとどまっている。

(日本農業新聞)

○8月12日(水) 東北に低温居座る
 東北地方の太平洋側を中心に、11日も低温が続いた。太平洋高気圧の勢力が弱く、上空に寒気が入っているためで、岩手や青森の太平洋側では最高気温が21〜22度と、平年より4度程度下回った。15日からは再び寒気が入り込み気温の低い状態が続きそう。農作物の管理に注意が必要だ。
(日本農業新聞)

○8月12日(水) カメムシ防除徹底を、秋田で注意報
 秋田県病害虫防除所は10日、カメムシ類による斑点米発生について注意報を発令した。このため、出穂期以降、乳熟期まで薬剤散布を1〜2回行うが、常発地では必ず2回散布するとしている。
(日本農業新聞)

○8月12日(水) 大雨農業被害、秋田で4億円超す
 6日から7,8日にかけて東北地方に降った大雨は各地の農作物や農地、農業用施設などに被害をもたらせた。農業関係の被害では秋田、山形で水稲冠水などが目立った。秋田県では水稲740ヘクタールが冠水、1億8200万円の被害。
(日本農業新聞)

○8月12日(水) 台風来るの来ないの
 今年は台風発生が異常に少ない。この時期、例年あら10個程度は発生しているが、今年はわずか3個。今世紀最大といわれたエルニーニョ現象の影響が指摘されるが、今後の台風発生が気になるところ。「発生の条件が整ってきたため、台風がたて続けに発生する恐れがある。」「急増するとは考えにくい。今年の台風は比較的少ないのでは。」−専門家の予測は2分したまま。
(日本農業新聞)

○8月12日(水) 広がる有機農産物協定、東京都
 有機農産物等の流通協定を進めている東京都は11日、岩手県大東町、種市町、宮城県田尻町の3町と新たに、「有機、特別栽培農産物の流通協定」を結んだ。種市、田尻の両町との協定項目には米もある。
(日本農業新聞)

○8月13日(木) 水稲の生育など仙台市長が視察
 仙台市の市長が10日、市内の水田と転作大豆栽培地を訪れ、水稲と大豆の生育状況を視察した。
(日本農業新聞)

○8月13日(木) 土壌分析・診断最新システム稼働、JA十和田市
 JA十和田市は、このほど最新鋭の土壌分析・診断システムを導入、従来の土壌分析器ではできなかった微量要素や窒素の分析が可能となった。土壌改良ができ、同JA管内農産物の良品質・多収穫生産体制が一層充実する。
(日本農業新聞)

○8月14日(金) カメムシ類発生やや多い、山形県
 山形県病害虫防除所は12日、発生予報を発表した。穂いもちの発生量は平年並、斑点米カメムシ類はやや多い発生予想。葉いもちの発生がみられる場合は、穂揃い期散布7日後に必ず防除を行う。6〜8日の大雨で浸水・冠水した圃場でも穂揃い期散布7日後の薬剤散布を必ず行うよう呼びかけている。
(日本農業新聞)

○8月14日(金) 1等米比率66.1%
 食糧庁は13日、検査結果(8月10日現在)を発表した。1等米比率は66.1%と前年同期と比べ7.6ポイント上回った。ただ、熊本、徳島県でカメムシ類被害による着色粒が多かったため、前回に比べ3.9ポイント減少した。
(日本農業新聞)

○8月15日(土) てんき西から東へ
 来週は停滞前線が本州上を横断し、前線上の低気圧が17日、20日頃に東北地方を通過する。前線が停滞するため、東・西日本では曇りや雨のぐずついた日が続き、日照不足が心配される。北日本は大陸の高気圧が移動性となって通過する。気圧配置は、梅雨型から夏を通り越して秋型へ移る。このため北海道は晴れるが、東北では雲の多い日が続き、気温は各地とも低めで推移する。北日本は低温に注意。

(日本農業新聞)

○8月15日(土) 寒く照らぬ夏にイライラ、東北・北関東の米産地
 盛夏が訪れないまま秋に−。東北と北陸地方は梅雨明けが見送られ、平年より13日遅れで8月2日に梅雨明けを発表した関東甲信地方も、北関東を中心にはっきりしない空模様が続いている。雨続きに加え、東北地方の太平洋側では15日以降、再び低温が懸念される。水稲の出来を左右する重要な時期だけに、米どころの農家の不安は増すばかり。
(日本農業新聞)

○8月15日(土) 東北、いもち、遅延を懸念
 梅雨明け宣言できない事態になり、稲作への影響が心配される。一部だが、青森県で遅延型冷害、秋田県では授粉障害を懸念する見方も出ている。北陸3県は、日照不足に集中豪雨が追い打ち、県は相次いで農作物の管理対策を発表した。梅雨明け後も日照不足の続く関東地方も、水稲の登熟不良、穂いもち発生が心配。早場米産地の千葉県は、生育こそ順調だが、曇天の日が多く登熟不良による減収も見込まれている。
(日本農業新聞)

○8月15日(土) 東北・北陸梅雨明け宣言なし
 気象庁は14日、前線の影響で曇雨天が続く、東北、北陸地方の梅雨明け発表は行わないことにした。太平洋高気圧の張り出しが依然弱く、強まる見込みがないため梅雨と夏の区切りが特定できなくなったことによる。梅雨明け宣言をしないのは初めて。
(日本農業新聞)

○8月16日(日) 21世紀へモデル農業づくり、秋田・大潟村
 減反を巡る対立で揺れ動いた秋田県大潟村で、若い農業者らを中心に新たな地域農業づくりが始まった。生産調整の順守派と非協力派の、しこりを乗り越えて実現した昨年暮れの討論会に続いて、今年7月からは村全体で環境保全型農業を追求しようとする試みがスタートした。
(日本農業新聞)

○8月18日(火) あぜみち通信第9号
 梅雨明け宣言も見送られ、低温と日照不足が続く。出穂の遅延とともに、出穂中の低温の影響が懸念される地域もある。
 青森県木造町農家:天気は雨と曇りが続き、日照も少なく低温が続いている。「つがるロマン」は穂揃い期に入り、「あきたこまち」は出穂50%となった。出穂後穂揃いまで平年より2日長くかかった、受粉は無事できたようだ。出穂を終え、根を健全にするため水を取り換えたいが、気温が低いため水を落とせず困っている。
 岩手県金ヶ崎町農家:穂がでそろった。各品種とも平年より2日ほど遅めだ。温度不足か日照不足のためか、登熟が少し足踏みしているような気がする。出穂中の10日頃気温が13度まで下がったことがあった。1週間後には稔実の状態が分かり、作柄の見通しがつくと思う。l
 秋田県平鹿町農家:8月に入り出穂が緩慢となった。先週末で出そろったが、平年より3日ほぼ遅れている。分げつは遅いながら茎数は平年並で、1穂籾数も確保できている。間断灌漑で根の活力を維持するようにしたい。
 宮城県矢本町農家:心配していたが、遅れることなく穂がでた。7月の低温の影響がどれくらいなのか心配なところだ。雨続きで稲こうじ病の発生が心配。今後の天候次第でいもち病の追加防除を計画したい。
 山形県山形市農家:「はえぬき」は穂揃い期が済み、乳熟期に入っており、生育は順調。遅れて出た穂についても不稔の心配はなさそう。これからは登熟がうまくいくよう日照が欲しい。
 福島県郡山市農家:17日現在「ひとめぼれ」はようやく穂揃いが完了した。「コシヒカリ」もこのところの天候で、予想していた生育より遅れ気味で、走り穂が少しみられるようになった。減数分裂期と穂ばらみ期までの気温は何とかクリアできたが、日照不足で光合成が十分できたか心配だ。

(日本農業新聞)

○8月18日(火) 青森県県南部沿岸部 一部に不稔心配
 太平洋側の低温と日照不足で水稲の生育が心配されているが、青森県南部の沿岸部では一部不稔の不安が出され、宮城県では、極端な日照不足と平年の2倍の降水量でいもち病の感染好適日が続いている。両県とも登熟確保やいもち病防除の徹底を呼びかけている。
(日本農業新聞)

○8月18日(火) 米生産費10アール0.8%減
 東北の97年産米の生産費は10アール当たり0.8%低下したが、所得は販売価格の下落により、6万714円とここ十年で最低となり、下げ幅でも前年に比べ22.9%と最大の落ち込みとなった。
(日本農業新聞)

○8月20日(木) 出穂期間長引く、岩手県
 岩手県は18日付けで、8月15日現在の水稲出穂状況を発表した。県全体の出穂盛期は平年と同じ11日だが、低温と日照不足で出穂始期から盛期までの期間が平年の2倍の6日かかっており、出穂終期は平年より数日遅れるとしている。県では、平年より出穂期間が長く、刈り取り適期の判定が難しくなるため、農業改良普及センターなどを通じて、適期刈り取りの指導を徹底することにしている。また、今月下旬に登熟診断を行う。
(日本農業新聞)

 
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○8月21日(金) 不順天候で対策会議、3年ぶり福島県
 最近の日照不足と長雨による農作物被害を食い止めようと、県は20日、「天候不順下における県農作物等技術対策会議」を設置した。設置は1995年以来3年ぶり。県内7カ所にある農林事務所でも早急に対策会議を設置する。
(日本農業新聞)

○8月21日(金) 落水延ばし登熟確保、青森・十和田市
 梅雨明け宣言も見送られ、天候回復の見通しが立たないまま低温と日照不足が続き、最も重要な時期に入っている水稲への影響が心配されている。不作が決定的になったわけではない。しかし、その不安は徐々に現実味を帯びてきている。各地域の気象や地理的条件によって違いはあるが、出穂遅延のほか受粉障害、粒数不足による収量低下などが懸念され、いもち病もかなり広範囲に発生しそうだ。天候不順の影響が強いと思われる東北の北部や太平洋側の各地で、現時点での生育状況と対応に苦悩する農家の姿を追う。
(日本農業新聞)

○8月21日(金) 伝言板で深水防除呼びかけ
 青森県内の出穂は17日現在93%だが、今後も低温傾向が続く心配があるため、JA、農業改良普及センターは稲作農家への情報提供や指導に全力を挙げている。八戸地域農業改良普及センターは、JAと協力して管内30ヶ所の圃場に、6年前から「稲作伝言板」を設置。特に今年は「異常天候に負けない米作り」が重点だ。
(日本農業新聞)

○8月22日(土) 穂いもち徹底防除、福島・浪江町
 JA浪江は12日、町、農業改良普及センターなどと異例の対策会議を開き、防災無線や広報車を使った防除の徹底を呼びかけを強化することを決めた。びら3000枚を配ったのも93年以来のことだ。いもち病以上に深刻なのが日照不足。9日頃から穂揃い期に入っている「ひとめぼれ」の1,2割が不稔の恐れがある。低温による93年とは違い「日照が少なく受精できない状態」(JA営農課長)。

(日本農業新聞)

○8月22日(土) 北・東日本で日照不足、気象庁
 気象庁は21日、「北日本と東日本の日照不足に関する全般気象情報」を発表した。オホーツク海高気圧と停滞する前線の影響で、北海道、東北、関東甲信、北陸地方で1週間程度日照不足が続くとして、農作物の適切な管理を呼びかけている。
(日本農業新聞)

○8月22日(土) てんき西から東へ
 週明け頃南海上で発生した台風が北上し、日本付近に影響を与える恐れがある。台風の北上とともに南から湿った空気が入り、西・東日本の太平洋側では25日前後に強い雨が降りやすく、大雨に対する注意が必要となる。その後は一時的に回復に向かうが、27〜28日には、日本海を低気圧が発達しながら東進する。このため全国的に南風が強まり、太平洋側では山沿いを中心に強い雨や雷雨のところが多く、日本海側ではフェーン現象で高温となる見込み。北日本は前線や低気圧の影響で、天気の崩れる日が多くなりそう。
 偏西風は5波長となり、南北の大きな蛇行はなく東西流となっている。
(日本農業新聞)

○8月23日(日) 稲安定多収へ点播湛水直播、山形・鶴岡市
 山形県鶴岡市の稲作農家は、点播による湛水土中直播栽培を取り入れ、多収を実現している。昨年は「はえぬき」で680kgの高収量となった。作溝機を使って種まき後の落水管理を徹底し、出芽・苗立ち率を高めるのがポイントだ。今年は1ヘクタールの直播分をすべて点播栽培し、安定多収の道を探っている。
(日本農業新聞)

○8月24日(月) 96年産米調整保管分契約数量8割超す
 JA全農は22日、78万トンを民間備蓄・調整保管した96年産米の販売実績(21日現在)を明らかにした。既契約数量は63万トンを超え、契約率80.9%に達した。この結果、契約残数量は15万トン弱となり、「今後も販売を続けるが、残りは加工用米との交換などでほぼ対応できる」(全農米穀販売部)見通しで、今米穀年度中の完売にめどがついた。
(日本農業新聞)

○8月25日(火) 冬眠パック、やまがたの味
 豪雪を活用して農産物を低温貯蔵し、中山間地域の活性化に結びつける雪室が、県内で脚光を浴びている。米やソバの食味維持に予想以上の効果があり、低コストが大きな魅力。今年3月に完成した飯豊町中津川、村山市袖崎の両施設は、ともに実績が上がりつつある。今後、三町に建設する構想があり、関係者の自信が膨らんでいる。
(山形新聞)

○8月25日(火) 中山間地対策の課題浮き彫り、東北農政局
 東北農政局が発表した、中山間地での高齢者が農業を行っている農家の就業構造等についての調査結果によると、耕作放棄地のある農家が34.2%にものぼるほか、今後の農業については70.4%が「現状維持」としているものの、「縮小・やめたい」と考える農家が28.2%、また地域で生活を続けることについても、ほとんどの農家が不安を感じていることが分かった。
(日本農業新聞)

○8月25日(火) あぜみち通信第10号
 出穂中の低温などで生育が懸念されていたが、先週後半からの好天で、傾穂期に入りだしたところも多い。しかし天候の推移によっては、登熟が緩慢になる恐れもあり油断できない状態が続いている。病害虫への警戒も緩めるわけにはいかない。
 青森県木造町農家:生育は極めて順調。傾穂も始まり、いもち病もなく、登熟次第だ。平年作は固いと見ている。
 岩手県金ヶ崎町農家:不稔は予想より少ない。登熟も進んできたが平年作は微妙なところだ。出穂が長引き、同じ圃場でも登熟にかなりのバラツキがある。圃場全体の登熟の具合を見ながら、潅水を伸ばす必要がありそうだ。
 秋田県平鹿町農家:ようやく穂揃いし、ここ4日ほど好天が続いたので登熟が進んだようだ。進み具合はだらだらしていて、水口では穂が立ったままだ。不稔はないようだ。収量は平年並を考えている。今年は登熟に時間がかかりそうなので、今後の天候が気がかりだ。
 宮城県矢本町農家:心配していた不稔も5%未満におさまると思う。穂の傷みはあるが、このところの残暑が続き、温度が高いので、平年並の収穫にはなりそうだ。
 山形市農家:「はえぬき」は出穂後、日照不足で登熟がやや停滞気味だが、気温が平年並に推移したため、大きな障害には至っていない。今年は籾数が平年よりやや多い状況で、ここ3日間好天が続いているので、登熟が進んだ。稲の姿も良く、生育は順調とみる。
 郡山市農家:「ひとめぼれ」は傾穂期に入ってきているが、今までの日照不足のせいか登熟のスピードが緩慢なような気がする。「コシヒカリ」は9割が出穂した。穂の大きさや粒数は問題ない。これから登熟歩合を上げることが先決で、今後の天候を見守りながら間断灌漑に努めたい。 
(日本農業新聞)

○8月25日(火) 乾田直播と湛水直播の折衷法で早期まき、秋田県
 秋田県内で、乾田に種をまいた後、早めに入水して浅水状態で出芽させる折衷方式の水稲直播栽培が普及し始めた。これは寒冷地でも早めに種まきできる方法。県内に広く分布し、入水後漏水が少ないグライ土壌水田などで、今年は15ヘクタール前後で栽培されている。代かきをしないため省力効果が高く、そのうえ畑転換後の透水性が改善され、畑作物の生産性が向上すると期待される。
(日本農業新聞)

○8月25日(火) 中国478万ヘクタールが収穫不能
 アジア各地で、洪水、干ばつ、冷害など異常気象による農作物被害が広がっている。大洪水に見舞われた中国は、日本の耕地面積に匹敵する478万ヘクタールが収穫不能となった。バングラデシュも洪水被害。インドネシア、マレーシア、フィリッピンは大干ばつ。北朝鮮は冷害に洪水が追い打ち、一部地域では「前例のないほど甚だしい」被害になった。アジアの食料需給に対する関心が一気に高まっている。
(日本農業新聞)

○8月26日(水) 積算日照にも考慮、水稲登熟の遅れ、秋田県
 今月に入ってからの天候不順、日照不足を受けて25日、秋田県農作物異常気象対策本部の県対策指導班・地方対策指導班長合同会議が県庁で開かれた。登熟が緩慢に推移している水稲を中心に、今後の技術指導徹底が指示された。水稲は平年より3日早い出穂期となったが、初期登熟が緩慢となっている。主な要因は8月上旬で平年比32%、中旬が同46%と、極端に少ない日照。あきたこまち(88地点)の穂数は438本(平年比96%)、1穂籾数73.0(平年比102%)。この結果、平方メートル当たり籾数は31,974粒(同97%)となっている。作柄は今後の登熟歩合、千粒重によって決まる。
 技術対策は、中干しが不十分あるいは7月下旬の高温時に水を入れなかった圃場の水管理の徹底(出穂後30日までは間断灌漑)、倒伏防止、穂いもち防除の徹底など。県農業試験場の専門技術員は「今年は、出穂後の天候が不順で、刈り取りが1週間から10日遅れた平成7年に似ている。積算温度とともに積算の日照も考慮し、収穫を急がないように指導して欲しい」と述べた。
(秋田さきがけ)

○8月26日(水) 水稲直播広めよう、北海道
 大規模水稲作での直播栽培技術の活用策を探る第5回直播サミットが25日、北海道内で2日間の日程で始まった。主催は全国直播稲作推進会議。
(日本農業新聞)

○8月26日(水) 1等米比率68.5%
 食糧庁は25日、水稲うるち米の検査結果(20日現在)を発表した。1等米比率は前旬より2.4ポイント上がり68.5%となった。九州の一部で着色不良などが出ているが、その他産地の多くで1等米が8割を超えたため。
(日本農業新聞)

○8月27日(木) ウンカの防除対策を、秋田県鹿角市
 JAかづの管内の生育状況:20日現在調査した各地点の稔実歩合は、70〜95%と、7月中旬、8月上旬の低温の影響が心配されたが、何とかクリアできたようだ。ただし、今年は有効茎数の少なさが目立つ。7月15日現在の調査によると、1株当たりの茎数は22本で平年より2本少ない。農家は「特にあきたこまちが1株当たり17,18本と、平年より5本以上少ない」と話す。また穂長、穂数とも平年並かやや短め(少ない)なので、「今年は大きな増収は難しい」との見方が多い。今後、ウンカの発生を農家は心配する。
(日本農業新聞)

○8月29日(土) 水稲作柄101、平年並、山形県
 山形統計情報事務所は28日、水稲の作柄概況を発表した。県平均の作況指数は101で「平年並」だった。初期生育と幼穂形成期間の天候に恵まれ、生育が順調に推移した。
(山形新聞)

○8月29日(土) 作況98の「やや不良」、秋田県
 秋田統計情報事務所は28日、本県の作柄概況を発表した。全県の作況指数は98で、作柄は「やや不良」。地区別では県北が99の「平年並」、県中央、県南が98の「やや不良」となっており、品種間の格差はないとみられる。天候不順で後期分げつが抑制され、穂数が「やや少ない」状況となっている。作柄概況は、県内171地点の調査に基づく。9月と10月にも発表されるが、精度を上げるために421カ所に調査地点を増やす。
(秋田さきがけ)

○8月29日(土) 5年ぶり「平年」下回る、岩手県
 岩手県統計情報事務所は28日、水稲作柄概況を発表した。県平均の作況指数は「97」の「やや不良」。出穂・開花期の低温・日照不足で登熟全体が平年をやや下回ることが予想される。今シーズンは不順な天候が続き、不稔の発生が懸念され、栽培管理の徹底、適期刈り取りが求められる。
(岩手日報)

○8月29日(土) 県内水稲、99「平年並」、福島県
 福島統計情報事務所は28日、県内水稲の作柄概況を発表した。県平均の作況指数は天候不順などの影響で99の「平年並」となり、昨年同期を4ポイント下回った。地区別では会津が100,浜通りが99の「平年並」、中通りは98の「やや不良」だった。
(福島民報)

○8月29日(土) 県内水稲、5年ぶり「100」割る、青森県
 東北農政局青森統計情報事務所が28日発表した作柄概況によると、平年を100とした本県の作況指数は98の「やや不良」で、平成5年以来五年ぶりに100を下回った。平方メートル当たり全籾数がやや少ないと予想されているため。ただ、7−8月の低温と日照不足が実に及ぼす影響がはっきりしないほか、今後の天候にも左右されるなど、現時点ではまだ不確定要素が多い。今年から本格作付けが始まったつがるロマンは「平年並」が見込まれている。
(東奥日報)

○8月29日(土) 不稔障害が心配、宮城県
 東北農政局が28日発表した本年度産の作況指数で、本県の指数は97の「やや不良」で、岩手とならび東北で最低となった。「低温と日照不足に見舞われ、不稔障害が一部地域で発生している」(東北農政局)との理由からだが、中には「不稔障害は予想以上に多い」「不良」というのが実感だ」と、農家に悲観的な見方もある。収穫期が迫るにつれ、空模様を見つめる農家の視線も厳しさを増してきている。
(河北新報)

○8月29日(土) てんき西から東へ
 週の前半、南海上の台風4号が本州付近に接近する見込み。日本付近に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東日本の広い範囲で大雨の恐れ。既に多量の雨が降っている地域では、地盤が緩んでいるため土砂災害に厳重な注意。
 東日本を中心として太平洋側では台風による強風と高い波にも警戒。台風は上陸の可能性もあり、十分な注意が必要。期間の後半も前線が停滞し、南から暖かく湿った空気が入りやすく、大気の不安定な状態が続く。内陸部を中心に一時、雨か雷雨のところが多い。

 
(日本農業新聞)

○8月29日(土) 水稲作況「平年並」 8月15日現在
 東北農政局は27日、水稲の作柄概況を発表した。東北全体の作況指数は99の「平年並」。県別では山形(101)、福島(99)の「平年並」を除き各県とも「やや不良」となった。福島県も集中豪雨の影響が懸念され予断は許されない。

(日本農業新聞)

○8月29日(土) 水害で技術対策、福島県
 「不順天候下における福島県農作物技術対策会議」は27日、水害技術対策(第1報)をまとめた。現地での指導を徹底する。第1報は、排水の注意点を中心に水稲、畑作物、果樹、野菜、特用作物、花き、飼料の7作物に及ぶ。水稲では、排水する際茎葉に付着した泥をできるだけ洗い落とし、倒れた稲を早急に起こす、浸水・冠水した稲は耐干性が低下しているため田を急に乾かすことは避ける、土砂流入が比較的少ない場合は、除草機等で土壌の通気を図る、間断灌漑で通気を図る、いもち病が発生しやすいことから薬剤を散布する、などとしている。
(日本農業新聞)

○8月30日(日) 台風4号、勢力を保ち北上
 中型で強い台風4号は29日午後、小笠原・父島の北西約200キロをゆっくりと北上した。31日には伊豆半島南岸に接近する恐れがある。台風の北上と停滞する前線の影響で、関東甲信、北陸、東北地方にかけて引き続き局地的に激しい雨が予想され、気象庁は土砂災害への警戒を呼びかけている。
(日本農業新聞)

○8月30日(日) 食料不足の恐れ、FAO緊急調査
 アジア諸国は今夏、多発する洪水で農作物被害が深刻化しており、国連食糧農業機関は29日までに、被害状況を緊急にとりまとめた。中国の被害が甚大で480万ヘクタールの農地が壊滅、特に長江流域の早期米が打撃を受けている。バングラデシュは40万ヘクタール以上が全滅、米などの食料不足が100万トンを超える見込み。韓国、北朝鮮、インドなども被害が大きい。FAOは、数ヶ月後に「多くの人々が食料不足に直面しそうだ」と、インドネシア以外にも広がるアジアの食料危機を警告した。
(日本農業新聞)

○8月31日(月) 農地の流出・冠水被害広がる
 台風4号の影響で居座る前線が活発化した日本列島では30日、関東や東北、北海道、東海地方で断続的に大雨が降り続き、堤防決壊、土砂崩れ、冠水被害が広がった。
(日本農業新聞)

○8月31日(月) 各地で記録的な大雨
 関東や東北地方を中心に大きな被害をもたらした大雨は、日本付近に停滞する前線や台風4号の影響で30日も降り続き、東日本各地で局地的に80ミリ前後の激しい雨が観測された。気圧配置に大きな変化はなく、大雨の降りやすい状況は9月1日まで続く見込みで、気象庁は山崩れなどへの厳重な警戒を呼びかけた。
(日本農業新聞)


 

 

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