水稲冷害研究チーム

1999年東北稲作動向(新聞記事等から)


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料森脇課長さんにご協力をいただいています.


3月

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○3月2日(火) 直播稲作定着へ助成、福島県
 県は直播栽培の加速的な定着拡大を目指して「うつくしま直播稲作定着事業費」の中で、5ヘクタール以上団地化して直播栽培を導入した場合、既存の直播導入助成に千円上乗せする助成を新たに設けた。直播栽培の本年度実績は623ヘクタール。作業効率向上、鳥害回避などの面でメリットがより大きい団地化を進める。
(日本農業試験場)

○3月2日(火) 新形質米普及へ、秋田・大曲市
 秋田県大曲市で2月27日、スパーライス研究会が開かれた。農水省が開発した新形質米を普及しようと開いたもので、東北農業試験場関係者と農家ら約30人が参加。食感が軟らかい低アミロース米や、10アール当たり920キロとれる超多収米などが紹介された。米の機能性などに着目し、新たな需要拡大を期待する試験場と、特徴ある米作りへ意欲を燃やす農家の両者が一体となった取り組みが注目される。
(日本農業試験場)

○3月3日(水) 2年続いて「北並西暖」、気候統計値
 気象庁は2日、今冬(12月〜2月)の気候統計値を発表した。3か月の平均気温は、北海道で平年並だったほかは全般に高く、2年続きで「北並西暖」だった。当初の予想に反して暖冬傾向となったことについて、気象庁は「寒気が思ったより南下しなかった。だが、ここ十年ほど続いている高温傾向は終わりに近づいている」(気候情報課)とみている。
(日本農業新聞)

○3月4日(木) 帯状散播できる高精度湛水直播機、生研機構
 生物系特定産業技術研究推進機構は民間企業との共同研究で、高精度水稲湛水直播機と密植式田植機の2機種を開発した。湛水直播機は帯状に散播し、種まき精度の向上で収量や品質が安定する。密植式田植機は千鳥植方式を採用、密植でも株間が広がり増収効果が期待できる。両機種とも来年から販売する。
(日本農業新聞)

○3月4日(木) 桜前線の北上早そう
 気象庁は3日、関東から九州までの今年の桜の開花予想を発表した。今年の開花は昨年ほど早くないが、平年並みか、平年より3〜6日早くなりそうだ。
(日本農業新聞)

○3月6日(土) エルニーニョ後の太平洋、雨の降り方がらり変化
 史上最大規模といわれたエルニーニョの最中と終了後で太平洋の雨の降り方はこんなに違っていた。宇宙開発事業団と郵政省通信総合研究所は5日、1997年に打ち上げた熱帯降雨観測衛星のレーダーが観測した地球全域の降雨量分布の画像を公表した。エルニーニョが終わった99年1月の画像では、太平洋の赤道上での降水量が非常に少なく、「収束帯」と呼ばれる雨の多い地域が赤道の南北2つに帯状にみられる。これに対して、エルニーニョが続いていた1年前の98年1月には「収束帯」が赤道上に移動して大量の雨を降らせた。降水量が特に多い地域は、インドネシア周辺の西部太平洋だけでなく、中部太平洋にまで広がっている。
(秋田さきがけ)

○3月6日(土) 「やませ」情報や電子新聞、郵政省
 郵政省が地上波テレビのデジタル放送導入に向けて全国7か所で始める実験や研究のテーマが6日、明らかになった。同省は2003年から東京、名古屋、大阪の大都市圏で地上波デジタルの放送開始を目指している。このため、北海道のほか東北では冷害の原因となる「やませ」を観測して提供する気象情報システムの開発を目指す。
(東奥日報、福島民報)

○3月6日(土) ポカポカ「春一番」
 気象庁は5日、関東、北陸、中国、九州北部で「春一番」が吹いた、と発表した。低気圧が発達しながら日本海側を東北東に進んでおり、南よりの風が強まり気温が上昇、各地で4月上旬から5月上旬並の陽気となった。昨年の春一番は、関東で3月14日、北陸と中国は2月12日、九州北部は2月9日だった。
(日本農業新聞)

○3月6日(土) めざせ高品質米、JA山形経済連
 JA山形経済連は4日、上山市で「活力ある土づくり実践集団事業検討会」を開き、116の土づくり集団を核に信頼される米産地形成に向けた多彩な事業を展開することを確認した。
(日本農業新聞)

○3月6日(土) 水稲直播技術確立を、秋田
 「あきたこまちブランドアップ運動」県推進本部が主催する水稲直播栽培実績検討会が5日、関係者を集めて行われた。初めに秋田県農業試験場長が「直播栽培技術の導入による稲作経営の展開」を題して講演。水田農業の持続的な発展を図るとともに、優良農地の荒廃を避けるためにも、少ない担い手でも稲作面積を維持できる省力・低コストで環境負荷の少ない直播稲作技術の確立と、その普及が求められるとした。
(日本農業新聞)

○3月6日(土) 販売先別に栽培計画、岩手・JA岩手ふるさと
 JA岩手ふるさとと金ヶ崎地域営農センターは、生協など販売先別に栽培地区、栽培方法を指定した米の栽培計画を進めている。品種に最適な圃場を特定し農薬も限定することで味、安全性を強調、消費地のニーズに応えた販売戦略だ。 
(日本農業新聞)

○3月6日(土) 依然強いコシヒカリ、99産水稲作意向調査
 「コシヒカリ」の作付け意欲が依然として強く、新顔「ほしのゆめ」も北海道で順調に伸びていることが、農水省が5日発表した「1999年産水稲作に関する農家意向調査」でわかった。品種を選ぶ理由に、農家は良食味と高価格を重視している。3年後の作付け規模は8割以上が現状維持と答え、規模拡大は7%にとどまった。
(日本農業新聞)

○3月6日(土) 環境保全型農業村全体に、秋田・大潟村
 大規模農業を実践する秋田県大潟村で、環境保全型農業を推進しようという機運が盛り上がってきた。農家個々の取り組みを村全体に広げ、「モデルの農業地帯に」と若手農家らが奮闘している。12日には、環境にやさしい農業がどの程度実践されているかを調べた報告会を開く。
(日本農業新聞)

○3月7日(日) 加工用米中山間で重点生産、岩手県
 県は、米の適地適産を推進するため、11年度から加工用米の市町村間調整を本格推進する。農家に奨励金を交付して中山間地での加工用米生産を進める一方、平場地域の良質米生産を推進して米生産の地域分担を実現することが狙い。農業団体が中心となり調整を進め、11年度は県全体の加工用米生産面積の半分に当たる1千トンの調整を目指す。 
(岩手日報)

○3月7日(日) 幻の品種で純米酒、山形・川西町
 幻の酒米「酒の華」を使った純米酒が山形県川西町の酒造店から発売された。酒米の「酒の華」は「京の華」「国の華」とともに酒米三部作といわれ、鶴岡市の稲の品種改良家が開発した。昭和の初め頃までは栽培、使用されていたが、その後はすっかり姿を消している。
(日本農業新聞)

○3月9日(火) 出来秋に赤、紫の点景、東北農試
 景観作物として紫米や赤米を植え、飼料に利用する育種研究が、秋田県大曲市の東北農試水田利用部で進んでいる。同部の稲育種研究室は、稲の穂が赤い「対馬在来」と、穂が紫色の「あくねもち」に、東北地方の栽培に向くよう早生種をかけ合わせた。特に「あくねもち」系統の紫米は、出穂後葉の緑と穂の紫のコントラストがあやめのように美しく、出穂10目頃の色が最も濃くなるという。
(日本農業新聞)

○3月9日(火) 水稲「スノーパール」、期待の新顔
 粘りが強く軟らかい。冷めても硬くなりにくく、おにぎりや弁当、冷凍食品などの加工品に適している。こんなコメの品種開発に東北農業試験場の水田利用部が成功し、昨年、「水稲農林356号」として登録した。愛称は「スノーパール」だ。コメの主成分である澱粉は、大きくアミロースとアミロペクチンの2種類に分けられる。もち米はアミロペクチンが100%なのに対し、うるち米はアミロペクチン80%で残り20%はアミロース。スノーパールは、アミロースの割合がもち米とうるち米の中間の10%前後で、両方の特徴を合わせ持つ新しいコメといえる。
(河北新報)

○3月9日(火) 飼料米500ヘクタールへ、JA庄内経済連
 JA庄内経済連は、米の生産調整転作物として飼料用米の栽培に取り組んでいるが、1999年度は500ヘクタール、3千トンを目標に管内市町村や食糧事務所、JA、養豚業者らと協議、検討を進めている。飼料用米栽培が自給率向上や水田保全に果たす役割が見直され、一挙に倍増する見通しだ。
(日本農業新聞)

○3月10日(水) 病害虫防除所4月に統合、福島県
 県は4月から病害虫防除所の福島、会津若松、原町の三支所を本所(郡山市県農業試験場敷地内)に統合し担当業務の専門機能を高める。農作物病害虫の発生予察業務などのサービスは、@迅速で精度の高い予察情報、A病害虫防除情報ファックスサービスを充実し、病害虫の発生状況に応じた的確な防除情報や防除に関する高度な技術情報、B農業者からの病害虫の診断や原因解明などの相談に迅速な対応ーなどの提供としている。
(日本農業新聞)

○3月10日(水) 「まなむすめ」拡大へ、宮城米
 宮城県は1999年稲作推進会議を9日、各市町村やJA担当者らを集めて開いた。品種では「まなむすめ」を3本柱の一つにすることを決定、2001年には全体の1割まで拡大することを発表した。また直播栽培は今年産で500ヘクタール普及を目標に掲げた。宮城県の品種は昨年産で「ひとめぼれ」が65%、「ササニシキ(BL含む)」が30%と、中生の2大品種で95%を占めている。経営安定のためにも第3の柱「まなむすめ」への誘導を進め、2001年には「ひとめぼれ」54%、「ササニシキ」16%、「まなむすめ」10%を目指す。同品種はいもち病にも倒伏にも強いのが特徴。食味は「ひとめぼれ」並み。
(日本農業新聞)

○3月10日(水) 自然と調和した農業を、東北ブロック環境保全型シンポ
 東北6県の自治体や中央会などで組織する東北ブロック環境保全型農業シンポジウム」を盛岡市で開いた。自然環境と調和した農業の展開を目指してーをテーマに、講演や優良事例発表を行い、21世紀の東北農業の新たな展開に向けて、自然環境に負荷の少ない環境保全型農業の定着促進の機運を高めた。
(日本農業新聞)

 
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○3月11日(木) 「水稲直播」シンポ、秋田・平賀町
 「水稲直播栽培」の平鹿地区シンポジウムが8日、農業関係者ら約60人が参加して平鹿町で開かれ、直播のノウハウや課題などを探った。
(秋田さきがけ)

○3月11日(木) 海面水温の平年差縮小、エルニーニョ速報
 気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表した。太平洋の南米ペルー沖の赤道域の海面水温は、ほぼ全域で平年を下回った。海面水温の平年差はマイナス0.7度で、前月(マイナス1.2度)より小幅になった。海面水温は昨年8月以降、平年値を下回り続けている。
(日本農業新聞)

○3月11日(木) 夏らしい夏期待できます、暖候期予報
 気象庁は10日、4〜9月の暖候期予報を発表した。夏(6月〜8月)の平均気温は、東北と北海道は平年並みだが、それ以外の地方は高めを見込んでおり、西日本中心に暑い夏なりそう。梅雨期後は太平洋高気圧に覆われて、晴れの日が多く、「平年並み〜暑い夏」という。
(日本農業新聞)

○3月12日(金) 水稲極早生「ふ系180号」品種登録を出願、青森県
 県は10日付けで、県農業試験場藤坂支場が育成した水稲の極早生品種「ふ系180号」の品種登録を農水省に出願した。県産米では初の低アミロース米で粘りが強く、食味が良いのが特徴。玄米がやや白濁するという短所はあるが、いもち病に強く極早生種としては多収だ。県は下北、上磯地方など気象条件の厳しい冷涼地帯での普及を進める。
(東奥日報)

○3月12日(金) 今年は台風にご用心
 気象庁は10日発表の暖候期予報で「北並西暑」の夏を予報したが、農水省農業環境技術研究所・地球環境研究チームの山川修治主任研究官は「関東以西は、空梅雨で干ばつ傾向。東北以北の北日本は集中豪雨の恐れがあり、台風にも要注意。」と警告する。@北日本近海に冷水域が残り、オホーツク海高気圧が張り出しやすい。A南海上の暖水域が低気圧を発達させ、暖気が流入する。B梅雨前線は例年より北に停滞する。などを根拠に、北日本では寒気、西日本では水不足や高温障害への備えを呼びかけている。
(日本農業新聞)

○3月12日(金) なぜ増えぬ特定農業法人
 急速に増える荒廃農地の保全対策の一つとして今、注目されているのが特定農業法人だ。農水省も、集落営農組織の発展形態である特定農業法人を、耕作放棄が進み、担い手の確保も難しい中山間地にとって最後の切り札と期待する。しかし、同制度がスタートして5年たった今でも、東北での法人結成は一つだけ。制度そのものが一般に知られていない状況だ。
(日本農業新聞)

○3月13日(土) 「岩南13号」に関心、岩手県
 岩手県農業研究センターの10年度研究成果発表会が11日、県庁で開かれた。初の県産酒造好適米「岩南13号」などの新品種や、県北の害虫ネギコガの防除方法など6項目が紹介された。「岩南13号」は同センターが平成3年から開発を開始した。「山形酒49号」と「秋田酒49号」を交配し、育成された。特性は耐冷性や耐倒伏性が強く、出穂期と成熟期は中生の晩でやや遅い。いもち病における抵抗性は中からやや弱とされている。
(盛岡タイムス)

○3月13日(土) 環境保全米に地域戦略を、秋田・大潟村
 秋田県大潟村で環境保全型農業プロジェクト報告と討論会が12日、農家ら約200人を集めて開かれた。主催者である県立農業短期大学の研究者らが、村内全農家に行ったアンケートをもとに、環境保全型農業の普及現状と課題を提示。「今後は同栽培に取り組むだけでなく、消費者への情報開示や新たな販売ルートづくりのためにも、地域戦略を研究、討論する場をつくり連携体制をとることが必要だ」と提言した。
(日本農業新聞)

○3月13日(土) 「米の基本計画」案を了承
 農水省は12日、自民党の農業基本政策小委員会に1999年米穀年度(1998年11月〜99年10月)の「米の基本計画」(米穀の需給及び価格の安定に関する基本計画」案を示し、了承された。需給見通しでは、今年10月の在庫数量を271万トン(うち外国産米10万トン)とした。
(日本農業新聞)

○3月14日(日) つがるロマン「A」、青森県
 日本穀物検定協会がまとめた10年産米の食味ランキングで、新たに対象銘柄となった県産米「つがるロマン」は5段階評価で2番目に高い「A」だった。このほか「むつほまれ」はAに次ぐ、「A’」で9年産と変わらなかった。
(東奥日報)

○3月16日(火) 稲作依存脱却を、東北地域農政
 東北地方の農家や経済団体の幹部、消費者ら14人でつくる「東北地域農政懇談会」は15日までに、「活力ある東北農業実現に向けて」と題した報告書をまとめた。昨年1年間の懇談会での論議を基に、東北農業の稲作依存から脱却を提言した上で、農産物の需要動向を把握する必要性を強調している。
(河北新報)

○3月16日(火) 農業の多面的機能を調査、岩手県
 岩手県がこのほど、農業・農村の多面的機能に対する県民の意識調査を行ったところ、調査対象者の8割以上が「多面的機能を知っている」と答えていることがわかった。同機能の将来的意向についても「是非とも残したい」とする回答が7割を超えていた。合わせて行われた多面的機能の評価額は県全体で年間、国土保全機能が2349億円。アメニティ、教育、文化機能が224億円などとなった。
(日本農業新聞)

○3月17日(水) 大気中亜酸化窒素も驚異、地球温暖化
 温室効果が二酸化炭素の約300倍もあり、気象変動枠組み条約の京都議定書で削減の対象になっている亜酸化窒素の大気中濃度が1990年代に入って急増している。性能が劣化した自動車排気ガス触媒装置や、医療用の全身麻酔に使われるガスなどがその原因として疑われている。「温室効果だけでなく、フロンと同じようにオゾン層の破壊効果もある。二酸化炭素よりも地球環境には脅威だ」と指摘する専門家もいる。
(秋田さきがけ)

○3月17日(水) コメに的搾り政策を、秋田県
 第4回県食料・農業・農村県民懇談会が16日、秋田市で開かれた。今後の県農政に、各層の意見を反映させようと県がスタートさせた懇談会は、今回が最終回。生産者、消費者、学識経験者ら17人の出席者からは「コメに的を絞ったシンボル的な政策を打ち出すべきだ」「少量多品目生産で地域内流通を促進すべきだ」などの意見、要望が相次いだ。
(秋田さきがけ)

○3月17日(水) 転作定着手法探る、仙台・宮城
 麦や大豆の増産に向け、JA全中は16日、仙台市で「水田農業の未来を考えるシンポジウム」を開いた。転作としての水田利用が定着しない状況を踏まえ、農家が安定的に取り組める手法を探った。
(日本農業新聞)

○3月18日(木) コメ新品種誕生に期待、青森県藤坂支場
 十和田市にある県農業試験場藤坂支場の世代促進温室で17日、水稲新品種改良のための交配した雑種第1世代の稲刈りが行われた。刈り取った種子は、今年も温室で栽培を続け、第2,第3世代を育てる。
(東奥日報)

○3月18日(木) 大幅二酸化炭素増加
 大気中の二酸化炭素濃度が、1998年に大幅に増加したことがわかった。気象庁が発表した国内3か所の測定結果によると、平年の2倍近い増加量となっており、岩手県三陸町綾里では観測を始めた87年以来の最大値を記録した。二酸化炭素は、地球温暖化をもたらす主要な温室効果ガス。同庁は「化石燃料の使用など人間活動の影響とみるには、大きすぎる数値」とし、昨年6月まで続いた大規模エルニーニョ現象を主な原因に挙げている。
(日本農業新聞)

○3月19日(金) 山形米消費拡大へ研修会、山形
 山形米の消費拡大を目指す「関東山形米研修会」と「山形はえぬき・どまんなかファンクラブ」合同研修会がこのほど、東京新宿区で開かれ、都民に山形特産品をプレゼントする「山形米キャンペーン」の展開を決めた。
(日本農業新聞)

○3月19日(金) 減農薬・減化学肥料米を推進、宮城県稲作安定対策会議
 宮城県稲作安定対策会議が18日、県、農林振興事務所、JA関係者ら同本部員を集めて仙台市内で開かれた。1999年度稲作推進方針として、減農薬・減化学肥料栽培米や産地ブランド化へ、広域JA単位での取り組みに力を入れることを確認した。
(日本農業新聞)

○3月19日(金) 初作付けの全戸に「水稲栽培ごよみ」、一関・岩手
 一関農業改良普及センターと北上川遊水池営農対策推進協議会はこのほど、今春から作付けが始まる一関第三遊水池の生産農家に、1ヘクタール圃場の稲作栽培ごよみを配布した。種子の準備や育苗、代かき、田植え、病虫害防除、水管理、刈り取りを、月を追って基本的な作業手順が示されている。
(日本農業新聞)

○3月20日(土) 桜の開花、盛岡市は4月22日の予想
 仙台管区気象台は18日、東北地方各地の桜の開花予想を発表した。盛岡は平年より2日早い4月22日と予想されている。昨年に比べると10日遅れとなる。
(盛岡タイムス)

○3月20日(土) 宇和島、高知で桜開花
 気象庁によると19日、宇和島市と高知市で桜が開花した。宇和島は平年より7日早く、観測以来5番目に早い開花。高知は平年より5日早く、過去7番目に早い開花となった。
(日本農業新聞)

 
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○3月21日(日) 食味向上栽培を強化、秋田県
 県農政部は「秋田米食味値向上栽培マニュアル」(改訂版)を作成した。平成8年3月作成のマニュアルは文章が中心だったが、表やグラフ、イラストなどを多く使い、視覚に訴える読みやすい仕上がりとなっている。
(秋田さきがけ)

○3月22日(月) 自給率向上の切り札?!、飼料米
 食料自給率を上げる「切り札」として、飼料米に再びスポットが当たっている。米作りのお家芸を生かし、人の胃袋がいっぱいならば「家畜のえさ」にする。輸入に押さえている国産飼料の復活につながる。飼料米はこれまで挫折の繰り返し。安すぎる「価格の壁」に跳ね返されてきた。しかし、今度は、食料安全保障を確立する新農業基本法が後盾になる。「三度目の正直」は期待できるか。
 ***飼料米の歴史***
 1971年:米の減反政策始まる。当時、東北大学教授が飼料米生産を提唱。
 〜74年:第1次米過剰で346万トンを飼料用に。
 1980年:農政審が飼料米を食糧安保での「長期的課題」と答申。当時、100余の農協が飼料用イネを試作。
 1981年:飼料米試験田を転作カウント。農水省が多収の飼料用イネ開発「逆7・5・3計画」スタート。
 〜83年:第2次米過剰で165万トンを飼料用に。
 1984年:飼料用イネを転作作物の対象に。
 1987年:飼料用イネを転作作物の対象に。
 1995年:「逆7・5・3計画」が中途打ち切り。
 〜96年:緊急輸入米処理で23万トンを飼料用に。
 1997年:ミニマムアクセス米19万トンを飼料用に備蓄
 1998年:飼料米の自家家畜使用を許可。

(日本農業新聞)

○3月23日(火) 米産直7割が関心、東北農試消費者調査
 「消費者にとって米の産直は、まだ情報不足。農家はもっとアピールが必要では」という調査結果が、東北農業試験場動向解析研究室磯島研究員から発表された。調査対象は盛岡市民329人。産直で米を購入していると答えた人は9.3%。条件次第を含めると7割以上が産直へ関心を示している。
(日本農業新聞)

○3月23日(火) 籾殻リサイクル作戦、秋田県
 籾殻からキシロオリゴ糖を抽出、残さは建築資材に活用しようというプロジェクトを秋田県が進めている。実証試験を3月までに終え、来年度から県内企業、団体に参加を呼びかけ、事業化に取り組む。将来的には、県内すべてのカントリーエレベータに抽出施設を導入、米主産県の特徴を生かした大がかりなリサイクルを進める。
(日本農業新聞)

○3月24日(水) 1月の米消費、5か月連続で減少
 食糧庁が23日にまとめた1月の一人当たり米消費量は、全世帯で5497gで前年同月より1%減少した。これで5か月連続の減少となった。世帯の9割を占める消費世帯の消費量は、5327gで同1%減。生産世帯でも7168gで同0.5%減と、ともに減少した。
(日本農業新聞)

○3月24日(水) 水不足なさそう、3か月予報
 気象庁は23日、4月〜6月の3か月予報を発表した。降水量は平年並みで、水不足の心配はなさそう。気温は、北海道、東北の北日本で平年並みだが、その他の地方は平年より高く、高温傾向が続く見込み。病害虫への注意が必要だ。
(日本農業新聞)

○3月25日(木) 酒田大雪、山形は少雪でした、山形県
 この冬は山形は少雪、酒田は大雪、スキー場など山間部では平年並み−。山形地方気象台は24日、10年11月から11年3月20日の県内の降雪量についてまとめを発表した。それによると、1月中旬に大雪となった米沢などの各地だが、トータルでは結局、平年を下回った。
(山形新聞)

○3月25日(木) 秋田59号と秋田酒53号県奨励品種に採用、秋田県
 県農作物品種対策協議会が24日、秋田市で開かれ、県農業試験場が育成したうるち米「秋田59号」と酒米「秋田酒53号」を県の奨励品種に採用した。「秋田59号」は「ひとめぼれ」と「あきた39」を交配した。高品質、良食味で、耐倒伏、耐冷性に優れ、多収。食味は「ササニシキ」並みで、主食用のほかすし米にも向く。
(秋田さきがけ)

○3月25日(木) ほしい情報「市況」、農水省
 農水省は24日、全国アンケート調査「情報化の進展状況について」の結果を発表した。食品流通加工業者の7割がパソコンを所有しながら、食料や農林水産業の情報入手に役立てているのは1割にとどまっていることが分かった。業者が求める情報は「市況」が最も多く、「食品の安全性」への関心も高い。
(日本農業新聞)

○3月26日(金) 水稲直播推進、福島・田村地方
 田村地域農業普及センターはこのほど、県三春合同庁舎で1998年度田村地方水稲直播栽培総合検討会を開いた。直播栽培実施者やJAたむらの営農担当者らが高冷地帯での技術対策などを研修した。
(日本農業新聞)

○3月26日(金) インターネット活用へ担当者研修、秋田
 インターネットを活用しようと、JA秋田がインターネットで米情報の提供を開始するのに伴い、提供された情報を各JAなどに有効に活用してもらおうと、JA秋田教育研修所で各JA担当者を対象に24日、担当者研修会が開かれた。
(日本農業新聞)

○3月27日(土) ロマンなど3銘柄軒並み価格下げ、青森
 自主流通米第9回入札が26日、東京都内と大阪市内の自主米価格形成センターで実施された。県産米の平均落札価格は、「つがるロマン」17,193円、「むつほまれ」15,256円、「むつかおり」15,431円だった。
(東奥日報)

○3月27日(土) ひとめぼれ623円安、岩手
 自主流通米第9回入札が26日、東京都内と大阪市内の自主米価格形成センターで実施された。本県産は、「ひとめぼれ」が18,582円、「あきたこまち」17,838円だった。
(岩手日報)

○3月27日(土) 県産こまち433円安、秋田
 自主流通米第9回入札が26日、東京都内と大阪市内の自主米価格形成センターで実施された。県産3銘柄は320〜720円値を下げた。平均落札価格は、「あきたこまち」18,197円、「ひとめぼれ」17,971円、「ササニシキ」17,973円となった。
(秋田さきがけ)

○3月28日(日) 農家の足並みどこまで、江刺市農協減農薬米、岩手
 江刺市農協は、11年産米の栽培に当たって、付加価値の高い「減農薬栽培米」の信頼性を確立するため使用農薬の種類を統一する。農水省が定めたガイドラインに従った措置で、農協組織を挙げた本格的な取り組みは珍しい。健康ブームの中、より安全な米作りは消費者に歓迎されそうだが、実際の栽培では農家の意識改革が求められるなど課題も多い。
(岩手日報)

○3月28日(日) ライスロマンクラブ結成、青森
 村内11の高度集団栽培組合を再編・一本化した相馬村稲作生産組合「ライスロマンクラブ」の設立総会が27日、同村で開かれた。「相馬方式」ともいうべき村、生産者、農協が一体のコメ作りを目指し、県内はもちろん東北でも初の取り組みが始まった。
(東奥日報)

○3月30日(火) 期待の新顔:東北160号
 宮城県産米の主力品種「ひとめぼれ」同様に良質の食味を持ち、出穂・成熟が遅く、いもち病に強く耐冷性に優れる。しかも倒伏し難い−。宮城県古川農業試験場が開発を手がけ、今月中には県の奨励品種となる予定の「東北160号」は、県が進める栽培品種の分散化によるリスク回避と、適地適作戦略の期待の星だ。
(河北新報)

○3月31日(水) 純米酒1431本を農家に配布、宮城・中新田町農協
 農家が作付けしたコメを農家自身に純米酒や加工米にして消費してもらい、量に応じて生産調整面積を免除するユニークなコメ消費拡大策に取り組む宮城県中新田町農協などは30日、醸造された純米酒を農家に配り始めた。
(河北新報)

○3月31日(水) 「食料自給率5割以上」が7割
 東北農政局は、新たな農業基本法で打ち出す食料自給率などについて、農業者や流通加工業者、消費者にアンケートした結果を30日までにまとめた。食料自給率については「5割以上を目指すべきだ」が全体の72%に上り、自給率向上に対する関心の高さが浮き彫りにされた。
(日本農業新聞)

○3月31日(水) 桜前線、咲き始め15日ごろ、秋田
 仙台管区気象台は30日、東北地方の桜の開花について、第2回目の予想を発表した。本県ではほぼ全域で平年並みの開花が予想され、来月15日から25日の間に開花する見込み。
(秋田さきがけ)


 
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