水稲冷害研究チーム

2000年東北稲作動向(新聞記事等から)


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料森脇課長さんにご協力をいただいています.


4月

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○4月4日(火) 苗立枯病の防除を、秋田県病害虫防除所
 県病害虫防除所は3日、発生予報第1号を発表した。水稲は苗立枯病の発生がやや多いと予想されるため、薬剤による予防防除の徹底が必要だ。
(秋田さきがけ)

○4月4日(火) 住田の生産組合に奨励賞、岩手・住田町
 全国環境保全型農業推進会議主催の第5回環境保全型農業推進コンクールで、住田町のすみた清流米生産組合が奨励賞を受賞した。中山間地域の厳しい条件の中、環境に配慮しながら良質で売れる米づくりの実現などの活動が評価された。
(岩手日報)

○4月4日(火) 無菌包装米飯で消費拡大、JA全農
 米の消費拡大へ、JA全農は無菌包装米飯の販売促進に力を入れている。無菌包装米飯は簡便性が時代のニーズに合い、急速に需要が伸びている。今後、高齢化に伴ってシルバー層向けにも期待できるとみられる。
(日本農業新聞)

○4月4日(火) 炭壌米生産を促進、秋田・角館町
 粉炭を散布した田んぼから収穫された「あきたこまち」が、角館町の温泉宿泊施設で「炭壌米」という名で販売されている。粉炭の生産者は仙北森林組合、町は角館産農産物ブランドアップ事業で、農家がこの粉炭を購入する際に負担軽減を図る。
(秋田さきがけ)

○4月4日(火) アイガモ農法作付26ヘクタールへ、青森・JA木造町
 環境保全型農業に、意欲的に取り組んでいるJA木造町おいしいごはんを作る会は3月29日、総会を開いて、2000年度のアイガモ農法面積を26ヘクタールに拡大することを確認した。
(日本農業新聞)

○4月4日(火) 固い結いの絆 水路掃除3000人、岩手・金ヶ崎町
 岩手県金ヶ崎町で2日、一斉に「せきはらい」が行われ、刈り払いや水路の掃除を行った。「せきはらい」は、米作りり備えた早春の作業。昔から農家の共同作業で行われている。
(日本農業新聞)

○4月6日(木) 春を実感、播種作業始まる、岩手・紫波町
 紫波町の岩手中央農協の水稲育苗センターで4日、米の播種作業が始まった。初日は「ひとめぼれ」を主に2160箱の育苗箱に種を播いた。
(岩手日報)

○4月6日(木) 畑作1,2週間遅れ、青森・上北地方
 上北地方の残雪が平年より多いため、長芋の堀とり作業やニンニクの生育が、平年より1週間から2週間遅れていることが、県のとりまとめで分かった。収穫や生育遅れによる品質低下を防ぐために、県は生産者に除排雪の徹底を呼び掛けており、作物毎の生産出荷対策を近く協議する。
(東奥日報)

○4月6日(木) 一等米比率84.5%、福島県
 福島食糧事務所は5日、3月末現在の11年産米の検査結果を発表した。一等米比率は84.5%、前年の71.1%を13.4ポイント上回っている。
(福島民報)

○4月6日(木) 丈夫な苗育ってね、岩手・東山町
 東山町の東山水稲育苗センターで4日から、水稲の種まきが始まり、春耕を前に活気づいている。水稲育苗センターは、種籾9300キロ用意し、5万箱を出荷する。
(岩手日報)

○4月6日(木) 融雪剤散布に助成金、山形県
 山形県内は中山間での融雪が平年に比べ10日以上遅れており、ところによっては20日以上の地域もあり農作業の遅れが懸念されている。このため尾花沢市や小国町など12市町村が対策本部を設置。消雪剤散布に助成金を支給。他の市町村でも農道の除雪などの支援を行っている。県でも農林水産部に気象災害班を設置して情報収集と消雪対策の徹底を呼び掛けている。
(日本農業新聞)

○4月6日(木) 1等米比率62.8%、99年産米検査
 食糧庁が5日公表した1999年産米の検査結果(3月末)によると、全国的にカメムシ類の被害で着色粒が発生したことなどの影響でうるち玄米の1等米比率は62.8%で、過去5年間で最も低い比率となった。
(日本農業新聞)

○4月7日(金) 「はえぬき」食味アップ、山形県
 高品質・良食味米づくるを推進している県農林水産部は、産地間競争の激化と県内の1999年産米の極端な品質低下を踏まえ、ワンランク上の米作りを目指す「食味向上栽培マニュアル」を作成した。県内各地の「はえぬき」が最高の「特A」を獲得する水準になることを目指し、良食味米生産技術をとりまとめた。
(山形新聞)

○4月8日(土) 消雪遅れ、農作物に影響、青森県
 県は7日、青森市で農林部出先機関、県経済連などの担当者を集め、消雪遅れによる農作物への影響について意見を交換した。生育・出荷遅れが懸念される畑作物は、県外産地の動向把握に努め、農協や市町村と連携した生産・出荷指導を進めることとした。
(東奥日報)

○4月8日(土) 防霜対策本部を設置、JA郡山
 安定生産は凍霜害防止から−。JA郡山市は7日、防霜対策本部を設置した。関係機関と連携して未然防止と気象災害に備える。
(日本農業新聞)

 
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○4月11日(火) 乾田直播始まる、福島・原町
 畑同様の乾いた田んぼに水稲の種籾を直接、まいて省力化を図る乾田直播が10日、県内トップを切り原町市の高地区で始まった。今週中にも約17ヘクタールの圃場にまく。
(福島民報)

○4月11日(火) 水稲種まき30%に停滞、青森県
 県農業生産対策推進本部のまとめで、10日現在の県平均の水稲播種進捗状況が消雪遅れの影響で30%にとどまり、平年値の43%を13ポイント下回ったことが分かった。地区別では上十三が18%(平年比28ポイント減)、西が61%(同17ポイント減)、東青が18%(同15ポイント減)で遅れ幅が大きい。
(東奥日報)

○4月11日(火) ラニーニャ夏までに終息、気象庁
 気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表。3月の太平洋赤道域の海面水温は、平年を0.3度下回り、貿易風も強い状態が続いている。今後は平年並みから高い状態で推移するとし、同庁は現在のラニーニャ現象は夏までに終息すると予測している。
(日本農業新聞)

○4月11日(火) 温泉利用し種もみ発芽、山形・JA鶴岡
 山形県のJA鶴岡は湯田川温泉の廃湯を利用し、種籾を発芽させる「芽だし作業」が、同JA湯田川支所で1日始まった。今から約150年前の1848年の春、種籾を温泉にしたし、発芽させる方法を湯田川の農家が考え出した。
(日本農業新聞)

○4月12日(水) 人気品種へ集中さらに、東北
 2000年産水稲の主要品種別作付面積の動向が、日本農業新聞東北支所の11日までの調べで分かった。青森県を除く全県で、昨年トップだった品種の栽培面積がさらに増加。「ひとめぼれ」「あきたこまち」「コシヒカリ」など人気品種への集中が強まる一方で、「ササニシキ」はさらなる減少が続いている。
(日本農業新聞)

○4月15日(土) 凍霜害未然防止、福島県二本松市
 農作物の凍霜害を未然に防ぐため二本松市は13日、市農政課に防霜対策本部を設置した。来月31日まで、気象情報の連絡や被害状況の調査などに当たる。
(福島民報)

○4月15日(土) 水稲の種まき盛ん、岩手・JAとおの
 JAとおのの宮森育苗センターでは、播種機による水稲の種まきが盛んに行われ、同JA職員や地元農家らは、春の到来を実感しながら、手際よく作業を進めている。
(日本農業新聞)

○4月15日(土) 水稲の種まき盛ん、青森・JA津軽尾上
 JA津軽尾上総合営農センターは12日から、男子職員延べ50人の応援態勢を組み、「つがるロマン」の種まき作業を始めた。
(日本農業新聞)

○4月16日(日) 豊作の願い込め水稲の播種作業、青森・JAしんせい
 JAしんせい五戸川内支所の育苗センターでは、10日から水稲の播種作業が始まった。雪解けの遅れなどから平年より3〜4日遅い作業となった。
(日本農業新聞)

○4月16日(日) 経営「夢プラン」を発行、秋田県
 秋田県は、農家が所得向上を目指す参考にと、経営発展の具体的なイメージとマニュアル集「21世紀に描くあなたと地域の夢プラン」を発行した。「転作田に露地野菜を取り入れて所得300万円アップ」などのプランを粗収入と経費、月別の労働時間も付け加えて例示、目標実現のためのノウハウをアドバイスしている。
(日本農業新聞)

○4月18日(火) スーパーはえぬき同志会、山形・中山町
 山形市から北西に車で約20分。中山町の12戸でつくる農家グループ「同志会」は、山形県主力品種はえぬきを、幡羅(埼玉県深谷市)、相模原市(神奈川県)の両農協と契約して栽培している。化学肥料と農薬を大幅に減らして生産、「スーパーはえぬき」と名付けた。
(河北新報)

○4月18日(火) 異常高温と品質低下(1)
 昨年の東北および北陸地域の稲作は、記録的な高温にみまわれ、心白、乳白粒やカメムシの被害による着色粒が多く発生し、外観品質が低下した。先ほど開かれた東北農業試験研究推進会議水稲部会では、東北6県と新潟県および東北農試の水稲関係研究者が集まり、昨年産米の品質問題について検討した。
(日本農業新聞)

 
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○4月21日(金) きょう「アグリネット」開始、岩手県農政部
 県農政部は21日、インターネットによる農家や消費者への情報発信・情報交換の場として「いわてアグリベンチャーネット」(略称・アグリネット)をスタートさせる。新しく開くホームページでは、情報提供のほか、相談・情報交換機能を設けたのが特徴だ。
(http://www.nougyou.kitakami.iwate.jp/)
(日本農業新聞)

○4月23日(日) 春耕本番へ、用水に放水、岩手・胆沢地域
 水田に水を引く胆沢平野土地改良区恒例の放水式が21日、胆沢町若柳で行われ、胆沢地方1万ヘクタールの水田を潤す用水路に勢いよく水が走った。
(日本農業新聞)

○4月23日(日) 乳白米発生防止へ田植え遅らせる、日本海側産地
 夏の異常高温による乳白米発生対策で、田植え時期を遅らせる動きが相次いでる。出穂後の登熟初期の高温で、乳白米が大量発生した1999年産米の反省から、生育段階を後ろにずらして高温障害を避けるのが狙いだ。
(日本農業新聞)

○4月25日(火) コメの新品種が人気−ミルキークイーン−
 「ミルキークイーン」と呼ばれるコメの新品種が、消費者の間で人気を呼んでいる。味が良く日本人好みの粘りが通常よりもあるため、コメ価格の下落が続く中でも高値を維持している数少ない銘柄だ。「次の世代の品種」と、関係者の期待が膨らんでいる。
(東奥日報)

○4月25日(火) 本年度米方針を決定、JA福島経済連
 JA福島経済連は24日、福島市で理事会を開き、2000年産米の生産・集荷・販売の考え方を決定した。生産面では、99産米同様、県稲作指針と福島米ブランド確立7・8・9運動により進める。
(日本農業新聞)

○4月26日(水) 「麦・大豆推進協議会」旗揚げ、岩手
 岩手県で水田を中心とした土地利用作物の「本作」に向けた対策を進めるため25日、「岩手県麦・大豆等産地体制確立推進協議会」が設立され、盛岡市内で第1回会合を開いた。
(日本農業新聞)

○4月26日(水) 健苗育成へ現地検討会、宮城・JA鹿又
 基本に忠実な稲作りは、健苗の育成から−と、JA鹿又管内の水稲集団栽培組合は24日、水稲育苗現地検討会を開いた。育苗ハウスを巡回し、互いの育苗状況を検討した。育苗ハウスの温度管理や後期の病害対策など、適切な助言を受けていた。
(日本農業新聞)

○4月26日(水) カメムシの徹底防除を、秋田・仙北地方
 県病害虫防除所とJA営農指導員やNOSATI仙北職員で組織する仙北地方病害虫防除員協議会の2000年度通常総会と研修会が20日、大曲市内で開かれた。
(日本農業新聞)

○4月27日(木) イネミズゾウムシ発生はやや少ない、山形県病害虫防除所
 山形県病害虫防除所は26日、農作物有害動植物発生予報第2号を発表した。それによると、稲の苗立枯病と本田初期害虫のイネミズゾウムシの発生はやや少ないとの予想。
(日本農業新聞)

○4月27日(木) 育苗、病害虫防除の徹底を、秋田・JAあきた白神
 JAあきた白神と山本地域農業改良普及センターでは20日から25日まで、能代管内であぜ道巡回指導を実施。稲作農家に田植え前の育苗管理、病害虫防除の徹底などを呼び掛けた。
(日本農業新聞)

○4月27日(木) 米作り日本一運動が始動、山形県
 山形県内の生産者・生産団体・行政が一体となって新たな米作り運動に取り組む「21世紀米づくり日本一推進運動本部」の設立会議と同本部第1回総会が25日、山形市で開かれた。1999年産米の品質低下を反省材料に、技術対策を抜本から見直し、日本一消費地に信頼されるおいしい米作り運動を展開していくことを確認した。
(日本農業新聞)

○4月28日(金) 水稲の育苗管理徹底を、青森・JA下田町
 実りの秋を喜びで迎えるには春の丈夫な苗づくりからと、JA下田町と下田町営農指導協議会は25日、水稲の育苗現地指導会を開いた。「ハウスでの育苗は、温度管理と霜の被害に十分な注意が必要」とし、苗作りの大切さを指導。
(日本農業新聞)

○4月30日(日) 早くも田植え、宮城・矢本町
 石巻地方は桜前線も通り過ぎ、所によって桜吹雪だが、あちこちで早くも田植えが始まった。
(日本農業新聞)

○4月30日(日) 水稲種まき同時施肥、秋田・JA秋田やまもと
 堆肥を投入し土作りに力を入れているJA秋田やまもとは、水稲種まき機更新を機に、今年から種まきと施肥を一緒に行う「育苗箱まかせ」システムを導入した。
(日本農業新聞)

○4月30日(日) 網走の積雪57センチ
 北海道東部を襲った季節はずれの大雪は29日午後も降り続け、網走管内の斜里町では積雪量が57センチを記録した。
(日本農業新聞)


 
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