水稲冷害研究チーム

2000年東北稲作動向(新聞記事等から)


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料森脇課長さんにご協力をいただいています.


11月

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○11月2日(木) 農業理解、消費者に、秋田県種苗交換会開幕
 秋田市で1日、第123回秋田県種苗交換会が開幕した。100年を超す歴史を誇る農業の一大祭典は、今世紀最後の開催となる。7日までの会期中、フォーラムや談話会などさまざまな催しを通じて、新世紀に向けての農業経営のあり方を論じ、消費者に農業への理解を促していく。
(日本農業新聞)

○11月5日(日) 食農で教育、交流の拠点に、角田市農業振興公社
 宮城県の角田市農業振興公社は「あぶくま農学校」を創設し、11日からJAみやぎ仙南生産流通事業本部で開校式を行う。@児童や都市住民の農業体験の受け入れ、A農業後継者を対象とした研修と就農支援、Bインターネットを活用した情報発信−を三本柱に、食農教育と都市・農村交流を積極的に進めていく。(http://www.kakunou.or.jp)
(日本)

○11月7日(火) 特産もち米と小麦でパン完成、JAいわて中央
 岩手県紫波町特産の「ヒメノモチ」と「ナンブコムギ」を原料にした「もち米パン」が完成。このほど行われたJAいわて中央紫波地域収穫感謝祭会場で披露され、試食した人たちは、「モチモチ感がある」「地元の原料なので安心」「いろいろな食べ方が楽しめる」と評価は上々。町が開発した新たな特産品に期待されている。
(日本農業新聞)

○11月7日(火) 1等米比率80%、10月末現在
 食糧庁は6日、本年産米の検査結果を発表した。1等米比率は80.0%で、前旬より1.0ポイント下がった。夏場の高温障害による心白・腹白粒が増えたことなどが原因。しかし、1等米比率は前年同期を16.1%上回り、北海道、岩手県では90%を超えている。
(日本農業新聞)

○11月9日(木) 「ぎんおとめ」と銘々、岩手県「岩手酒52号」
 岩手県は8日、同県が育成した酒造好適米「岩手酒52号」の名称を「ぎんおとめ」に決めたと発表した。「岩手酒52号」は1990年、母を「秋田酒44号」、父を「東北141号」(こころまち)に交配し、県農業研究センターで育成した県中北部地帯での栽培に適した早生種だ。
(日本農業新聞)

○11月9日(木) 水稲新品種:おくのむらさき、東北農試
 多収の紫黒米で、着色酒などの加工に向く品種。育成地では早生の晩に属する。東北農試が「東北糯149号」を種子親、多収性の「奥羽331号」(ふくひびき)を花粉親として交配し育成した後代から選抜。
(日本農業新聞)

 
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○11月11日(土) 米麦のホームページ、仙台食糧事務所
 仙台食糧事務所は10日までに、東北管内の米麦に関する情報を発信するホームページを設けた。自主流通米の入札結果や自主米・政府米の在庫状況、生産統計など米麦の幅広い情報を掲載しており、生産者から消費者まで米麦の実態把握で有効利用できる。(http://www.tohoku.fo.maff.go.jp)
(日本農業新聞)

○11月14日(火) 特産米「かぐや姫」デビュー、宮城・矢本町
 宮城県の矢本町農業祭が11,12両日、矢本町民体育館で「かぐや姫」をテーマに盛大に開かれ、多くの町民らでにぎわった。矢本町特産米「かぐや姫」のデビューを祝っての特別販売。「かぐや姫」の写真撮影会、利きご飯大会では「かぐや姫」のプレゼントもあり好評だった。
(日本農業新聞)

○11月16日(木) 1等米比率は83.6%、秋田県
 秋田食糧事務所は15日、10日現在の米の検査結果を発表した。1等米比率は83.6%で、前回と同じだった。品種別の1等米比率は、「あきたこまち」83.9%、「ササニシキ」56.5%、「ひとめぼれ」95.2%など。
(秋田さきがけ)

○11月16日(木) 「五穀の大切さ学ぶ」、山形県上山市立山元中学校
 山形県上山市山元中学校でこのほど、文化祭を開いた。生徒たちは「五穀のめぐみ」と題した給食会を開き、実習田で栽培した古代米、きび、そば、大豆などを使って手作りの「あわパン」や「きびクッキー」、それに「もろこしずんだ餅」などを祖父母に振る舞って感謝するとともに食の大切さを学んだ。
(日本農業新聞)

○11月16日(木) 1等米比率0.1ポイント下げ、東北6県
 東北6県の各食糧事務所が15日、米の検査結果を発表した。水稲うるち米の1等米比率の東北平均は85.3%で前回より0.1ポイント下がった。主な品種別1等米比率は、青森「つがるロマン」89.5%、岩手「ひとめぼれ」96.9%、宮城「ひとめぼれ」81.6%、秋田「あきたこまち」83.9%、山形「はえぬき」93.6%、福島「コシヒカリ」90.1%。
(日本農業新聞)

○11月16日(木) 1等米比率79.4%、10日現在
 食糧庁が15日発表した米の検査結果によると、水稲うるち米の1等米比率は79.4%で、前年同期に比べ16.1ポイント上回った。2等以下になった理由は、高温による心白や腹白粒の混入。またカメムシ類による着色粒の混入過多、胴割粒の混入などがあった。
(日本農業新聞)

○11月17日(金) 水稲点播向け新造粒法、東北農試開発
 寒冷地で、水稲の点播による湛水直播き栽培を研究する東北農業試験場は、粘土で固めた複数種子をきれいに造粒する方法を開発。この複粒化種子は粒がそろい、歩留まりもよく、直播き栽培が安定する。試験圃場では苗立ち率が高まり、移植栽培並の収量が確保できた。
(全国農業新聞)

 
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○11月21日(火) 普及へ技術の体系化を、茨城で全国直播サミット
 全国直播き稲作推進会議は16,17の両日、茨城県つくば市で第7回全国直播稲作サミットを開いた。個別の直播き技術はほぼ現地でも実証されたとし、本格的な普及に移すため、地域の実情に合わせて技術の体系化に取り組む必要があると確認した。
(日本農業新聞)

○11月24日(金) 日本一うまい米は山形の「夢ごこち」、秋田で大会
 日本の食文化としてのコメの価値を高めようと、今年の新米の味や香りなどを競う「第二回おいしいコメづくり日本一大会」が23日、全国の農家やコメ生産組合など計97の個人と団体が参加して、秋田県大潟村で開かれた。
(福島民報)

○11月24日(金) 減農薬米を全域に普及、福島・JAすかがわ
 JAすかがわ岩瀬は、農水省のガイドラインに沿った減農薬・減化学肥料米の作付けを管内全域に推進する運動に乗り出した。目標をJAの水稲委託作付け面積の10%に当たる480ヘクタールとし、新たなネーミングも付けて売り出す考えだ。
(日本農業新聞)

○11月24日(金) 「さわのはな」復活、山形県新庄市
 新品種に押されて市場から姿を消した”幻の米”「さわのはな」が、生産者と消費者の連携で田んぼを守る水田トラスト運動で復活した。生産者の代表は、「無農薬・有機栽培にぴったりの地元に合う米。在来種の生命力を感じて欲しい」と呼びかける。
(日本農業新聞)

○11月25日(土) 1等米比率85.3%、東北管内
 東北6県の各測量事務所は24日、米の検査結果を発表した。東北6県の平均1等米比率は85.3%だった。県別にみると、青森県89.4%、岩手県92.6%、宮城県74.8%、秋田県83.5%、山形県88.7%、福島県87.1%。
(日本農業新聞)

○11月25日(土) 1等米比率79.1%、食糧庁
 食糧庁が24日発表した11月20日現在の米の検査結果によると、1等米比率は79.1%となった。高温による心白・腹白粒の混入が最も多く、2等以下は全体の26%を占めた。カメムシ類による着色粒の混入は20%、胴割れ粒の混入は14%だった。
(日本農業新聞)

○11月27日(月) 予報の精度さらにアップ、気象庁
 気象庁は、来春から最新のスパーコンピュータを導入し、予報と観測のシステムを一新する。集中豪雨など、局地的な予報がより細分化できるほか、台風の勢力を現在の倍に延長できることが特徴。精度の高い情報を武器に、農家にとっても天災の脅威に対する心強い味方になりそうだ。
(日本農業新聞)

○11月28日(火) エコ農業実践がかぎ、農中総研リポート
 農林中金総合研究所はこのほど、「水田稲作とエコ農業からの日本農業再生」と題するリポートをまとめた。輸入野菜の急増や米価の低迷に揺らぐ日本農業を立て直すには、水田稲作を中心とした減農薬・減化学肥料による「エコ農業」を展開し、国民から農業の持つ多面的な機能に理解を得ることが重要としている。
(日本農業新聞)

○11月28日(火) うける新感触「もち米パン」、岩手・紫波町
 紫波町の製菓会社は、町と共同で特産のもち米と小麦を原料とした「もち米パン」を商品化し、販売を始めた。同町はもち米のヒメノモチが全国一、小麦のナンブコムギが県内一の栽培規模を誇り、自慢の特産品を合体させた。このパンは、モチモチ感がいい、もち米の甘みがする、など消費者に好評で、東京など県外にも販路を広げている。
(岩手日報)


 
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