水稲冷害研究チーム
2001年東北稲作動向(新聞記事等から)
本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料濱田課長さんにご協力をいただいています.
7月
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○7月1日(日) 日本一早いひとめぼれ、盛岡市
盛岡・石垣かけはし祭り(主催・盛岡地方振興局)が6月30日、7月1日の2日間、盛岡市下飯岡のサンフレッシュ都南で開かれている。石垣島で収穫されたばかりのひとめぼれ、石垣島の各種特産品が売り出され人気を呼んだ。
(盛岡タイムス)
○7月2日(月) 米のおいしさ、より正確に
米の成分含量を測り、味のレベルを推定する食味計。すでに広く普及しているが、精度の信頼性を疑問視する声も多かった。そこで、今夏から、従来機より精度を高めた新型の食味計が登場する。生研機構(さいたま市)がメーカー5社と緊プロ事業で共同開発した。成分含量や食味値の表記方法も「統一基準」に基づき、各社の食味計のデータ比較もしやすくなる。
(日本農業新聞)
○7月3日(火) あぜみち通信第4号
○青森県木造町農家:日照時間は少ないが、暑い日が続き、生育はすこぶる順調だ。2日の調査で「つがるロマン」の草丈42a、一株当たり茎数19.5本、葉齢9.5。既に穂首分化期に入っているようだ。6月29日に落水、7月2日から溝切りを始め、予定通り中干しに入る。
○岩手県胆沢町農家:生育は、引き続き順調。6月25日調査では、草丈40a、茎数651本(1平方b)葉数9.2。近隣の生育も同様のようだ。天候にもよるが、これから中干し、根の健全化を図りたい。今後、葉色を見ながら、窒素成分で1`の追肥をする。
○秋田県平鹿町農家:「あきたこまち」の生育は2日現在で葉齢が10.3、茎数24.1本、草丈は48.5a。葉齢は平年並みだが、茎数は少なめ。草丈は1割ほど短い。ここ2,3年は気温が高く、草丈が伸び過ぎ倒伏が心配で穂肥の時に施肥できなかったので、今年は肥料を控えた。溝切りが半分ほど終わった。一週間ほどで幼穂形成期を迎える。今後の作業は、カメムシ防除が中心。
○宮城県矢本町農家:水稲の生育は順調に進んだものの、過繁茂気味の状況だ。中干しのため、揚水は6月27日から7月6日まで停止となった。中干しは、これらに合わせて行っているが、とにかく、根の健全化を図るために徹底を期し、効果を出したいと思っている。
○山形県高畠町農家:心配していた大雨もやっと上がり、一日から中干しに着手。稲の生育はおう盛で、草丈は「はえぬき」で46a。茎数は1株33本、ボリューム感があるが、このところ生育は落ち着いてきた。今後、10日ごろまでに中干しを徹底。穂肥えの時期に合わせた管理をしなければならない。いもち病の発生が心配されるので、見回りを徹底して早期発見と防除に努める。
○福島県河東町農家:生育状況は「コシヒカリ」「ひとめぼれ」ともに良好で、平年より2〜3日進んでいる。茎数は1株当たり20〜23本となったので、今週中に中干しと、けい畔の草刈りを行う。県病害虫防除所が6月27日の予報で「いもち病とカメムシ類が例年よりやや多く発生」としており、発生が確認されたら直ちに防除する体制を取っている。
(日本農業新聞)
○7月4日(水) いもちに強い「コシ」実用へ、富山県
いもち病にかかりやすい欠点を補い、しかも、おいしさを損なわない水稲「コシヒカリ」の新品種「コシヒカリ富山BL」シリーズを育成してきた、山県農業技術センター(富山市)の研究が実用段階を迎えている。BL1号から5号までの改良品種は、農水省に品種登録の出願済みで、今年は黒部市や氷見市、井口村など県内約37fのほ場で作付けされた。
(日本農業新聞)
○7月4日(水) 世界の異常気象温暖化に起因?
今春以降、世界各地で異常高温や少雨が相次いでいる。なかでも朝鮮半島や中国東北部は干ばつで深刻化、日本でも4月は記録的な少雨となった。アジアの穀倉地帯を襲った干ばつで、穀物需給を懸念する声も多い。異常気象の原因には地球温暖化が影響しているとの指摘も強い。今後、二酸化炭素(CO2)濃度が高まれば、さらに異常気象の頻度は多くなりそうだ。
(日本農業新聞)
○7月4日(火) ハーブでカメムシ撃退、住田町
「清流米」の生産地、住田町上有住地内の水田にミント系ハーブなど約2500本が畦畔に植栽された。町が景観形成だけでなく、水稲に被害をもたらしているカメムシ対策と除草作業の軽減、低農薬栽培米としてのイメージアップという“一石四鳥”を狙って計画したもの。ミント系ハーブはカメムシの抑制効果が指摘されており、生産農家もハーブ効果に期待を寄せている。
(盛岡タイムス)
○7月4日(水) 浪江で34.7度 東北最高 きのうの県内、福島県
3日の県内は太平洋高気圧に覆われ、浪江町で34.7度と東北地方の今年最高気温(日本気象協会)を記録した。
(福島民報)
○7月4日(水) 東北南部ぐったり炎暑
3日の東北地方は、太平洋高気圧に覆われて気温がぐんぐん上がった。福島県の浪江でコトしの東北の最高気温となる34.7度を観測するなど、南部を中心にこの夏一番の猛暑となった。
(河北新報)
○7月5日(木) 梅雨はどこ?強い日差し仙台で29.3度、宮城県
5日の宮城県地方は、太平洋高気圧に覆われて朝から気温が上がり、強い日差しが照りつけた。丸森では正午の気温が33.8度と、この夏の県内の最高気温を更新した。
(河北新報)
○7月6日(木)水稲追肥抑制を、宮城県
宮城県やJA全農みやぎなどでつくる宮城県米づくり推進本部は5日、県庁で水稲生育診断会議を開いた。水稲の生育が旺盛で倒伏の恐れも出てきたことから、追肥は幼穂形成期には行わず減数分裂期だけに控えるよう、今後呼びかけていくことにした。
(日本農業新聞)
○7月6日(木)カメムシ防除で県要請、福島県
5月以降の高温により今年もカメムシの多発が予想され、米の品質低下が懸念されることから、JA福島中央会とJA福島経済連、JA福島農政対策本部は5日、福島県に対して稲斑点米カメムシの防除対策への協力を要請した。
(日本農業新聞)
○7月6日(金) 直接支払いでアイガモ農法、岩手県
岩手県衣川村で、中山間地域等直接支払制度を活用して、アイガモによる減農薬栽培の試験に取り組んでいる。同村、西窪営農改善会が、同制度の集落取り組み事業として選択、集落内の佐藤太吉さん(56)が水田約8.5アールを提供し、飼養管理をしている。
(日本農業新聞)
○7月7日(土) 発芽玄米活用の商品続々
米の栄養価が最高の状態にあると話題の発芽玄米を使った商品が続々と登場してきた。冷凍焼きおにぎり、レトルトのかゆ、せんべい状の健康食品まで幅広い。
(日本農業新聞)
○7月7日(土) 無洗米の消費全体の4%超
とがずに炊ける「無洗米」の消費がここ数年で大幅に拡大、コメ全体の4%超を占めるなど、業務用、家庭用ともに利用が広がっている。全国無洗米協会(稲垣辰弥理事長)が6日発表した調査によると、1998年度に推定12万1千トンだった全国の販売・消費量は、2000年度には27万3千トンまで増加していることが分かった。
(山形新聞)
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○7月11日(水)エルニーニョ秋以降に恐れ
気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表した。ペルー沖の東部太平洋赤道域の海面水温がこの春以降、平年より高めで推移しており、「秋から冬にエルニーニョ現象か、それに近い状態になる可能性がある」と指摘した。
(日本農業新聞)
○7月11日(水) 栽培適地 北へ移動
「温暖化で将来、日本の農産物産地が塗り変わる」――。日本学術会議農学研究連絡委員会は10日、東京都内で地球温暖化のシンポジウムを開いた。同シンポには、関係者ら50人が参加。稲作や果樹など各分野の専門科が研究発表を通じ、農業生態系に与える温暖化の脅威を訴えた。特に稲作の収量ダウンや果樹適作地の北上、害虫の発生など危険性の指摘も多く、研究者等は品種改良や防除対策など、早急な対策を呼びかけた。
(日本農業新聞)
○7月12日(木) 「はえぬき」の穂肥上限通知 県コメ作り本部、山形県
もみ数が過剰で、水稲の品質低下が懸念されている問題で、県と関係団体で構成する21世紀コメ作り日本一推進運動本部(本部長・金森義弘副知事)は11日、主力品種「はえぬき」で一穂肥の上限は10アール当たり1キロ」とする技術対策を関係団体に通知した。
(山形新聞)
○7月12日(木) ササニシキ新生
「ササといえばコシ、コシといえばササ」。かつて銘柄米を代表した2品種だが、今では大きく立場が異なる。「コシヒカリ」は高級銘柄の代表として全国で作られ、「ひとめぼれ」「あきたこまち」など、“コシ系”品種も合わせれば、市場の大部分を支配している。一方の「ササニシキ」は、主産地でも作付けが減り続けていた。しかし、ここにきて見直しの機運が生まれている。粘りが売りの“コシ系”品種に飽き足らず、あっさり系の「ササニシキ」を求める消費者も多いのだ。産地、消費地の現状を探った。
(日本農業新聞)
○7月12日(木) 「はえぬき」の穂肥上限通知 県コメ作り本部、山形県
もみ数が過剰で、水稲の品質低下が懸念されている問題で、県と関係団体で構成する21世紀コメ作り日本一推進運動本部(本部長・金森義弘副知事)は11日、主力品種「はえぬき」で一穂肥の上限は10アール当たり1キロ」とする技術対策を関係団体に通知した。
(山形新聞)
○7月13日(金) カメムシ緊急すくい取り、宮城県
宮城県は、斑点(はんてん)米カメムシの発生が多いことから、13日に大和町で緊急にすくい取り調査を行う。水稲への被害を防ぐには今週末に雑草の草取りを行ってほしいと同県園芸課は呼び掛けており、今回の調査は生産現場にこうした防除対策を啓発する狙い。
(日本農業新聞)
○7月13日(金) 水稲生育順調に進む、岩手県
13年度の稲作技術対策会議(県主催)が10日、滝沢村の岩手県産業文化センターで開かれた。水稲生育は平年と比べて進んでおり、分げつが終わり、早生品種のかけはしは幼穂形成期に入っている。各品種とも草丈、茎数、葉数とも平年を上回っており、生育は順調に進み、幼穂形成期は県平均でかけはしが12日(平年11日)、あきたこまちが13日から15日(同15日)、ひとめぼれは13、14日(同17日)に入る予定。
(盛岡タイムス)
○7月14日(土) 衛星画像使い食味分析、佐賀県
佐賀県は人工衛星からカメラで水田を撮影し、画像の色合いから米のたんぱく含有率を推定。仕分け収穫して良質米出荷することや、次年度からの施肥改善に役立てる研究を今年から3年計画で始める。人工衛星を使った産米改善はまだ少なく、県では「食味で全国をリードする産地形成を目指す」としている。
(日本農業新聞)
○7月14日(土) たわわに実る稲穂
本年産米が大豊作にまるとの見方がコメ流通市場で広がっている。主産地である東北、北陸などの天候が、全国の作況指数が109(平年=100)と大豊作だった1994年と似ているためで、農家や卸業者からは相場の急落を懸念する声も出始めた。
(河北新報)
○7月14日(土) カメムシと葉いもちで注意報、秋田県
県病害虫防除所は13日、果樹のクサギカメムシが多数飛来しているという病害虫発生注意報(第4号)、葉いもちが県南部でやや多く発生しているという同注意報(第5号)を発表した。ともに防除の徹底を呼び掛けている。
(秋田魁新報)
○7月16日(月) 福島ついに37度
15日の県内は太平洋高気圧に被われ、福島市で最高気温が37度に達した。福島市を含む5カ所で、今年の最高気温となり、猛暑が続いている。
(福島民報)
○7月16日(月) 県内今年一番の猛暑 山形で35.7度、山形県
15日の県内は、日中、全般に晴天が広がって気温が上昇し、山形で35.7度を記録して8日間連続で真夏日になるなど各地とも今年一番の暑さとなった。
(山形新聞)
○7月16日(月) 熱中症 仙台で増加
猛暑が続く仙台市内で、熱中症によって搬送される人が増えている。仙台市消防局によると、週末の14、15日の2日間だけで、11人が病院などに運ばれた。いつもの年は梅雨明けから熱中症が急増するが、今年は梅雨明け前の猛暑で7月前半から搬送者が目立つ。
(河北新報)
○7月16日(月) 今夏最高気温 う〜暑い、秋田県
15日の県内は、太平洋高気圧に覆われ、矢島で34度を記録するなど、秋田地方気象台の24観測地点のほとんどで、今夏最高の気温となった。
(秋田魁新報)
○7月16日(月) 花巻農高 雑草生えない「あぜ」開発、花巻市
花巻市の花巻農高(本間直行校長、生徒532人)の研究グループは、草刈りが不要な水田の「あぜ」の産学共同開発に取り組んでいる。原料は、漁業系廃棄物のカキ殻と工業系廃棄物の石こうボードのみで、両分野の廃棄物を農業に活用する画期的な試み。実用化に向け、県外から大規模な試験施工の依頼もある。
(岩手日報)
○7月16日(月) 一関35.5度 県内今季最高(岩手県)
15日の県内は朝から青空が広がり、各地で気温が上昇、夏本番を思わせる暑さとなった。一関では35.5度(平年比9.9度高)と今季の県内最高気温を観測。県内33観測所のうち23カ所で30度を超える真夏日を記録した。
(岩手日報)
○7月16日(月) 昔ながらの虫追い祭り、盛岡市
農作物に害する虫を追い出そうという「虫追い祭り」が14日、盛岡市西見前で開かれた。地域住民が、かねや太鼓ではやしながら町内を練り歩き、虫害を送り出して無病息災や豊作を祈願した。
(盛岡タイムス)
○7月17日(火)あぜみち通信 5
青森県木造町農家
雨が少なく、湿度、気温の高い状態が続いている。15日に中干しを終え、水を入れた。16日現在「つがるロマン」の草丈60センチ、一株当たり茎数23本、葉齢11。幼穂が3ミリほどあり、出穂は平年より3、4日早まり8月5日ごろ。追肥は7月20〜25日に窒素成分で10アール当たり3`入れる。
岩手県胆沢町農家
2、3日程度平年を上回る生育をしていると思われ、数日前から幼穂形成期に入った。葉色が全体的に落ちてきたが追肥は指導待ちだ。指導会では、カメムシの発生量が多い見込みだという。前年と同じ地域一斉防除で対応する。現在けい畔、農道の草刈りと、排水の悪い場所の溝切りを吟味。今後見回りをして、いもち病の発生に気をつける。
秋田県平鹿町農家
15日の計測で「あきたこまち」の葉齢が11.8で平年並み。草丈は68センチで平年に比べ6センチ長い。一株当たり茎数は22.9本。最低気温の高い日が続き、ちょっと伸び過ぎだ。今後の天気にもよるが倒伏が心配だ。今週末に減数分裂期に入るので、穂肥を窒素分で1〜1.5`施す。
宮城県矢本町農家
連日の猛暑で、水稲の生育は茎数が多く草丈も長い。中干しは十分に行うことができた。現在は、間断かん水をしている。穂肥は11、12の2日間、NK化成で「ひとめぼれ」と「まなむすめ」に、10アール当たり窒素成分で1`施した。予定量の半分に抑え、慎重を期している。
山形県高畠町農家
「はえぬき」は減数分裂期に入っている。中干しの効果が出て生育が進んでいる。草丈は67センチ、一株当たり茎数は33本。葉色が落ちてこない。稲の姿が大型だ。出穂は早まりそう。19日から穂肥を予定しているが見極めが難しい。
福島県河東町農家
生育は順調で、平年に比べ2〜3日進んでいる。病害虫の発生も今のところ見られない。穂肥は出穂15日前をめどに、葉色を見ながら10アール1キロ有機肥料を施す予定。幼穂形成期のため、水管理に十分注意する。
○7月17日(火) 斑点やカメムシやや発生多い 福島県病害虫防除所、福島県
県病害虫防除所は13日、病害虫発生予察注意報第2号を発表した。県内全域に稲の斑点(はんてん)カメムシ類がやや多く発生と予察し、適期の薬剤散布とカメムシ類に応じた薬剤での防除を呼び掛けている。
(日本農業新聞)
○7月18日(水) 平年より早く幼穂形成期に、青森県
県が17日発表した今年4回目の水稲調査結果で、各地域も平年並み以上の良好な生育だったことが分かった。いずれも14日までに幼穂形成期を迎えており、天候が順調に推移すれば、出穂期が平年より早まる可能性もある。
(東奧日報)
○7月20日(金) 岩崎で「はしり穂」ピーク今月末ごろ、青森県
岩崎村の水田で19日、出穂の先駆けとなる「はしり穂」が確認された。県内の水稲は平年並み以上に生育しており、天候が順調に推移すれば、早い地域では今月末にも出穂時期を迎えそうだ。
(東奧日報)
○7月20日(金) カメムシ急増防除の徹底を、青森県
県は19日、水稲を食害するカメムシ類が7月に入って急増しているため、防除徹底を呼び掛ける病害虫発生予察注意報第4号を出した。
(東奧日報)
○7月20日(金) カメムシ多発 県、警報に切り替え 4年ぶり葉いもち注意報も、山形県
県内ほぼ全域でコメの品質低下を招く斑点(はんてん)米カメムシが多発している問題で、県農林水産部は19日、発生量が予想以上に多いとして、カメムシ注意報を警報に切り替えて関係機関に通知した。警報発令は昨年に続き2度目。県は同日、葉いもち注意報を出した。
(山形新聞)
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○7月21日(土) さぁ夏だ!県内梅雨明け、岩手県
仙台管区気象台は21日午前、県内を含む東北北部が梅雨明けしたとみられると発表した。梅雨明け宣言は平年より6日、昨年より6日早い。
(岩手日報)
○7月21日(土) 出穂早まる見込み 石巻地方の稲作情報、宮城県
石巻地域農業改良普及センターは19日、「稲作情報」を発行、同地域19日現在の水稲生育情報と今後の管理について関係機関などへ周知した。それによると、「ほとんどのほ場で減数分裂期に入っているとみられる」とし、出穂は早まる見込みで、早いほ場で25日ごろに確認できるとみられる。管内全般的には、7月末から8月初めになると予想している。
(日本農業新聞)
○7月21日(土) 今年の梅雨異例づくめ
日本列島は21日午前、最後まで残っていた東北北部の梅雨が明け、全国で夏本番に突入した。今年は太平洋高気圧が東に偏って勢力を強めたため、関東甲信や東海、北陸の東日本で、九州や中、四国より早く梅雨明け宣言が出たほか、梅雨がないはずの北海道で関東甲信に匹敵する雨量を記録するなど、異例ずくめだった。
(山形新聞)
○7月21日(土) 暑さ晴天井 仙台で34.6度
23日は、24節気の一つ「大暑」。宮城県地方は、太平洋高気圧に覆われ、朝から気温がぐんぐん上昇。仙台では正午すぎに、この夏一番の34.6度(平年の最高気温26.8度)を記録し、暦通りの猛暑となった。
(河北新報)
○7月21日(土)東北南部も梅雨明け
仙台管区気象台は20日、東北南部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より3日早く、昨年より1日遅い。
(日本農業新聞)
○7月22日(日)ハイグレード米推進
JA秋田やもとの、今年度新たな米販売戦略として掲げた、ハイグレード米の圃場巡回が行われ、順調な生育が確認された。
(日本農業新聞)
○7月25日:米カメムシ大発生の恐れ、宮城県
宮城県病害虫防除所は24日、斑点米カメムシ類に関する注意報を発表した。大発生する恐れが強いとし、防除の徹底を呼びかけている。
(日本農業新聞)
○7月26日(木) 対策会議 水稲、水管理がカギ、山形県
長引く高温に伴い、県内の農作物に深刻な影響が出ている。県農林水産部は25日、相次いで技術対策会議を開催し、今後の対応を協議した。水稲は来月上旬の登熟期にも高温に見舞われると予想され、水管理が品質のカギを握ることになる。県病害虫防除所は同日、県内初の果樹カメムシ注意報を発令した。これから収穫に向けた作業が本格化する農家の心配の種は、しばらく尽きそうもない。
(山形新聞)
○7月26日(木)来月6日青刈り判断、農水省
米の需給・価格情報に関する委員会は25日、需給調整水田で青刈りを行うか否かを検討する第3回作柄部会を、8月6日に開くことを決めた。農水省が31日に発表を予定している水稲の生育情報(15日現在)や、作柄部会委員らによる現地視察、今後の天候などをふまえて、全国の需給調整水田を対象に、県ごとに検討する。
(日本農業新聞)
○7月26日(木)穂いもちで注意報、岩手県
岩手県農林水産部は25日、穂いもちに関する注意報を出した。県内全域で葉いもちの発生が拡大し、ここ十年では最も発生量が多くなっている。今月12日以降、いもち病感染に適した気象条件が続き、穂いもちの重要な発生源となる止葉など上位葉での発生増加が見込まれる。
(日本農業新聞)
○7月27日(金) 穂いもち、大量発生か 県が6年ぶり警報、秋田県
県農産園芸課は26日、水稲の穂いもちが大量発生する恐れがあるとして、病害虫発生警報(1号)を出した。いもち病に関する警報が出されたのは7年以来のこと。同課は穂いもちによる被害を最小限に抑えるため、稲作農家に対し、防除を徹底するよう呼び掛けている。
(秋田魁新報)
○7月28日(土) 最高気温平年下回る きのうの県内、福島県
27日の県内は、オホーツク海上空に中心を持つ高気圧から冷たい風が吹き込んだ影響で、各地で最高気温が平年を下回った。福島地方気象台によると最高気温は、郡山市22.0度、相馬市22.2度、福島市22.6度、白河市22.7度、会津若松市26.7度など、各地で5月中旬から7月上旬並みの陽気となった。8日から続いていた会津若松市の真夏日は19日で途絶えた。
(福島民報)
○7月31日(火) あぜみち通信 6
・青森県木造町農家:走り穂が出始めている。25日現在「つがるロマン」で草丈78センチ、一平方メートル当たり茎数520本、葉数は13枚目で止め葉が展開している。天候次第でここ2,3日で出穂しそうだ。生育は順調だが25日から29日まで、やませが吹き、朝晩20度以下に下がった。問題となるような病害虫はほとんど見られない。
・岩手県胆沢町農家:7月25日現在、2.5葉、27.5本、69センチの生育。8月7日から10日の穂ぞろいと見ている。県はいもち病とカメムシ発生に注意を呼び掛けている。
・秋田県平鹿町農家:止め葉が全部出て、例年より3、4日早い生育で出穂期を迎えている。カメムシは22日に共同防除を行った。現在はそんなに目立っていないが様子を見ながら、穂ぞろい期にも防除が必要になるかもしれない。葉いもちはほ場巡回ではそう見られていない。
・宮城県矢本町農家:草刈りや穂肥も終えた。穂いもち病予防へ町内全域の無人ヘリコプターによる防除も終わり、一段落というところだ。穂肥は、7月20日から21日に「ササニシキ」に10アール当たり窒素成分で1キロ以下に抑え施した。水管理では間断かん水をしているが、2〜3日低温が続き戸惑った。
・山形県高畠町農家:走り穂が見えはじめ、出穂は2、3日早まりそう。「はえぬき」は8月5日ころか。20日までに穂肥を終えたが、色がさめている所もあり、施肥をするつもりだ。いもち病の心配はないようだが、カメムシの生育密度が高く、県は警報を発令して防除の徹底を呼び掛けている。
・福島県河東町農家:好天続きで、生育は順調に進んでいるが、台風6号の影響による東風で、葉先は褐色となり、葉色も淡くなってきている。草丈は、「ひとめぼれ」「コシヒカリ」ともに、平年と比べ約10a長い。茎数は「コシヒカリ」が平年並み、「ひとめぼれ」は約1割少ない。生育は順調で、平年に比べ2〜3日進んでいる。病害虫の発生も今のところ見られない。穂肥は出穂15日前をめどに、葉色を見ながら10アール1キロの有機肥料を施す予定。幼穂形成期のため、水管理に十分注意する。
(日本農業新聞)
○7月31日(火)カメムシ厳戒態勢、宮城県
宮城県病害虫防除所は30日から、カメムシの発生状況を調べるため全県内で本田調査に入った。雑草地や牧草地、けい畔でのカメムシ発生頭数が、7月初めからの2週間で5倍に激増。暑さ続きで稲の生育も早まったため、8月早々に予定していた調査を急遽繰り上げ、3日間行う。
(日本農業新聞)
○7月31日(火)穂いもち厳戒態勢を、JA秋田おばこ
JA秋田おばこは、例年になくいもち病の発生が懸念されることから、いもち病の情報を生産者に配ったり広報車などを出動させ、穂ばらみ期と穂揃い期の徹底防除をJA挙げて呼びかけている。
(日本農業新聞)
reigai@affrc.go.jp