水稲冷害研究チーム

2001年東北稲作動向



 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料濱田課長さんにご協力をいただいています.


9月

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○9月1日(土) 発芽玄米で米消費拡大、岩手
 JA岩手県経済連は、新たは米の消費拡大をめざし、一日から県産「ひとめぼれ」100%の発芽玄米をJA、パールライス取引先の生協や米穀店、量販店、県外取引先で発売する。 (日本農業新聞)

○9月1日(土) 北の冷夏 南は猛暑
 今年の夏は猛暑、それとも冷夏?6−8月の日本列島は北日本で「冷夏」、東日本で「猛暑のちに冷夏」、西日本で「猛暑」とばらばらの気候になった。勢力の強い太平洋気候気圧と、季節外れの盛夏に勢力を増した冷たいオホーツク海高気圧のせめぎ合いが原因と見られる。 (岩手日報)

○9月1日(土) 県内8月 冷夏くっきり、青森県
 8月の県内は、低温続きで夏らしくない肌寒い日が続いた。30度以上の真夏日を記録したのは青森、八戸ともわずか1日で、弘前、むつは「ゼロ」。25度以上の夏日がわずか5日だけというところもあった。オホーツク海高気圧の影響による「ヤマセ」や放射冷却現象によるものだが、「ヤマセ常襲地帯」の三八・上北、下北地方を中心に農作物の被害が予想されるなど、「冷夏」の影響は今後も続きそうだ。 (岩手日報)

○9月1日(土) 稲刈り24日ごろ盛期、岩手県
 岩手県農林水産部は31日、県内の水稲の刈り取り適期予測をまとめた。早い地域では刈り取りは14日ごろから可能となり、県全体では平年より3日早い24日ごろが盛期となる見込み。7月下旬からの低温と日照不足の影響は予想より少なかったが、不稔は県北部を中心に平年よりやや多い。同部は「登熟状況をよく観察し、適期刈り取りに十分気をつけてほしい」と生産者に呼び掛けている。 (岩手日報)

○9月3日(月) 古代稲 刈り取り、岩手・花泉
 古代米を生産する農家が多い岩手県花泉町で、紫や赤に色付いた古代稲の刈り取りが盛んに行われている。古代稲は中国雲南省からインドシナ半島にかかる一帯が原産地で、穂先にススキのような毛があるのが特徴。刈った稲を干して乾燥させると、穂はさらに鮮やかな色を帯びる。 (河北新報)

○9月4日(火) 黄金色 輝く実り 庄内で稲刈りスタート
 庄内地方のトップを切って3日、余目町高田麦で稲刈りが始まった。昨年より2日遅く、平年並み。品種は収穫時期の早い「ひとめぼれ」。全農庄内などの関係者や近くの農家が見守る中、コンバインで黄金色に輝く稲を刈り取っていた。刈り取った稲は6日、全農庄内の余目倉庫で検査を受け、7日に酒田市の山居倉庫から関東方面などに初出荷される。庄内地方で作付けの7割を占める主力の「はえぬき」の刈り取りは、14日ごろに始まり、15日、16日頃ピークになる予定だ。 (山形新聞)

○9月4日(火) 実りの秋 早くも稲刈り、稲川町三梨
 稲川町三梨で3日、早くも稲刈りが始まり、黄金色の稲穂と緑が残る葉が入り交じった水田に、コンバインの音が響き渡った。秋田食糧事務所湯沢支所では「おそらく県内で一番早い稲刈りではないか」としている。今年は茎数が例年よりやや少なく「収量は昨年を下回りそう」と瀬川さん。10日に初検査を受ける。 (秋田魁新報)

○9月5日(水) 青刈り面積721haに拡大、県内8月末現在、青森県
 県農協中央会は4日、コメの豊作を見込んで発動された需給調整水田の8月31日現在の実施状況を発表した。県全体の青刈り面積(見込みを含む)は28日時点より約189ヘクタール多い721.39ヘクタールに拡大し、発動期間延長による9月以降の追加申し込みを合わせると当初配置面積1499ヘクタールの5割を超す勢い。最も多い三沢市の青刈り面積は、作付面積の半分に匹敵する規模となった。 (東奧日報)

○9月5日(水) 東北北部「梅雨明け特定せず」
 気象庁は4日、今年の梅雨の期間を再検討し、関東甲信地方の梅雨明けは当初発表より10日早い7月1日、北陸は13日早い7月2日に修正。それぞれ同庁が梅雨明け宣言の発表を始めた1951年以来、最も早い梅雨明けとなった。東北北部は当初、7月21日を梅雨明けとしていたが「特定せず」に変更した。梅雨明けを特定しなかったのは98年以来。 (秋田魁新報)

○9月5日(水) 食農教育推進策探る 農政局懇談会
 東北農政局は4日、食農教育懇談会の2001年の初会合を仙台市で開いた。02年度から教育現場で本格的に実施される「総合的な学習の時間」に向け、今年度は受け入れる農業側の課題を中心に議論、学校側との食農教育の連携のあり方を探り政策提言する。教育素材に仕立てる素地が農業には多く、工夫ある取り組みが求められた。 (日本農業新聞)

○9月6日(木) 「ヒメノモチ」知事も稲刈り、岩手・紫波町
 岩手県知事が3日、紫波町で1ヘクタールの水田で稲刈りを行い、「ヒメノモチ」をPRした。同JAの今年のもち米作付け面積は約2千2百ヘクタール。今年の生育は、8月の低温で登熟が緩慢になったが、台風被害もなく、良質のもち米の収穫が見込まれている。 (日本農業新聞)

○9月6日(木) 食農教育で連絡協、山形市
 東北農政局山形統計情報事務所は、来年度から始まる小中学校の総合的な学習の一環として増えることが予想される体験学習を支援するため、食農教育連絡協議会を発足させる。学校が農業体験学習などを行う場合、必要な情報を提供していく。そのためのメニュー作りを始めた。学校側からは技術や情報不足を訴える声が多いため、教育現場からの期待が強まりそうだ。 (日本農業新聞)

○9月7日(金) 3トンの庄内米期待の初出荷、酒田市
 2001年産庄内米の初出荷が7日朝、酒田市の山居倉庫前で行われ、「ひとめぼれ」の新米約3トンがトラックに積まれ、関東地方に向け出発した。来週には首都圏の店頭に並べられる。この日出荷されたのは、3日に余目町内で収穫されたもので、6日の検査で全量が一等米と判定された。 (山形新聞)

○9月7日(金) ひとめぼれ全量一等米、山形県
 2001年産米の検査が6日、県内に先駆け、余目町の全農庄内余目倉庫で行われ、検査を受けた「ひとめぼれ」全量が一等米だった。今年は天候にも恵まれ、カメムシなどの害虫被害も確認されなかったが、今後は、刈り入れの遅れによる品質低下を防ぐため、関係機関が適期刈り取りを呼び掛けていく。 (山形新聞)

○9月8日(土) 適期刈り取りを指導 米づくり日本一推進運動本部
 高品質、良食味のコメづくりを目指し、県などで構成する「21世紀米づくり日本一推進運動本部」(本部長・金森義弘副知事)は7日、県内各地で水稲の適期刈り取り推進パトロールを行い、生産者と関係団体に、品質低下を招かないよう早めの作業を呼び掛けた。今シーズンの県産米の傾向について、パトロールに同行した山形食糧事務所の検査官は「出穂にばらつきがあったため、最終的に青もみが残る可能性があるが、粒がそろっており、被害粒が少ない」とコメントした。 (山形新聞)

○9月8日(土) ヤマセ海荒れ出港できず、青森県
 オホーツク海高気圧から冷たく湿った東風が入り込む「ヤマセ」――。今夏の県内は、農作物だけでなく、漁業も深刻な打撃を受けている。陸奥湾西岸などでは吹き付ける風で海が荒れ、漁業者は漁に出たくても出られない状態。ホタテ漁は大幅に遅れ、出荷量も減少。9月に入ってもしけは続き、イワシ漁などへの影響も懸念されている。 (東奧日報)

○9月8日(土) 全量1等 好スタート 県産米初検査、岩手県
 本年産米の検査が7日、県内のトップを切って紫波町北日詰の岩手中央農協赤石倉庫で行われた。盛岡食糧事務所の職員が、町内で収穫されたもち米のヒメノモチ30トンを調べ、全量1等の幸先のよいスタートとなった。 (岩手日報)

○9月8日(土) 豊作祈って 宮城・角田
 仙南の米どころ・角田で7日、県内の主力品種「ひとめぼれ」の本格的な稲刈りが始まった。角田市横倉の農家の田んぼでは、生育の早かった昨年より10日ほど遅れたものの、コンバインの軽やかな音が一年ぶりに田園に響いた。7月までは好天が続き一時は8月下旬の刈り取りも期待されたが、8月の天候不順で刈り取り時期がずれ込んだ終盤の低温と日照不足がたたって実はやや小粒といい、農家は「二割ぐらいの減収になると思う。言われているほどの豊作にはならないのでは」は複雑な表情を見せた。みやぎ仙南農協によると、仙南地域の平地での稲刈りは10日頃に本格化し、ほぼ例年通りの15日ごろがピーク。「農家の実感では、5−10%の減収が見込まれる。 (河北新報)

 
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○9月11日(火) あぜみち通信 9
○青森県木造町農家:朝晩は涼しく、日中は30度近い蒸した日が続いている。水切り、草刈りを終了し、現在、コンバインや乾燥機の点検を行っている。稲は順調に登熟し、カメムシの発生も少ない。8月初めの低温で、刈り取りは昨年より1週間から10日遅れる見通しで、「つがるロマン」が24日、25日、「あきたこまち」で月末。
○岩手県胆沢町農家:稲刈りは27日ごろから予定している。JAの刈り取り適期指導も9月下旬と聞いている。このところの天候の影響で登熟が緩慢のようだ。5月に落水をした。近隣で5日くらい前に溝切りをしている人を見た。全般に穂傷みが多いように見受けられるが品質、収量に影響がないと見ている。
○秋田県平鹿町農家:登熟が順調に進み、早く植えたところは、間もなく刈れそうな状況だ。20日をめどに機械の準備を進めているが、準備ができ次第、稲刈りに入りたい。昨年、一昨年のような異常高温の下での登熟とならず、乳白などの品質低下はないだろう。収量は平年並みか、やや落ちるのではないか。豊作という感触ではない。
○宮城県矢本町農家:稲刈りは当初、今月10日と予想していたが、8月に入ってからの日照不足と低温が影響して一週間遅れと思っている。田植えで早く植えたところと、遅く植えたところとでは、歴然とした差が出ている。早かったところは登熟も進んでいるようだ。「ササニシキ」と「ひとめぼれ」とでは、「ササニシキ」が良いような気がする。稲刈りは、実りの状況がばらばらで予想も難しい。
○山形県高畠町農家:雨と曇天で登熟にばらつきが見られる。田んぼも軟らかい。「はなの舞い」「ひとめぼれ」の刈り取りは始まったが「はえぬき」は15日以降になりそう。もみ粒が細く長い。熟色もばらついている。ぱんぱんに張った状態になるには、今後の天候次第。周りの人に聞くと「補肥をやった田んぼは実入りや姿が良い」と言う。カメムシやいもち病の被害は出ていない。
○福島県河東町農家:出穂後の8日の気温が平年より低めに経過し、登熟が停滞気味だったが、9月に入り登熟が進んだ。「ひとめぼれ」の一穂もみ数は平年よりやや多く74粒。「コシヒカリ」は一粒少ない81粒。刈り取り適期は出穂後の積算気温から見て「ひとめぼれ」が13日、「コシヒカリ」が17日ごろと見ている。地区の早植えの人は既に出荷。すべて一等米になっている。
(日本農業新聞)

○9月11日(火) 適期にばらつき 山形・さがえ西村山農協
 さがえ西村山農協の水稲適期刈り取り現地検討会が10日、寒河江市などの圃場で開かれた。7月末から8月初めの低温で、圃場によって刈り取り適期にばらつきがあることが分かった。同農協では、管内の農家4000戸を個別訪問するなどして指導、情報提供を行う。主力品種の「はえぬき」は生育が順調で、出穂盛期は平年並みの先月6日。平たん地では、今月17日ごろから刈り取り適期に入り、平年と同じ25日前後にピークを迎えるという。 (山形新聞)

○9月12日(水) 水稲直播き1万ヘクタール突破
 農水省は11日までに、今年産水稲の直播き栽培の普及状況をまとめた。全国の直播き栽培面積(速報値)は1万59ヘクタールに達し、昨年産より1,118ヘクタール増えた。同面積が1万ヘクタールを超えたのは1986年以来15年ぶり。 (日本農業新聞)

○9月13日(木) 省力化の動き拡大、農政局長情勢報告
 東北農政局の局長は、12日に東京・霞ヶ関の農水省で開かれた地方農政局長会議で管内の情勢を報告した。管内の作物生育状況(1日現在)では、水稲の登熟が不揃いで収穫適期の見極めが難しいとした。青森、岩手の太平洋側の一部では不稔の発生、登熟への影響に心配を強くした。 (日本農業新聞)

○9月13日(木) 1等米比率83%、宮城県内米初検査
宮城県内のトップを切って12日、米の初検査がJAみやぎ仙南北谷地農業倉庫で行われた。粒張りや光沢は平年並みながら、8月の低温、日照不足で未熟粒が混じっていたため、1等米比率は「ひとめぼれ」250袋のうち83.2%にとどまった。 (日本農業新聞)

○9月14日(金) 刈り始め時期 遅れ気味、青森県
 県農業生産対策推進本部は5日、本年産水稲の刈り始めが、全般的に平年より遅れ気味になるとの見通しを明らかにした。刈り始めの目安となる出穂後の積算気温960度到達予定日は、県南で4−8日遅れる見込み。同本部は6日、県庁で緊急会議を開き、登熟促進に向けた今後の技術対策などを協議する。 (東奧日報)

○9月14日(金) 水管理注意促す 三八農業生産本部 
 三八農業生産対策推進本部会議が5日、八戸市の八戸保健所で開かれ、@水稲の登熟は平年よりかなり遅れているA生育状況は個人差、地域差が例年以上に大きいB収量、品質確保のため刈り遅れないようにする――などの報告があった。同日、稲作生産指導臨時情報を出し、水管理などの注意を促した。 (東奧日報)

○9月14日(金) 不順天候の対応協議 上北地方農水事務所
 県の上北地方農林水産事務所(工藤洋一所長)は5日、十和田合同庁舎で緊急の稲作不順天候対策会議を開き、市町村、県、農協、農業共済組合などの担当者役60人が今後の対応について話し合った。同事務所は、上北全体の不順天候対策本部を設置するかどうかを7日までに決める。同事務所によると、8月31日現在、管内13市町村のうち三沢市、上北町、野辺地町、6カ所村ではコメが登熟期に達していなかった。不稔(ふねん)割合も軒並み高く、三沢市はむつほまれ40.2%、ゆめあかり27%となっている。5日までに三沢市、東北町、天間林村が不順天候対策本部や対策会議を設置している。 (東奧日報)

○9月14日(金) めんこいな おいしいナ 地元産米粉使い麺開発、秋田県
 五城目町富津内の国道285号沿いにある町農林水産物直売所「悠紀(ゆき)の国」のめんこいなラーメンとそばが、利用者の人気を集めている。地元産のめんこいなの米粉を使用しており、「独特のもちもち感がある」と好評だ。 (秋田魁新報)

○9月15日(土) 東北農業白書 ネット利用など報告
 東北農政局は14日、2000年度の「東北食料・農業・農村情勢報告」(東北農業白書)を発表した。農家のインターネット利用の現状を詳しく盛り込んだほか、県別の食料自給率を初めて示した。白書によると、東北6県では今年8月現在で約440の農業者がホームページを開設。目的は「農畜産物の産地直送」が74%と最も多く、次いで「自分の農業の紹介・消費者との交流」が63%で、消費者への情報発信に活用しているケースが目立った。 (山形新聞)

○9月15日(土) 農産物を「地産地消」、山形県
 県民全体で農業と農村の活性化に取り組む条例の内容を検討していた県農林水産部は14日、県議会に対し概要を提示した。県内で生産された農産物を県内で消費する地産地消の促進、効果的・安定的経営を目指す農業者への重点支援が大きな特徴。名称は「県農業基本条例」とした。19日に開会する県議会9月を定例会に条文を提案する。 (山形新聞)

○9月15日(土) コメ需要30万トン減少 農水省が年間見通し
 農水省は14日、今年11月から1年間の米の需要見通しについて、前年より30万トン程度少ない約900万トンに低下するとの試算を明らかにした。 (東奧日報)

○9月15日(土) 60キロ平均1万6648円 第3回自主米入札 前年比3.6%上回る
 自主流通米価格形成センターは14日、2001年産自主米の第3回入札を行った。60キロ当たりの加重平均価格は16,648円と、前年第3回入札を578円、3.6%上回った。しかし、落札残数量も多く、米卸の買い意欲も低いだけに、今後の展開に注意が必要だ。 (日本農業新聞)

○9月15日(土) 一等比率は91.9% 福島食糧事務所の今年産米検査発表
 福島食糧事務所は14日、今年産米の検査結果(8月30日現在)を発表した。水稲うるち玄米の総検査数量は59トンで、このうち一等比率は91.9%となっている。光沢、粒張り、粒そろい、充実とも平年並みからやや良だが、一部刈り取りが早かったため青未熟粒の混入が多く、充実度がやや劣り、一等比率は前年同期より8.1ポイント低い。 (福島民報)

○9月16日(日) ホールクロップサイレージ(稲発酵粗飼料) 県内作付け大幅拡大
 飼料自給率アップの切り札、そして生産調整の新しい柱として注目を集める稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)。本県のことしの作付面積(見込み)は約90ヘクタールと、昨年の0.1ヘクタールから急激に拡大した。10アール当たり最高73,000円の助成措置導入や、県のモデル事業が普及を後押ししたためだ。生産現場からは「水田をそのまま活用でき、新たな栽培技術は不要。本県に適した転作作物として作付けが広がっていくだろう」との声が上がっている。 (秋田魁新報)

○9月18日(火) 「はえぬき」デビュー10周年、山形で式典
 2001年産山形「はえぬき」民間検査第1号出荷式と山形「はえぬき」デビュー10周年記念式、山形「はえぬき」取り扱い十万トン必達祈願式が17日、JA全農山形・山形経済センターで開かれ、850俵の新米が首都圏などの消費者に届けられた。 (日本農業新聞)

○9月19日(水) 立毛間播種を本格導入
 北上市和賀町農家は、収穫期を迎えた大豆畑に小麦をまく立毛間播種を本格導入した。連作障害を回避する目的で、大豆から小麦に転換する区切りの年に有効。小麦の種まきは大豆の収穫と時期が20日ほど重なるため、これまでは畑を遊休させるか、別の作物を植えるしかなく、耕地の有効利用にもつながる。 (岩手日報)

○9月19日(水) ミルキークイーンはどこにいった 
 前にこのコラムでも「ミルキークイーン」のことは注目に値する品種として取り上げた。われわれも販売に携わっているが、売れ行きは芳しくない。一時のコマーシャルベースにのってブームとなったが、大化けはしていない。まず、供給量が出てきて品薄感がない、販売環境も影響しているが高値の米はたくさん売れない。 (農業共済新聞)

 
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○9月21日(金) 全量1等米に、岩手・岩手町で米初検査
 2001年産米の検査が20日に岩手町一方井でスタートし、この日検査を受けた「かけはし」1,604袋全量が1等米となった。検査では、千粒重が24.09gで平年の約22gを上回った。 (日本農業新聞)

○9月22日(土) やませで低温対策組織設置、青森の13市町村
 オホーツク海高気圧から吹く偏東風(やませ)の影響を受けている青森県では、太平洋側を中心とした13市町村が農産物の低温対策組織を、21日までに設置した。本格的な水稲収穫期を前に、県やJA全農あおもりでは、品質の確保に向けた適期刈り取りや適正な乾燥調製を呼びかけている。  (日本農業新聞)

○9月22日(土) 「いわてっこ」と命名、岩手県とJA経済連
 岩手県とJA岩手県経済連は21日、2001年同県の水稲奨励品種に採用した「岩南16号」の品種名称を「いわてっこ」と決めた。「いわてっこ」は旧県立農業試験場県南分場で、「ひとめぼれ」を母、「こころまち」を父に交配してできたうるち品種。品質・食味が「あきたこまち」並で、耐冷性、穂いもち病に強い早生品種。 (日本農業新聞)

○9月22日(土) 鳥海山で初冠雪、山形県
 22日の朝の県内は、上空に入った寒気と晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象で気温が低下。各地で11月下旬の冷え込みとなった。山形地方気象台酒田測候所は去年より21日、平年より17日も早く鳥海山の初冠雪を観測した。同気象台によると、寒気は秋田の上空約5500メートル付近で氷点下18.9度と、この時期としては強いもの。 (山形新聞)

○9月22日(土) 県内寒〜い朝 岩木山に初雪、青森県
 今秋一番の寒気が流れ込んだ影響で、22日朝の県内は9月とは思えない冷え込みとなった。八戸市、むつ市、弘前市など15カ所の観測地点で9月としては観測史上、最も低い気温を記録。全県的に10月下旬から11月上旬の寒さとなった。本県上空5000メートルに氷点下19度という11月並みの寒気が流れ込み、放射冷却現象も加わったため。山ろくの岩木町にある岩木山パトロール隊事務局によると、岩木山に雪が積もったのは今シーズン初めてという。昨年は同事務局が10月13日に積雪を確認しており、今年は21日も早い。 (東奧日報)

○9月22日(土) 函館では早くも初霜 103年ぶりに記録更新、北海道
 北海道・函館海洋気象台は22日朝、同市内で初霜を観測した。同気象台の観測記録によると、これまでで最も早い初霜は1898年9月26日で、103年ぶりに記録を更新。1873年の観測開始以来、最も早い初霜の到来となった。平年より25日、昨年より24日早い。 (東奧日報)

○9月25日(火) あぜみち通信 10
○青森県木造町農家: この2週間は曇りと雨の日ばかり。周囲では、例年より多く稲が倒伏している。収穫する人はまだ1人2人だったが、私は21日から始めた。登熟はまばらだが、これ以上進まない。寒くなるのが10日ほど早く、まもなく霜も下りる。むしろ刈り遅れが心配になってきた。くず米が多そうで、選別には苦労するだろう。
○岩手県胆沢町農家: 台風15号の影響もなくほっとしている。JA地域営農センターでは、刈り取りの時期だとして、カントリーを20日に稼働した。わが家では、棒がけの刈り取りを24日からはじめ、コンバインによる刈り取りを26日から行う。出穂後、台風や前線の影響で好天の続く日が少なかったが、これからの天候に期待する。
○秋田県平鹿町農家: 22日から刈り始めた。昨年に比べ1週間ほど遅く、例年より2,3日早い。減化学肥料栽培「あきたこまち」を24日に初めてもみすりした。10アール収量は8俵(1俵60キロ)ちょっと。くず米がアール当たり30キロほど多かったのは、思い切った追肥をしなかったためか。慣行栽培では平年並みの10俵ほどを見込めそうだ。
○宮城県矢本町農家: 稲刈りは16日から始まった。現在まで、部分請け負いも含めて全体の4割近くまで作業が進んだ。出穂以降の低温、日照不足などが、どの程度の影響なのか心配した。これまでに、JAには250袋(1袋30キロ)ほど出荷したが、全量一等米となっている。
○山形県高畠町農家: 23日から刈り取りを開始。まず「ひとめぼれ」から着手。昨年に比べ5日遅い。8月の低温が登熟の遅れにつながったようだ。40アールほどを刈り取った。一粒一粒の張りが少し劣っているようだが、つやはいい。収量は平年並み。600から630キロといったところ。
○福島県河東町農家: 「ひとめぼれ」の刈り取り適期は15日前後からだったが、天候が思わしくなく、実際に作業に入ったのは20日からとなった。作柄は豊作型だが、実際に収穫してみると平年作というところ。未熟粒(くず米)は少ないが、不ねん粒が意外に多い。カメムシなどによる被害粒は少なく、初検査では全量が一等米に格付けされた。これからも刈り遅れで格付けが低下しないよう、作業を進めている。
(日本農業新聞)

○9月25日(火) 秋晴れの下 稲刈り盛ん、秋田県
 高気圧に覆われ秋晴れとなった24日、県内各地では、稲刈りが行われた。秋田市四ツ小屋の田んぼでは、コンバインがエンジン音を響かせ、黄金食に実った稲穂を、小気味良いテンポで刈り取っていた。 (秋田魁新報)

○9月26日(水) 秋田米を初出荷、秋田
JAあきた経済連は25日、同中央産地精米センターで、2001年度「秋田米」を初出荷した。今年産米は、昨年のような高温障害の影響もなく、粒の張りも良く、でんぷん蓄積がスムーズに行われ、充実した丸みを帯びたものとなっている。 (日本農業新聞)

○9月26日(水) 稲ホールクロップサイレージ刈り取り急ピッチ、山形
山形県内では、稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)用の稲の刈り取りが大詰めを迎えている。今年の栽培面積は、前年比3倍の42.2ヘクタール。2セットの専用機がフル回転して飼料化している。 (日本農業新聞)

○9月26日(水) 秋田米を初出荷、秋田県
 JAあきた経済連は25日、同中央産地精米センターで、2001年度「秋田米」を初出荷した。今回初出荷されたのは541トン(玄米356、精米185トン)で、中央と県南の産地精米センターからそれぞれ出荷された。今年産米は、昨年のような高温障害の影響もなく、粒の張りも良く、でんぷんの蓄積がスムーズに行われ、充実した丸みを帯びたものとなっている。 (日本農業新聞)

○9月26日(水) 青刈り、本県は行わず、山形県
 農水省や全国農業協同組合中央会(全中)などでつくる「米の需給・価格情報に関する委員会」の作柄部会が決めた収穫前の水稲を刈り取る青刈りが、8月末までに全国の青刈り対象面積33,544ヘクタールのうちわずか8.2%、2,763ヘクタールでしか実施されていないことが25日、共同通信社のまとめであきらかになった。農家の反発が強いためで、全く青刈りしない地域も本県のほか秋田、新潟両県など18都府県に及んでいる。 (山形新聞)

○9月28日(金) 米作況103「やや良」15日現在
農水省は27日、2001年産水稲の9月15日現在の作柄概況と作付け面積を発表した。全国平均103の「やや良」。3年連続で豊作の見込み。ただ、作付け面積が生産調整の強化などで前年産より5万7千ヘクタール減ったことや、青刈りなどで、当初計画を超える生産数量は全国で10万トン程度にとどまるとみられる。 (日本農業新聞)

○9月28日(金) 水稲作況102の「やや良」9月15日現在
 東北農政局は27日、東北の2001年産水稲の作柄概況を発表した。東北6県平均の収量は前年比98%の559キロ、作況指数は102で「やや良」の作柄。地帯別には、福島県中通りで「良」となる一方、青森県下北で「著しい不良」となるなど、8月の低温・日照不足の影響度合いにより、はらつきが大きくなっている。 (日本農業新聞)

○9月28日(金) 登熟ばらつき顕著、東北各県品質概況
 仙台食糧事務所は27日、同事務所に米卸、小売業者を招いて東北各県産の新米を展示し、品質概況を説明した。出穂期前後の低温が東北全域で影響し、登熟はばらつきがでており、反収を確保した県でも乳白や青米などの未熟粒による等落が目立っている。 (日本農業新聞)


 
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