水稲冷害研究チーム
2001年東北稲作動向
本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
なお,記事の収集については東北農業試験場情報資料濱田課長さんにご協力をいただいています.
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○12月3日(月) 内陸北部に本格的雪、岩手県
3日朝の県内は、上陸の寒気と日本海にある低気圧が接近した影響で内陸北部を中心に本格的な雪となった。東北自動車道は県内全域で速度規制を実施。各地では融雪剤の散布車などが出動して作業に当たった。
(岩手日報)
○12月4日(火) 「夢ごこち」で勝負
宮城県のJA栗っこは、今年から本格栽培を始めた水稲の「夢ごこち」を来年、倍増させる。冷めても粘りのある特徴を持ち、供給先からの要望が強い。作期分散にもなるため、作付けを呼び掛けていく。「夢ごこち」はアミロース含量が同JA管内で17%程度と「コシヒカリ」より1〜2%少なく、粘りが強い。JAでは「低アミロース米と言われるが、粘りが強すぎず、単品で普通に飯米としておいしい」と説明する。生産農家の食味評価も上々だ。
(日本農業新聞)
○12月4日(火) シードテープ直まき稲
宮崎県山田町の農家は今年、シードテープを使った水稲のたん水直まき栽培に取り組み、10アール収量534キロと、移植栽培並みの成果を挙げた。覆土がほぼ一定で、“株状”に育つため、生育が安定しやすい直まき方法として普及が期待されている。
(日本農業新聞)
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○12月13日(木) 水稲、的確な管理が奏功、東北地域検討会
東北農政局は12日、2001年度東北地域稲作検討会などを開き、今年産水稲の生育などを総括した。夏場の低温・日照不足といった大きな気象変動にもかかわらず、高収量・高品質だった要因として、各種診断に基づく的確な栽培管理や適期刈り取りが挙がった。
(日本農業新聞)
○12月14日(金) 米生産費低減策探る、東北農政局検討会
東北農政局は13日、東北地域稲作構造確立検討会を開き、米の生産コスト低減と品質向上につながる担い手の育成、地域営農の体制づくりを各県に働きかけた。各県は、生産振興には大きな力を注ぐことを報告する一方で、構造政策への取り組みでは難しさも浮き彫りになった。
(日本農業新聞)
○12月14日(金) 減農薬米300ヘクタールに拡大、青森・JA津軽平賀
県産米の主力品種「つがるロマン」を主幹として生産しているJA津軽平賀水稲生産組合長会議が12日行われ、新年度作付計画などを審議する席上で「おいしいお米」「安心して食べられるお米」「環境にやさしい農業」を全面に打ち出した、売れる米づくりを申し合わせた。
(日本農業新聞)
○12月15日(土) 水稲最終作況103の「やや良」
農水省は14日、2001年産水稲の最終的な作況と収穫量を発表した。全国の作況指数は前回発表(10月15日現在)と変わらず、103の「やや良」となった。収量は532キロで、1994年に続く過去3番目の多収となった。
(日本農業新聞)
○12月15日(土) 2001年産水稲「102」確定、東北
東北農政局は14日、2001年産水稲の収穫量を発表し、東北地区の最終作況指数は102で確定した。7月後半から低温・日照不足が続く管理の難しい年だったが、初期生育が順調で、全籾数を確保できたことが功を奏した。
(日本農業新聞)
○12月15日(土) 1等米は87.4%、東北
東北各県の食糧事務所は14日、米の検査結果を発表した。東北全体では、うるち玄米の1等米比率は前回を0.2ポイント下回り87.4%だった。品種別の1等米比率は、青森「つがるロマン」91.2%、岩手「ひとめぼれ」95.7%、宮城「ひとめぼれ」84.6%、秋田「あきたこまち」87.2%、山形「はえぬき」91.3%、福島「コシヒカリ」93.1%。
(日本農業新聞)
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○12月21日(金) ことし・東北気象10大二ユース
日本気象協会東北支局はこのほど、今年の気象10大ニュース(東北)を選んだ。第1位:15年ぶりの厳冬、第2位:記録的な雪、第3位:春の異常少雨、第4位:晩霜被害、第5位:梅雨期の雷雨、第6位:東北北部、梅雨明け特定できず、第7位:八月低温、第8位:のろのろ台風、第9位:9月下旬岩手で野菜の凍霜害、第10位:初冬寒波で大雪。
(河北新報)
○12月25日(火) 携帯へ農業情報配信
民間気象会社の気象情報システムは、コンピュータ会社と提携して、農家向けに気象や市況情報を携帯電話に配信するサービス事業を、来年4月から本格的に始める。
(日本農業新聞)
○12月27日(木) 作期拡大など大きいメリット、宮城
宮城県が今年指導した水稲の晩期栽培は、経営面でもメリットが大きいことが、同県がとりまとめた実践農業者の評価から浮かび上がった。「大規模経営での作期拡大を実現できた」などの声が数多く挙がっている。同県は晩期栽培の指導に自信を深め、取り組みを強化していく考えだ。
(日本農業新聞)
○12月28日(金) 流氷初日を観測、網走地方気象台
オホーツク海で南下を続ける流氷について、網走地方気象台は27日、陸から確認できる「流氷初日」を迎えたと発表した。平年より24日早く、観測の始まった1945年末以降、最も早かった52年の記録に並んだ。
(日本農業新聞)
reigai@ml.affrc.go.jp