水稲冷害研究チーム
2002年東北稲作動向
本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料濱田課長さんにご協力をいただいています.
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○7月3日(水) カメムシを一発防除、秋田県農試
秋田県農業試験場(雄和町)は、斑点米の原因となるカメムシ類のアカヒゲホソミドリカスミカメ(通称アカヒゲ)に対し、最近開発され登録申請・試験中の新規粒剤に高い防除効果があることを明らかにした。新粒剤は来年度中にも登録される見込みで、防除省力化が期待される。
(日本農業新聞)
○7月4日(木) カメムシ類発生やや多い、山形県病害虫予報
県病害虫防除所は3日、農作物有害動植物発生予報第4号を発表した。それによると、稲の斑点米カメムシ類はやや多い予報。葉いもち、紋枯病、コバネイナゴは平年並み。園芸作物の病害虫は、全般に平年並みか、やや少ない予想だが、梅雨期間中は天候によって病害が増加する場合があるとしている。
(日本農業新聞)
○7月6日(土) カメムシ害低減へちらしで草刈り促す 山形生育調査
今年度第1回のカメムシ生育密度調査が、2、3の両日、置賜の3市5町で一斉に行われ、斑点カメムシ類がけい畔、雑草地などで前年並みに多く発生していることが確認された。食料事務所、置賜総合支庁、市町、JAなどの担当者が、管内414ヶ所の農道や雑草地などで、すくい取りによる調査を実施した。その結果、調査地点の62%で生息がみつかった。特に高畠町は82%と最も高く、米沢市、長井市、川西町でも70%を超えた。今後、高温多湿の状況が続けば、多発する可能性は大きく、カメムシ被害の低減対策として13日から20日までを草刈り重点週間に設定。牧草生産農家への2番草適期狩り取りの啓発などを周知徹底していくことにした。
(日本農業新聞)
○7月6日(土) 1ヶ月予報 曇りや雨の日多い
仙台管区気象台が5日に発表した東北地方の向こう1ヶ月の天気予報によると、期間中は梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響で、曇りや雨の日が平年より多い。梅雨明けが遅れる可能性がある。平均気温は平年並みか低く、降水量は平年並みか多い、日照時間は平年並みか少ない予想。
(日本農業新聞)
○7月9日(火) 中干し、適期防除を 農政局が東北地域稲作中間検討会
東北農政局は8日、仙台市内で東北地域の稲作中間検討会と水稲安定生産推進連絡協議会を開いた。各県の報告によると、生育は地域により差があるものの全般にほぼ平年並みに推移している。幼穂形成期にさし掛かり、各県ではあらためて中干しの徹底や適期防除を農家に呼び掛けていく方針だ。東北農業研究センターの水稲冷害早期警戒システムによると、ほぼ東北全域で葉いもちの感染好適条件となっている。このため同センターも十分な警戒を促した。また、台風5号の影響で低温傾向が解消されてきたが、冷害危険期を向かえるため、温度変化に即応した深水管理などを呼び掛けた。
(日本農業新聞)
○7月9日(火) 小麦初検査まずます、JA岩手ふるさと
JA岩手ふるさとで5日、2002年度産小麦の初検査が行われた。梅雨の影響で品質が心配されたが、1等比率は前年を上回る結果となった。検査を受けたのは、水沢地域の営農組合、協業組合が生産した19d980`。刈り取り後、JAの施設で乾燥調製されたもので、今年産から従来の紙袋(30`)を変え、フレコンバック(1d)での検査となった。検査では、食料事務所の検査官が、フレコンバックごとのサンプルにより、水分、被害粒の状況をチェック、未熟粒が散見されたものの、1等が16d、2等が3d980`となり、一等比率80%の結果となった。
(日本農業新聞)
○7月10日(水) 農業情報リアルタイム提供「アグリネット」10月稼働
パソコンと携帯電話を活用し、県農林水産部が生産車らに農業に関する生産・流通・販売情報をほぼリアルタイムで提供する「やまがたアグリネット」(仮称)の概要が固まり、9日に山形市内で開かれた推進協議会の初会合で報告があった。システム稼働はことし10月下旬で、農産物の生育、技術対策、気象、病害虫、市況についての情報を提供、ネット上で利用者の悩みに助言する農業技術相談を受け付ける。
(山形新聞)
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○7月11日(木) エルニーニョが発生
気象庁は10日、世界的な異常気象の要因とされるエルニーニョ現象が発生したと発表した。南米ペルー沖の海面水温が高くなる現象で、夏場に太平洋高気圧の張り出しを弱めるため、日本に冷夏をもたらすといわれている。全国的に高温傾向だったため「冷夏の恐れは少ない」(同庁)とするが、盛夏期への影響が懸念されている。同庁によると、ペルー沖の海面水温が基準値(30年平均値)よりも高い状態は、すでに6カ月続いている。特に6月は基準値より0.9度も高く、「海水温がエルニーニョの特徴をはっきりと示し、初期段階に入った」とした。来年1月まで一度前後高い状態が続く見通しだ。エルニーニョの発生は5年ぶり。同庁は「監視海域の大気の状態は平年とほとんど変わらないため、太平洋高気圧にどれだけ影響するか、慎重に検討する必要がある」(気象情報課)という。
(日本農業新聞)
○7月11日(木) 水稲の適切管理通知 台風6号で山形・推進本部、山形県
台風6号による山形県への影響が想定されるようになってきたとして21世紀米づくり日本一推進運動本部は10日、水稲の適切管理について指導を徹底するよう関係機関に緊急通知した。台風通過後は、被害の実態把握に努める。通知によると、台風の影響として稲体の動揺・振動による損傷、倒伏による部分的な乾燥などの生理障害、冠水による酸素不足などを予測。さらに病害虫が発生しやすくなるとしている。このため、技術的対応としてたん水して稲体の衰弱を防ぐ、排水路の維持管理を十分に行う、冠水の場合、速やかに排水し、流入した異物を除去するなどの留意点を示すとともに、台風時のほ場作業は、非常に危険を伴うとして十分に注意するよう呼び掛けている。
(日本農業新聞)
○7月11日(木) 「つがるロマン」の品質向上へ、追肥や水管理学ぶ 青森・JA津軽平賀
今期も市場評価の高い良品質「つがるロマン」生産を目指し、JA津軽平賀は9、10の両日、平賀地域農業改良普及センターと共催で、管内27地区で水稲現地講習会を開いた。今回の講習では、現在までの生育状況の確認、収穫期までの長期天気予報の予測検討、7月中に発生する追肥作業や水管理についての見極めについて講習を行った。講師のJA担当者やセンター指導員らは、それぞれのほ場状態に合わせた作業への取り組みと、病害虫の早期発見・早期防除の徹底を訴えていた。
(日本農業新聞)
○7月13日(土) 台風6号 広範囲で農業被害 いもち病など防除を徹底
太平洋沿岸を通過した台風6号は、東北地方の広い範囲で大きな農業関係被害をもたらした。田畑の冠水や法(のり)面の崩壊など、各地では被害調査や復旧対策、営農指導の徹底に追われている。12日までに各県がまとめたところによると、水田の冠水・浸水は岩手5810f、宮城9812f、福島1616f、青森501f。秋田ではJA秋田おばこ管内で86f。岩手県一関市の一関遊水地内では水田1000fが冠水。水位は同日現在、最高8bから最低4bある。同市農政課では「水位が減るのを期待するしかない。今後は葉いもちなどの防除を徹底してほしい」と呼び掛ける。宮城県のJA栗っこでは水田約2000fが冠水したが、迫川の上流部から水が引いている。営農企画課の菅原俊文課長は「いもち病などの防除で緊急の呼び掛けをした。今週末は資材店舗を全店臨時営業する」と話す。
(日本農業新聞)
○7月13日(土) 麦全量一等に 青森・JAつがるで検査
2002年産麦の初検査が10日、JA津軽越水支店カントリーエレベーター低温倉庫で県内トップを切って行われ、全量1等に格付けされた。講評として、仙台食糧事務所五所川原支所の中田支所長は「未熟粒が若干あったが、被害粒が少なく、粒の張りが優れており全般に品質が良好である」と述べた。また、木造地域農業改良普及センターの山本所長は「7月に入り雨が続いており品質低下が心配される。今後は適期刈り取りを行い乾燥調製には十分注意してほしい」と話した。
(日本農業新聞)
○7月13日(土) 1ヶ月予報 曇りや雨の日多い
仙台管区気象台が12日に発表した東北地方の向こう1ヶ月の天気予報によると、期間中は太平洋高気圧に覆われ、晴れる時期もあるが、梅雨前線やオホーツク海高気圧の影響を受けやすく、平年より曇りや雨の日が多い。平均気温は平年並み、降水量は多く、日照時間は平年並みか少ない。
(日本農業新聞)
○7月14日(日) 送風機設け いもち防除 稲快適
岐阜県白川町で、送風機を使った稲のいもち病防除試験が進んでいる。アイガモ農法で無農薬栽培を実践する中島克己さん(55)が、2000年産から取り組んでいる。2枚の水田(合計29.5e)に送風機を各1台設置。従来の試験でり病率が高かったほ場でも、被害が抑えられた。今年産は、収量を増やす試験をする。無農薬栽培に向いた技術と期待している。この技術は、岐阜県が開発した。いもち病を媒介する葉や穂に付いた水滴を送風で落とし、発病を防ぐ。送風機は、茶の防霜ファンより大きい直径1.1b。5bの高さから夜間と早朝の2回、30〜60分風を送る。自動的に上下左右に首を振ることで、水田全体に風が行き渡るカメムシ類などの害虫を振り落として食害を防ぐ効果もあるとみる。
(日本農業新聞)
○7月14日(水) 農山村の多面的機能維持 集落の取り組み支援
農業と農村は食糧の供給ばかりではなく、洪水防止や水源のかん養、緑豊かな景観の提供など多面的な機能を持っている。中でも中山間地域は多くの役割を果たしており、県はこれらの維持のためにさまざまな事業を実施している。12年度からスタートした中山地域等直接支払制度などを活用し、県内の多くの地域で活動の輪が広がっている。
(福島民報)
○7月16日(火) 水稲病害虫、竹酢液で予防、福島伊達町の佐藤さん
伊達町の農業、佐藤金蔵さん(70)は、竹炭作りで出る竹酢液を水稲の病害虫予防に利用し成果を挙げている。小さな穴を開けたペットボトルに竹酢液を入れ、水田の水口から点滴する。竹炭も育苗や本田散布に利用。効果は@病害虫の抑制A防除経費の節減B安心・安全な米作りと1石3鳥で、周囲から注目されている。
(日本農業新聞)
○7月16日(火) 岩手の6号禍大きい 農業関係だけで45億円超す
岩手県は15日の正午現在でまとめた台風6号による被害状況を発表した。農業関係では冠水、倒伏 、土砂流入などで45億6520万円を超す被害額となった。道路寸断など被害のひどい東磐井郡内の調査が進まず、被害はさらに大きくなる見込みだ。また、台風7号は16日午後には岩手県に再接近する見込みで、引き続き警戒が必要だ。農作物では水稲が5428f5億3670万円、野菜440f3億5330万円など合わせて6634f9億9120万円の被害を受けた。畜産では乳牛1頭が土砂により圧死、鶏舎浸水で食鳥18000羽が水死した。農業施設はハウス2棟、畜舎2棟で被害を受け、農地・農業用施設の被害個所は2994、35億6600万円に上る。
(日本農業新聞)
○7月16日(火) 台風6号、宮城、福島でも被害拡大
東北各県が15日までにまとめた台風6号による被害状況は次の通り。宮城県の農業関連被害額は15億3645万円。内訳は、農作物被害が1万901fで5674万円。田畑や水路の法面崩壊など農地・農業用施設被害が699ヶ所14億7971万円。福島県は、水田の法(のり)面の崩壊などの農地災害が249ヶ所2億9900万円、用排水路・ため池の崩壊などの施設災害が302ヶ所6億2500万円などとなっている。各県とも現在継続調査中であり、被害額は今後増える見通しだ。
(日本農業新聞)
○7月16日(火) あぜみち通信 5
○青森県木造町農家:今月初めから連日雲天や降雨で、蒸し暑くて日照も少ない。稲は徒長気味で葉が柔らかく育っている。2、3日前から幼穂形成期に入り、葉色を見ながら20日ごろに追肥する計画だ。「つがるロマン」の生育状況(15日現在)は、草丈が67a、一株当たりの茎数は平均23本、葉齢は11日。16日から3回目のけい畔草刈りをする。小麦の収穫は雨で若干遅れたが、10e300`を確保し、品質は良さそう。
○岩手県胆沢町農家:生育は昨年より若干遅れているようだ。台風6号の大雨で、くぼ地の約1fが、半日ほど冠水した。中干しを始めたが雨続きで思うようにいかない。溝切りはこれから。全体的に葉色が落ちてきので、窒素成分で1`の追肥を始めた。2回目のけい畔、農道の草刈りは、もう少しで終了。カメムシ防除は、例年通り日程を定めて、地域一斉防除で対応する。天候にもよるが減農薬栽培なので、穂いもち防除は極力避けたい。当面台風7号が心配だ。大きな被害が出ないことを望む。
○秋田県平鹿町農家:台風6、7号の影響もあって降雨が続いている。15日の調査で「あきたこまち」の葉齢が11.9、草丈が63.1a、茎数が24.9本。生育は平年並みだが、依然として茎数がやや多い。茎が細く油断はできないが、追肥などで無理をしない限り、倒伏 の心配はないだろう。幼穂の長さは1aぐらいで、順調なら来月初めに出穂する見込みだ。雨続きでカメムシ防除が滞っており、晴れ間を見て作業を進めたい。
○宮城県矢本町農家:水稲の生育は4〜5日の遅れと言われているが、順調に近い経過だと思っている。台風6号で1部冠水し、病害の発生が心配だ。台風7号の影響も懸念されるところだ。穂肥は、14日から「ひとめぼれ」「まなむすめ」にNK化成で10e当たり窒素成分で1〜1.5`施している。穂いもち病予防では、町内全域を無人ヘリコプターで15日から3日間、コラトップ流剤で防除する計画だったが、雨のため順延となっている。
○山形県高畠町農家:生育はやっと平年並みの進度に。台風6号の影響もなく、ほっとしている。12日に穂肥の巡回指導があった。「はえぬき」の草丈は55a前後、一株当たりの茎数は40本、葉齢は9枚、幼穂が見られた。出穂は盆のころか。「コシヒカリ」は16、17の2日間、穂肥と倒伏防止剤を一緒にした薬剤を10e当たり、15`散布する。いもち病、カメムシ対策として18日から、地域全体でヘリコプターによる空中散布を計画している。
○福島県河東町農家:台風6号の影響はなく安心したが、台風7号が続き心配だ。生育状況は「コシヒカリ」「ひとめぼれ」ともに茎数は平年並み。草丈が10aほど短く、心配している。けい畔の草刈りも終わり、11日に中干しした。今後の作業では穂肥があり、有機栽培に使う「有機米追肥専用」を、「ひとめぼれ」には早急に、「コシヒカリ」には20日をめどに施用する。病害虫の発生は今のところ見られない。注意深く見守り、発生した場合はすぐに防除に当たる。
(日本農業新聞)
○7月17日(水) 水田が再び冠水 秋田県大内町農作物に被害拡大
JA秋田しんせい管内では、13日夜半から降り続いた雨で農作物に被害が出ている。特に大内町での被害が大きく、冠水後に一度水が引いた水田が16日再び冠水した。同町を流れる芋川流域でも、特に川幅の狭い平岫(ひらぐき)、長坂から徳沢地区にかけての約12`に沿った水田が最も早く冠水。14日、増水した芋川からあふれ出した水で、冠水した水田は約100fに達した。15日に再び稲の姿が見えるまで、冠水時間は15時間に及んだ。台風7号の接近に伴い梅雨前線が活発化し、大雨で同地区の水田が再び冠水。16日は町、JAなど関係機関が対応に追われた。土手や町道路肩の崩落などの被害もでており、16日夕の時点で被害総額は2900万円余りに拡大している。町水害対策本部では、さらに被害が広がることを警戒している。
(日本農業新聞)
○7月19日(金) 台風6号被害で緊急情報を合同発信
台風6号は各地に大きな被害をもたらしたが、JAいわて南管内では河川のはんらんなどで11日、水稲や野菜が冠水する被害が発生した。これを受けJAいわて南、一関市、花泉町、平泉町、一関農業改良普及センター、磐井地方共済組合は12日、冠水した水稲や野菜の今後の管理についてなどの緊急情報を合同で発信した。農作物緊急対策情報は、即日農家に配布された。浸・冠水した水稲は、いもち病対策の徹底を中心として、速やかな排水と新しい水の入水、泥などによって養分過多になる恐れがあることから追肥の禁止などを、大豆は、排水溝の点検補修と除草を兼ねた中耕培土と伝染性病害対策などを、野菜は、病害対策とあわせ害虫対策を徹底する――という内容だ。
(日本農業新聞)
○7月19日(金) アゾラ入れ雑草抑える、岡山県
岡山県倉敷市の稲作農家、塩田源一さん(63)は、水生シダ植物のアゾラを水田増殖させることで、コナギなどの雑草を抑え、除草剤を使わない有機稲作を実践している。水田中で抑草物質を出す米ぬか、くず大豆の散布を組み合わせることで「問題となる雑草を7、8割は抑えられる」(塩田さん)と自信を見せている。
(日本農業新聞)
○7月19日(月) 「ふくみらい」に期待
コメの県オリジナル品種として、JAグループ福島をはじめ県、県米改良協会などが普及に力を入れているのが新品種「ふくみらい」。ほどよい粘りで飽きのこない「さっぱり」としたおいしさ。寒さや病気などに強く、収穫性が高いのが特徴。県内では今年度、約500fで栽培されており、15年度は2倍の1000fを予定している。「ふくみらい」は「中粒米」で光沢が素晴らしい。イネの長さが「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」より短く倒れにくいため、直播栽培にも適している。収穫時期は中生の「晩」型で「ひとめぼれ」より3−4日程度遅く、「コシヒカリ」より3−6日程度早い。
(福島民報)
○7月20日(土) 1ヶ月予報 平均気温は平年並み
仙台管区気象台が19日に発表した東北地方の向こう1ヶ月の天気予報によると、期間中は太平洋高気圧に覆われ晴れる日が多いが、期間の中ごろを中心に前線や気圧の谷の影響を受けやすく、曇りや雨となる時期もある。平均気温、降水量、日照時間ともに平年並み。
(日本農業新聞)
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○7月24日(水) 東北南部北陸梅雨明け
仙台管区、新潟地方の両気象台は23日、東北南部と北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表した。梅雨明けの時期は東北南部が平年並み、北陸が平年より1日遅く、昨年と比べると東北南部は16日、北陸は21日遅い。これで梅雨明けしていないのは東北北部だけとなった。
(日本農業新聞)
○7月25日(木) 食品中のカドミウム情報 HP開設 農水省
食品中のカドミウムについて国民に理解を深めてもらうため、農水省は「食品中のカドミウムに関する情報」のホームページ(HP)を開設した。食品に含まれるカドミウムの基準値や、現在も続く含有量調査の現況、食品中の含有量を減らすために行っている対策を紹介している。同省ホームページ(http://www.maff.go.jp)のトピックスから回覧できる。
(日本農業新聞)
○7月25日(木) 29、30日に研究発表会 東北農研センター
東北農業研究センターは29日、30日の両日、仙台市の宮城県庁とその周辺を会場に、2002年度の研究発表会を開く。一般参加(無料)を呼び掛けている。問い合わせは東北農業研究センター研究交流科、(電)019(643)3406。または情報資料課、(電)019(643)3414。
(日本農業新聞)
○7月26日(金) 東北北部も梅雨明け
仙台管区気象台は25日、東北北部が梅雨明けしたとみられると発表した。これで、梅雨がない北海道を除き、全国が梅雨明けしたことになる。東北北部の梅雨明けの時期は平年と比べ2日早い。
(日本農業新聞)
○7月27日(土) 1ヶ月予報 晴れて暑い日多い
仙台管区気象台が26日発表した東北地方の向こう1カ月の天気予報によると、太平洋高気圧に覆われ、晴れて暑い日が多い。気圧の谷や寒気の影響で曇りや雷雨となる時期もある見込み。平均気温は平年並み。
(日本農業新聞)
○7月27日(土) 水稲生育「平年並み」7月15日現在
東北農政局が26日に発表した「2002年産水稲の生育情報」によると、東北地方の水稲の生育状況(今月15日現在)は、草丈が平年に比べてやや短いものの、茎数がやや多くなっていることから、東北6県すべてで「平年並み」となっている。6月中旬からの低温、日照不足で生育はやや緩慢になったが、7月上旬から天候が回復し、一気に後期分けつが進んだ。
(日本農業新聞)
○7月27日(土) 苗や稲株を診断、JA秋田みなみ
JA秋田みなみ天王町支所では、24日から26日までの3日間、稲作本田現地指導を全町13ヶ所の指標田会場で行った。この日の最終診断では、坪(3.3平方b)当たりの穂数と1穂着数、登熟歩合から今年の収量予想が各農家へ示し、「全般的に茎数が多めだが、根張り具合はよく順調に生育」と診断表に記された。また、食味が低下する出穂後の施肥はやらずに、間絶かん水に徹した建全根の維持に努めるよう指導。カメムシ害対策としては、航空防除が終了した8月末に一斉個人防除をするよう全農家へ周知した。
(日本農業新聞)
○7月30日(火) HPアドレス記載が奏功 「エコファーマー」認定機に
山形県のJA鶴岡は、ネットメロン専門部の全部員がエコファーマーの認定を受けたのを機に、今シーズンの出荷資材を一新した。ラベルと店頭広告(POP)に「エコファーマー」の明記と併せて、JAのホームページ(HP)アドレス「http://www.ja-tsuruoka.or.jp/」を記載したところ、インターネットでの注文が増えたり、産地紹介につながったりと効果を生んでいる。
(日本農業新聞)
○7月30日(火) あぜみち通信 6
○青森県木造町農家
日中の気温が高く、朝晩は涼しい日が続いている。葉いもちなどの病害虫はほとんどない。「つがるロマン」の生育状況(29日現在)は、草丈が平年より3、4a長い75a、一株当たりの茎数は同4、5本多い25本。今年は出穂後早めに間断かん水に移行し、根の健全化を図り、倒伏を防ぐつもりだ。出穂初めは平年並みの来月5〜10日を見込む。いもち防除では、30日に普通栽培で1回目を行う。減農薬栽培は穂ぞろい期の1回だけ。
○岩手県胆沢町農家
25日現在の草丈は65a、茎数24・1本、葉数11.7。前年に比べ生育量が若干少ないが、平年並みの生育だ。JAによると地域内も平年並みの生育だという。出穂初めは来月8日前後と見ている。2回目のけい畔草刈りと、中干しも好天続きで順調に進んだ。今後間断かん水など水管理に努める。「妙光」(完全無農薬栽培)に葉いもち病が散見され、防菌対策の指導があった。カメムシの防除はJAの指示で、出穂期の地域一斉防除で対応する。
○秋田県平鹿町農家
25日現在の生育状況は葉齢は13、草丈は平年よりやや短く75a、一株当たり茎数はやや多めで23本。29日ごろから出穂が始まった。平年より2、3日早い。寒暖差が大きいせいか安定した稲体になり、倒伏の心配をしなくてよい年は久しぶりだ。中干しは10日ほど遅く終わり、28日に水を入れた。根を今の状態に保つために、登熟期にかけて間断かん水を続けていく。いもち病は、葉色の良いところにも病斑はみえず、心配はない。
○宮城県矢本町農家
水稲の生育は平年並みの推移。出穂は来月5日ごろになると思う。水管理では間断かん水をしている。穂肥はNK化成で、今月20日から21日に、「ササニシキ」に10e当たり窒素成分で1`。「ひとめぼれ」には2回目として窒素成分で1`ほど施した。病害虫防除では、稲こうじ病対策として「みやこがねもち」と「ササニシキ」に、29日に徹粉ボルドーを散布した。
○山形県高畠町農家
29日現在の「はえぬき」は草丈67a、茎数1平方b当たり639本、葉数1.4枚。草丈はやや短く、葉色は平年並みだが、生育は2、3日遅れ気味のようだ。「コシヒカリ」は、穂肥と倒伏防止剤を一緒にした薬剤を10e当たり15`散布。いもち病、カメムシ対策としてヘリコプターによる空中散布も終わった。カメムシ発生の注意報が県から発令された。注意深く田んぼの水管理、観察を続けている。
○福島県河東町農家
生育は全体的に順調で平年より1日進んでいる。草丈は平年に比べ約5a短いが心配はせず、無理な穂肥をしない方針。第一回の穂肥は、有機低農薬栽培の「コシヒカリ」1fに10e当たり20`施用した。通常栽培の「コシヒカリ」「ひとめぼれ」で元肥一発を施用したほ場で葉色がさめている所に10e当たり20`の「有機米追肥専用を施した。病害虫の発生はないが、穂いもち病発生を注意深く見守り、発生時には即、防除に当たる。
(日本農業新聞)
reigai@ml.affrc.go.jp