水稲冷害研究チーム
2003年東北稲作動向
本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料濱田課長さんにご協力をいただいています.
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○2月7日(金) 全域で減農薬米栽培に成功、JAいわて
JAいわて中央は4日、紫波町のJA本所で「安全安心米産地確立研修会」を開いた。今年度、管内全域で取り組んだ減農薬栽培がほぼ成功したこことから、来年度はさらに取り組みの制度を高め、減化学肥料栽培の試験栽培をおこなうことなどを確認した。
(日本農業新聞)
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○2月11日(火) エルニーニョ終息
気象庁は10日、世界的な以上気象の要因とされるエルニーニョ現象が最盛期を過ぎ、5月頃までに終息する兆しが現れてきたと発表した。南米ペルー沖の海面水温が高い現象で、昨年春から発生していたが、1月に入ってペルー沖の水温が低下し始めた。ただ「終息の兆しはあるものの、まだ現時点では冷夏への影響があるかどうか判断できない」としている。
(日本農業新聞)
○2月14日(金) 豊作さ農作業の無事祈る、胆沢町
わらと火のまつり「全日本農はだてのつどい」が8日、胆沢町で行われた。農はだてとは、正月10日間の休みが明けて、新年の農作業を始める日をいう。同つどいは、2月第2土曜日に毎年行っている。農はだての年中行事として行う「庭田植え」では、田植えがさにかすりの着物をまとった女性20人が、小さなわらを取り出し稲わらに見立てて田植えを再現した。クライマックスは日本最大級の大俵を引き寄せ、今年一年の豊作と農作業の安全を願った。
(日本農業新聞)
○2月14日(金) 東北地域直播研究会 作柄安定に早稲種を
農業研究機構・東北農業研究センターが、東北六県の稲作研究者を集めて開いた東北地域直播研究会。温暖化で品種も変化し、秋田県では「でわひかり」で直まきを進めたが、今は95l近くが「あきたこまち」。宮城県も初めは早生種だったが、「ひとめぼれ」中心になった。しかし、昨年は一部で障害冷害も出た低温年。岩手県では「出穂が遅れて厳しかった」と、温度に左右されやすい直まきの弱点も見せた。
(日本農業新聞)
○2月14日(金) 「余目型」で減農薬栽培、山形県
山形県のJAあまるめが消費者の安全・安心、良食味志向をキャッチした米作りを計画的に進めている。2002年産では作付面積の約7割で、農薬を慣行の5割減にする「余目型減農薬栽培」を展開。これを踏まえ、03年産では「余目ササニシキ」など消費者ニーズに応える品種誘導を積極的に行うなど確実に売り切る生産・販売の体制を強めていく考えだ。
(日本農業新聞)
○2月19日(水) 今年から減農薬栽培米
消費者が求める「安全・安心な花巻米」を提供するため、JAいわて花巻は2003年産米から、管内地域での減農薬栽培の取り組みと、あわせて生産履歴を管理するトレーサビリティ(生産履歴を追跡する仕組み)の実践を掲げた。集落ごとにこのほど、説明会を開いて生産者の意識統一を図っている。
(日本農業新聞)
○2月19日(水) 干ばつで米大凶作
オーストラリア農業資源経済局は18日、同国を襲った大規模な干ばつの影響で、2002年会計年度(02年7月〜03年6月)の穀物生産量が1982年度以来の低水準になるとの見通しを発表した。特に、今後収穫シーズンに入る米は、灌漑用水の不足などにより生産量が37万dと前年度(128万d)比71l減の大凶作となる見込み。
(日本農業新聞)
○2月20日(木) 県産大豆100l豆腐に手応え
秋田県豆腐油揚商工組合は、同県産大豆「リュウホウ」を100%使った豆腐を開発、来月から販売キャンペーンを繰り広げる。17日には県、JA、流通業者で組織する地産地消豆腐推進委員会を秋田市内で開き、販売の本格化に先駆け、消費者を招いて、できたての豆腐を試食、「甘くて滑らか」「こくがあっておいしい」「価格も手ごろ」と上々の反応があり、関係者は手応えを感じている。
(日本農業新聞)
○2月20日(木) 石巻グルメキット とうふ名人
石巻地域の豊かな食材と農林水産資源を生かし、産業間連携による食材キット第一号、「石巻グルメキット とうふ名人」が完成。その発表と新発売を記念して18日、河南町農村環境改善センターで「とうふ名人で作る豆腐」料理教室が開かれた。ひと味ちがう手づくり豆腐づくりは受講者から好評。三月下旬の本格販売に関係者の期待が高まる。
(日本農業新聞)
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○2月23日(日) 農薬に関するHP開設
農水省は22日までに、農薬に関するHPhttp://www.maff./go.jp/nouyakuを開設した。改正農薬取締法が3月10日から施行されるのを踏まえ、法改正の内容、背景などについて、農家やJA、農薬販売業者に周知を図るのが目的。
(日本農業新聞)
○2月26日(水) 02年産水稲の品種別収穫量
農水省は25日、2002年産水稲の品種別収穫量を発表した。全体の収穫量(8,876,000d)のうち、「コシヒカリ」が35.9%(3,187,000d)を占め最も多かった。「コシヒカリ」についで多いのは「ひとめぼれ」9.6%(851,700d)、「ヒノヒカリ」9.3%(829,500d)、「あきたこまち」8.1%(721,300d)、「きらら397」4.1%(362,000d)の順。5品種で67%を占めた。
(日本農業新聞)
○2月26日(水) 上位の米は不動
東北農政局は25日、2002年産水稲の品種別収穫量を公表した産地品種別では、秋田「あきたこまち」が11年連続で一位となったのをはじめ、トップテンに変動はなかった。
(日本農業新聞)
○2月27日(木) 小麦「ネバリゴシ」で冷めん 東北農業研究センター
東北躍業研究センター(盛岡市)は、従来の品種に比べて製めん適性が優れる小麦品種「ネパリゴシ」を使って、「冷めん つよしくん」を試作し、このほど関係者に二千四百食配布した。昨年十月の「うどんつよしくん」に続く第二弾。「ネバリゴシ」は同センターが育成し、阜生・多収で栽培しやすく、低アミロース含量で、めんの食感が良いのが特徴だ。同センターでは「試作して評価を得て、今後の製品化につなげ、需要を伸ぽして生産者の励みにしたい」(企圃調整部)という。
(日本農業新聞)
reigai@ml.affrc.go.jp