水稲冷害研究チーム

2006年東北稲作動向



 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


9月

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○9月2日(土) 東北の8月 高温少雨 仙台管区気象台
 梅雨明けが八月にずれ込み、短かった東北の夏。残暑はまだ厳しいが、気象庁がまとめた八月の観測データによると、今年の夏は「高温少雨」の傾向が浮かび上がった。北部を中心に気温が上がり、真夏日は各地で平年より多かった。雨は総じて少なめで、白河の月間降水量が観測史上最少となるなど、梅雨時期は例年以上の雨に見舞われた太平洋側南部が一転、少雨となった。東北の梅雨明けは南部、北部とも八月二日。前線が停滞した影響で、南部は平年に比べ十日、北部は六日遅れた。その後、太平洋高気圧が平年より北に張り出したため、気温は上昇、降水量は少なくなった。各県庁所在地の平均気温は、各地で平年を上回った。最高は秋田の二六・五度で、平年比プラス二・〇度。盛岡プラス一・六度、青森プラス一・四度と、北部で上昇度が大きかった。最も上がり幅が小さい仙台もプラス〇・四度だった。最高気温が三〇度を超えた真夏日は、秋田が平年より九・三日も多い十九日。盛岡も十九日で平年比八・九日増となり、六・五日増えた山形は実に二十四日に達した。仙台だけは一・九日減り、八日にとどまった。降水量は一六三・〇ミリで平年の110パーセントとなった山形を除き、各地で平年を大きく下回った。県庁所在地以外では、白河が三〇・〇ミリで平年(二二八・二ミリ)の13パーセントと一九四〇年の観測開始以来、最少だった八四年(三七・〇ミリ)の記録を更新した。仙台管区気象台によると、太平洋側南部で平年との気温差が小さかったのは、八月上旬に東から湿った風が入り、曇りの日が多かったため。大気の状態が不安定になった影響で局地的に豪雨も降り、山形などでは降水量が多めだった。
(河北新報)

○9月6日(水) 1等米比率37% 06年産検査速報
 農水省は5日、2006年産米の8月15日現在の検査結果(速報値)を発表した。天候不順の影響で稲刈りが遅れ気味。検査数量は、早期米を中心に5万4000トン(前年産同期は7万3000トン)にとどまっている。カメムシの被害や、登熟期の高温の影響で着色粒や心白が目立ち、1等米比率は、前年産同期の55%を下回る37%となっている。米の年間検査数量は例年、500万トン程度。
(日本農業新聞)

○9月8日(金) 適期逃さず刈り取り 平たん部は21日ごろ 宮城県が水稲生育診断会議
 宮城県は7日、水稲生育診断会議を仙台市内で開いた。もみ数は少なめで推移しており、登熟は早いスピードで進むことが予想されるため、刈り取り時期の適期を逃さないよう、農家に呼び掛けていくことになった。行政や農業団体の関係者ら35人が出席、各地域の実態を踏まえ協議した。宮城県内の水稲は、7月中・下旬の低温、日照不足の影響で、幼穂の伸長や出穂が遅れた。しかし、8月上旬と下旬は高温や多照の状況が続いた。このような気象経過のもと、水稲は1平方メートル当たりのもみ数が、平年の90%前後になっている。もみ数が少ない場合、登熟が早く進むため、稲刈りの始期は平たん部で21日となり、仙南地区の早い所では16日に始まるものとみられる。県では、刈り遅れは品質低下につながることから、適期に達したらすぐに刈り取りを始めるよう指導していく。
(日本農業新聞)

○9月9日(土) 水稲登熟は順調 刈り取り適期 青森・西海岸で19日
 県「攻めの農林水産業」推進本部は八日、青森市で県内の水稲の登熟状況と刈り取り予測について市町村や農業団体の担当者らに報告した。登熟状況は、県全体の出穂最盛期が三日遅れとなったため若干の遅れが見られるものの、出穂後の気温が高めなことから、おおむね順調に推移している。刈り取り適期は最も早い西海岸地域で十九日ごろと予想している。県生育観測田で一日に実施した水稲登熟調査によると、登熟したもみ数の割合を示す登熟歩合は、中南のつがるロマンが56・3%と平年の41・9%を大きく上回ったほかは平年並みか平年を下回った。ゆめあかりが下北を除き35〜60%、つがるロマンが35〜55%、市場デビューを控えた新品種まっしぐらは上北を除き35〜50%となった。一平方メートル当たりもみ数は、三八・上北地域のつがるロマンや、東青・下北地域で平年より多く、西北・三八のゆめあかりが平年より少なかった。不稔(ふねん)の発生は、県南地域の一部でやや多いが他の地域では平年並みだった。刈り取り適期の目安となる出穂後の積算気温が九六〇度に到達する日は、西海岸で十九日ごろ、津軽中央と西北で二十一〜二十四日ごろ、津軽半島中・北部が二十七〜三十日ごろ、県南地域では、三戸と南部平野内陸が二十一〜二十四日ごろ、上北北部と海岸冷涼地域が二十七〜三十日ごろと予想している。
(東奥日報)

○9月10日(日) 登熟不足で小麦4減% 06年産麦類収穫量
 農水省は9日までに、2006年産麦類の作付面積と収穫量を発表した。小麦(子実用)の全国の作付面積は21万8300ヘクタールで、前年産より2%増えた。このうち北海道を除く都府県は、作付面積が9万7700ヘクタールで0・3%減とほぼ横ばいながら、収穫量は32万1500トンで4%減った。小麦の作付面積増は、北海道での他作物からの転換が主因。都府県での収穫量減は、5月以降の断続的は降雨による登熟抑制が響いた。小麦と二条大麦、六畳大麦、裸麦の4麦(子実用)の合計の全国の作付面積は27万2100ヘクタールで1%増。このうち都府県の作付面積は14万9300ヘクタールで0・8%減、収穫量は48万5800トンで5%減った。
(日本農業新聞)


 
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○9月13日(水) 06年産米の仮渡金決まる 1等Sで300円加算 JA全農あきた
 JA全農あきたは12日、秋田市で運営委員会と全県JA組合長会議を開き、2006年産米の仮渡金(概算金)を決定した。仮渡金は、見込まれる販売価格と費用から算定。販売価格は銘柄ごとに販売環境、他県産米の状況等を勘案し算出する。高品質米には、JA米1等A単価に、1等Sで300円(60キロ)を加算する。「ひとめぼれ」と「めんこいな」については、07年産米以降の作付け拡大を前提に「あきたこまち」との銘柄間格差を縮小している。06年産米の1俵(60キロ)当たりの仮渡金(かっこ内は05年産との対比)は、「あきたまち」1等A1万2350円(350円引き下げ)、「ひとめぼれ」1等A1万1550円(150円引き下げ)、「めんこいな」1等A1万1350円(150円引き上げ)、Aササニシキ1等A1万1550円(350円引き下げ)、「はえぬき」1等A1万1050円(350円引き下げ)。
(日本農業新聞)

○9月14日(木) 稲刈り適期は21〜25日 岩手県が技術情報
 岩手県は13日、農作物技術情報号外を発行、水稲の刈り取り適期が数日程度早まると発表した。県全体で21〜25日としている。県内では出穂期以降に好天が続いている。日照時間が平年を上回っており、刈り始めの目安となる出穂期からの日平均積算気温が950度と予想されるため。刈り取りは黄色もみの割合が80〜90%が目安。
(日本農業新聞)

○9月15日(金) 水稲 障害不ねん多い 出穂早い山沿い圃場 青森・JA八甲田管内
 JA八甲田と七戸町役場は11日、上北地方農林水産事務所の協力で、JA管内でも特に水稲の障害不ねんの被害が大きいと予想される、七戸支店管内のねん実歩合調査を行った。7月下旬に続いた低温の影響で、障害不ねんが多く発生しているのは山沿い地帯が中心。特に出穂の早い圃場(ほじょう)に多く見られる。不ねんが30%を超える圃場もあり、JAでは深刻な被害になると見ている。調査に当たったJA職員ら16人は、七戸支店管内15カ所の圃場から稲を1株ずつ刈り取り、穂を光で透かして実入りを調べる投射板を使って、稲1本1本の穂数やもみ数、不ねん実の数などを調べた。JAの担当職員によると、障害不ねんは通常の年でも5〜7%発生するが、今年産米は10%台から40%に近い圃場もあり、地域差が大きく出ているという。田嶋恒営農部長は「盆前後に出穂を迎えたところは被害は少なく、それ以前に出穂した圃場で不ねんの発生が多い」と話している。
(日本農業新聞)

○9月16日(土) 「鳴子の米」育てよう 山間地域発のブランドに 宮城・大崎市総合支所プロジェクト
 大崎市鳴子温泉の「地域ブランド米」をつくり、地産地消の推進によって農業振興を図ろうと、同市鳴子総合支所は十五日、「鳴子の米プロジェクト」を始めた。本年度は気候に適した低アミロース米の試験栽培を鬼首地区で実施。秋に収穫される米を使って、地域全体で「鳴子の米」を広くPRする。試験栽培しているのは、二〇〇二年に県古川農業試験場で開発された「東北181号」。低アミロース米で食味が良く、おにぎりに適しているという。耐冷、耐病に優れ、山間地の栽培にも向く。作付面積も今年の三十アールから来年は三ヘクタールに拡大。一〇年には鳴子温泉の現在の水稲の作付面積の四分の一に当たる百ヘクタールでの作付けを目指す。価格は六〇キロ当たり一万八千円が目標。本年度はおにぎりや米粉パンなどの研究、地域資源素材を生かしたパッケージや器の開発、住民や観光客へのキャンペーンなども計画している。
(河北新報)

○9月19日(火) 台風に備え収穫急ぐ 秋田
 九州地方を中心に甚大な被害をもたらした台風13号は、19日午後にも東北北部に最接近が予想されることから、秋田県内の農家は18日、農作物の収穫作業に追われた。県内では18日、沿岸部を中心に台風の影響による強い風が吹き込んだ。日本海側の稲作地帯は、強風による塩害や倒伏を事前に防ごうと、晴れ間を縫って早めの稲刈りを行っていた。
(日本農業新聞)

○9月19日(火) 育てた稲喜びの収穫 岩手・紫波町星山小の児童
 収穫の秋を迎え。紫波町立星山小学校は13日、同校東側の工藤信悦さんの田んぼで稲刈りを行った。5、6年生26人が、稲の刈り取りや束ね方を保護者に教わりながら、収穫の喜びを味わった。5月中旬に5、6年生が、JAいわて中央から提供を受けた「ヒメノモチ」を手植え。6年生が追肥や草刈などを行った。来月中旬には、稲の乾燥具合を見て千歯こきや足踏み脱穀機を使って脱穀作業を予定。収穫したもち米は、地域に配ったり、新校舎の上棟式のもちまきや卒業式の紅白もちに使われる。
(日本農業新聞)


 
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○9月21日(木) 水稲坪刈り 平年作を予想 JA秋田やまもと稲作部会琴丘支部
 JA秋田やまもと稲作部会琴丘支部は15日、今年の予想収量や刈り取りの適期を調査するために坪刈りを行った。3カ所から株を刈り取り、総重量、わら重、もみ重などを計測し、予想収量を計測した。今年の稲は春先の日照不足や低温、夏場の高温により、生育の遅れが心配されていた。坪刈りに参加したJAの稲作指導員は「総重量は平年を下回るものの、もみ重はほぼ平年並みで、収量は平年作まで回復した」と話した。
(日本農業新聞)

○9月24日(日) 初検査で品質確認 宮城・JA古川
 JA古川の2006年産米の初検査が22日、大崎市古川清水沢の大境農業倉庫で行われ、良質米の出荷が期待できる結果となった。検査したのは「ひとめぼれ」1452袋(1袋30キロ)、「ササニシキ」207袋の1659袋。生産者や農業関係者が見守る中、検査員が整粒歩合や形状などを丁寧に検査。結果は「ササニシキ」が全量1等米、「ひとめぼれ」が1等米1414袋(97%)となった。JAでは適期刈り取りを呼び掛け、管内21カ所で計画数量31万3517俵(1俵60キロ)の集荷に努める。
(日本農業新聞)

○9月26日(火) 全国的に暖冬 降雪量も少なめ 寒候期予報
 気象庁は25日、12月〜来年2月の寒候期予報を発表した。平均気温は北日本で平年並みか平年より高めで、東・西日本では高くなると予想。北日本も含めて全国的に暖冬傾向になると見込んでいる。降雪量は、北・東・西日本の日本海側でいずれも平年並みか平年より少ないと予想している。また降水量は北・東日本の太平洋側で平年並みか平年より多めで、北・東日本の日本海側では少なめと見通す。同庁は、太平洋赤道域の海面水温が中部から東部にかけて平年より高く、冬型の気圧配置が平年より弱いと見込まれるためと説明している。北・東・西日本の日本海側は曇りや雪、雨の日が少なく、太平洋側は曇りや雨、雪の日が多いとみている。昨年の寒候期予報で同庁は、降雪量が北日本は平年並みで東・西日本はやや少なめと予想したが、昨年12月と今年1月には豪雪が発生した。しかし、今回の予報について同庁は「海面水温などの条件が昨年と大きく異なる」(地球環境・海洋部)と指摘し、見通しの正しさを強調している。
(日本農業新聞)

○9月26日(火) 大豆作付け全国で6%増 農水省
 農水省は25日までに、2006年産の大豆、小豆、インゲン、ラッカセイの作付面積と、北海道産小豆の予想収穫量をまとめた。生産量が多い大豆の全国作付面積は、前年産に比べ6%増の14万2000ヘクタールとなった。小豆は、3万2200ヘクタール(前年産比16%減)、インゲンは1万ヘクタール(同11%減)、ラッカセイは8600ヘクタール(同4%減)となった。北海道の06年産小豆の予想収穫量は、5万4800トン(同21%減)を見込む。作付面積が19%減ったのと、6月の天候不順の影響で10アール予想収量(240キロ)が前年産を3%下回る見込みのため。大豆の作付面積が前年産より増えたのは、北海道で小豆、インゲンなどからの作付け転換があったため。小豆、インゲンの価格低迷を背景にした動きから、北海道産大豆だけみると前年産より33パーセントの増加となった。都府県産大豆は1%増えた。
(日本農業新聞)

○9月26日(火) 「ひとめぼれ」初検査 全量が1等 JA岩手ふるさと
 JA岩手ふるさとは25日、2006年産米の初検査を行った。金ヶ崎町内の営農組合や農家が収穫した「ひとめぼれ」の玄米3994袋(1袋30キロ)をJAの農産物検査員が検査した。等級の格付けは、全量1等と上々のスタートとなった。JAは適期刈り取りを呼び掛け、計画数量75万俵(1俵60キロ・加工米含み)の集荷を見込む。
(日本農業新聞)

○9月26日(火) 10〜12月は気温高めに 3カ月予報
 気象庁は25日、10〜12月の3カ月予報を発表した。全国的に平年より気温の高い日が多く、降水量はほぼ平年並みと見込んでいる。太平洋中部から東部赤道域の海面水温が高くなった時と同様の気象条件が日本上空で観測されたほか、1500メートル前後の上空でも気温が高めとなっていることなどが根拠としている。10月は西日本で晴れの日が多く、気温は全国的に平年並みか高め。11月は北・東日本の日本海側で平年と同様に曇りや雨、雪の日が多く、気温は全国的に高くなる見込み。12月は、北・東日本の太平洋側と西日本では平年より晴れの日が少ない見通しだ。気温は北日本で平年並みか高め、東・西日本で高いと予想している。
(日本農業新聞)

○9月27日(水) 児童が稲刈り ほにょ掛け≠焉@JA秋田しんせい
 JA秋田しんせいは23日、にかほ市で今年度5回目のあぐりスクールを開き、参加した児童38人は、春の田植え体験から成長を観察してきた稲を、1株ずつ手刈りした。今年度は「カレーライスにまつわる農業」をテーマに米、ジャガイモ、ニンジン、トウモロコシの栽培体験や、タマネギ、サヤエンドウの圃場(ほじょう)見学など、カレーライスの完成を目指して学んできた。稲のほにょ掛け≠ワで体験し、昼食後は、ニンジンの生育観察、カントリーエレベーターを見学した。
(日本農業新聞)

○9月28日(木) 「まっしぐら」全量が1等 米の検査始まる 青森・JA八戸広域
 JA八戸広域で25日、2006年産米の検査が、南部町で始まった。検査したのは今年から水稲奨励品種としてデビューした「まっしぐら」約60袋(1袋30キロ)。検査の結果、全量1等米に格付けされた。
(日本農業新聞)

○9月29日(金) 97の「やや不良」 九州「著しい不良」 15日現在水稲作況
 農水省は28日、2006年産米の9月15日現在の作況指数は「97」で、作柄では「やや不良」の見通しになったと発表した。7月下旬までの全国的な日照不足が響いた上、8月から9月にかけて九州などを襲った台風10号、13号の影響で大きな減収被害が出た。「やや不良」は、作況指数が「98」だった04年産以来、2年ぶりで06年産の不作が決定的となった。今回の数値は、9月17日に九州に上陸した台風13号の被害を一部見込んで出したが、被害を正確につかみきれていないため、同省は「さらに(作況指数が)下がる可能性がある」とみる。作況指数「102」を越す豊作地域は北海道と富山県だけ。「99」〜「101」の平年並みの府県は15で、大半は、「98」以下のやや不良、不良地域となった。台風による影響で、稲を枯らしてしまう潮風害が発生した九州地域は「89」と深刻で、佐賀県は「74」の凶作となった。米主力産地でみると、ブランド米を持つ新潟県、秋田県は「100」、福島県は「98」、茨城県が「97」。全国の作況指数が101以上になった場合の過剰米の市場隔離対策で、05年産で初発動された「集荷円滑対策」が発動される公算は低くなった。
【 ことば 】 水稲作況指数
 その年の作柄を平年と比べて表す数値。12月に確定する。作柄調査は全国約1万カ所の水田で行う。作況指数は、10アール当たりの平年収量(すう勢値)に対する当年収量の比率。平年の収穫量を100として、94以下が「不良」、95〜98が「やや不良」、99〜101が「平年並み」、102〜105が「やや良」、106以上が「良」。

2006年産米作況(9月15日現在)
都道府県作況指数
青森100
岩手99
宮城96
秋田100
山形99
福島98
(日本農業新聞)

○9月29日(金) 水稲作況は99 7月の日照不足響く 15日現在
 東北農政局は28日、今年産水稲の9月15日現在の作柄概況を発表した。東北全体の10アール当たりの収量は549キロ、作況指数は99となった。これは全もみ数がやや少なく、登熟が平年並みと見込まれるため。7月の日照不足が影響した格好だ。地域ごとの作況は、青森県の青森・津軽地区が102となったことから県全体は100に、秋田も県北、県南が100になったため県全体の指数は100になった。岩手は東部地区が102となったものの、他地域が99だったため県全体では99に、山形も村山地区は101だったが、庄内は99、最上、置賜が98だったことから全体は99となった。一方、宮城は7月の日照不足が響き、南部が95と最も低くなったほか、北部が96、東部と中部が97となったため、全体では96となった、福島もいもち病の発生が影響し、浜通りと会津は98となり、県全体では98になった。穂数は5〜7月にかけて日照が少なかったため、青森では平年並みとなったが、そのほかの県は平年よりも少なくなった。また1穂数当たりのもみ数は、青森、岩手は平年並み、宮城、秋田、山形はやや多く、福島では多くなった。このため全もみ数は、青森が平年並み、岩手が少なく、そのほかの県はやや少なくなった。ねん実は平年並み、粒の肥大も順調と見込まれるため、登熟は平年並みと見込まれる。
(日本農業新聞)

○9月30日(土) 良質米作り後押し 種子場が生産開始 福島県内8JA
 県内8JAの種子場で、水稲の優良種子生産に向けた取り組みを行っている。このうち、県北地区への水稲種子供給を担う、JA伊達みらい国見種子センターで、種子用の稲の刈り取り・調整作業が始まった。県内で水稲種子生産に取り組んでいるのは、伊達みらい、郡山市、あぶくま石川、たむら、東西しらかわ、あいづ、会津みどり、いわき市の8JA。JA伊達みらいの種子場は国見地区で、品種は「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」。JA国見種子センターでは、現在、「ひとめぼれ」の刈り取り作業が本格化している。刈り取られた稲は、同センター内で、乾燥、選別、消毒、袋詰めの作業が、すべてオートメーション化の中で行われている。1日1袋20キロ詰で約1000袋を生産。「コシヒカリ」の刈り取りは、27日から始まり、調整作業は、10月中旬まで続く。製品は、品種ごと、消毒済み、未消毒に区分され、同センター内の倉庫に一時保管される。
(日本農業新聞)

○9月30日(土) 品質は良好 すべて1等 岩手・JA江刺市
 「江刺金札米」で知られるJA江刺市は27日、2006年産「ひとめぼれ」の初検査を奥州市江刺区のJAで行った。同区の農家8戸から880袋(1袋30キロ)が持ち込まれ、全量が1等評価となった。今年は7月の低温と日照不足の影響で穂数、もみ数が少なかった上、粒もやせ気味で、収量的にはいま一つ。ただ、昨年多発したカメムシなどの被害粒はほとんど見当たらず、品質は良好。10月中旬には新米を市場に出荷する。
(日本農業新聞)

○9月30日(土) いわて南米 3000袋太鼓判 岩手
 県南の米どころ・JAいわて南で27日、2006年産米の検査が始まった。厳美ライスセンターと日形倉庫の2カ所で行われ、「ひとめぼれ」3000袋(1袋30キロ)が全量1等に格付けされ、好スタートを切った。
(日本農業新聞)

○9月30日(土) 昔の稲刈り 児童が体験 岩手・花巻市の石鳥谷小
 花巻市立石鳥谷小学校の5年生86人が28日、同市石鳥谷町の実習田で、かまを使った昔の稲刈り体験と、コンバインでの現在の稲刈りを見学した。稲刈り体験学習は、JAいわて花巻の食育活動の一環。担当者が、かまの使い方や稲の束ね方を指導。児童たちは5月に植えた「ひとめぼれ」を、田んぼに1列になって収穫した。続いて実習田所有の熊谷政宏さんが、コンバインを使って稲刈り。
(日本農業新聞)

○9月30日(土) かまを手に丁寧に収穫 岩手・江刺市の岩谷堂小
 江刺市立岩谷堂小学校の4年生116人が26日、学内の学童農園で「ひとめぼれ」の稲刈り体験をした。5月中旬に田植えをした3・2アールの田んぼで、児童らは1株ずつかまで丁寧に刈り取り、ひもで束ね「ホニオ掛け」をした。
(日本農業新聞)

 
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