水稲冷害研究チーム

2006年東北稲作動向


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


12月

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○12月1日(金) 粘り、食感が好評 米新品種「淡雪こまち」 秋田・鹿角市で試食会
 JAかづのは、鹿角地域限定で県が育成する米の新品種「淡雪こまち」のブランド化を進めていく。「あきたこまち」偏重の品種構成を改め、地元販路の拡大を目指す。直播(ちょくは)にも向くと期待される。「淡雪こまち」は、県農業試験場が1993年に「奥羽343」と「でわひかり」を交配・育成した低アミロース系統品種(半もち米)で、もち米とうるち米の中間の性質を持つ。やわらかく粘りが強い上に、冷めても硬くなりにくいのが特徴。食味の総合評価も高い。栽培には冷涼な鹿角の気候が適しているとして、3年前から主に直播で試験栽培が行われている。早生・短稈(たんかん)で寒さに強いため直播に適しているためだ。11月28日には、JA、鹿角淡雪こまち直播研究会、県鹿角地域振興局、鹿角市水田農業推進協議会が主催し、市内の旅館・ホテル、飲食店など60カ所を対象に試食会を開いた。試食会では、参加者に食べ比べてもらおうと、高食味値の特別栽培「あきたこまち」など5品種を用意。参加者からは「粘りがあって食感もいい」と「淡雪こまち」の評価は高く早速、JAなどに商談する光景も見られた。「淡雪こまち」は来年度中にも品種登録される見込みで、15日には県が農水省に銘柄申請を行う予定。JAの米品種構成は「あきたこまち」が95%を占める。品種構成の改善と、水稲直播栽培の拡大を目指すJAでは「淡雪こまち」を鹿角独自のブランド米として位置付け、大いに期待を寄せている。
(日本農業新聞)

○12月1日(金) 東北16万8000トン減産 面積換算で約3万ヘクタール 07年産米適正生産量
 2007年産米の県別の適正生産量が11月30日に発表され、東北6県では06年産に比べ実質で16万8000トン(7%)の減産となる見込みだ。各県ともマイナスで福島県が約7万トンと最も多く、次いで秋田2万7000トン、青森2万4000トンだった。各JA中央会会長は談話を発表し、結果を厳しく受け止め、需要量に合った作付けに向けて地域一丸となって取り組む姿勢を示した。生産調整を行わない過剰作付けなどから、特別に減産措置を受けた。東北6県の適正生産量は221万5460トン。06年産が平年作だったと仮定した場合の生産量は238万3724トンで、比較すると16万8264トンの減産。面積換算では約3万ヘクタールの削減が必要だ。生産量の大幅な減産は痛手だが、行政と一体となって適正な作付けに努めることが課題だ。

2007年産米の東北6県の適正生産量
(単位:t)
 07年産の
適正生産量
06年産との比較※
(▲は減産)
面積換算
(ha)
青森272,990▲24,383(▲8.2%)4,204
岩手297,290▲9,115(▲3.0%)1,710
秋田499,280▲27,205(▲5.2%)4,748
宮城387,490▲20,867(▲5.1%)3,937
山形389,710▲16,884(▲4.2%)2,842
福島368,700▲69,810(▲15.9%)13,000
合計2,215,460▲168,264(▲7.1%)30,441
※06年産が平年作だったと仮定
(日本農業新聞)

○12月2日(土) 1等米90%/東北農政局 11月15日現在
 東北農政局は1日、11月15日現在の今年産米の検査結果を発表した。1等米比率は90%で、前年の83・6%を6・4ポイント上回った。水稲うるち玄米の検査数量は133万8047トンで、前年比96・7%。県別で見ると、福島が92・6%で最も多く、岩手92・2%、秋田91・7%、山形91・4%、宮城88・2%、青森81・7%と続く。
(日本農業新聞)

○12月2日(土) 秋も気温高かった 気象庁
 気象庁は1日、この秋(9〜11月)の天候の特徴を発表した。西日本を中心に全国的に気温が高かった。寒気の日本付近への南下が一時的で、移動性高気圧に覆われる日が多かったためで、特に10月は東、西日本で記録的な高温となった。高知市の3カ月間の平均気温は20・5度で、2004年に記録された最高値20・3度を更新した。北海道や東・西日本でも平均気温が平年値を1度以上上回る地点が続出した。秋雨前線の活動も弱く、西日本から南西諸島にかけては少雨が続いた。鹿児島県奄美地方や沖縄県大東島地方などでは深刻な渇水に見舞われた。台風の発生は9個、日本への接近は3個といずれも平年よりやや少なかったものの、9月には台風13号による暴風や大雨による被害が発生した。
(日本農業新聞)

○12月3日(日) ドジョウの階段完成 減農薬米アピール 青森・平川市
 青森県平川市の尾上米ドジョウの里づくり研究会は11月30日、同市日沼地区の水田と排水路の間に「ドジョウの階段」を設置した。昨年、同市中佐渡地区に設置したのに続いて、2カ所目となる。水田に、県産杉材で作った長さ3メートルの階段は、ドジョウが遡上(そじょう)しやすいように傾斜を付け、水田と俳水路の間の土を掘削して固定。階段上に50センチ四方の観察ますを付け、ドジョウが遡上する様子を見ることができる。宮川清司会長は「ドジョウなどが生息する豊かな水田をアピールすることで、減農薬米の価値を高めたい。ぜひ、子どもたちに見学に来てほしい」と期待している。
(日本農業新聞)

○12月4日(月) 原料は有機ササニシキ 宮城
 日本酒製造の一ノ蔵(大崎市)は県内の冬季湛水(たんすい)田で収穫した米で作る「特別純米原酒 ふゆ・みず・たんぼ 一ノ蔵」を発売した。化学肥料や農薬を一切使わない有機米のササニシキが原料。価格は1・8リットルが3100円。720ミリリットルが1500円。それぞれ1000本、1900本の限定生産で日本名門酒会加盟店などで販売する。一般の田は冬季に水を抜くが、冬季湛水田では米を収穫した後も水を張り、水鳥など様々な生物が集まる環境を作る。水鳥が落とすリン酸分を多く含んだふんが肥料となり、菌類や藻類も増えて豊かな土壌が育つため、化学肥料がなくても米が栽培できる。江戸時代からある農法で、環境保護の観点から近年、注目が集まっている。科学的なデータはないが、化学肥料で痩(や)せた土地の米と比べ、有機米で作った日本酒は香りが良くなる傾向がある。
(日本経済新聞)

○12月6日(水) 06年産水稲 作況96確定
 農水省は5日、2006年産水稲収穫量の確定値を公表した。全国の最終作況指数(平年作=100)は前回調査と変わらず96。収穫量は854万6000トンで、10アール当たり収量は507キロだった。九州を中心に台風13号の潮風害で登熟が抑えられ不作となった。作況指数96は、過去50年間で7番目に低い。台風被害が大きかった九州は78で、過去2番目に低い「著しい不良」だった。とりわけ佐賀県は49の大凶作となった。全国の水稲作付面積は168万4000ヘクタールで、前年産に比べ1万8000ヘクタール(1%)減った。10アール当たり収量も昨年より25キロ少なかった。九州は390キロ、最も低い佐賀県は262キロと平年作の5割にとどまった。
(日本農業新聞)

○12月6日(水) 水稲収量241万4000トン 前年比3%減 初夏の日照不足響く 東北6県
 東北農政局は5日、今年産水陸稲の収穫量を発表した。東北地域の収穫量は241万4000トンで、初夏の日照不足の影響を受け、昨年より8万1000トン(3%)減少した。水稲の10アール当たりの収量は549キロ(昨年比98%)で、作況は99になった。水稲の被害量は24万5500トンで、昨年より6万9200トン多い。県別の収穫量は、青森が30万9700トン、岩手が31万2000トン、秋田が54万100トン、宮城が39万9300トン、山形が41万9000トン、福島が43万3700トンになった。穂数は6、7月の分けつ期の日照不足が影響し、青森以外は平年より少なくなった。一方で1穂当たりのもみ数は8月以降好天に恵まれたことや、補償作用が働いたことで、平年より多くなった。登熟は幼穂形成期・減数分裂期に低温だったことから青森で障害不稔(ふねん)が見られたが、岩手と秋田が平年よりやや良で、ほかの県は平年並みだった。玄米のふるい目別重量は、2ミリ以上が77%で平年より7・2ポイント高く、粒が大きい傾向が見られる。

県・地帯別作況指数 確定値
 作況指数
東北99
青森100
青森102
津軽102
南部・下北96
岩手98
北上川上流99
北上川下流97
東部101
北部98
秋田100
県北100
県中央99
県南101
宮城96
南部95
中部97
北部96
東部97
山形99
村山101
最上97
置賜97
庄内99
福島98
中通り96
浜通り98
会津98
(日本農業新聞)

○12月7日(木) 山形米のパンいかが もちもち食感、店頭に 山形・最上町の農家
 山形県最上町の農家有志が県産米を使ってパンを製造販売する店舗を七日オープンする。小麦粉と違って発酵工程が短いためもちもちした食感が特徴で、特に中高年に評判がいいという。店舗は「農家づくり米パン屋」の名称で最上町の若宮地区のコンビニ跡地を改装して開業する。すでに米パンを商品化している岩手県奥州市の「原体(はらたい)ファーム」にかかわったコンサルタントから技術指導を受けた。商品は一個五十円のクロワッサン「米ワッサン」をはじめ、百円のコッペパンや二百五十円の調理パンなど。顧客層は近隣の住民を想定する。
(日本経済新聞)

○12月9日(土) 南部でいもち病被害 箱粒剤に耐性菌確認 東北農政局稲作検討会
 東北農政局は8日、東北地域稲作検討会を仙台市内で開いた。国や県の担当者が、梅雨時の低温をいかに乗り越えたか、データを分析して論議した。また、来年以降、高品質米を安定生産するための方策も話し合った。東北農研センターから、うるち米の1等比率が10月末現在で90・3%と2001年以来の高品質になったことが報告された。また、7月下旬の低温で障害型不稔(ふねん)の発生が心配されたが、一部の地域を除き、発生しなかったことが明らかにされた。いもち病の発生は、北部では少なかったものの、南部で多く発生した。また、同じ県でも地域によって発生程度に差があった。南部で発生が多かったことについて、@育苗箱粒剤の施用が増えているが、箱粒剤への耐性菌が確認されたA7月の気象条件がいもち病の感染に適していたことなどが原因と分析した。
(日本農業新聞)

○12月10日(日) 親子が酒造り 岩手・釜石市の酒造所・浜千鳥
 米づくりから清酒までを体験する酒造り体験塾の第3回講座が3日、釜石市の酒造所・浜千鳥で開かれた。県内各地から参加した親子が大槌町で収穫した酒造好適米「吟ぎんが」を使い、仕込みを体験した。仕込んだもろみは今月下旬、最後の講座の搾り体験会を開き、清酒に仕上げる予定だ。
(日本農業新聞)


 
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○12月13日(水) 大雨、暴風 台風並み 農水被害688億円 10月低気圧
 10月4〜9日にかけて、近畿から北海道の太平洋側を中心に暴風雨を起こした低気圧による農林水産関係の被害が、約688億円に上がったことが農水省のまとめで分かった。9月の台風13号による被害額約615億円を上回り、低気圧による被害≠ニしては異例だ。同省災害総合対策室では「低気圧といっても大きな被害が出るものもあり、注意が必要」としている。688億円の内訳は農産物の浸水・冠水や落果、ビニールハウス、畜舎の破損などが北海道、岩手県などで17億円、農地・農業施設の損壊が宮城、福島県などで83億円。林野関係が184億円、水産関係が404億円となっている。被害は、本州南岸に停滞した前線に向かって台風16、17号周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、前線上にできた低気圧が急速に発達した影響で発生した。関東から北海道の太平洋側で最大風速25メートルを超す暴風となり、総雨量が250ミリを超す所が続出した。低気圧は中心気圧が一時960ヘクトパスカル台となり、周辺の風速も宮城県女川町江ノ島で観測史上最大となる30メートルを記録し台風並み≠フ強さとなった。ただ、天気図上ではあくまで「低気圧」。気象庁天気相談所では「低気圧という語感以上に、大きな被害をもたらすこともある」とし、気象情報への注意を呼び掛ける。
(日本農業新聞)

○12月13日(水) 低気圧で「爆弾」「超」は不適切 気象用語見直し検討
 気象庁は7年ぶりに予報用語の見直しを検討している。ホームページの活用や予報技術が進んだことなどが主な理由。一部で使われている「爆弾低気圧」「超低気圧」は使わず、「急激に発達する低気圧」「非常に強い風を伴う低気圧」などと言い換えるなど、より明確な言葉づかいを目指す。考案では、最高気温が35度以上となる日を「猛暑日」と呼ぶことを盛り込んだほか、「爆弾低気圧」「超低気圧」は「『爆弾』は予報用語として不適切」「通常の低気圧とどう異なるのかがあいまい」などの理由から使わない、とした。今後、気象予報士らの意見も聞き、年度内に正式に改正する考えだ。
(日本農業新聞)

○12月14日(木) 心白粒の危険回避 追肥は出穂前20日 JAみやぎ仙南
 JAみやぎ仙南水稲部会は8日、大河原町で2006年度水稲品質向上試験検討会を開いた。JAでは1等米比率を高めようと、今年から試験圃場(ほじょう)を管内22カ所に設置。その結果を受け、適切な施肥の組み立てや土づくりを検討、高品質の米作りに生かしていく。試験は、部会員と古川農業試験場の協力で始めた。調査は@株数と植付け本数の最適化A有機質肥料による最適な追肥方法B根の活力を高める水管理C栽培技術の調査検討の4課題で、16カ所の結果がまとまった。「有機質肥料による最適な追肥方法」では、はっきりした結果が得られた。追肥時期の目安を出穂前20日に設定。追肥時期の考え方は、止め葉の窒素栄養(減数分裂期)を重視する一般的な時期と考えは同じで、出穂の判定を丁寧に行い、正確に出穂前20日に追肥した。正確に追肥ができたのは平たん部の1圃場だけだったが、従来から指摘されていた「出穂前から登熟期間にかけて栄養不足になると心白粒の危険が増加する」ことを現地実証し、玄米たんぱく質はやや増加する結果も得られた。仙南地区の今年の作況指数は95となったが、米の品質に最も大切だとされる登熟期間の日照が確保されたこと、生産者の努力により昨年度の1等米比率(33%)を上回る83・6%となり、良質米が多く生産された。全般的に品質が高く、試験区で大きな差は見られない圃場もあった。試験は3年間行われる計画だ。
(日本農業新聞)

○12月15日(金) 温暖化くっきり 世界の気温平年差拡大
 今年の世界の平均気温は平年に比べて0・3度高く、この平年差は統計をとり始めた1891年以降で5位となることが気象庁のまとめで分かった。日本は0・41度高く、統計を取り始めた1898年以降で11位。世界、日本とも最近10年間連続で平均気温が平年を上回り、地球温暖化傾向がはっきり出た形だ。世界の最近10年の平均気温平年差は、1998年に0・37度高かったのを筆頭に、すべて上位11位以内に入る。日本の今年各月の平均気温は、太平洋高気圧や移動性高気圧の影響で8、10、11月が平年に比べ1度以上高かったものの、寒気の入り込みなどで1、4、7月は平年より低かった。今年の平均気温は1〜11月の数値から算出した速報値。
(日本農業新聞)

○12月16日(土) 米「ゆきの舞」加工品が好評 山形・山形市で求評会
 今年から一般作付けが始まった米の新品種「ゆきの舞」のおにぎりや加工試作品の求評会が13日、山形市の県村山総合支庁で開かれた。製菓・製めん業者や、県の試験研究機関などでつくる「ゆきの舞研究会」が、6月から試作に取り組んできた菓子やうどんなどが出品され、味や食感が好評だった。食材としての新たな可能性を探るため、研究会が主催し、消費者も含め約100人が参加した。「ゆきの舞」100%のおにぎり、うどん、くじらもち、せんべい、団子などのほか、総合支庁で月1回出している地産地消弁当も紹介され、アンケートでおいしさを最大限に引き出す調理・加工法を探った。「ゆきの舞」は、県農業生産技術試験場庄内支場で育成した低アミロース米。倒伏しにくい上、光沢があり、粘りも強くもっちり感が特徴だ。
(日本農業新聞)

○12月17日(日) 1等比率90% 11月末現在06年産米の検査結果
 東北農政局は、11月末現在の2006年産米の検査結果を発表した。6県全体の1等比率は89・8%で昨年同期(83・5%)を上回った。2等比率は9・1%で、昨年に比べ5・5ポイント減少した。2等以下に格付けとなったのは、カメムシ類による着色粒、充実度、胴割粒の混入による。産地・銘柄別で1等比率が高かった上位は、@山形「コシヒカリ」(97・3%)A秋田「ひとめぼれ」(96・6%)B岩手「ひとめぼれ」(95・7%)。

2006年産水稲うるちの1等米比率
(11月末現在)(単位:t、%)
 検査数量1等米比率
( )は05年
青森172,95881.8(81.9)
岩手157,93692.1(88.9)
秋田354,32491.6(86.8)
宮城214,82087.9(71.3)
山形249,29290.8(86.8)
福島226,49192.4(84.4)
合計1,375,82289.8(83.5)
(日本農業新聞)


 
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○12月21日(木) 特栽米を通信販売 産地環境が決め手に 宮城・栗原市栗駒地区
 栗原市栗駒地区で生産された特別栽培米「ひとめぼれ」が健康食品メーカーDHCで通信販売を始めた。生活排水の影響の少ない三迫川流域を産地とする自然環境が決め手となり、販売につながった。生産するのは栗原市栗駒地区に住む菅原昭さんら11人。農薬の使用回数は慣行栽培の半分の9成分、窒素施肥量は県慣行基準の半分の3・5キロに抑えられている。種もみの温湯消毒もJAが指導する前年の2004年から始めた。家畜ふん尿、もみ殻、稲わらで自家製の完熟堆肥(たいひ)をつくり、良食味米にこだわった。主成分であるたんぱく質、水分、アミロースの含有値を分析することで食味値も最高ランク評価だ。今年は80トンの出荷目標数量に対し、6月の日照不足と低温傾向の影響で40トンにとどまり、数量確保が課題となっている。
(日本農業新聞)

○12月22日(金) 過去5年で最高水準 06年産米の1等米比率 農水省
 農水省は21日までに、2006年産米の11月末現在の検査結果(速報値)を公表した。1等比率(水稲うるち玄米)は、78・8%で前年同期を3・5ポイント上回り、過去5年の中で最も高い水準。主要な産地銘柄の状況をみると、新潟「コシヒカリ」は72%、秋田「あきたこまち」は92%、宮城「ひとめぼれ」は91%、豊作となった北海道「きらら397」は97%高い。

2006年産米の1等比率(水稲うるち玄米)
都道府県名06年産
11月末日
(%)
05年産
(同期)
(%)
過去5年
平均(同期)
(%)
06年産
作況指数
全国78.875.373.496
東北東北89.883.583.499
青森81.881.976.8100
岩手92.188.889.798
宮城87.971.475.186
秋田91.686.782.9100
山形90.886.886.199
福島92.484.487.198
(日本農業新聞)

○12月23日(土) 6、7月 雑草刈りを カメムシ防除に効果 岩手県農研センター
 米のカメムシ対策をテーマに県農業研究センターが20日、江刺分庁舎で現地ふれあい農業研究センターを開いた。農家やJA、関係機関の約80人が参加。「6、7月にけい畔や水田内の雑草を少なくすれば、その後のカメムシ発生密度を低く抑えることにつながる」と指摘した。胆江地区で見られる斑点米カメムシの発生は、ほとんどがアカスジカスミカメ。調査地の江刺区の11ヘクタールの「ひとめぼれ」は昨年、約8割の圃場(ほじょう)が落等となり、被害が大きかった。今年は全圃場が1等米で被害は極小だった。防除は耕種的対策としてけい畔のイネ科雑草の適期刈り取りと水田内のノビエやシズイ、ホタルイ類の発生を抑えることで被害を防げると説明。薬剤防除はイネの穂ぞろい1週間前後の散布が被害が少なかった。
(日本農業新聞)

○12月23日(土) 有機米を食べ比べ 作り方と食味追求 福島県が初企画
 福島県は22日、県内で栽培された有機栽培米と特別栽培米を集め、専門家が食べ比べる評価会を、郡山市の県農業総合センターで開いた。米の生産履歴と照合し、どんな栽培法が適しているかを探る。県内各地に設置している技術実証ほなどで収穫した有機・特別栽培米が対象。会場には県、JA福島中央会、JA全農福島の技術担当者、評価対象米生産者ら約50人が参加。サンプル玄米46点を今月中旬に食味計で1次評価をし、有機栽培米と特別栽培米のそれぞれ上位5点ずつ、計10点を比較した。品種はすべて「コシヒカリ」。
(日本農業新聞)

○12月26日(火) 北日本除き暖冬 3カ月予報
 気象庁は25日、来年1月から3月までの「3カ月予報」を発表した。冬型の気圧配置が長続きしないため、気温は北日本を除き平年より高い可能性が大きく、暖冬傾向となりそうだ。東・西日本では、太平洋側で降水量が平年並みか平年より多い一方、日本海側の降雪量は平年より少ないと見込んでいる。同庁によると、暖冬をもたらすとされるエルニーニョ現象が今秋から発生している可能性が高く、春まで持続する見通し。冬型の気圧配置は平年より弱く、寒気の南下も一時的と考えられるため、先月に続き、暖冬傾向の予報が続いた。一方、北日本は低気圧が発達しやすく冬型の気圧配置が比較的強い見込み。3カ月の気温は、東・西日本などで平年より高くなる確立が50%、平年並みが30%の見込み。北日本では「高い」「平年並み」をともに40%とした。雪の量は東・西日本の日本海側で平年より少ない確立が50%、平年並みが30%。北日本の日本海側は「少ない」と「平年並み」を40%とした。
(日本農業新聞)

○12月26日(火) ほんもの≠ノ酔う 宮城の青年部が地酒
 JA古川青年部の手掛けたこだわりの地酒「美味(ほんもの)」が、完成した。原料米「ササニシキ」作りから醸造までを青年部が取り組み今年で5年目になる。地産地消と魅力ある青年部活動の実現に一役買い、部員らは「すっきりした味で最高の出来」と喜びに沸いている。完成したのは、1・8リットルと720ミリリットル合わせて1200本。使用した米は1・3トン。蔵元は社長が青年部員でもある寒梅酒造(大崎市古川)。
(日本農業新聞)


 
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