水稲冷害研究チーム

2007年東北稲作動向


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


9月

上旬へ 中旬へ 下旬へ
 
−−−−−−−−−   上旬   −−−−−−−−−


○9月2日(日) 水稲高温障害の恐れ 日照不足で追い打ちも 猛暑
 8月の記録的な猛暑で、水稲に高温障害が発生する懸念が高まってきた。出穂期に高温だった関東、北陸地方で障害発生の可能性が高い。登熟期を迎えた西日本では、ここ数日の日照不足が追い打ちをかける。高温障害は、収穫後の農産物検査でないと判別できない。だが農水省は「予想以上の高温で、従来の対策技術では食い止められない恐れもある」(農産振興課)と障害が広範囲で発生することを不安視する。農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所の岡本正弘研究管理監は「関東、北陸地方など(猛暑の)7月末から8月中旬に出穂期を迎えたものは影響が懸念される」と具体的な被害地域を予測する。現在、登熟期を迎えている西日本でも高温障害の発生が心配される。九州沖縄農業研究センター暖地温暖化研究チームの森田敏上席研究員は「異常高温は収まりつつあるが、気温は平年より高く、登熟に不利な日照不足である点が心配」と話す。高温障害の発生原因の研究は進んでいる。しかし、遅植えなどの対策はあるものの、総合的な技術は確立されていない。これまでの研究では@白未熟粒は出穂後約20日間に日平均気温が26〜27度以上で発生増加A胴割れ粒は出穂後10日間の最高気温が32度以上で発生増加B登熟期に日射量が少ないと高温障害を誘発するなどが明らかになっている。今年の気象に当てはめると、高温障害が発生する条件と重なる産地が多い。現在できる対策として森田研究員は@九州地方など9月が登熟期の産地は、早期落水の防止や葉色の黄化が激しい場合には実肥A9月が収穫期の産地には、適期刈り取りを提案。少しでも回避の努力をするよう求めている。
 【ことば】水稲の高温障害 高温で水稲のでんぷん形成に支障が起こり、白未熟粒などが多く発生する現象。高温に加え、過剰生育によるもみ数の過多、食味重視のための窒素不足などが発生要因と指摘されている。農水省調べ(05年12月)では39府県で問題化している。
(日本農業新聞)

○9月4日(火) 早期米1等比率1割に 7月の天候不順響く 8月15日現在
 農水省は2007年産米の検査結果(8月15日現在、速報値)を、3日までにまとめた。それによると、早期米産地の南九州や四国で天候不順の影響が出ており、1等米の比率は1割と低く、規格外米が目立つ結果となっている。日照不足や長雨、7月に各地を襲った台風4号などの影響で、品質低下が出た。15日現在の検査数量は、宮崎県、高知県、鹿児島県といった早期米産地を中心に4万7000トン(前年産比87%)。例年、米検査は500万トン程度が受けており、検査はまだ序盤といえる状況だが、1等比率は、06年産(37%)、05年産(55%)の成績を下回る12%にとどまる。半透明ではなく、米が白くなってしまう心白や腹白が発生し、1等が少なかった。主な県の1等比率をみると、早期米主産地の宮崎県(検査数量2万1367トン)が0・2%で、1等がほとんどなかった。高知県(同1万12トン)は4・2%、鹿児島県(同8469トン)が10%となった。全体として、1〜3等に格付けされない規格外米が目立ち、宮崎は規格外米の割合が70%、鹿児島が39%、高知が10%となった。
(日本農業新聞)

○9月4日(火) 今夏 変動激しく 6、8月は高温、7月低温 気象庁
 今年の夏は、月ごとに変動の大きかったものの、全般としては、暑かった。気象庁は3日、夏(6〜8月)の天候をまとめた。全国的に7月は平均気温が低かったが、6、8月は高く、3カ月間の平均気温は、各地方で平年を約0・5〜0・9度下回った。夏の平均気温は平年に比べ、北日本で0・7度、東日本で0・4度、西日本で0・5度、南西諸島で0・6度、それぞれ高かった。降水量は北日本で平年比79%、東日本で97%と少なく、西日本と南西諸島はそれぞれ105%、124%で多かった。日照時間は、北日本と東日本で多く、西日本と南西諸島は平年並みだった。気温、降水量、日照時間とも、平均すればほぼ平年並みだったが、「月ごとに変動の大きい夏」(同庁)だった。
 6月は、移動性高気圧によって晴れる日が多かったため、平均気温が高かった。高温・少雨となり、各地で梅雨入りが遅れた。
 7月は、梅雨前線が本州付近に停滞することが多く、北、東、西日本で低温。東、西日本では多雨で、日照時間も少なかった。
 8月は、全国的に太平洋高気圧に覆われ、連日晴天が続き、猛暑となった、16日には埼玉県熊谷と岐阜県多治見市で、最高気温40・9度を観測し、最高気温の記録を74年ぶりに更新。全国821の観測点のうち101の観測点で、最高気温の記録を塗り替えた。東日本と西日本の8月の平均気温は、平年よりそれぞれ1・4度、1・3度高かった。1946年以降、いずれも第3位の高温を記録した、全国的にも高温、少雨だった。
(日本農業新聞)

○9月4日(火) 梅雨はメリハリ型 期間短くも降水量多い
 気象庁は3日、今年の梅雨の特徴を発表した。梅雨入り・明けとも平年より遅く、降水量は平年並みか多かった。梅雨の期間は平年より短いところが多く、短い期間に集中して雨の降る「メリハリ型」だった。梅雨入り・明けの事後検討では、関東甲信と東北北部の梅雨入りを8日遅くし、それぞれ6月22日ごろと6月29日ごろに修正。東北北部の梅雨明けを、8月11日ごろと10日遅くした。梅雨入りは、九州南部以外は遅く、平年に比べ東北北部が17日、奄美が16日、関東甲信が14日も遅かった。梅雨明けも、九州南部と南西諸島を除いて遅かった。東北北部は15日、関東甲信は12日、それぞれ平年より遅かった。梅雨入りでは奄美(5月26日ごろ)と関東甲信が、史上1位タイの遅さで、梅雨明けでは東北北部が史上2位の遅さだった。梅雨時期の降水量は、東日本から西日本の太平洋側や東北南部で多く、九州南部でかなり多かった。6月中旬にかけて梅雨前線が本州の南海上に離れて停滞することが多く、四国や九州北部で降水量がかなり少なかった一方、沖縄では平年より多くなった。7月は梅雨前線が本州付近に停滞し、活動が活発になったことや台風4号の影響で、東日本から西日本の太平洋側で降水量がかなり多くなった。
(日本農業新聞)

○9月4日(火) イナキビ初収穫 雑穀生産、県南広域に 岩手県・奥州・江刺
 県南広域雑穀生産振興研究会は三日、奥州市江刺区の農事組合法人アグリコーポ小田代の圃場でイナキビの収穫実演会を開いた。健康志向の高まりで、雑穀需要は増加しており、雑穀生産を県南広域に広げ、農業振興を図る。農業団体などから約六十人が参加した。小田代は雑穀の収益性に着目し、今年初めてイナキビ生産に取り組んだ。大豆から転作した7アールの圃場に五月末に種をまき、七月中旬に出穂。高さ2メートルほどに育ち豊作となった。小田代の及川マツミさんは「種まき後、十日目ぐらいから雑草が生え始めた。除草剤を使わないため、二カ月ぐらいは雑草との闘い。ある程度成長すると、雑草も生えなくなった。台風が来なかったのも幸いした」と作業を振り返った。機械による収穫は、大豆やソバに使うコンバインで行い、二十分ほどで終了した。種まきには新たな機械が必要だが、収穫は他の作物用の機械を転用できる。奥州農業改良普及センターの新田政司普及課長は「田植え後に種をまき、稲刈り前に収穫できる。作業時期はコメと競合しない」と農作業上のメリットを強調した。イナキビは10アールあたり六万円程度の所得が期待できる。全国的に国産イナキビの供給は不足しており、県産ブランド確立の好機となっている。雑穀部門が急成長している花巻農協の子会社、プロ農夢花巻の伊藤正男専務は「地域に合った作目を探し、価格や収量なども考慮して栽培してほしい」とアドバイスした。県南広域雑穀生産振興研究会は、生産振興や生産技術の習得などを目的に生産者や流通業者らで今年三月に発足した。県南広域での雑穀作付面積(288ヘクタール)を二〇一〇年度までに520ヘクタールに拡大することを目標にしている。
(岩手日報)

○9月5日(水) 普通小麦 1等88% 8月15日現在
 農水省が4日までに発表した2007年産麦の検査結果(8月15日現在)によると、普通小麦の1等比率は88・6%と前年同期の65・5%を大きく上回った。種まきや刈り取りの時期に雨が少なかったため、生育のばらつきが少なかった。刈り取りの最盛期が8月末から10月末の北海道産も、品質を低下させる要因がなく順調に生育している。普通小麦以外の1等比率も、押し麦や麦茶の原料となる小粒大麦が67%(前年同期56・2%)、焼酎などに使われる普通大粒大麦が75・2%(同67・5%)、みそなどを作るための普通はだか麦は79%(同11・6%)。地域別では特に九州産の出来が良く、普通小麦の1等は93・8%を占めた。
(日本農業新聞)

○9月5日(水) 直まき栽培順調 コスト減に効果 岩手県・一関・大東飼料米実験
 国内飼料の自給率向上を目指し飼料米の直まき栽培実験が行われている一関市大東町で四日、現地検討会が行われた。直まきは田植えに比べ、生産コスト低減に一定の効果があり、生育もおおむね順調に推移していることが示された。実験は今春、同町猿沢で、地元農家らが植えた飼料米圃場(17アール)、WCS(ホール・クロップ・サイレージ)の稲発酵粗飼料二圃場(計44・5アール)の計三圃場でスタートした。検討会には飼料米に関心を持つ農家ら十五人が参加し、生育状況などを確認した。市大東支所の担当課は「生育は猛暑の影響もあって、想定よりは良い」という。飼料米は主食米に比べ販売価格が安いため、生産コストの低減が課題。現段階の試算では、直まきにより苗の費用を抑えられるため、多少の費用低減につながっているという。同支所は継続して直まき栽培の本格普及を模索、主食米への導入も視野に取り組む方針だ。飼料米は豚や鶏、稲発酵粗飼料は牛の飼料に使われる。飼料穀物は、地球温暖化対策で注目されるバイオエタノールの需要拡大などから高騰。国内の畜産農家を直撃しており、飼料米の注目度が高まっている。
(岩手日報)

○9月6日(木) 間断かん水の励行呼び掛け 山形県が水稲技術対策
 県農林水産部は、水稲について当面の技術対策をまとめた。収穫を控え、根に活力を維持するため間断かん水の励行や、適期刈り取りなどを求めている。今年の稲作は出穂盛期が県の調査で8月8日とほぼ平年並みに推移しており、作柄についても東北農政局の8月15日の調査で平年並みと発表された。しかし、梅雨明け以降、高温で経過しているため、乳白粒と胴割れ粒などによる品質低下が懸念されている。特に早期落水を防ぐため普通田で出穂後30日、排水不良田で25日、保水の劣る田で35日程度の落水目安を示した。適期刈り取りは出穂後の積算平均気温が目安になる。「はえぬき」は950度から1200度、「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ササニシキ」は950度から1100度、「コシヒカリ」は1000度から1200度の積算気温が適期という。刈り遅れると、胴割れ米、茶米、奇形粒などが増加、外観品質、食味も低下しやすいとしている。
(日本農業新聞)

○9月7日(金) 水稲登熟は順調 刈り取り適期14日から 青森県内
 県「攻めの農林水産業」推進本部は六日、黒石市の県農林総合研究センターで県米づくり改革推進研修会を開き、県内の水稲の登熟状況や刈り取り予測について県内の農業関係者らに報告した。登熟状況は、県全体の出穂最盛期が三日早く、その後も高温、晴れが続いたため、おおむね順調に推移。刈り取り適期は最も速い西海岸・津軽中央で十四日と予想している。県が一日に実施した水稲登熟調査によると、登熟したもみ数の割合を示す登熟歩合は、つがるロマンが西北で73・0%(平年48・3%)、中南で67・2%(同43・3%)、東青で69・2%(同45・7%)と大きく上回っていたが、三八と上北では前年を下回った。まっしぐらは西北が77・2%のほかは38〜60%となった。不稔(ふねん)は三八と上北で、七月中旬の低温の影響が響き多めとなっている。刈り取り適期の目安となる出穂後の積算気温が九六〇度に到達する日は、最も早い西海岸と津軽中央が十四日、西北が十七日ごろ、津軽半島中・北部と南部平野が二十−二十三日ごろ、下北半島の一部が二十三日ごろ。津軽半島北部の一部と南部北東地帯は二十三日日以降となっている。県本部は「早いところで十日すぎには刈り取りを始めても良い状態になる。十五日ごろには県内全域でそうなるだろう」と話し、計画的に日程を決めることと過乾燥の防止を呼び掛けた。
(東奥日報)

○9月9日(日) 稲刈り始まる 作柄は平年並み 山形・鶴岡市
 汗ばむ陽気となった6日、鶴岡市で庄内の収穫シーズンに先駆け、市内の菅原和行さんが「はえぬき」約20アールの稲刈りをした。菅原さんは「稲刈りの開始だが、作柄状況は平年並みで計画通り」と話す。7月は低温で日照不足だったが、8月に気温の高い日が続いたため、例年並みの収量が期待できる見通しだ。出荷は20日ごろ、庄内平野での稲刈りのピークは25日前後になるとみられている。
(日本農業新聞)


 
−−−−−−−−−   中旬   −−−−−−−−−


○9月11日(火) つがるロマンは刈り遅れに注意 青森県【稲作生産情報 第8号】
 ◇登熟状況 1日現在、登熟は順調。1平方メートル当たりのもみ数は、上北の「まっしぐら」が平年より少なく、そのほかは平年並みか多い。不稔歩合は、東青・三八の「まっしぐら」で10%弱、上北・下北で10%以上となっている。特に上北・下北・西北地域の一部で不稔歩合の高い地点が見られている。
 ◇刈り取り適期の予測 収穫始めは西海岸・津軽中央地帯で9月14日ごろと予想され、その後順次西方から東方に向け刈り取り適期に到達する。
 ◇刈り取り 特に「つがるロマン」は、刈り取りが遅れると茶米が増加し、検査等級が低下しやすいので、刈り遅れないように十分注意する。
 ◇乾燥・調整 仕上がり玄米水分は15%を目標とし、乾燥中のもみ水分を時々測定し、過乾燥米の発生を防止する。米選機の網目は1・9ミリを使用し、適正な流量を守り、整粒歩合80%以上を目標に調整する。
(東奥日報)

○9月11日(火) ラニーニャ現象 年明け後も継続 気象庁監視速報
 気象庁は十日、世界的な異常気象をもたらすとされ今夏、日本列島の記録的猛暑の一因となった「ラニーニャ現象」が、年明け後も続く可能性が高いとする監視速報をまとめた。過去の統計では、ラニーニャが日本の秋の天候にもたらす影響は小さいが、冬まで続くと厳冬になることが多く、各地で積雪の過去最大を記録した二〇〇五〜〇六年の記録的豪雪の一因とされる。ラニーニャ現象は、太平洋赤道海域の暖かい海水が東風の貿易風で西に吹き寄せられ、東側の南米ペルー沖の海面水温が下がる。日本の南のフィリピン周辺海域では海面水温が上がり、対流活動が活発になって夏は太平洋高気圧の勢力を強める。一方冬は日本上空に寒気を南下させやすくなり、冬型の気圧配置が多く現れるという。八月はペルー沖の監視海域で、平均海面水温が基準値(過去三十年の平均)を一・一度下回り、七月よりも〇・九度低かった。貿易風も強まっており、気象庁は今後もこの傾向が続くと予測している。
(秋田魁新報)

○9月15日(土) 1等米65%にアップ 07年産
 農水省は14日、2007年産米の検査結果(8月末現在、速報値)を発表した。それによると、受検数量は、水稲うるち米で20万7000トン(前年産比28%増)となり、1等米の比率は65%(前年産比7ポイント増)となった。1等比率は8月15日現在より大幅に上がった。8月15日現在は、早期米産地の南九州や四国で、台風や長雨などの影響から規格外米が発生、1等比率が12%と極端に低い結果が出ていた。8月末現在の成績では、早期米の後継産地である関東産の1等比率が9割以上と好調で、全体の比率を押し上げた。米検査は例年、500万トン程度が受けており、検査はまだ序盤だが、主な県の1等比率は、千葉県産(検査量7万2000トン)が95%、茨城県産(2万4000トン)が94%、三重県産(1万6000トン)が81%と良好な出だし。収穫が早かった南九州産などは台風被害などが出て不振。宮崎県産(2万3000トン)の1等比率は0・2%、鹿児島県産(1万トン)は9・8%、高知県産(1万6500トン)は3・5%となり、品質低下が著しかった。徳島産(1万3000トン)は66%だった。
(日本農業新聞)

○9月15日(土) 適期刈り取りを 水稲の現地講習会 青森・JA八戸広域
 JA八戸広域は10日、八戸市と三八地域県民局地域農林水産部普及指導室と連携し、米の安定生産に向けた水稲現地講習会を市内12カ所で開いた。八戸市南郷区にある南郷ライスセンターで開かれた講習会には生産者約20人が出席。三八地域県民局地域農林水産部普及指導室の鈴木健司主査が、刈り取り開始時期の目安や留意事項、乾燥・調整作業などについて説明した。鈴木主査は、刈り取り適期について、圃場(ほじょう)全体のもみが9割程度黄化し、青未熟粒の混入率が減少した時期としたうえで、「生育予測に基づき、乾燥調整などの作業計画を立てることが重要。刈り取りの遅れが品質低下につながるので、注意してほしい」と呼び掛けた。今年産は、一部で不ねん障害が見られるものの登熟歩合は前年並み。管内では14日ごろから刈り取りが始まる見込み。
(日本農業新聞)

○9月15日(土) 新米初検査 全量1等に
JAいわて中央 岩手
県内トップをきって、今年産もち米の初検査が14日、JAいわて中央赤石支所倉庫で行われた。この日は、赤石地区で刈り取りされた「ヒメノモチ」1374袋(1袋30キロ)が検査され、全量1等に格付けされた。検査では、2人の民間検査員がサンプルの水分や形質、整粒歩合、被害粒の有無などをチェック。検査を担当した谷村信雄民間検査員は「カメムシ被害が少なく、防除が徹底されている。生育が早いようだが、品質的に良いもち米だ」と話した。 JA会津みどりも 福島
 【ふくしま】県内JAのトップを切って、JA会津みどりは14日、会津坂下町の同JA金上倉庫で2007年産米の初検査を行い、全量1等に格付けされた。
(日本農業新聞)

○9月16日(日) 「一寸法師」 稲刈り 宮城・登米市
 宮城県登米市中田町の農家、菊地正一さんは、水稲「コシヒカリ」の変異株から育成し、今年8月に新しい登録品種になった「一寸法師」を11日にコンバインで刈り取った。2000年に菊地さんは、自分の圃場(ほじょう)で変異株を発見、特性の調査を続け、03年に育成を完了した。「ひとめぼれ」に比べ成熟期が早く、「コシヒカリ」より稈(かん)が短く、成熟が早い。粘りが適度にあり、食味が良い。「一寸法師」は、現在、同市中田町、登米町の農家6人が水田約1・7ヘクタールに作付け。「高温障害による乳白の発生がない。新米よりも時間がたつほど、おいしくなる珍しい品種だ」と語る。
(日本農業新聞)

○9月18日(火) 胴割れ米注意 適期刈り徹底を 東北農研センター
 東北地方の今年産米は胴割れが発生しやすいことが東北農業研究センターの調べで分かった。「刈り取りが遅れると胴割れはどんどん進むので、適期刈り取りを徹底してほしい」と、東北農研センターは呼び掛けている。胴割れ米は、登熟初期の高温により多発することが、東北農研センターの研究で分かっている。「稲の開花6〜10日間の最高気温平均が30度以上だと、胴割れ率は50%を超して大変危険」と東北農研センター大仙研究拠点の研究管理監、滝田正さんは警告する。今夏の大曲(大仙市)の気象データによると、出穂後10日間の最高気温平均は8月2〜11日で30度以上となった。これは約20〜30%の胴割れが出やすい気温であり、注意が必要だ。8月上旬に出穂した稲は胴割れが多発しやすい状況となっている。さらに、最も胴割れと関係している出穂後6〜10日も同様で、これに対応するのは8月4〜7日に出穂した稲で、特に危険だという。滝田さんは「東北全体で8月中旬まで暑かったので、適期刈り取りと乾燥調整に注意が必要」と話す。胴割れ米は格付けが低下する。発生を減らす栽培法としては@登熟初期の気温が高温にならないよう水稲作期を調整するA登熟初期にかけ流しの水管理を行うB窒素追肥で登熟期間中の葉色値を高く維持するなどが分かっている。
(日本農業新聞)

○9月18日(火) 目指せ濃厚飼料自給 稲もみ圧ぺん家畜に 福島・会津坂下町
 会津坂下町の実証圃(ほ)で飼料用稲のもみを濃厚飼料として利用する試みが始まった。慣行の稲生産体系で栽培収穫したもみを飼料用に圧ぺん加工し、県内の畜産・酪農家に供給する。稲刈りは会津坂下飼料稲研究会代表の江川勇次さん、五十嵐清七さんらメンバー5人の圃場156アールで行われている。品種は「ふくひびき」146アールと「べこあおば」10アール。「ふくひびき」は順調な生育で、もみ収量見込み10アール900キロと良好だ。「べこあおば」は今月末ごろ収穫する。収穫したもみは県が買い上げ、圧ぺんもみに調製する。圧ぺんもみは昨年から県内の畜産農家に供給、和牛の肥育仕上げ期に圧ぺん大麦の代替として給与し、発育や枝肉などを調べている。農業総合センター畜産研究所沼尻分場によると、枝肉重量、枝肉格付けとも慣行に劣らず良い成績だった。TDN(可消化養分総量)の換算比較でも圧ぺん大麦とほぼ同等だ。栽培試験はもみの濃厚飼料のほか、わらも粗飼料として利用する狙いがある。結束して乾燥させて肉牛、乳牛の粗飼料に利用する。畜産農家からは家畜の完熟堆肥(たいひ)を水田に還元する耕畜連携にもつなげている。畜産研究所沼尻分場の矢内清恭専門研究員は「飼料高騰へ対応した国産濃厚飼料の生産、新たな設備投資のいらない水田機能の維持と有効活用に期待したい」と話す。
(日本農業新聞)

○9月18日(火) 米初検査 全量1等 山形・庄内
 庄内米が14日、JA庄内たがわ山添倉庫に発入庫され、検査が始まった。この日は、6日から9日に鶴岡市上山添地区で刈り取られた「はえぬき」8・4トンが入庫され、JAの農産物検査員が整粒、水分、着色などを入念にチェックし、全量1等米と判定した。検査員は「病害も見られず、粒もしっかりしていて品質も良い」と語っていた。今年は、夏の高温障害や台風の影響も少なく、平年並みの収量が期待されるという。
(日本農業新聞)

○9月19日(水) 秋に学ぼう お米大切に 青森・JAつがる弘前
 青森県のJAつがる弘前管内の藤崎町立藤崎中央小学校の5年生45人と、弘前市立豊田小学校の5年生73人が13日、稲刈りを体験した。同校では、農業への関心を高め、食べ物の大切さを学んでもらおうと、総合的な学習の時間などを利用して、米の体験学習に取り組んでおり、今回の体験もその一環。児童は、JAの担当者や生産者から、稲刈りの指導を受けた後、手作業による稲刈りに挑戦。かまの使い方に注意しながら稲を刈り、刈り取った稲の棒掛を体験したほか、こぼれた稲を拾い集め、米の一粒一粒を大切にすることを学んだ。
(日本農業新聞)

○9月19日(水) 濁流 産地を襲う 東北北部の大雨
 東北北部を中心に降り続いた大雨で18日、岩手県と秋田県に農業被害が広がった。農地の冠水、浸水被害は秋田が7700ヘクタール、岩手が1800ヘクタールにのぼり、収穫前の産地は深刻な打撃を受けている。仙台管区気象台は、河川の増水、はんらんの危険度が高まっているとして警戒を呼び掛けた。
 秋田県農林水産部は18日、県内の農業関係の被害状況をまとめた。水稲や大豆など農地7732ヘクタールが冠水、浸水した。県北部を中心に被害は全県に及んでいる。県では今後さらに被害が広がると見ている。
 北秋田市のJAあきた北央では18日、JA職員が施設内の排水や清掃作業に追われた。カントリーエレベーター、加工施設、比内地鶏の処理施設などが並ぶ敷地内に、近くを流れる小阿仁川の泥水が1・5メートルの高さまで流入。施設の機械類や出荷間際の加工品などすべてが水をかぶり、大きな被害を受けた。カントリーエレベーターは21日から米の荷受けを控え、計器類の点検を急いでいる。水稲の冠水も広範囲に及び深刻だ。
 秋田県農林水産部は今後の対策について、@圃場(ほじょう)からの速やかな排水A倒伏した稲・大豆の引き起こしB野菜・花きで損傷した茎葉の整理と薬剤散布による病害予防―などを農家に呼び掛けている。
 岩手県JAいわて花巻管内では、大雨の影響によるかん水被害が目立った。収穫を目前にした稲穂が水に浸かり、JA、生産者らは対応に追われた。18日現在の冠水被害面積は583ヘクタール。水稲、大豆、果樹(リンゴ、ブドウ)、野菜のほか、牛舎などの施設で被害を確認した。野菜などは河川のはんらんで土砂をかぶり、一部は出荷できない状態だという。水稲も収穫直前の冠水被害は初めてとのことで、JAは「品質への影響が予想できない」と懸念する。
(日本農業新聞)

○9月19日(水) 水稲新品種を登録へ 秋田89号 秋田県農試
 県農業試験場は十八日、新しい水稲品種「秋田89号」を育成したと発表した。食味はあきたこまち並みで収量は明らかに上回るといい、県は「秋田米のラインアップを充実させる期待のルーキー」と位置付ける。県は名称の公募を始めており、十月末にも品種登録を出願する。登録手続きや種子生産が順調に進めば、四年後の二十三年産米から作付けが始まる。本県の水稲作付面積の87%を占めるあきたこまちの偏重是正を目指す。秋田89号は県農試が七年に「岩南8号」を母、「秋田58号」を父として交配し、十二年かけて育成した。母方の祖母があきたこまち、父方の祖母がひとめぼれという系譜。あきたこまちから外観や品質を、ひとめぼれから耐冷性などを受け継いだ。炊き上がったご飯は柔らかく、さっぱりしており、食感はあきたこまちとはやや異なる。大粒で、病気や寒さにも強く、多収量が期待できるという。 親しみやすい名前を/県農試、来月9日まで募集
 県農業試験場は、新しい水稲品種「秋田89号」の名称を募集している。締め切りは来月九日。命名のポイントは△過去に使われていない△既存品種や登録商標と紛らわしくない△呼びやすく親しみやすい△品種の特徴や秋田県がイメージされやすいこと。来月の県職務育成審査会で採用作品を決める。応募方法は@名称(漢字には振り仮名)Aその名称とした理由B住所C氏名D電話番号を記載し、はがきかファックス、電子メールで送る。県ホームページ「美の国あきたネット」からも応募できる。問い合わせ、応募は〒010-1231、秋田市雄和相川字源八沢三四ノ一、県農林水産技術センター農業試験場・品種名募集係。ファックス018・881・3939
(秋田魁新報)

○9月20日(木) 豪雨 水稲被害9600ヘクタール超 秋田
 東北地方を襲った豪雨の影響で、秋田県内の水稲の1割程度が冠水などの被害に遭ったことが19日、県農林水産部の調査(午後5時現在)で分かった。被害面積は9649ヘクタールに上る。水が引けた田んぼには流木や土砂が流れ込み、収穫を目前にした米産地は「倒伏による米の品質低下は免れない」(JA関係者)と深刻な状況だ。県の調査によると、水稲や大豆など農地1万345ヘクタールが冠水、浸水した。水稲の冠水、浸水、倒伏を合わせた被害は、昨年の水稲作付面積の10%強に当たり、県北部を中心に被害は全県に及んでいる。カントリーエレベーターの浸水もあり、米の荷受けに影響が出そうだ。
(日本農業新聞)

○9月20日(木) 水稲3割が被害 東北北部の大雨 秋田北部
 米どころ東北北部を襲った豪雨は、黄金色の水田地帯に大きなつめ跡を残した。秋田県北では水稲の約3割が冠水や浸水の被害に遭い、土砂や流木が流れ込んだ地区も多い。たっぷり雨を吸い込んだ水田は足場がぬかるみ、本格的な復旧作業はこれからだ。北秋田地域振興局によると、北秋田市と大館市の水稲被害は2854ヘクタールで、被害率は33%に及ぶ。「刈り取り率はまだ1、2%。今週から稲刈り本番だった」(振興局)だけに、産地の落胆は大きい。堤防が決壊し、流木や石が入った地区もある。田んぼに土砂も流れ込み、コンバイン作業も困難だ。19日早朝から水は引き始めたが、丸2日間、水に浸かっただけに「品質低下は免れない」と見ている。
 東北地方北部を襲った豪雨は、秋田県大館市に、大きな被害をもたらした。米代川がはんらんし、被害が最も大きかった立花地区、板沢地区の水田地帯では、稲刈りを控えた稲がすっぽりと水に沈んだ。水が引いた水田には川から流れこんできた木やごみが残り、農家は、収穫の前に除去作業に追われている。JAと行政が行った農作物の被害調査では、冠水被害は18日現在で977・6ヘクタールを確認。今後の対策として、冠水・浸水した圃場(ほじょう)から速やかに排水を実施するほか、水稲、大豆、野菜、花きなど、それぞれの品目に対する注意をまとめ、被害のあった農家に呼び掛けている。
 16日夜から続いた大雨で17日、由利本荘市大内地区で、水田の浸水・冠水が相次いだ。地区を流れる芋川が広範囲ではんらん。長坂、平岫集落など今週から収穫予定水田が冠水した。18日に雨は上がり、同地区・加賀沢集落などで、水田に打ち上げられたごみなどの撤去作業が急ピッチで進められるなど、収穫へ向けた復旧作業が続いている。
(日本農業新聞)

○9月20日(木) 岩手県は2516ヘクタール 東北北部の大雨
 岩手県が19日にまとめた農作物被害状況によると、水稲冠水は18市町で2516ヘクタールにまで広がったことが分かった。現在も調査中で、被害は今後も増える見込みだ。県では農作物技術情報号外を発行し、事後対策を呼び掛けている。水稲は、稲穂を浸水状態にしていると穂発芽の原因になるので排水に努める、穂発芽で品質低下がみられる場合は収穫時に刈りわけするなどだ。大豆は、濁水から病害菌が入りやすくなるため殺菌剤散布を徹底するなどとしている。
(日本農業新聞)

○9月20日(木) まずまずの出来 JAみやぎ仙南
 JAみやぎ仙南は19日、2007年産米の初検査を角田市の角田ライスセンターで行った。JAこだわり米の「ひとめぼれ」「まなむすめ」「ササニシキ」の3品種、約1585袋(1袋30キロ)を検査した。今年産米は5、6月の低温と日照不足の影響で茎数が例年よりやや少なめ。収量が減少する心配もあったが、出穂後の8月上旬から天候に恵まれ、品質、収量ともに平年並みの予測となった。若干の被害粒が見られたが例年より少なく、検査結果は1等米1378袋、上位等級率86・9%と好スタートを切った。
(日本農業新聞)

○9月20日(木) 米 初検査
「ひとめぼれ」すべて1等 宮城・JA名取岩沼
 JA名取岩沼の2007年産米の初検査が19日、管内4カ所で行われ、約5259袋(1袋30キロ)の「ひとめぼれ」がすべて1等の幸先の良いスタートとなった。
台風の影響なし JA仙台
 JA仙台は19日、仙台市若林区の四ツ谷倉庫など3カ所で2007年産米の初検査を行った。四ツ谷倉庫には13、14日に収穫した七郷管内の「ひとめぼれ」「まなむすめ」638袋を集荷。「ひとめぼれ」545袋が1等米となった。鎌田次夫農産物検査課長は「台風の影響が心配されたが、作柄や品質もよく、ひと安心した」と初検査の手応えを話した。
(日本農業新聞)

○9月20日(木) 稲発酵粗飼料 転作作物へ期待 福島で研修会
 自給飼料の生産拡大と水田の有効活用につなげる稲発酵粗飼料(WCS)生産の研修会が18日、西郷村で開かれた。研修先の集落営農組織は今年初めて取り組み、転作の有力作物として期待がかかる。県南農林事務所などが主催した。稲WCSは稲の穂と茎葉をロールべーラーで刈り取って梱包(こんぽう)し、ラッピング密封、乳酸発酵させた粗飼料。今年6ヘクタールの飼料稲の転作を始めた西郷村の農事組合法人鶴生ライスグロウィングは食用稲品種「ふくみらい」を使い、カルパーコーティングによる直播(ちょくは)5・7ヘクタール、鉄コーティングの散粒播30アールを栽培した。穂と茎葉の混合度合いの高いフレール型ロールベーラーと自走式ベールラッパの作業を実演した。同法人の高木信嘉代表理事は「水田機能と稲作技術を生かせる。地域で盛んな酪農家との耕畜連携にもつながる。今年は10アール3トンほどの収穫だが、来年は4トンに臨む」と話していた。独立行政法人畜産草地研究所の塩谷繁飼料調整給与研究チーム長によると、TDN(可消化養分総量)55%、粗蛋白(たんぱく)質7%、総繊維50%など成分、栄養価は輸入乾草並み。「代替として十分利用できる」とし、粗飼料高騰対策に増産を促した。飼料稲の収穫期は出穂後30〜50日の糊塾期から黄熟期、水分65%以下が目安。給与の目安は育成牛が体重に応じて1日2〜8キロ、初妊牛は分娩(ぶんべん)に向けて8キロから3キロに漸減、乾乳牛は6〜10キロ程度。牛乳や牛肉への効果なども説明した。
(日本農業新聞)

 
−−−−−−−−−   下旬   −−−−−−−−−


○9月21日(金) 小麦栽培のポイント学ぶ JAいわて南指導会
 JAいわて南は18日、JA営農経済部会議室で2008年産小麦栽培指導会を開いた、管内生産者と関係者が出席し、小麦の栽培のポイントについて指導を受けた。指導にあたったのは一関農業改良普及センターの門間剛農業普及員。門間普及員は「圃場(ほじょう)を選定する場合は、排水の良い圃場を選ぶこと。圃場周辺の溝切りによって排水面を下げ、地表面水を排水する。排水が悪いと茎数と生育量が不足し収量、品質低下へとつながる。土づくりはPHは6前後を目標に酸度を調整。種子はベフラン液剤25で消毒し、播種(はしゅ)は遅くまく場合は播種量を増やし、播種深度は3センチを目安にあまり深くならないように注意しよう」と説明した。さらに、雑草防除に使用する除草剤についての説明があり、生産者らは熱心に聞きいっていた。
(日本農業新聞)

○9月21日(金) 稲穂を守れ 大雨被害で復旧作業始まる 岩手県奥州市
 17、18日の大雨被害をうけた岩手県奥州市の水田で20日、生産者らは復旧作業に追われた。北上川のはんらんなどで水没して泥をかぶった稲穂を水洗いし、少しでも減収を軽減しようというものだ。安部嘉雄さんは作付面積73アールのすべてが冠水した。刈り取り適期を迎えた中で減収と品質低下を防ぐために、懸命にポンプの水で稲穂を洗う作業に努めた。
(日本農業新聞)

○9月21日(金) 水田が冠水 秋田県能代市
 17日未明から降り続いた雨で、JAあきた白神管内を流れる米代川沿いにある民家などでは床下、床上浸水による建物の被害が相次ぎ、管内で100棟以上もの家屋が被害を受けた。能代山本地方を見舞った大雨は、出来秋を間近に控えた水田にも大きな被害をもたらした。能代市の水田770ヘクタールが冠水。藤里町では7・5ヘクタールで土砂流入や冠水被害が発生した(19日午前9時現在)。県山本地域振興局では「稲作指導指針では1〜2日ほど冠水しても作柄への影響は1割程度にとどまるとしているが。水のにごりや出水の仕方によって状況は大きく変わる」と話している。
(日本農業新聞)

○9月21日(金) 田の生き物何がいるの? 福島・須賀川市の児童が調査
 須賀川市立仁井田小学校5年生75人はこのほど、同市向原の学校田で、6月に続いて2回目の田んぼの生き物調査を行い、前回に観察した生き物と違うことなどを学んだ。児童らは10班に分かれ、JAすかがわ岩瀬青年部の古川雅和部長やJA職員の指導で、稲の周りを四角い箱で囲み、中にいる生き物を観察、泥の中の生き物なども調べた。児童らはウマヒル、ヒメガムシなどを見つけ、生き物を図鑑で確認していた。
(日本農業新聞)

○9月22日(土) あきたこまち 児童が刈り取り 秋田県男鹿市の北陽小
 男鹿市立北陽小学校の5年生11人は19日、稲刈りの体験学習を行った。体験学習は総合的学習の時間で行っている。稲刈りを行ったのは、全校児童で5月24日に田植えをした7アールの水田。提供者で男鹿市北浦の浜野勇夫さんのアドバイスを受けながら、「あきたこまち」「ヒメノモチ」などを1時間ほどで手刈りした。11月には「もちっこ祭り」を開いて、全校で出来秋の喜びを分かち合う。
(日本農業新聞)

○9月22日(土) ヒメノモチ 収穫喜び合う 岩手県花巻市の小山田小
 JAいわて花巻主催の農業体験学習で5月に花巻市立小山田小学校児童が手植えした「ヒメノモチ」が収穫時期を迎えた。児童75人は14日、同校南側にある新田寿成さん所有の実習田4アールで稲刈りを行い、収穫を学んだ。収穫ではJA担当者や小山田地域の農家が指導。3年生から6年生が刈り取りと束ね方を担当し、1年生と2年生が束ねられた稲をはせ架けの場所まで運ぶ作業を体験。児童らは稲の束ね方に悪戦苦闘しながらも、上級生が下級生に教える光景も見られた。
(日本農業新聞)

○9月22日(土) 米の初検査 全量が1等 福島・JAすかがわ岩瀬
 JAすかがわ岩瀬は20日、稲田営農事業所と天栄営農事業所で、JA管内のトップを切って、農産物民営検査員による2007年産出荷米の初検査を行った。稲田地区216袋(1袋30キロ)、天栄地区174袋の「ひとめぼれ」は全量1等で、好調なスタートを切った。今年の作柄について、JA営農経済部の吉田毅部長は「夏の暑さと台風の影響が懸念されるが、現在のところ平年並みの作柄で順調」と話す。
(日本農業新聞)

○9月23日(日) 首都圏消費者が稲刈りツアー パルシステム秋田南部圏食と農推進協
 JA秋田ふるさと、JAこまち、横手市や湯沢市、首都圏の生活協同組合などで構成するパルシステム秋田南部圏食と農推進協議会は15日、横手市里見地区で稲刈り体験ツアーを行った。首都圏の消費者27人が産地を訪れ、生産者の指導で昔ながらのかまを使った刈り取りやコンバインに試乗した。前回の企画で田植えを行った圃場(ほじょう)23アールの稲を刈り取った。ツアーは、生産者の温かい人柄も人気を呼び、繰り返し参加する人もいる。産地交流が「食」と「農」を結ぶ有力な手段として定着しつつある。
(日本農業新聞)

○9月26日(水) 「ひとめ」品質上々 JA岩手ふるさと
 JA岩手ふるさとは25日、2007年産米の初検査をJA金ヶ崎地域の鑓水倉庫で行った。金ヶ崎町内の生産者18人が収穫した特別栽培と限定栽培した「ひとめぼれ」の玄米1508袋(1袋30キロ)をJAの農産物検査員が検査した。等級の格付けは、全量1等と上々のスタートとなった。千葉典美農産物検査員は「出穂以降の高温で障害と言われる乳白、腹白など見られず、千粒重も平年並み。品質は良好」と語った。
(日本農業新聞)

○9月26日(水) 北東北の大雨から1週間 復旧に向け一丸 岩手県が対策会議
 17日の大雨による農作物被害について岩手県は25日、盛岡市内で対策会議を開いた。JAなど農業関係機関が連携を強め、復旧に向けて一丸となって取り組むこととした。県内各地の被害状況を報告、水稲冠水のほか、特に土砂流入で泥をかぶった大豆の減収などが心配された。事後対策として、水稲では異物混入注意、穂発芽の刈り分け、二段乾燥による胴割れ防止などを強調した。大豆は殺菌剤散布、小麦は播種(はしゅ)適期から遅れたら播種量を増やす、花きは液肥散布による草勢回復などが必要、とした。また農作物災害復旧対策についても説明。県は「技術対策や助成措置を生産者らに周知徹底し、少しでも被害の軽減に努め、復旧に全力を挙げたい」とした。会議には行政、JAら約40人が参加した。
(日本農業新聞)

○9月26日(水) 岩手の農業被害7億円 東北北部の大雨
 岩手県が25日にまとめた大雨による農業被害は、水稲が18市町で2529ヘクタール、被害額は約6億9000万円に上ることが分かった。冠水、倒伏が中心。豆類、雑穀は160ヘクタール、約2700万円。果樹は30ヘクタール、約5500万円、野菜類は152ヘクタール、約2億2700万円。花きは6ヘクタール、約4200万円、飼料作物は125ヘクタール、約4000万円。ほか農業施設は78カ所、83万円。農地・農業用施設は284カ所、5億5100万円、林業施設は37カ所、約1億3900万円など。
(日本農業新聞)

○9月26日(水) 被害38億円超 秋田 東北北部の大雨
 今月中旬に東北北部を襲った大雨による秋田県の農林業の被害額が38億円を超えたことが25日、分かった。県の調査が進み、被害額は24日時点よりも4億6000万円増えて約38億5500万円になった。農作物の被害額は約7億5500万円。被害の大きかった北秋田市の水稲の被害額が明らかになり、24日時点より2億5000万円以上増えた。またカントリーエレベーターなど共同利用施設の被害も、JAあきた北央の施設の被害額が明らかとなり、同1億8000万円増の3億3700万円まで膨らんだ。被害額は、北秋田市の農地被害などを調査中のため、今後さらに大きくなる見通しだ。
(日本農業新聞)

○9月26日(水) 適期収穫を 技術対策を確認 岩手県が農作物気象災害会議
 県は二十五日、盛岡市中央通一丁目のエスポワールいわてで農作物気象災害対策会議を開いた。大雨で冠水や倒伏被害に遭った水稲などの技術対策を確認した。関係団体から約四十人が参加。各農業改良普及センターが「百時間も水に漬った水稲もある」「泥が付いた大豆は収穫が厳しい」など各地の状況を説明した。技術対策として△水稲などの適期収穫△圃場に流入したごみの除去△水稲や大豆は品質に応じて刈り分けするなどを確認した。県は二十五日、県内金融機関に対し、大雨被害に遭った農林漁業者への円滑な資金融資や貸付金償還の猶予などを要請。二十六日に東北農政局、二十八日は農水省に早期の災害査定と復旧事業の実施、激甚災害の指定への配慮を要請する。
(岩手日報)

○9月27日(木) 全量1等格付け JAいわて花巻で米初検査
 花巻市高松のJAいわて花巻矢沢第一倉庫で26日、2007年産うるち米の初検査が行われた。今夏は高温に見舞われたものの、心配されていた高温障害の影響もなく、検査された500袋(1袋30キロ)は全量1等に格付けされ、好調なスタートを切った。この日、矢沢地区から持ち込まれた「ひとめぼれ」500袋を検査員が検査。袋から抜き取った玄米を皿に移して、粒の形や被害粒の混入具合などを鑑定し、器具を使って水分の含有量を調べた。
(日本農業新聞)

○9月27日(木) 秋の実り 刈る 福島・岩瀬米生産組合が体験交流会
 岩瀬清流米生産組合はこのほど、東京の消費者を招き、須賀川市畑田で体験稲刈り交流会を開いた。5月の田植えに訪れた親子36人と、同米生産組合の代表やJAすかがわ岩瀬の役職員ら約70人が参加し、交流を深めた。交流会は、消費者が土に触れ稲作を体験することで、須賀川産米や農産物に対する関心と理解を深めてもらおうと、毎年行っている。
(日本農業新聞)

○9月28日(金) 4麦収穫量6%増 九州豊作で33万トン超 07年産都府県
 農水省は27日までに、都府県の2007年産麦の収穫量が4麦合計で前年産に比べて6%多い51万8300トンになったと発表した。小麦は作付面積が減ったものの、天候に恵まれて単位収量が伸びたため、2%増の33万300トンだった。
 小麦の作付面積は9万4000ヘクタールで5%減ったが、10アール収量は357キロで8%上回った。面積が減ったのは、九州で焼酎用の需要が多い二条大麦への転換があったことなどが要因。また、1月上旬の降雨により関東などで初期成育が抑制されたものの、九州では天候に恵まれ単位収量が前年を大きく上回った。
 二条大麦の収穫量は10%増え、12万400トンだった。焼酎用の需要拡大のため作付面積が2%増え3万3200ヘクタールになった。10アール収量も374キロで、関東・東山以外で9%増えた。
 六条大麦は、24%と大幅に増え5万2500トン。作付面積は1万7500ヘクタールで、北陸で水稲の基幹作物として振興されたことなどで2%増えた。10アール収量は334キロで、12〜2月の気温が平年を上回るなど天候に恵まれ20%増えた。
 裸麦は11%増え1万4900トン。作付面積は4140ヘクタールで労働力不足などで9%減った。10アール収量は371キロで気温・天候に恵まれ22%増えた。
(日本農業新聞)

○9月28日(金) 稲刈りで安心を理解 横浜の米卸が社員研修 JAいわて花巻
 神奈川県横浜市に本社を置く米卸ミツハシの社員8人が21日、花巻市矢沢で手刈りによる稲刈り体験を行った。生産現場を知ることで今後の営業活動の幅を広げ、消費者が求める圃場(ほじょう)から食卓までの米の安心・安全について理解を深めた。中央農業改良普及センターが管理し、品種改良などに用いる試験圃場で行った。社員が5月に手植えした「ひとめぼれ」「あきたこまち」「どんぴしゃり」を、JA営農指導員の指導で丁寧に刈り取った。社員は、全農、JA職員から花巻産米の栽培や販促に関する講習を受けたたほか、カントリーや雑穀圃場、園芸センターなどを視察した。同社は、消費者に岩手の良さを伝えていくことを目的に、社員研究の一環として農作業体験を取り入れている。
(日本農業新聞)

○9月28日(金) 稲刈り 児童が体験ツアー JAいわて中央
 農業への理解を深めるとともに、収穫の喜びを味わってもらおうと、JAいわて中央では22日、JA農作業体験ツアーを開いた。参加した児童は、父母らと一緒に稲刈りやコンバインの搭乗体験、杵(きね)と臼を使ってのもちつきなどを行い、農作業の楽しさや食べることの喜びを学んだ。ツアーには、JA管内の小学1〜4年生までの児童とその保護者14組が参加。児童らは、JA矢巾カントリーエレベーター東側の圃場(ほじょう)で、農家やJA青年部員に刈り取り方法を教わりながら、額に汗して稲刈りに熱中した。また、コンバインの搭乗体験では、機械の動きを興味深く見つめていた。
(日本農業新聞)

○9月29日(土) 米の初検査 92%が1等 JA新いわて
 JA新いわては26日、八幡平市田頭のJA田頭農業倉庫と同市野駄のJA早坂農業倉庫で2007年産うるち米の初検査を行った。検査した米は早生品種「かけはし」を主とした約4000袋(1袋30キロ)(「かけはし」約87%、「いわてっこ」約5%、「あきたこまち」約8%)。農政事務所職員立会いで、農産物検査員が整粒歩合や水分、被害粒の有無などを入念に検査した。検査の結果、若干の発芽が確認されたものの、約92%が1等に格付けされた。胴割れは見当たらず、カメムシによる着色被害も少なかった。また、整粒歩合は80〜90%と分析された。16日から17日にかけ大雨が降ったことから、JAでは刈り遅れによる品質低下を懸念しており、早期刈り取りを呼び掛けている。
(日本農業新聞)

○9月29日(土) 新米を発売 試食も好評 宮城・JA加美よつば
 JA加美よつばは22〜24日、加美町の山の幸センターで2007年産米を販売した。JAに集荷したばかりの新米「ひとめぼれ」の発売と、炊き立ての試食イベントを開き、JAの「清流米」を観光客らにPRした。「甘くおいしい」「香りがとても良い」と試食の評判は上々。5キロを中心に次々と売れ、3日間で1・5トンを販売した。JAは3年前の同センターオープンを機に、JA産玄米を「清流米」として販売を始めた。仙台方面からの観光客向けに1キロ単位の販売と無料精米をセールスポイントに、「ひとめぼれ」「ササニシキ」など6品種を販売する。今後は刈り取りに合わせ順次、新米に切り替える。10月27、28の両日は同センターで「収穫祭」を開き、新米発売記念イベントを実施する予定。
(日本農業新聞)

○9月29日(土) 水稲作況は100 10アール収559キロ見込む 15日現在
 東北農政局は28日、2007年産水稲の作柄概況(15日現在)を発表した。東北6県の作況指数は100となった。10アール当たりの収量は559キロを見込む。秋田、岩手を襲った今月中旬の大雨の影響は、把握できる被害について盛り込んだが、「今後、倒伏による穂発芽の被害や収穫後の米の品質低下が心配される」と農政局は注意を促す。  地域ごとの作況では、青森県は南部・下北が95だが、青森、津軽で100となり、全体で99となった。秋田県は102となった。県北では、大雨と日照不足の影響で98となったが、県央で102、県南で103となり、全体のポイントを押し上げた。岩手県は99。北上川上流では穂数を確保し登熟も進んだため101だった。北上川下流が、今月中旬の大雨の影響で99。一方、宮城県では、北部が6月上旬の日照不足が心配されたが8月に好天に恵まれ、登熟が進み99となった。東部は、平年と比べ冷害と病害虫の影響が少なく101となった。県全体では99となった。山形県は101。村山が平年より全もみ数が多かったため、登熟が進まなかったが102となった。福島県は、6月の日照不足で平年と比べ穂数が少なかったが、1穂当たりのもみ数が確保できて100となった。10アール当たり収量は、青森574キロ、秋田583キロ、岩手530キロ、宮城525キロ、山形602キロ、福島は539キロを見込む。
(日本農業新聞)

○9月29日(土) オリジナル酒造ろう 岩手県大槌町で稲刈り体験会
 酒造りのすべてを体験する「酒造り体験塾」の第2回講座「稲刈り体験会」が24日、大槌町の田んぼで開かれた。県内各地から参加した約80人の親子らが、岩手県オリジナル酒造好適米「吟ぎんが」の稲刈りを体験し、収穫の喜びを味わった。酒造り体験塾は、県が推進する地産地消運動と地酒造りに取り組む、釜石市の酒造業・浜地鳥などが主催。今年で5年目。酒米は、隣町の大槌町で毎年栽培され、第2回講座では、参加者らが田植えを体験した。稲刈り体験会の会場となった同町大槌の佐々木重吾さんの田んぼには、長靴姿の親子らが集まり、佐々木さんに刈り方の指導を受けた後、田んぼに入って黄金色に実った稲を、かまで刈り取った。稲は、春に田植え体験会をした14アールが刈り取られ、子どもたちは稲穂の感触に大喜びで、手刈り作業に夢中。「米の出来が大変良い」と聞いた大人たちは、早くも地酒の出来に期待を寄せながら、稲刈りやはせ掛け作業に汗を流した。今後の塾では、収穫の米を使った酒の仕込み体験会や新酒の搾り体験会などを開く。体験塾で仕込んだ酒は、地酒「ゆめほなみ」の商品名で販売を予定している。
(日本農業新聞)

○9月30日(日) 稲刈りを体験 福島・田村市 関本小の児童
 田村市常葉町の関本小学校は25日、児童に実りの秋の喜びを体験してもらおうと、学校脇の実習田でかまを使って稲刈りを行った。今年5月の田植えから始めた県の「食彩ふくしま」食育推進事業の一環。行政や学校、保護者、JAたむらが一体となって取り組んでいる。
(日本農業新聞)

○9月30日(日) 岩手・福島で米初検査
JA江刺
 「江刺金札米」で知られる奥州市江刺区のJA江刺の2007年産米の初検査が27日、JA室ノ木倉庫など区内2カ所で行われた。江刺区岩谷堂の農家7戸から搬入された「ひとめぼれ」1400袋(1袋30キロ)を検査した結果、全量が1等となった。
JAあぶくま石川
 JAあぶくま石川は28日、2007年産米の初検査を石川町双里の農業倉庫で行い、全量が1等に格付けされた。「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「チヨニシキ」「美山錦(酒米)」の4品種866袋を、JAの検査員が入念に検査。今年は好天に恵まれ、台風の被害も最小限に抑えられた。同JAブランド「あぶくま太陽米」の販売へ向けて、順調なスタートを切った。
(日本農業新聞)

 
GotoHome Prev Next Return Opinion
 

reigai@ml.affrc.go.jp