水稲冷害研究チーム

2007年東北稲作動向


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


10月

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○10月1日(月) 米代川流域が甚大 被害面積は1万972ヘクタール 秋田県内豪雨の農林水産被害
 本県を襲った九月の豪雨による農林水産被害は調査が進むごとに拡大、農家に大きな打撃を与えている。特に米代川の流域では、堤防が決壊して農地に土砂が流れ込んだり、雨水が川に流れ出ることができずに刈り取り直前の田んぼが広い範囲で冠水する被害が出た。北秋田市ではカントリーエレベーターが浸水し、収穫作業にも影響が出ている。県のまとめでは、農作物が冠水するなどの被害を受けた面積は一万九百七十二ヘクタール。大潟村の耕地がほぼ全部冠水した計算となる。品目別では水稲が一万三十三ヘクタールと大半を占め、大豆が八百四十六ヘクタールだった。被害は二十市町村に広がり、特に米代川流域の被害が甚大だった。県全体の被害額は四十八億円を突破。調査は継続中で今後も増える可能性がある。内訳は、農作物などの被害が七億円、頭首工や水路などの農業用施設の被害が十六億円、林地や林道などの林業関係も九億円を超えた。カントリーエレベーターなどの共同利用施設も四億円となっている。被害が大きい市町村は鹿角市百九十五ヘクタール、大館市千五ヘクタール、北秋田市二千百二十六ヘクタール、能代市八百四十一ヘクタール、秋田市七百六十九ヘクタール、五城目町五百五十九ヘクタール、大仙市七百二十七ヘクタールなど。県鹿角地域振興局は「米代川の堤防が四カ所で決壊し、土砂が流れ込んだ水田もある。被害の範囲が広くなくても、土砂を取り除く費用が大きく膨らむことが予想される」と話している。
(秋田魁新報)

○10月2日(火) 献饌田で抜穂祭 山形・JA庄内たがわ
 JA庄内たがわは9月27日、鶴岡市羽黒町玉川の大鳥居そばに設けた献饌(けんせん)田で抜穂祭りを行った。JAや生産組織から関係者40人が出席、出羽三神社が祭祀(さいし)を執り行った。JA役員らが献饌田から稲を根がついたまま抜き取り、また残った稲の一角をかまで刈り、くいがけした。厳かな雰囲気に包まれた会場では、出席者が五穀豊穣(ほうじょう)を喜び合った。
(日本農業新聞)

○10月2日(火) 収穫に歓声
岩手県花巻市の石鳥谷小
 花巻市立石鳥谷小学校の5年生は9月27日、JA主催の農業体験学習で5月に児童らが手植えした「ひとめぼれ」が収穫時期を迎えたことから、同校前にある実習田5アールで稲刈りを行った。JA担当者が講師を務め、「ひとめぼれ」の特徴やかまの使い方、稲の持ち方など稲刈りのポイントを説明した。児童79人は一斉に黄金色の圃場(ほじょう)に入り、収穫した。
岩手県盛岡市の仁王小
 盛岡市立仁王小学校はこのほど、佐々木昭男さん(盛岡市上太田)の水田で稲刈り体験を行った。社会科の授業の一環で米の成長について学ぼうと、5年生が5月中旬に「どんぴしゃり」の苗を手植え。佐々木さんらに刈り取りや束ね方を教わりながら、2アールを刈り取り、はせ掛けまでを行った。
福島県棚倉町の高野小
 JA東西しらかわ管内の棚倉町立高野小学校5年生16人は9月27日、今年の6月に種もみをまいたバケツ稲が収穫を迎えられることを喜び合った。児童らは、「コシヒカリ」や赤米、黒米の3品種の発芽した種もみを植え、毎日水管理を行い、虫はついていないか、病気になっていないかと、気を配りながら観察し育てて来た。
(日本農業新聞)

○10月3日(水) 稲刈り楽しい 奥州市の田で体験 大阪のラジオリスナーが岩手に
 大阪ABCラジオは9月30日、リスナーを対象にした稲刈り体験ツアーを奥州市の田んぼで行った。参加した関西の10組20人のリスナーは、出来秋の収穫を実感した。JA全農いわてとJA岩手ふるさとの共催で1998年から続く恒例のイベント。同ラジオの番組で生中継された。胆沢区南都田の石川千早さんの水田で地元農家やJA岩手ふるさとの職員らが手ほどきした。6歳から65歳までの参加者は、かまで稲を刈り取り、ホニオに積み重ねる作業に汗を流した。収穫した米は、自然乾燥し、プライベートブランド米として、11月から関西方面で数量限定で販売される。
(日本農業新聞)

○10月3日(水) 5万ヘクタールの67% 宮城の水稲刈り取り状況 1日現在
 宮城県内では1日現在、水稲作付面積の66・7%に当たる5万2234ヘクタールで刈り取りを終えた。県が2日までに発表した2007年産水稲の状況では、全体の50%まで刈り取った盛期は平年より2日早い9月29日だった。9月の気温は平年に比べ高めで、日照時間が多く、登熟が進んだ。上、中旬にかけて周期的に雨が降ったものの、9月25日以降好天が続き、作業は順調に進んでいる。
(日本農業新聞)

○10月4日(木) 8%の大幅安 8割を落札 第6回入札・米センター
 全国米穀取引・価格形成センターは3日、2007年産米の第6回入札取引を行った。07年産は供給過剰の見方が強まり、落札平均価格は、前年に比べ8・1%安の60キロ1万4397円となった。前週の取引比では0・4%安。前週は大量の落札残が発生したが、今回は卸の仕入れ意欲が上がり、8割の米が落札された。米卸の注文倍率は2・8倍と高く、青森「まっしぐら」は6倍を超える引き合いだった。前年の同時期の価格に比べた下落率は8・2〜1・8%。青森「つがるロマン」が60キロ当たり545円安、秋田「あきたこまち」が1033円安、宮城「ひとめぼれ」が1151円安となっており。前年と比べ500円〜1200円安い。前回の取引に比べても値下がりした銘柄が目立ち、秋田「あきたこまち」が403円安(2・7%安)、宮城「ひとめぼれ」が506円安(3・4円安)。一方で、福島「コシヒカリ」は落札ゼロとなった。
(日本農業新聞)

○10月4日(木) 都会っこ 収穫に笑顔 東京の児童 宮城で稲刈り
 東京都目黒区立月光原小学校の児童47人が角田市で9月28日から3日間、稲刈りやホームステイなどを体験した。角田市立西根小学校の全校生徒121人と小学校の近くにある田んぼ約14アールで稲刈りした。月光小学校で栽培した「みやこがねもち」と一緒に脱穀、もみすりが行われた。
(日本農業新聞)

○10月4日(木) 児童が稲刈り 岩手県奥州市
 奥州市の胆沢第一小学校の5年生66人は2日、同校前の田んぼで稲刈りを体験した。5月29日に自分たちが植えた稲の成長を喜び、自然の恵みに感謝した。市内の吉田尅丈さんの水田12アールに「ひとめぼれ」を植え、生物調査や草取りなどをして観察してきた。児童はJA岩手ふるさとの職員とJA省農薬米生産者の指導でかまで刈り取ったり、わらを使い束ねた稲束を、ホニオに慎重に積み重ねた。体験学習は、JA岩手ふるさとが協力。児童が作業した水田は、省農薬米と同様の管理で行い農薬、化学肥料を制限した栽培方法。JA全体では約150ヘクタールを栽培しているこだわりの米。
(日本農業新聞)

○10月5日(金) 開花期防除は必須 穂揃10日後散布へ 二条大麦・小麦
 日本政府と国際トウモロコシ・小麦改良センターは、2004年から共同研究プロジェクト「赤かび病抵抗性小麦の開発に関する遺伝・育種的研究」を行っており、被害の実態把握、関連情報の収集・解析・公開、研究者間の情報交換のための国際共同研究ネットワークの構築が進められていることが紹介された。発生予察に関する発表が2題あり、出穂・開花期の事前予測(宮城県農試)および開花期の葯における感染程度からの追加防除の要否を予測する目的で行われた試験(福島県農試)が紹介された。薬剤防除関係では、北海道立中央農試から新たに育成された品種や育成中の抵抗性系統を利用することにより薬剤散布回数が削減できる可能性について報告があった。  農水省では平成14年度から国産農産物のかび毒含有実態調査の一環として麦類のかび毒を調査している。この調査を今後に生かすため、17年度から調査地点の防除実施日などの関連情報も併せて収集している。消費・安全局農産安全管理課が行った調査では、小麦のDONについて15年産以降は暫定基準値(1・1ppm)を超えるものは検出されていないものの、開花期における降雨量が比較的多かった18年産の小麦と大麦では、DONが前年までと比べて高い平均値を示した。具体的には、小麦100点については平均値が0・13ppm、最高値は0・88ppm、約8割の試料が定量限界以上であった。大麦10点については平均値が0・55ppm、最高値は2・5ppm、全ての試料が定量限界以上であった。今後の対策として、小麦の開花期防除は必ず行うことを徹底するとともに、開花期に散布できない原因を洗い出し、その対策を講ずること。また、二条大麦の薬剤散布時期について、各県の防除基準を従来の穂揃期から穂揃10日後へ早急に変更する必要があることが強調された。
(新農林技術新聞)

○10月6日(土) 稲刈り体験に喜びの声
はせ掛けに汗 岩手県遠野市の上郷小
 遠野市立上郷小学校5年生は4日、農業体験学習を行った。21人の児童が8アールの田んぼで、昔ながらの稲刈り、はせ掛け作業に汗を流した。農業体験学習は、JAとおの青年部上郷支部や田んぼを提供する生産者の菊池正則さんが主催。今年で7年目。稲は、児童たちが春に田植えした。田んぼに集まった長靴姿の児童たちは、JAの営農指導員から、かまの使い方や稲の束ね方の手ほどきを受けた後、黄金色に実ったもち米の「ヒメノモチ」を手刈りした。今後は、11月に収穫祭を開き、もちつきなどで収穫を祝う予定だ。
実習田で作業 岩手県北上市の和賀東小
 北上市立和賀東小学校は2日、全校児童317人による稲刈り作業を小学校の実習田で行った。和賀東小学校では全校児童による田植えと稲刈り、脱穀の農業体験学習をして7年目を迎える。学校に隣接する5アールの実習田では、春に子どもたちが植えた苗が大きく実って稲刈り適期を迎えた。農家とJA青年部の指導を受けて、最初に1年生が6年生に教わりながら稲刈りを体験。続いて学年ごとに30分の時間割で順番に稲を刈り取り束ねていき、最後に「ほにお掛け」をした。天日で乾燥させた稲は後日6年生が脱穀し、学年ごとに収穫祭をして皆で食べるほか、家に持ち帰って家族に実りを報告する。
バケツに実り 宮城県栗原市の津久毛小  栗原市立津久毛小学校で4日、5年生8人がバケツ稲を収穫した。バケツ稲は、JAグループが次代を担う子どもたちにバケツで稲を育てる一連の作業を通じ、作物を育てる達成感や稲作文化への理解を深めるために行っている。JA栗っこ管内では今年、5校200セットの申し込みがあった。
昔さながらに 岩手県花巻市の若葉小
 花巻市立若葉小学校の5年生106人は1日、同市南万丁目の実習田で稲刈り体験を行った。児童たちは、黄金色に実った稲穂を昔ながらの手法で刈り取り、収穫の喜びを実感した。実習田は地元の菅原愛助さん所有の田んぼ約10アールで、同校が5月に「ひとめぼれ」の苗を植えていた。菅原さんのほか、児童の祖父母らが一緒に参加し、稲の刈り方や束ね方などを指導した。児童たちは、作業のこつを学びながら一つ一つ丁寧に、かまを使った昔ながらの作業で刈り取り、稲穂を束にして結束。はせ掛け作業まで行った。
(日本農業新聞)

○10月6日(土) 大雨被害で知事要請 JA岩手県中央会と農対本部
 東北北部を見舞った9月の豪雨による岩手県の農林業被害は、県のこれまでの取りまとめによると農林業被害額は約21億円。うち農作物は2991ヘクタールで約11億円、農地・農業用施設は512カ所で9億円近くに上る。
(日本農業新聞)

○10月6日(土) 秋田は61億円超 農林業被害
 東北北部を見舞った9月の豪雨による秋田県の農林業被害は5日、県の最新のまとめで61億6700万円まで増えた。農畜産物の被害は約11億6780万円。このうち被害が最も大きかったのは水稲で、被害面積は1万ヘクタールを超え、被害額は約9億8000万円となった。
(日本農業新聞)

○10月7日(日) 秋の実りに歓声 各地で児童が稲刈り体験
昔の手法で 岩手県藤沢町
 藤沢町黄海の黄海小学校の3から6年生68人はこのほど、実習田「ぴかぴか田んぼ」で、「コガネモチ」の稲刈りを行った。同地区の老人クラブ、PTAの指導を受けながら、かまで刈り取り、わらで束ねる昔ながらの稲刈りを体験した。 元気に収穫 岩手県花巻市
 花巻市立矢沢小学校の5年生は4日、学校付近の水田で稲刈りを体験した。児童78人はたわわに実った稲穂を刈り取った。同校は、総合学習などの一環として毎年農業体験学習を行っている。5月に佐藤利幸さん所有の水田約10アールに「ひとめぼれ」の苗を児童が手植えした。
ツアー交流 岩手県花巻市
 神奈川県横浜市の生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープの「初秋の交流稲刈りツアー」がこのほど、産地間交流を深める花巻市東和町の同組合体験圃場(ほじょう)で行われた。1994年から続く恒例の行事で、参加者たちは黄金色に実った「ひとめぼれ」の稲穂を刈り取り、収穫の喜びを実感した。
楽しさ体感 福島県南相馬市
 南相馬市立鹿島小学校5年生52人は5日、春先に田植えをした「こがねもち」の刈り取りを行った。同校では、総合学習の一環として、稲作体験教室を開き、田植えや稲刈り体験を通じて、農業の大切さや楽しさ、食べ物の大切さを学んでいる。 丁寧さ大切 福島県南相馬市
 JAそうま管内の南相馬市立福浦小学校の児童113人は5日、学校近くの立野功さん所有の学習田6アールで、春に植えた「コシヒカリ」を刈り取った。児童たちは、祖父母や保護者の指導で、かまの使い方を教わりながら、たわわに実った稲を、1株ずつ刈り取っていた。刈った稲は、天日干しし、同校で行われる収穫感謝祭で、収穫の喜びを味わう。
(日本農業新聞)

○10月9日(火) 稲刈りを体験 青森・つがる市立瑞穂小
 つがる市立瑞穂小学校3年生から6年生の約190人が4日、同市木造地区の水田で、アオガモ農法による完全無農薬のもち米「アネコモチ」の稲刈りを体験した。この体験は、JA木造町おいしいごはんを作る会が協力するもので、5月にアイガモを放つ体験をしている。稲刈り体験では、同会の高橋金義さんとJAの野呂淳也営農課長から指導を受けながら、児童はかまを使って稲を刈り取った。刈り取った稲は、棒がけ、はさがけ、しま立てという昔ながらの方法で自然乾燥され、収穫祭でもちつきをして食べることにしているほか、稲わらは、来年の学校農園で有効活用することにしている。
(日本農業新聞)

○10月10日(水) バケツ稲丁寧に刈る 岩手・一戸町の児童
 農業体験学習として春からバケツ稲づくりに取り組んできた一戸町西法寺の町立一戸南小学校で5日、5年生25人が待望の稲刈りを行った。児童らはPTA会長で農家の大平四郎さんから刈り取りの指導を受けながら、グループごとに丁寧に刈り取った。次世代を担う子どもたちへ、食と農への理解と関心を高めてほしいとJAいわて奥中山がバケツ稲セットを贈り、児童らは、4月下旬の種まきから開始。同時に観察記録ノートに記帳してきた。夏休み中は自宅へ持ち帰り世話を続けた。稲は、病害虫に苦しめられたが、見事に黄金色に実を付けた。
(日本農業新聞)

○10月10日(水) 稲刈り楽しい 福島県相馬市日立木小学校
 相馬市立日立木小学校3〜5年生46人が9日、JAそうま理事の山田一男さんが所有する田んぼで総合学習の時間に稲刈りを体験した。稲は春先に児童たちが植えた「コシヒカリ」。山田さんからかまの使い方の説明を受けた。収穫した米は、今月下旬の収穫感謝祭で児童に振る舞われる。同校は稲の生育観察や収穫作業などを通して、食の大切さや農作業の大変さを教えている。
(日本農業新聞)

○10月10日(水) 親子で農作業 宮城・加美町
 加美町で6日、ふれあい田んぼ教室が開かれ、親子を含む32組89人が農作業を体験した。農業体験を通じて理解を深め米の消費拡大につなげようと、農協観光が企画・募集。JA宮城中央会が主催した。JA加美よつばと下狼塚集落が協力し、農家20人が稲刈り指導や昼食準備に参加した。5月の田んぼ教室・田植え体験に続く企画で、参加者は農家に教わりながら、稲刈りや棒がけなどの作業、サツマイモ収穫、もちつきを体験した。昼食にはつきたてのもち(納豆・ずんだ)とおにぎり、きのこ汁が用意され、参加者は次々と平らげていた。
(日本農業新聞)


 
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○10月11日(木) 収穫の喜び 児童 福島県
白河市・表郷小
 JA東西しらかわ管内の白河市表郷小学校5年生約60人はこのほど、学校近くの水田約45アールに植えた酒造好適米「チヨニシキ」の稲刈りを体験した。福島県指定天然記念物の植物「ビャッコイ」が、日本で唯一自生する池のわき水から水路を引き、栽培された米は、日本酒「びゃっこいの泉」として販売する予定だ。児童たちは、加工までの工程を学ぶ。 田村市・堀越小
 福島県田村市船引町の堀越小学校5年生16人はこのほど、農業への興味や関心を高めようと、もち米の稲刈りを体験した。同校の総合学習の一環として、児童に体験学習したい分野の希望を聞いたところ、農業体験に決まった。児童たちは、田植えから稲刈りと一連の作業を体験。稲刈りかまを使い、一つひとつ丁寧に刈り取り、収穫の秋を感じながら、はせがけを行った。
(日本農業新聞)

○10月11日(木) 脱穀作業に本腰 岩手県胆江地区
 岩手県奥州市胆江地区で稲の脱穀作業が本格化している。黒毛和種の「奥州牛」の産地では粗飼料や敷ものに欠かせない稲わらの確保も必要とあって、農家は家族総出で脱穀作業に励んでいる。奥州市胆沢区では10日、ハーベスタ―で作業する家族の姿が見られた。約2ヘクタールで減農薬の「ひとめぼれ」を作付けする岩渕昭夫さんは、黒毛和種の繁殖牛3頭を飼養する。「米と同時にわらも貴重。1頭50アール分のわらが必要で、台風、大雨と続いたがまずまずの出来」とホニオで天日干しした「ひとめぼれ」の脱穀作業に精を出していた。
(日本農業新聞)

○10月11日(木) 飼料用コメ刈り取り 単収1トン見込む 青森県藤崎・トキワ養鶏
 藤崎町の常盤村養鶏農協(トキワ養鶏)が鶏の餌に用いる飼料米べコアオバなどの刈り取りが十日、同町内で行われた。順調に生育が進み、べコアオバの収量は食用米の一・五倍ほどの十アール当たり約一トンを見込んでいる。トキワ養鶏は、トウモロコシ類を主原料とする外国産飼料の価格高騰への対応や、飼料の国内自給率向上、地元遊休田の活用などを目的に、昨年から飼料米を栽培している。今年は〇・八ヘクタール増やし二ヘクタール(委託含む)に作付けした。トキワ養鶏は地元米を主原料とする国内自給率75%飼料で育てた鶏卵を「トキワの玄米玉子」の名で今月から販売している。
(東奥日報)

○10月11日(木) この稲に「べたぼれ」 「ひとめぼれ」変異種 宮城県大崎・佐々木さん
 大崎市古川稲葉の農業佐々木康広さんが、自ら発見した「ひとめぼれ」の変異種「べたぼれ」の生産拡大に取り組んでいる。通常のひとめぼれに比べて茎が太く、一週間から十日間おくてなのが特徴で、耐風性、耐冷性に優れる。茎が太く、多少の強風では倒れないという特性は、これまでの栽培からも確認。食味も、そもそもがひとめぼれのため、良好という。耐冷性の強さは、大冷害に見舞われた〇三年、はっきりと出た。幼穂形成期から出穂期が通常より遅いおくての特長が、冷害の直撃を避けた格好となった。収量は今年、通常のひとめぼれ並みの十アール当たり九俵(五百四十キロ)超を確保した。佐々木さんは〇六年三月、ひとめぼれを上回る特長などから、この稲を「べたぼれ」と名付け、新品種として国に出願。県古川農業試験場(大崎市)も既に試験栽培に取り組んでおり、既存品種との違いなどが明確になれば、本年度内にも新品種として認定される。
(河北新報)

○10月12日(金) 小学5年生が稲刈り 「いわてっこ」新米で昼食 JA新いわて
 岩手町土川にある今松一広さんの水田でこのほど、岩手町の一方井小学校の5年生22人が「いわてっこ」を収穫した。これは総合学習の一環として同校とJA新いわてが企画したもので、今年5月に児童が同じ場所で田植えを行っている。作付けされた「いわてっこ」は農薬と化学肥料の使用を半分以下に抑えた特別栽培米だ。水田での作業後、「いわてっこ」の新米を利用した昼食を食べた児童は、農政事務所職員による米の話を聞きながら日本の食料自給率や地産地消についての理解を深めた。また、ライスセンターや種子センター、米倉庫といった施設も見学。収穫された米の流通についても理解を深めた。
(日本農業新聞)

○10月13日(土) 米作りは楽しいね バケツ稲を収穫 宮城・鹿児台保育園
 JAみどりの管内の鹿児台保育園で5日、バケツ稲の稲刈りを行った。5月に園児がバケツに種をまき、草取りや観察をしてきた。丈は90センチになり、たわわにもみを実らせた。園児25人が稲を観察した後、かまで1株ずつ丁寧に刈った。稲は、はせがけし自然乾燥させる。その後、脱穀精米しミニ収穫祭を行う予定だ。
(日本農業新聞)

○10月14日(日) 1等米91・9% 過去5年で最高 9月末検査
 東北農政局がまとめた9月末時点の2007年産米の検査結果で、1等比率が91・9%となり、同時期の速報値として過去5年間で最高となった。高品質さを裏付けるもので、県別では秋田が94・3%と最も高かった。検査数量は東北6県で20万3452トン(うるち)。多い順に秋田6万トン、青森5万8000トン、宮城、山形が各3万2000トン。06年産の総検査数量の1割程度で、これからが本番だ。各県の銘柄別の1等比率は青森「つがるロマン」93・3%、「まっしぐら」83・1%、岩手「ひとめぼれ」94・8%、秋田「あきたこまち」94・8%、宮城「ひとめぼれ」92%、山形「はえぬき」95・8%、秋田「あきたこまち」94・8%、福島「ひとめぼれ」87・8%、2等以下となった理由は充実度、カメムシ類による着色、胴割れによる。
(日本農業新聞)

○10月14日(日) 鍵を握る戦略策定 流通・販売の壁どう克服 2010年デビューの県開発米「山形97号」
 県が、「はえぬき」に代わる新たな県産米主力品種として開発した「山形97号」。十年ぶりに誕生した本県オリジナル新品種は、二〇一〇年十月のデビューに向け、販売戦略や生産方針などが今、検討されている。全国的な米生産状況でみた場合、最もポピュラーなコシヒカリの作付けが拡大している。はえぬきは、食味はコシヒカリにひけを取らないものの、知名度不足が大きな課題。一方、販売面ではコシヒカリも伸び悩んでいる状況で、北海道産などの低価格米の売れ行きが伸びてきている。
 山形97号は、一九九八年から県農業生産技術試験場庄内支場で育成。はえぬきに代わる良食味の主力品種として、「コシヒカリを超える品種」をコンセプトに育成研究が進められてきた。収穫期はコシヒカリと同じ十月上旬。草丈が短く倒れにくく、粒ぞろいが良い。食味ランキングを行っている日本穀物検定協会の食味試験で「つやがある」「白い」「粒がそろっている」「甘みとうま味がある」など高い評価を受けている。特徴をみれば、山形97号は「オリジナル品種であり、生産しやすく、おいしい」という、生産者や全国に県産米を販売している農協団体関係者にとって「これ以上ない」価値を持つ。しかし、問題になるのが米の消費低下や米価の下落などで、流通、販売面での壁が高くなっている。
 県は、期待を背負って誕生した山形97号を効果的、効率的に売り出す方策を探ろうと苦心している。七月には、生産、加工、流通、販売、情報通信などの専門家で組織するブランド化戦略会議を設置。山形97号の生産や販売のコンセプト、そして知名度を広めていくために、デビューまでの三年間を、いかに有効に活用していくか、基本方針や基本戦略の協議を続けている。先日の戦略会議で、県はブランド化戦略の基本骨子案を示した。山形97号を新たな県産米のけん引役として、本県稲作全体の評価向上を図っていくため、流通市場での確固たる評価獲得に向け、シェア率一位のコシヒカリをターゲットに、「日本一おいしい米」のブランド確立を目指していこうというものだ。具体的な戦略では、栽培適地で生産者を登録した安全な高品質米生産を進め、デビュー時点では少量限定販売とすることなどを目標に掲げた。
 戦略会議を含め、さまざまな場面で消費者や生産者、流通・販売関係者などから、山形97号に対する意見が出ている。骨子案同様、高い付加価値と希少性などを重視した戦略展開を求める声がある。半面、価格の高い米が伸び悩み、逆に、低価格米の売れ行きが順調に推移している状況もあり、「高い産地銘柄が売れるとは限らない。消費者は価格と知名度で選ぶ」などと、安価でも売れる米を目指すべきとする意見も出ている。山形97号の品質の高さは誰もが認める。関係者の期待の高さから、今後、県産米全体を引っ張っていく存在になることも間違いない。デビューまで三年。検討、協議されているブランド化戦略を、生産者や流通・販売関係者も注視している。
(山形新聞)

○10月16日(火) 飼料用米を初収穫 休耕田活用へ期待 JA北いわて
 JA北いわて管内の軽米町で15日、飼料用米が初収穫された。JAや町などが「飼料用米推進プロジェクト」を構成して生協と連携、飼料用米の供給先である養豚農家から最終的には精肉として消費者に届く仕組み。休耕田の活用や家畜飼料の自給率アップを目指す。生産規模は18人で5ヘクタール。品種はかつて同地域で食用米として奨励されていた「たかねみのり」。7月の低温が響き、10アール収量は435キロと平年よりやや少なめ。販売価格は60キロ450円と、コスト吸収できるように設定した。3年間をめどに生産・流通体制を確立する考えで、今後は収量増とコスト削減のために品種や栽培方法などを研究する。
(日本農業新聞)

○10月16日(火) 首都圏の親子 稲刈りツアー 宮城・角田市
 首都圏を中心に店舗展開するサミットストアは、店舗で扱っている米の産地を訪ねる稲刈り体験ツアーをこのほど2日間、角田市で開いた。生産者の指導を受け30アールの圃場(ほじょう)の一部を手刈りし、都会で見ることのできないカエルやイナゴ探しに参加者は夢中になっていた。子どもたちの人気を集めたのはコンバイン。交代でコンバインに乗り初めて見る農機に歓声を上げていた。稲刈り指導を受けた農家宅に民泊し、農家の暮らしに触れながら地元住民との交流を深めた。
(日本農業新聞)

○10月16日(火) エコ生産 独自認証 宮城のNPO法人
 環境省が絶滅の恐れがあると指定している淡水魚シナイモツゴを守ろうと、大崎市の市民団体が地域の米作り支援に乗り出した。シナイモツゴと共存する農家の営みを経済面から手助けする。米は認証要領を設け、ラベルをつけて来年度から販売を始める。シナイモツゴは体長7〜10センチのコイ科。東北平野部の代表的な在来種だったが、開発や外敵の進入などで急減、絶滅の危機にひんしている。大崎市鹿島台地域では、農業用ため池でかろうじて生き残ってきた。市の天然記念物でもある。保護に取り組んできた特定非営利活動法人(NPO法人)シナイモツゴ郷の会。会は「ため池は農家の生産活動で守られ、シナイモツゴも生息できる良好な環境が保たれる。ここで栽培される米は環境保全米として評価できる」と、認証制度を企画した。認証を受けるには@シナイモツゴが生息するため池の水を利用して米を栽培し池の管理活動に参加A環境保全型農業(減農薬・減化学肥料栽培の取り組みなど)あるいは伝統農法の自然乾燥による栽培の2条件が求められる。生産者は生産履歴を提出する。会は生産者が利用しているため池で、シナイモツゴの生息調査や現地確認を行う。その結果、適正と認められた米を「シナイモツゴ郷の米」とし、識別番号を記した認証ラベルを付け販売する。会はこの企画で、消費者に安心して食べられる米をアピールし、環境保全活動に積極的に取り組む農家の助けになればと期待を寄せている。会は昨年、農水省の田園自然再生活動コンクールで大臣賞を受賞している。
(日本農業新聞)

○10月17日(水) やさしい十穀米 手軽に炊け好評 岩手のプロ農夢花巻
 米と10種類の雑穀をブレンドした「早池峰十穀米」を、JAいわて花巻の子会社潟vロ農夢花巻が新発売した。米は花巻産の無洗米「ひとめぼれ」、雑穀は花巻産を中心に岩手県産を使用。栄養バランスに優れ、環境にやさしい無洗米として同社は販路拡大に力を入れていく。従来の製品「十穀米」は雑穀のみで、米は別に購入して混ぜなければならなかった。新商品は無洗米が入り、そのまま炊けるのがみそ。雑穀はヒエ、キビ、ハトムギ、アマラサス、アワ、タカキビ、青大豆、大麦、赤米、黒米の10種類。精白米に比べヒエは食物繊維が約8倍、アマランサスはカルシウムが約30培、鉄分が約50倍、繊維質が約8倍と言われ、優れた機能性食材として不足しがちな栄養を毎日のご飯で補える。雑穀の製造販売を手掛けるプロ農夢花巻は健康習慣米≠ニして手軽に食べてもらうよう提案。現在は静岡のスーパーで本格的に販売を始めたほか、県内ではJA新花巻駅構内で扱う。今後は販路を広げていく予定だ。同社は産地づくりにも積極的だ。花巻管内5つの生産組織に育成資金を助成し、高品質で安全・安心な雑穀の生産を心掛け「雑穀生産日本一」のPRに力を入れている。花巻地方は2007年産のヒエ95・5ヘクタール、ハトムギ145・5ヘクタールを中心に14品種で738ヘクタールの作付面積を誇り、雑穀生産量は岩手県内の約6割を占めている。商品は1キロ(6合)と170グラム(1合)の2種類でオープン価格。個別発送も受け付ける。問い合わせはプロ農夢花巻、(電)0198(28)4649。
(日本農業新聞)

○10月17日(水) マスクつけ稲刈り体験 岩手・花巻市南城小の児童
 花巻市立南城小学校の5年生61人はこのほど、学校付近の水田で稲刈りを体験した。9月に冠水被害を受けた実習田で、稲に付着したほこりを吸わないようマスクを装着しながら、一生懸命刈り取った。同校は、総合学習などの一環として毎年農業体験学習を行っている。5月に伊藤鶴見さん所有の水田10アールに「ひとめぼれ」の苗を児童が手植えした。同日は、JA担当者の指導のもと、稲に付いたほこりが舞う圃場(ほじょう)のなか、かまを手に刈り取り作業に汗を流し、収穫作業へ理解を深めた。
(日本農業新聞)

○10月17日(水) のびのび作付け 昨年の倍に 水稲品種「つくばSD1号」
 山形県JA庄内みどりは、「のびのび」の愛称を持つ水稲品種「つくばSD1号」(短かん性コシヒカリ)の規模拡大を進めている。「つくばSD1号」は、民間研究機関、植物ゲノムセンターが育成した晩生品種。短かんで「コシヒカリ」と比べ倒伏しにくく、大粒で食味が良い。今年は前年比2倍強増の261ヘクタールを作付け。収穫した米の品質も上々だ。JAは、今年から、「のびのび栽培研究会」を立ち上げた。メンバーは共同乾燥調製施設の利用者356人に限定。管内16ある施設を利用して品質の均一化を図る。
基準を設定  品質基準は、食味値が85以上、たんぱく含有率6・8%以下、整粒歩合80%以上を目標にした。収量を10アール当たり540キロ(玄米ベース)とした。食味を良くするため、元肥は少なめに設定。10アール当たり、地力の低い水田で3キロ、高いところで1・5〜2キロとした。出穂前の追肥も、タイミングと量を見極めて実施する。研究会は、管内に実証田を設けて栽培技術を確認した。
家庭向けに
 「はえぬき」は食味は良いが、業務用の販売が中心。このため、家庭用品種として、JA全農庄内が普及拡大に力を入れている。今年は、全農管内1000ヘクタール作付けした。
(日本農業新聞)

○10月18日(木) 黄金色の稲を収穫 岩手・花巻市立八重畑小
 花巻市立八重畑小学校の全児童111人はこのほど、花巻市石鳥谷町の実習田で黄金色に実った稲を収穫した。実習田は地元の晴山喜幸さん所有の約12アールで、5月に「ひとめぼれ」の苗を植えていた。3〜6年生が刈り取り、結束、はせかけ作業を、1、2年生が落穂拾いをした。 今月下旬には収穫祭を計画。収穫した「ひとめぼれ」でカレーライスを作り、今までお世話になった人たちに振る舞う。
(日本農業新聞)

○10月18日(木) 今冬は大雪? 「ラニーニャ」顕著 気象庁
 今冬は雪に注意。気象庁によると太平洋西部の海面水温が平年よりも高い、ラニーニャ現象が来春まで続く見通しが高いという。同現象は12月を中心にした冬前半の気温を下げやすく、寒暖の差が大きい見込み。今後、シベリアからの寒気の動き次第では、151人の死者を出した「平成18年豪雪」と似た状態になる可能性もある。ラニーニャ現象はペルー沖の海面温度が通常よりも低くなるもの。この影響で、暖かい海水がインドネシアやフィリピン近海の太平洋西部に移動し、周辺の海面温度が上昇。付近の対流が活発化し、中国南部上空1万メートル付近に高気圧を発生させやすくする。この高気圧に沿ってシベリアからの寒気が日本上空へ流れ込むと、大雪や厳しい冷え込みが起こりやすい。2005〜06年にかけての「平成18年豪雪」も、この動きに沿ったもの。同庁によると、今年9月は8月よりもラニーニャ現象が顕著で、「すぐに解消される状態ではない」という。豪雪になるかは、シベリアの寒気に影響を与える北極圏の動向しだいだ。場合によっては、局地的な豪雪の可能性も残っている。
(日本農業新聞)

○10月19日(金) 小学校で稲刈り JAいわて南管内3校
 JAいわて南の稲作体験事業の一環としてこのほど、一関市立赤荻小学校と同市立厳美小学校、同市立滝沢小学校児童らを対象に稲刈り体験が開かれた。赤荻小学校の指導に当たっている一関市赤荻の鈴木敬司さんは「刈った稲は、切り口をそろえて束ねしっかり縛るように。乾いてくると抜けてしまうので、自分で思っているよりもきつくしっかりしばるように」と注意を促した。厳美小学校の指導にあたっている同市厳美町の佐藤てる子さんは、刈った後の束ね方の分からない児童を対象にマンツーマンで指導していた。滝沢小学校の指導をしている同市滝沢の小野寺良一さんは「手を切らないように気をつけること。米は大事な食料。給食に出るから一本も無駄にしないでね」と呼び掛けていた。
(日本農業新聞)

○10月20日(土) 初日、全量が合格 岩手・水稲種子検査始まる
 奥州市水沢区にある水稲種子センターで18日、2008年用の水稲種子の検査が始まった。この日検査を受けた7万5000キロは、全量が整粒歩合90%以上となり、合格となった。奥州市水沢区の農家75人で組織するJA岩手ふるさと水稲採種部会は今年度、「ひとめぼれ」の種子41万キロ(2万500袋)と「どんぴしゃり」6万3000キロの水稲種子を生産した。検査を経て合格となった種子は、県内はもとより山口県や沖縄県に向け出荷する。
(日本農業新聞)

○10月20日(土) 昔の脱穀に挑戦 山形・尾花沢市の児童
 尾花沢市立玉野小学校の3年から6年生65人が17日、稲の脱穀作業に挑戦した。稲は学校裏の実習田で育て、刈り取り後、はせ掛けして自然乾燥させた「ヒメノモチ」。脱穀は、JAみちのく村山青年部玉野支部のメンバーが準備した、昔ながらの足踏み式脱穀機とコンバインを使って行った。唐箕(とうみ)を使い、脱穀した米から未成熟米、わらくずなどを取り除く作業も行って、今では見られない昔懐かしい脱穀の一連の作業を体験した。収穫した米は来月の収穫祭で、青年部員や祖父母らと一緒にもちつきをして味わう。
(日本農業新聞)

 
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○10月21日(日) 児童が稲こき 岩手・奥州市
 奥州市立真城小学校の5年生60人はこのほど、同校前の田んぼで天日干しの稲こきを体験した。今野幸治郎さんの水田10アールに「ひとめぼれ」を植え、4日に児童が手で刈り取りホニオに掛け自然乾燥してきた。児童は一束ずつハーベスタ―で慎重に脱穀作業を行った。収穫した米約510キロは同校の感謝祭などで味わう。
(日本農業新聞)

○10月23日(火) 800キロ達成 バイオ燃料米 宮城・登米市で試験栽培
 宮城県登米市は22日、今年度から試験栽培を始めたバイオエタノール燃料の原料向け稲の収穫をした。収量は目標の10アール当たり800キロを達成できる見込みだが、掛かった経費は慣行栽培の米とほぼ同じ。市では、30アールの圃場(ほじょう)で「べこあおば」、25アールに「夢あおば」と、いずれも多収品種の苗を植えた。土づくりには、有機質肥料を10アール当たり1トン入れた。元肥に加え、7月には追肥を行い、窒素成分の量を変えるなどして品種ごとの収量を比べた。収穫前の調査では、2キロ(10アール当たり)の追肥をした「べこあおば」が玄米で収量842キロ(同)と両品種で最も多かった。コストの計算はこれからだが、県登米地方振興事務所の職員は「労賃を抜いた経費が肥料、農薬代などで10アール当たり5万円以上掛かる」。外国産のバイオエタノールと競争するには1キロ20円の原料価格に近づける必要がある。収量確保の方向性は見えたとして、来年度は直播(ちょくは)栽培で一層のコスト削減に取り組む。市で収穫した米は、新潟にできるバイオエタノール燃料の製造施設に運ぶ。施設が完成する来年まではJAみやぎ登米の倉庫で1年間保存し、劣化などを試験する。バイオエタノール燃料になるのは再来年の春ごろで、市の公用車に積極的に使っていくとした。
(日本農業新聞)

○10月26日(金) 消費者と稲刈り 宮城・角田市の米生産組合協議会
 角田市ふるさと安心米生産組合協議会は10月13日、みやぎ生協のメンバー9家族、33人と稲刈り体験を行い、消費者との交流や情報交換などで親睦(しんぼく)を深めた。この取り組みは、協議会が生産者と消費者交流の一環として毎年行っている。5月19日に角田市枝野地区の広さ約30アールの田んぼに植えた「コシヒカリ」を、協議会の会員らの指導のもと、参加メンバーは稲刈り作業を行った。この後、コンバインの試乗会や交流を行った。交流会ではJAみやぎ仙南角田地区女性部枝野支部の部員が作った、いも煮やずんだもちなどを、参加メンバーは楽しんだ。
(日本農業新聞)

○10月28日(日) 1等91・3% 今年産米検査 15日現在東北
 東北農政局は27日までに、10月15日現在の今年産米の検査結果を発表した。東北地方全体のうるち米1等比率は91・3%で、前年同期より0・5ポイント上がった。検査数量は同13%多い92万6600トンだった。県別で最も1等比率が高いのは山形県で94・2%、以下、秋田(93・2%)、福島(92・6%)、岩手(92・4%)、宮城(90・4%)、青森(83・8%)と続いた。2等以下に格付けされたのは、充実度の不足、着色粒や、胴割れなどが主な原因だった。
(日本農業新聞)

○10月30日(火) 楽しいね 稲刈り体験 福島・沢石小
 福島県の沢石小学校4年生18人は26日、JAたむら農青連部員の指導で、田んぼの稲刈りを体験した。5月の田植えを皮切りに収穫や脱穀、食するまでの一連の作業を体験させ、農業の楽しみと食への関心を高めてもらうのが狙い。農青連の岩崎新一さんが、刈り取りの仕方を説明。児童たちは、かまを使って一斉に稲刈りを始めた。収穫後、はせ掛けをした。
(日本農業新聞)

○10月30日(火) 昔は大変! 足踏み脱穀 岩手・西和賀町
 西和賀町の猿橋小学校で児童が24日、昔地域で使われていた足踏み脱穀機と千刃こぎといった古い脱穀機で、この秋収穫したもち米の脱穀作業を行った。猿橋小学校は、児童に田植えや稲刈りだけでなく、機械化される前の脱穀作業を体験させることで、昔の農家の苦労を感じてほしいと、約20年前から行っている。
(日本農業新聞)

○10月30日(火) 稲刈りで国際交流 宮城・JAあさひな青年部
 JAあさひな青年部はこのほど、大和町小野の青年部員の田んぼで農業体験交流会を開き、県立宮城大学の留学生らと稲刈りを通じて交流した。交流会は同青年部が農業体験を通じ、日本の農業・農村文化などを理解してもらおうと行っているもの。今年で11年目を迎え、今回は留学生ら5人が参加した。刈り取った稲は参加した留学生らが5月に植えた「ひとめぼれ」。青年部員の指導で手刈りの仕方や刈った稲の束ね方を教わり、悪戦苦闘しながらもさわやかな汗を流し、収穫を喜んでいた。コンバインによる刈り取り作業も体験した。
(日本農業新聞)

○10月30日(火) 東北は101 宮城1ポイント増 15日現在水稲作況
 東北農政局は29日、2007年産水稲の作柄概況(15日現在)を発表した。東北6県の作況指数は101で、前回調査(9月15日現在)より1ポイント上がった。10アール当たり予想収量も560キロと前回より1キロ増。宮城県は日照時間が長く、昼と夜の気温差が大きかったことから登熟が進み、作況は99から100に上がった。宮城は前回の発表から10アール当たり予想収量も7キロ増え532キロだった。作況が変わったのは宮城だけ。秋田の作況は102と全国でトップ。9月中旬に大雨の被害に見舞われたものの「見込みの範囲内に収まった」(東北農政局)。収量は前回より1キロ増の584キロだった。山形は101で収量601キロ、福島は100で539キロ、青森は99で573キロ、岩手99で529キロ。地帯別の指数では、山形の置賜地域が99と前回の101から2ポイントと大きく下げた。今年は、高温多湿の気候から葉いもち病の発生が平年並みからやや多かったことに加え、防除時期に雨の影響を受け、適期防除ができなかった。東北農政局では「特別栽培米の作付けが多く、防除回数が限られているのも一因」と話している。東北地域の作況が101になったのは、過去5年間で02、05年産の2回。昨年産は99だった。
(日本農業新聞)

○10月30日(火) 秋田県作況「102」トップ 全国平均「99」のまま 19年産米
 農水省は二十九日、十九年産米の作況指数を発表した。本県は前回(九月十五日発表)と同じ全県で「一〇二」のやや良で、全国で最も高かった。県南が前回に比べ、一ポイントアップの「一〇四」で良。豪雨災害に見舞われた県北が「九八」のやや不良、県央も「一〇二」のやや良で、前回と同じだった。東北農政局秋田農政事務所は「県北の豪雨被害は深刻だが、刈り取りを終えた地域も多かった。県南の高収量が全体を押し上げた」としている。県南の予想収穫量は、東北の地方別で最多だった。全県の登熟歩合は、八月の出穂後の高温に加え、日照時間が平年を下回っていたことから、前回と同じ「やや不良」と見込まれている。刈り取りの盛期は九月下旬以降、好天に恵まれたことなどから、平年に比べ一日早い十月一日だった。十アール当たりの予想収量と予想収穫量は全県で五百八十四キロ、五十四万九千五百トン。県北が五百四十四キロ、十一万九千百トン、県央が五百八十八キロ、十九万二千三百トン、県南が六百三キロ、二十三万七千六百トン。
(秋田魁新報)

○10月30日(火) 予想収穫量、500トン増 作付面積は1700ヘクタール減 本年産、山形県産水稲
 東北農政局山形農政事務所は二十九日、本年産水稲の作付面積と予想収穫量(十五日現在)を発表した。作付面積は六万九百八百ヘクタールで前年より千七百ヘクタール減少したものの、予想収穫量は十アール当たりの収量がアップしたため、前年より五百トン多い四十一万九千五百トンを見込んでいる。同事務所によると、作付面積は庄内の八百ヘクタールを最高に全域で減少、大豆など他の作物への転換が進められているという。地区別予想収穫量は村山が十万千六百トン、最上六万五千五百トン、置賜八万六千九百トン、庄内十六万五千二百トンとなっている。天候がおおむね順調に推移し、七月中旬から下旬にかけての低温や日照不足の影響も少なかったため、十アール当たりの予想収量は六百一キロと、平年値の五百九十四キロを大きく上回っている。作況指数は村山、最上の「一〇一」、庄内の「一〇一」は、前回発表時(先月十五日現在)と同じだが、前回「一〇一」だった置賜は、いもち病の被害があり、「九九」に下方修正された。
(山形新聞)

○10月30日(火) 水稲作況「平年並み」 予想収量やや増 県内指数100
 東北農政局福島農政事務所は二十九日、今月十五日現在の県内の水稲の作付け面積と予想収量、作況指数を発表した。本県の作況指数は「平年並み」の一〇〇となっている。作付け面積は前年並みの八万二千六百ヘクタール。十アール当たりの予想収量は五百三十九キロで、平年より二キロ多い。予想収穫量は四十四万五千二百トンで、前年に比べ一万千五百トンの増加が見込まれている。七月中旬の低温や日照不足で穂数がやや少ないものの、その後の天候回復で一穂当たりのもみ数はやや多くなっているといいう。作況指数を地域別に見ると、浜通りはいもち病やカメムシによる着色の被害などが影響して九九となった。中通りは一〇一、会津は一〇〇。
(福島民報)

 
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