水稲冷害研究チーム

2007年東北稲作動向


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


12月

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○12月3日(月) 竜巻注意報≠R月開始 1時間前に警戒呼びかけ 気象庁
 北海道佐呂間町や宮崎県延岡市などで昨年、大規模な竜巻災害が相次いだことを受け、気象庁は新型の観測レーダーを活用して竜巻など激しい突風の発生を予測し、約一時間前に警戒を呼びかける「竜巻注意情報」(仮称)を新設する方針を決めた。来年三月から提供を始める。公共交通機関や集客施設などに事前に注意を促し、被害の軽減を目指す。  竜巻注意情報は気象台を通じて各都道府県ごとに発表し、同庁ホームページや報道機関などを通じて住民らに提供する。県内で雷注意報が出ている地域で竜巻など激しい突風の恐れが高まった際に、「積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど安全確保に努めてください」といった文面で呼びかける。発生予測には、積乱雲の中の風の向きや分布、風速などをとらえ、竜巻の原因となる低気圧の渦を検知できる「ドップラーレーダー」を活用。今年度中に全国十一カ所に配備する計画で、同レーダーやコンピューターによる数値予測などから、約一時間以内に突風が起きる可能性が高まった場合に情報を出す。同庁によると、最大瞬間風速が一〇〇メートルに達する場合がある竜巻は、日本国内で年間平均十七個発生。内陸部と比べ大気が安定していて、規模や強さが発達しにくい沿岸部で起きる場合が多く、竜巻災害による国内の死者数は二〇〇五年までの十年間で一人だった。ところが〇六年は九月に延岡市で三人、十一月に佐呂間町で九人が死亡。列車が横転してり、工事現場の建設物が吹き飛ばされるなど被害が広がったことから、同庁は内閣府などと共同で昨年秋から突風予測情報の検討を本格化。突風予測に関する有識者検討会を同庁内に設けるなどして準備を進めてきた。ただ突風は短時間で局所的に起きる現象のため予想が難しく、同レーダーを用いても予測可能な竜巻は全発生数の約三割にとどまるとみられるほか、情報を受けた際の対応の周知など課題は山積。同庁は「今後の運用実績を踏まえながら、精度や認知度の向上を図りたい」としている。
(日本経済新聞)

○12月4日(火) 東北向け飼料米 有望株 ふくひびき、べこあおば
 トウモロコシを中心とした穀物価格の急騰で、飼料米への関心が高まってきた。水田で生産可能なため導入しやすく、自給率向上にも結びつく。東北地域には「ふくひびき」「べこあおば」のような専用品種が開発されており、今年産の10アール収量が1トンに達した品種もある。
8割占める
 豚や鶏に与える飼料米の全国の作付面積(2006年)は約100ヘクタール。この8割以上が東北で、特に岩手県、山形県で豚用としての生産が増えている。飼料米には、東北農業研究センターが育成した東北向け品種として早生の「べこごのみ」、中生の「ふくひびき」、中晩生の「べこあおば」の3品種がある。玄米収量が一般食用品種より2割は多く有望だ。今年、同研究センターが秋田県大仙市で行った多肥料栽培試験(窒素成分10アール当たり15キロ)では、10アール収量が「べこごのみ」約800キロ、「ふくひびき」約900キロ、「べこあおば」で約1トンの玄米(くず米も含め)収量が得られた。専用品種は窒素肥料を与え過ぎても倒伏することはなく、それだけ増収になる。畜産との連携で家畜ふん堆肥(たいひ)を利用した多肥料栽培、直播栽培にも適している。
多収がカギ
 直播(ちょくは)栽培で玄米収量が1トンになれば、大規模経営で生産費を10アール6万円に抑えられるとして、1キロ60円の玄米生産が可能になる。農家への普及技術では、直播栽培で玄米収量1トン取りが課題といえる。
(日本農業新聞)

○12月4日(火) 生かせ、飼料米 岩手育ちでブランド化 神奈川の養豚会社
 年間23万頭生産している養豚会社のフリーデン(神奈川県平塚市)が、岩手県内で飼料米を与えた豚のブランド化に乗り出す。来年4月から試験的に、月間約160頭販売する計画だ。一関市、大東地域の農家が栽培した飼料米を使い、豚の排せつ物を堆肥(たいひ)に利用、循環型農業と両にらみで進めている。飼料米は玄米を粉砕したものを配合飼料に混ぜて出荷前の約2カ月間に与える。配合割合はこれから決めるが、事前に行った給与試験では、3割ほど混ぜると脂肪の質が変わり、食味向上につながったという。フリーデンでは「コストは配合飼料より米の方が高いが、差別化につながる」と期待する。品質の高さを売りに、百貨店や高級スーパーとの契約にこぎ着けたい考えだ。
 飼料米に取り組む大東地域では、2002年からフリーデンや旧大東町、東京農業大学、JAいわい東が連携して転作田で飼料米を生産し、養豚に活用するプロジェクトが発足。排せつ物も地域で利用してきた。昨年から、飼料米の生産コスト削減と、栽培技術の確立を図ろうと、地域にあった品種の試験を始めた。今年は、東北農業研究センターが開発した「ふくひびき」に一本化。10ヘクタールで取り組み、収量は約700キロだった。単価は1キロ63円(昨年の取引価格)。産地づくり交付金10アール当たり4万5000円と合わせ「低米価なので、現時点では主食用の米と同程度になる」。
 フリーデンは、生産から加工まで一環経営し、東北、関東、東海地方を中心に販売展開。一関市大東地域のほか10地域に農場がある。血統や餌、水にこだわって飼育した豚を「やまと豚」としてブランド化している。米を与えた豚は新たなブランドとして加わる予定だ。
(日本農業新聞)

○12月6日(木) 東北27万710トン減産 換算で4万6000ヘクタール 08年産米生産目標
 2008年産米の需要量に関する情報(いわゆる生産目標数量)が5日発表され、東北6県では07年産の収穫量に比べ実質的に約27万710トン(11%)の減産を求められることとなった。面積換算では約4万6350ヘクタールの作付け削減が必要だ。県別では、福島県が最も多い7万9270トンの減産。ついで秋田県7万4690トン、山形3万7560トンの順で大幅な減産が強いられる。過剰作付けが多い福島県、「あきたまち」の販売に苦戦する秋田県は特に厳しい配分となった。
2008年産米の東北6県の生産目標数量
(単位:t)
県名08年産の
生産目標数量
07年産の
予想収穫量
実質的な減産量
     面積換算
(ha)
青森266,850299,10032,2506,190
岩手295,730309,50013,7703,020
秋田474,810549,50074,69011,240
宮城375,030408,00032,9705,940
山形381,940419,50037,5605,500
福島365,930445,20079,27014,460
合計2,160,2902,431,000270,71046,350
*予想収穫量は東北農政局発表、10月15日現在
(日本農業新聞) ○12月7日(金) 焼酎「羽後の郷」 そば農家が発売 秋田
 秋田県羽後町のそば農家でつくる羽後町そば栽培研究会は、設立十周年を記念した焼酎「羽後の郷」を発売した。会員が収穫したそば二トンを使い、二千七百本(一本七百二十ミリリットル入り)を製造した。アルコール度数は二十五度。価格は千三百六十五円。同町内の酒販店で販売している。同研究会は生産調整(減反)対策としてそばを栽培。当初は十二ヘクタールだった作付面積は百二十ヘクタールに拡大している。
(日本経済新聞)

○12月7日(金) 厳しい寒さ 繰り返す 気象庁予報
 気象庁の長期予報によると、今冬(十二月〜翌年二月)の平均気温は全国的に平年並みの見込み。ただフィリピン付近の海面水温が平年よりも上がる「ラニーニャ現象」が来春まで継続するとみられ、寒気が南下しやすい気圧配置が多くなるとみられる。北からの寒気放出が顕著になれば「変則的に厳しい寒さに繰り返し見舞われる恐れがある」(同庁地球環境・海洋部)という。日本の冬の寒さは、北極圏で寒気の蓄積や放出を繰り返す「北極振動」と呼ぶ現象に左右される。今冬は寒気の蓄積と放出が例年よりも短い周期で繰り返される傾向があり、同庁は「寒暖の差が激しい冬になる」(同)とみている。ラニーニャ現象の発生は約二年ぶり。同現象が起きると、太平洋の西部赤道域付近で対流活動が活発化する影響で、日本の西側で偏西風が北に蛇行し、反動で寒気が日本付近へと南下しやすくなる。十一月下旬に東北地方や北海道を襲った記録的な大雪も、ラニーニャ発生時の活発な対流活動と北からの強烈な寒気放出が重なって起きたとみられ、「同様の現象が繰り返され、厳しい寒さが長期化する恐れもある」(同)という。
(日本経済新聞)

○12月8日(土) 水稲名は、ゆきむすび、やまのしずく 山間地向け拡大へ 宮城県古川農業試験場
 宮城県古川農業試験場で育成した山間高冷地に適した水稲2品種の名称が「ゆきむすび」と「やまのしずく」に決まった。「ゆきむすび」は、大崎市鳴子地区で生産者と消費者が取り組む米プロジェクトで2年前から試験的に栽培されてきた。米を通じて人と人が結ばれるという意味が込められた。「ゆきむすび」は東北181号として鳴子の米のシンボルになっている。早生品種で耐冷性、いもち病抵抗性が強い低アミロース米。冷めてもおいしいと評判が高く、粘りが強いことから、おにぎり、加工米飯に期待されている。鳴子の旅館、ホテルで提供していく計画だ。名称は、米プロジェクトが提案した。大崎市鳴子総合支所では「雪深い山間の鳴子で育ったこの米を通じて、農村の結いのような助け合いの気持ちも生まれてきた」と話す。今年産は180俵全量が予約完売となった。来年は面積を10ヘクタールに拡大する予定。米プロジェクトは16日に、田植えや稲刈りに参加した消費者を招いて地元で新米試食会を開く。「やまのしずく」は、田植えから穂が出るまでの期間が短い早生品種で耐冷性が強く、収量性も食味も優れる。「こころまち」の代替品種と位置付けられている。名称は、作付け普及地域のひとつである七ヶ宿町の稲作農家グループが発案した。山間地の清らかな水がはぐくんだ良食味米。来年度は試験的な作付けを行い、県は500ヘクタールの作付け拡大を目指している。
(日本農業新聞)

○12月8日(土) 水稲収穫量243万トン 作況指数が確定 東北農政局
 東北農政局は7日、今年産水稲の収穫量を発表した。東北地域の収穫量は243万1000トンで確定し、昨年より1万7000トン増えた。作況指数は101で、10アール当たりの収量は560キロ(昨年549キロ)。被害量は20万4600トン、被害率8・5%。被害量は昨年より4万トン少ない。被害別では日照不足が最も多く、次いで冷害、いもち病だった。7月中旬の低温の影響による障害不稔(ふねん)や9月中旬の大雨被害があったが、もみ数は平年並みで登熟が順調だった。県別の収穫量は、青森29万9100トン、岩手30万9500トン、秋田54万9500トン、宮城40万8000トン、山形41万9500トン、福島44万5200トン。作付面積は43万3800ヘクタールで昨年より6000ヘクタール減。秋田、福島が昨年と同じで他の4県は減少した。玄米のふるい目別重量は、2ミリ以上が79・7%で平年より7・8ポイント多く、粒が大きい傾向だった。岩手は84・1%だった。
2007年産水稲の作柄(確定値)
   作況指数10a収量
(s)
作付面積
(ha)
収穫量
(t)
青森9957352,200299,100
岩手9952958,500309,500
秋田10258494,100549,500
宮城10053276,700408,000
山形10160169,800419,500
福島10053982,600445,200
東北101560433,800 2,431,000
(日本農業新聞)


 
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○12月11日(火) 大豆検査ピーク 生育不良も平年並み 福島・JAそうま
 JAそうま管内の今年産大豆の検査が11月下旬から始まったJAの北原倉庫で5日、525袋(1袋30キロ)の検査が行われ、検査員が色や形質、粒ぞろい、被害粒の有無など、慎重に検査した。JA管内の今年産大豆は、播種(はしゅ)時期の降雨の影響で、一部に生育不良が見られたが、栽培管理の徹底とその後の好天に恵まれ、平年並みまで回復。
(日本農業新聞)

○12月11日(火) 来春まで続く 寒気招くラニーニャ 気象庁
 気象庁は10日に発表したエルニーニョ監視速報で、太平洋東部の赤道付近の海面温度が低くなるラニーニャ現象が11月も続いていると判断した。この現象は11、12月がピークになる見込み。気象庁は来春まで続く可能性が高いと予想している。該当海域の海面水温は基準値よりも1・6度低く、基準値との差は前月よりも0・1度広がった。同現象は12月も1度以上低い状態が続いた後、徐々に上昇し、基準値に近づく見込み。同現象の影響で、太平洋西部の海面温度が上昇し、上空の空気の対流を活発化。今月も日本列島への寒気の流入を招きやすい状態だ。
(日本農業新聞)

○12月13日(木) 温暖化を反映 米の平年収量算定見直し 農水省
 農水省は東京・霞ヶ関の農水省で12日、「水稲平年収量に関する検討会」を開いた。作況指数などに活用する水稲の10アール当たりの平年収量(予測値)の算定に当たっては、来年産以降は温暖化の影響を加味することを決めた。九州北部で近年、稲の登熟期間の気温が高く実収量の低下が続いているため、出穂後の気温データを重視して平年収量を算定し、的確な予測につなげる。平年収量は来年3月下旬にも示す。水稲10アール当たり平年収量は、栽培が始まる前に、過去の実収量の変化をもとに、災害の発生などが平年並みだったとして算定する予想収穫量。これまでは、稲が出穂する前後の計80日間の平均気温のデータを使っていた。だが出穂後に気温が高いと高温障害の影響を受けやすいため、来年産以降では、出穂前40日と出穂後40日の平均気温を別々にして、より精密に分析し、平年収量の算定を用いることにした。九州全体では水稲の出穂前後の計80日の気温が、1982〜86年の平均に比べ02〜06年は1・2度上昇。同省は「温暖化で、登熟に影響がでる程度まで気温が上昇している」(統計部)として、温暖化の影響を算定方法に反映することを決めた。平年収量の見通しで、福岡や佐賀、大分などの九州北部を中心に、温暖化で実収量の低下している地域は、平年収量が減少の方向で補正される見込み。作柄を表す作況指数や、需給調整する米の作付面積の算定にも影響を与えそうだ。そのほか、北日本・東日本・西日本ごとに、気温の年々の上昇度も加味することや、病害虫の大発生などにも対応できるよう算定方法を変える。
(日本農業新聞)

○12月13日(木) 「吟ぎんが」で酒仕込み体験 岩手・釜石市
 酒造りのすべてを体験する、酒造り体験塾の第3回講座・仕込み体験会はこのほど、釜石市小川町の酒造所で開かれ、出席した約80人が、隣町の大槌町で収穫した酒造好適米「吟ぎんが」を使い、酒の仕込みを体験した。体験塾は、県が推進する地産地消運動と地場産米の酒造りに取り組む、酒造所・浜千鳥が主催。今年で5年目。講座は、田植え体験会、稲刈り体験会が行われ、今回の酒の仕込み体験会には、県内各地の若者から高齢者まで参加した。仕込み体験会は、酒造りの基礎となる洗米から作業を開始。深く精米した米の白さに感動しながらも、膨大な洗米の量と水の冷たさに、米とぎの難しさを実感した。
(日本農業新聞)

○12月13日(木) 飼料米育ち 玄米たまご 青森・藤崎町のトキワ養鶏
 青森県藤崎町のトキワ養鶏は、飼料米で育てた鶏卵を「玄米たまご」として売り出した。日本の鶏には日本の米を≠ニ、町も食用米との価格差10アール6万3500円を飼料米の生産農家に補てん。水田の活用と食料自給率向上に地域で挑む。昨年から試験的に始め、今年は3戸の農家が休耕田2ヘクタールに飼料米「べこあおば」を作付けた。10アール当たり1トン近く弱と収量も昨年より増えた。町内には100ヘクタールの休耕田があり、この解消にと町は産地づくり交付金などで手厚い助成をする。飼料米の価格は生産者とトキワ養鶏が話し合って1俵3000円(1キロ50円)にした。輸入トウモロコシの価格1キロ30円を参考にした。昨年2月から試験的に与え始め、産卵率も変わらない。通常の配合飼料は輸入トウモロコシが58%含まれるが、これを飼料米にした結果、餌の自給率は10%から75%に上がった。平飼い飼育の純国産種「後藤もみじ」に与え、1日120個を生産する。「玄米たまご」は10月から青森市と弘前市のデパート、地元直売所で発売を始めた。価格は6個入り600円。卵黄は玄米のため薄い黄色、淡白でさらっとした味が特徴。来年1月からはネット販売を計画。問い合わせはトキワ養鶏、(電)0172(65)3355。
(日本農業新聞)

○12月14日(金) 観測史上最高に 世界の陸域の平均気温 気象庁
 気象庁は13日、2007年世界と日本の年平均気温についての速報値を発表した。温暖化と数年から数十年で起きる自然変動が重なり、世界の陸域での地上気温の平年値との差はプラス0・67度で、統計開始(1880年)以来最も高くなるとしている。海面水温を含めるとプラス0・29度で統計開始(1891年)以来6番目。日本の平年差はプラス0・85度で統計開始(1898年)以来4番目となる見込み。世界の平均気温は、南米の南部を除く陸地のほぼ全域で平年より高い。特にユーラシア大陸の中・高緯度が高い。海面水温は、太平洋赤道域の東部から中部を除いてほとんどの海域で高かった。特に北大西洋の高緯度では、高い状態が続いている。日本の年平均気温は、長期的には100年当たり1・1度の割合で上昇しており、世界平均の0・67度よりも高い。特に1990年代初め以来、高温になる年が増えている。平年値は2000年までの30年間の平均値。
(日本農業新聞)

○12月18日(火) 小麦焼酎で一息 地域特産めざす 福島県喜多方市の農家グループが開発
 福島県喜多方市の農家グループは、品目横断的経営安定対策を受けて初めて収穫した小麦を原料にした焼酎「ちょいた」を開発した。地元の酒造会社などの協力で製造、今冬から販売を始めた。小麦特有の香りで人気を集める。「喜多方ラーメン」と肩を並べる特産品として期待がかかる。企画したのは認定農業者で構成する「農芸舎会津」。転作小麦の規格外品を有効活用しようと、商品開発した「ちょいた」は一息入れるという会津の方言。「息抜きした時のような心地良さを味わってもらいたい」と名付けた。品種は、喜多方ラーメンのめんに使う「ゆきちから」。原料に大麦を使う焼酎が多い中、小麦は珍しい。原料250キロを9月上旬に地元の酒造会社に持ち込み、11月に完成した。価格は1本(720ミリリットル)2300円。問い合わせは農芸舎会津、(電)0241(22)5498。
(日本農業新聞)

○12月19日(水) 星の果樹園食卓に スパークリングワイン 岩手・花巻市
 花巻市大迫町の潟Gーデルワインが今年の夏に発売した新商品「スパークリングワイン星の果樹園▲の売れ行きが好調で、クリスマスを前にさらに人気が高まっている。星の果樹園≠ヘ白とロゼの2種類で、いずれも同町でエコファーマーの認定を受けるブドウ栽培農家が丹精して育てた「リースリング・リオン」を主原料として使用している。緑のラベルの白は、軽やかな酸味とすっきりとした飲み口が特徴の辛口で、主原料だけを生かした大迫町産100%。ピンクのラベルのロゼは、甘い果実香が感じられ、軽やかな酸味にやわらかな甘味の、バランスが取れた飲み口が特徴のやや甘口。主原料と岩手県産の山ブドウを使用した県産100%。どちらも丁寧に仕上げている。いずれも1本1365円(税込み)で720ミリリットル入り。同社直売店ワインシャトー大迫や県内酒販店を中心に販売しており、同社ホームページからも注文できる。問い合わせは潟Gーデルワイン、(電)0198(48)3037。
(日本農業新聞)

○12月20日(木) 母さんの逸品 自家産大豆で作りました 宮城・大崎市
 大崎市田尻のあじさい会は、農家のお母さんが自家産大豆でこだわりのもめん豆腐を手作りする。小さな加工室から生まれる、真心がたっぷり詰まった「加護峰豆腐」。湯豆腐や鍋で味わってほしい逸品だ。大豆は自家産の「ミヤギシロメ」。豆腐は「水にがり」を使い、昔ながらの製法を再現した。「加護峰豆腐」の製造は周2回で限定80丁(1丁350グラム)。JAみどりのファーマーズマーケット「元気くん市場」や地元の直売所で販売する。
(日本農業新聞)

○12月20日(木) おそばで酔わせて おらが純米酒 JA新ふくしま
 JA新ふくしまは15日、福島市内でJAブランド酒「おらが純米酒」の試飲会を開き、地域住民においしさをアピールした。「おらが純米酒」は、今年採れた同市大笹生と川俣町山木屋産の酒造好適米「五百万石」を100%使用。風味があり、すっきりとした味わいで好評を得ている。
(日本農業新聞)

 
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○12月21日(金) 農薬成分を削減 「郷の有機」特別栽培米 宮城・JAあさひな
 JAあさひなとJA「郷(さと)の有機」特別栽培米推進協議会はこのほど、JA本店で生産者50人余りが出席して2008年産米栽培基準を確認した。07年産米栽培基準で示されていた9成分ある農薬成分を、7成分まで削減した栽培基準を徹底させた。管内の環境保全米栽培面積は「郷の有機」特別栽培米が197戸356ヘクタール、環境保全米Cタイプで115戸230ヘクタール、合計586ヘクタール。
(日本農業新聞)

○12月22日(土) 水稲直播で成果確認 栽培面積、前年の2倍 秋田県由利地域振興局
 県由利地域振興局はこのほど、水稲直播(ちょくは)栽培の実績検討会を開いた。直播栽培実施農家、水稲直播研究会、県、JA秋田しんせい担当者ら約40人が参加。2007年度の実績と課題について検討した。由利本荘地域では今年度、59経営体が直播栽培に取り組み、主食用米として60ヘクタールの面積で栽培、前年対比217%で県内一の伸び率となっている。実施農家からは「今年は栽培早期の雑草に苦労したが、有効な防除体系はないのか」「播種時期を早めることはできないか」など多くの質問が出た。「継続して取り組む」「来年から挑戦したい」との声が多く、来年度の取り組みに期待がかかる。
(日本農業新聞)

○12月22日(土) やはり暑かった 今年の天候 気象庁
 気象庁は21日、2007年の日本と世界の天候(速報)についてまとめた。日本の年平均気温は各地で平年を上回り、北日本が0・7度高、東日本が0・8度高、西日本1度高、沖縄、奄美が0・6度高となった。特に夏は記録的な猛暑となった。年明けは記録的な暖冬となり、東日本と西日本の地域平均気温が記録のある1946〜47年の冬以来最も高く、全国63カ所で冬の平均気温の最高値を更新した。一方、8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で最高気温が40・9度を観測。国内最高記録を更新するなど、8、9月にかけ、各地で記録的な暑さを記録した。降水量は春から6月まで一部で渇水になるほど少雨となった。秋以降も西日本を中心に高気圧に覆われることが多く、雨は少ないままとなった。梅雨も遅れ気味となり、本来梅雨入りするはずの6月が好天で、7月に梅雨前線の停滞が続いた。
(日本農業新聞)

○12月26日(水) 水不足、遠い解消 3カ月予報 気象庁
 気象庁は25日、来年1〜3月までの3カ月予報を発表した。気温はやや高めで推移し、西日本では平年よりも降水量が多くなる見込み。しかし、中国四国地方を中心に、西日本で深刻さを増す水不足の解消は難しそうだ。北日本の降雪量も少ない見込みだ。太平洋東部の海面温度が通常より低くなるラニーニャ現象は春先まで続くが、日本列島への影響は1月以降は弱まる。また、厳冬をもたらす北極圏からの寒気の吹き出しもあまりみられない。このため、気温は平年よりも少し高くなりそうだ。月別では1月は冬型の気圧配置は弱めで、北日本はやや気温が高くなる一方、西日本を中心とした地域は寒波の影響を受ける時期がある。2月は平年よりも気温が高めになる。3月は数日周期で天気が変わる見込み。
(日本農業新聞)

○12月27日(木) 親潮、北に後退 東北沖、海面温高く 10年ぶり
 千島列島から日本の東海上を流れる寒流の「親潮」が平年と比べて南下の度合いが鈍く、約十年ぶりに北へ大きく後退していることが二十六日、気象庁の観測で分かった。同庁は、北太平洋の海流全体が弱まったのが原因と推測している。親潮は千島列島から日本の東海上を南下した後、Uターンするように再び北上するコースを取る。春には宮城県沖付近まで南下し、夏から秋にかけてゆっくり北に後退する。気象庁は、海水温の低い海域(深度一〇〇メートルで五度以下)の広がりから親潮の南下状況を観測。今年は七月まで親潮のコースは平年通りだったが、八月から大きく北に後退し始めた。十一月は平年だと北海道・襟裳岬の東から東北北部沖近海まで南下するが、今年は千島列島の南周辺にとどまっている。親潮の流れによる海水温の低い海域面積は、一九九七年十二月以来、最少規模という。今後は徐々に南下するが、一月下旬まで平年よりも南下の度合いは小さい見通し。
(岩手日報)

○12月28日(金) 「煎餅自慢」いかが 「ひとめぼれ」1等米100% 福島・JAたむらから新登場
 地元産米をPRしようと、福島県のJAたむらはJA稲作部会が栽培した「ひとめぼれ」1等米を100%使った「煎餅(せんべい)自慢」を発売した。JAライフクリエイト福島との共同企画。しょうゆサラダ、ソフトサラダ、枠揚、こつぶ枝豆、こつぶえび焼きの5種類のバリエーションが味わえる逸品。米のおいしさが伝わると好評だ。1セット1200円で、JA農産物直売所「ふぁせるたむら」や資材センター、支店などで1000個限定で販売する。問い合わせはJA生活課、(電)0247(82)6177。
(日本農業新聞)

 
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