水稲冷害研究チーム

2008年東北稲作動向


 本情報は新聞記事等から得られる東北地域の稲作概況をお知らせするものです.
 稲作の動向と冷害関連記事に注目して,概況を追跡します.
 なお,記事の収集については東北農業研究センター情報資料課田中課長さんにご協力をいただいています.


8月

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○8月1日(金) ほろ酔い交流 オリジナル酒仕込み 福島県・JAしらかわ稲作部会
 福島県のJAしらかわ稲作部会は、地区別に7種類のオリジナル日本酒を造る。管内産の特別栽培米「ひとめぼれ」だけを使う純米種で、地域にちなんだユニークな名前が特徴だ。自分たちの米で造った酒として、部会員は毎年の出来栄えを楽しみにしている。同部会は、地区別に7つの支部がある。2004年から毎年、白河市内の酒造会社・有賀醸造に依頼。支部ごとに、おけを分けてオリジナル純米酒を仕込む。使う米は、特別栽培の「ひとめぼれ」に限定。本来は飯米の「ひとめぼれ」を使った純米酒は珍しい。東支部の「長寿命(ながいき)」、中島支部の「酔ふかっぺ」、西郷支部の「源流の郷」など、各支部の酒は、地域の名所や人物にちなんで命名した。それぞれ1升(1800ミリリットル)瓶で50〜150本ずつ造るが、ほとんどが部会員で完売する。毎年の新米を仕込むため、出来上がりは12月になり「年末年始のあいさつや親類の集まりなどで振る舞う」(JA営農経済部)という。
(日本農業新聞)

○8月2日(土) 環境に優しい水稲栽培着手 宮城県大崎市の酒造メーカー
 大崎市松山の一ノ蔵農社は今年度から、酒造好適米「蔵の華」1・4ヘクタールの実験田で、米ぬかを使った環境に優しい水稲栽培に取り組んでいる。30アールの田んぼでは除草剤を使わない。耕起前に10アール当たり80キロの米ぬかを粉状散布、2回目は田植え直後、3回目は田植え後10日に、それぞれペレット状60キロを散布した。残り1・1ヘクタールは除草剤の散布量を半分にし、環境保全米Bタイプで栽培している。米ぬかを散布してもホタルイやオモダカなど雑草は出るが除草しやすく、除草機で2回、さらに1回は手取りした。同社はデータを蓄積し、環境保全型農業に基づく米作りに役立てる。
(日本農業新聞)

○8月2日(土) 受託面積増加 無人ヘリ防除 青森・JA木造町
 JA木造町では、今年も無人ヘリコプターによる薬剤散布を行なっている。この無人ヘリでの薬剤散布は、生産者の高齢化と、野菜栽培の忙しさから、水稲の病害虫を適期に防除できない組合員から委託を受け、今年で13年目。現在では受託面積が約462ヘクタール(当初の約3・3倍)となった。今期の薬剤散布は、1回目が7月29日から8月7日ごろまで。2日から3日の間を置いて、2回目が8月20日ごろまで。早朝からオペレーターと補助員合わせて4人のJA職員が作業を行なう。この日は、木造町水稲採種組合の圃場(ほじょう)約115ヘクタールを、オペレーターが今年新たに導入した新しい無人ヘリコプターを操作し、葉いもち、コバネイナゴの防除を行なった。
(日本農業新聞)

○8月5日(火) 水稲いもち防除を 福島県が注意報
 福島県病害虫防除所は1日、県内全域の山間・山沿い地域に対し、水稲の穂いもちの注意報を発表した。また浜通り地方に対しては、斑点米カメムシ類の注意報を合わせて発表した。ともに適切な防除をするよう呼び掛けている。県が7月下旬に行なった調査では、葉いもちの発生圃場(ほじょう)数が急激に増加。特に県北、会津、浜通り地方の山間・山沿いでは発生程度が高かった。平坦(へいたん)部では平年並みの発生だった。県は、上位葉に葉いもちの発生があった場合は穂いもちに移行する可能性が高いとして、早急に散布剤で防除するよう呼び掛けている。また斑点米カメムシ類のすくい取り調査を行なったところ、浜通り地方では雑草地でのすくい取り頭数、畦畔(けいはん)での確認率が、ともに昨年より高かった。対策として県は@畦畔や雑草地の草刈りは出穂時期の10日前ごろまでに終えるA水田内のヒエやイヌホタルイなどの雑草はカメムシの発生源になるので随時抜き取るなどを呼び掛けている。
(日本農業新聞)

○8月6日(水) 飼料米作り、決め手は 品種選びと収穫・調製 福島県が研修会
 稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)の品質向上と、生産・利用拡大を目指し、福島県は4日、郡山市の県農業総合センターで研修会を開いた。生産者やJA、関係団体、市町村などから140人が出席し、品種選びや収穫、調製のポイントについて学んだ。良質な飼料稲作りには、多収性で倒伏しにくく耐病害虫性の強い品種を選ぶことがポイント。県の飼料作物奨励品種として「ふくひびき」(10アアール収量生草3・8トン、乾物1・5トン)があるが、需要が急増し、当面種子の入手が困難なため、主食用の「チヨニシキ」「まいひめ」などで取り組む。倒伏しやすく病害虫に弱い「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「あきたこまち」は避けたほうがよい。収穫・調製のポイントとして、@サイレージ調製の適期に収穫し、土砂が混入しないように調製するAフィルム6層巻きで早期に密閉するB運搬する際、フィルムを傷つけないC排水良好な所に保管するが、縦積みは2段以内とするなどを強調した。また、かびの発生の原因は発酵不十分のものが最も多く、調製の際、優良な乳酸菌を添加し、サイレージ発酵品質を改善する必要がると説明した。収穫時期は、食用水稲より10〜20日程度(黄熟期収穫の場合)早まることから、農薬使用時期に特に留意するとした。県内JAの収穫調製機の導入状況は7月現在、県北・中通り中心に13台、ほかにレンタルが2台となっている。県内のWCSの栽培面積は2007年度で118ヘクタールだったが、08年度には生産調製の取り組みが進み150ヘクタールが見込まれている。
(日本農業新聞)

○8月7日(木) 08年産米「やや良」 民間調査会社予想
 民間調査会社の米穀データバンク(東京)は6日、2008年産米の収穫予想(7月31日現在)を発表した。全国の作況指数(平年作100)は102の「やや良」となり、豊作になると見込んだ。収穫予想は885万7000トンで、前年産(作況99)より、14万3000トン増えると予想した、農水省の需要見通しを40万トン程度上回る水準だ。全国平均の10アール当たりの予想収量は540キロで、同社によると1994年の544キロについで、過去2番目の水準になるという。予想作付面積は水稲と陸稲合わせて164万3000ヘクタールとなった。作況指数102〜105の「やや良」は北海道の104をトップに宮城、秋田など34都道府県、99〜101の「平年並み」は山形、新潟など13県と予想する。
(日本農業新聞)

○8月7日(木) 稲作の土壌診断徹底 肥料高騰対策を協議 岩手県
 岩手県は6日、「稲作における肥料価格高騰対策会議」を同県北上市の県農業研究センターで開いた。肥料価格の高騰に対応した方策を協議し、土壌診断を通じた適正施肥の推進や、鶏ふんなどの有機物資源を活用していく重要性を確認した。同県の水田は、リン酸成分が土壌中に固定しやすい黒ボク土が多いことや稲わらすき込みの一般化で、リン酸成分とカリ成分が基準以上に蓄積している圃場(ほじょう)が多い。県の定点調査では、リン酸で37%、カリで22%の土壌で、無施用でも収量が確保できるほどだ。このため会議では、各地域での土壌診断の取り組み強化や、適正施肥の実施で肥料代を軽減することを確認した。また、県内の畜産業から出る、牛ふんや豚ぷん、鶏ふんなどの有機物資源を活用して、化学肥料の代替を進めることの重要性も示された。JA全農いわてが肥料価格の高騰対策として配合肥料を4トン以上満車で農家に直送すると、2008肥料年度(08年7月〜09年6月)は20キロ当たり120円の割引をするなどを紹介した(登録担い手農家に限る)。
(日本農業新聞)

○8月7日(木) 生育ほぼ平年並み カメムシ、いもち「多い」 東北の水稲
 東北地方の水稲は、出穂期を迎えつつある。各県ともほぼ平年並みの生育だ。今年は、稲の大敵であるカメムシやいもち病の発生が多い見込み。各県は注意報を出すなどして警戒を呼び掛ける。水稲の生育状況と、カメムシ・いもち病の情報をまとめた。
 ◆生育状況
 青森県では、5日現在の出穂進ちょく率が県全体で9%。出穂始め(進ちょく率5%)は平年並みの4日だった。県農産園芸課は平年並みの6、7日にも出穂期(50%)に入ると予想する。岩手県は、中央農業改良普及センターによると、全県で5日ごろに出穂始期(10%)に入った。生育はほぼ平年並み。秋田県は、全県で4日ごろに出穂期を迎えたとみられる。県水田総合利用課によると、平年より1日早い。宮城県は5日に出穂始期(5%)を迎えた。平年より3日遅いが、生育に問題は無いという、県農産園芸環境課によると出穂期は、平年より3日遅い9日ごろの予想。山形県では平たん部での出穂期を平年並みの7、8日ごろと予想する。福島県の「ひとめぼれ」は郡山市で5日、会津坂下町で4日に出穂期を迎えた。それぞれ平年より1日早い。相馬市では平年並みの6日。「コシヒカリ」は、郡山市で平年並みの14日ごろの出穂期を予想している。
 ◆カメムシ
 斑点米カメムシ類の注意報を出しているのは、秋田県を除く5県(福島県は浜通り地方だけ)。青森、宮城、山形の各県はカメムシ発生量が「多い」とした。宮城県では7月中旬の調査で、発生量が「斑点米被害が多発した過去5カ年の平均より多い」ことを確認。山形県も7月中旬の調査で「過去10年で最も多いカメムシの発生」を確認した。
 ◆いもち病
 いもち病の注意報は山形県の全域と、福島県の山間・山沿いの地域に出されている。山形県では特に最上、置賜の両地域で発生圃場(ほじょう)率が高い。福島県の平たん部の発生量は平年並み。
(日本農業新聞)

○8月7日(木) カメムシすくい取り調査 JA岩手ふるさと
 JA岩手ふるさとは6日、管内の水稲が出穂期を迎えた水田でカメムシ類のすくい取り調査を行なった。懸念されるのが斑点米カメムシ類といもち病。普及センターやJA職員らが4班に分かれ、観測水田44地点を調査した。カメムシ類のすくい取りで、畦畔(けいはん)や草地で61%と発生密度が高く、水田内では57%でカスミカメムシ類(アカスジカスミカメ)がすくい取られた。JAは「出穂確認後は畦畔の草刈りは控えてほしい。いもち病、カメムシの発生は天候に左右されるので、今後も注意して水田を見回って」と呼び掛けている。
(日本農業新聞)

○8月9日(土) 関東以西、高温に注意 水稲作柄で農水省
 農水省は8日、2008年産水稲の作柄に関する委員会の第2回会合を開いた。委員からは、作柄概況調査(15日現在)を的確に実施するための提言が挙がった。それによると、関東以西は7月以降、高温・多照で推移したため生育が回復、平年並みで推移している、との見込みが報告されたほか、「斑点米カメムシ類の被害への注意が必要」「高温による品質への影響に注意」などとの意見があった。北海道、東北など北日本では7月から高温傾向であるものの日照不足である点が指摘された。@今後の穂数、もみ数、登熟などへの影響A倒伏や病害虫Bいもち病などへの注意が必要、とした。気象面からは、関東以西を中心に高温が続き、日照時間も平年並みかやや多い、と予想されている点に触れながら、「大きな減収要因は今のところ少ない」としながらも、台風などの気象推移に注意するよう促す委員もいた。
(日本農業新聞)

○8月9日(土) 良食味米生産へ 一斉防除呼び掛け 宮城・JA加美よつば
 「買ってもらえる米づくり」に取り組むJA加美よつばは、幼穂形成期から出穂開花期までの管理を徹底し、良食味米の生産につなげようと、今後の水管理と病害虫の一斉防除を生産者に呼び掛けた。県内ではカメムシ注意報が発令され、JAの独自調査でも平年よりカメムシの発生が多い。JAでは適期一斉防除を呼び掛けようと、管内各区域で水稲のあぜ道相談会を開いた。色麻町大村で行なった相談会には生産者14人が参加。職員が幼穂の伸長状況を確認しながらカメムシ防除の徹底と栽培管理を指導した。JAでは6月から10日に一度、管内34カ所の水田で生育調査を実施。結果を基に細やかな栽培指導を行い、良質米生産に取り組んでいる。
(日本農業新聞)


 
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○8月12日(火) 西日本に雨が降らない… 太平洋高気圧とは別の高気圧」の仕業 異常気象分析検討会
 7月以降、少雨が続く西日本で、水がめに深刻な影響が出ている。気象庁や専門家は、この少雨について、ラニーニャ現象の余波で発生した高気圧が西日本を覆ったことが大きな要因と分析する。高気圧は今後2週間程度は西日本にとどまる可能性が高い。気象庁と専門家で構成する、2008年夏の異常気象分析検討会会長で東京大学の木本昌秀教授は、西日本を覆う高気圧は「例年の太平洋高気圧とは別の高気圧」と指摘する。その発生にはラニーニャ現象がかかわっている。同現象は太平洋東部の赤道付近の海面温度が基準値よりも低くなるが、太平洋西部は反動で海面温度が高くなる。現象そのものは6月までに消滅したが、その名残で、太平洋西部に比較的海面温度が高い海域が残った。その海域付近で対流活動が活発化し、対流の流れ込む先の西日本に高気圧を形成している。一方、太平洋高気圧の勢力は平年よりも弱く、日本列島付近に張り出してこない。このため、気圧の境目にできる梅雨前線も平年より北寄りで、勢力も弱いため、西日本への降雨が極端に落ち込む一因となっている。また、発生が確認されたインド洋東部の海面温度が下がる「インド洋ダイポールモード現象(IOD)」なども、西日本の好天や少雨に「間接的な影響を与えている」と木本教授は指摘する。こうした原因を分析した8日の同検討会は、今後2週間の天気について、曇りや雨が一時的にあるが、基本的には晴れる日が多く、気温も平年より高い日が続くと予想している。
(日本農業新聞)

○8月12日(火) 海面温度変化なし エルニーニョ監視速報 気象庁
 気象庁は11日、エルニーニョ監視速報を発表した。太平洋東部赤道付近の7月の海面温度は基準値より0・5度高と前月よりわずかに上昇した。基準値を上回るとエルニーニョ現象の可能性があるが、同庁は「当面、エルニーニョ、ラニーニャ両現象になる可能性は低い」と判断する。判断の根拠となっているのは、隣接する太平洋中部付近の大気循環。気温の低い上層部は西から東、海面に近い下層部では東から西に循環している。このため、「東部の海面温度が上がりにくい状態」(同庁)にあり、当面はこの状態が続く見込みだ。
(日本農業新聞)

○8月14日(木) カメムシ防除に威力、無人ヘリ 1ヘクタール8分で散布 岩手・奥州市江刺区
 江刺無人ヘリ防除連絡協議会は、8月1日から9月8日まで無人ヘリによるカメムシ防除を実施している。7日、奥州市江刺区の佐藤靖悦さんの圃場(ほじょう)には5人の作業員が集まり、オペレーターは機械の操縦と操作のナビゲーションに分かれ散布した。水稲の草丈から約3、4メートル上空にヘリコプターを飛ばし、カメムシ防除の薬剤を約30ヘクタール散布した。オペレーターの話しによると無人ヘリでの散布は、1ヘクタール当たり約8分で散布できるという。今年、無人ヘリ防除資格を取得した及川長悦さんは「同じ散布幅で一定に飛ばすのが難しい」と話し、今後も経験を積み重ねていく。江刺管内では、水稲は983ヘクタール、大豆161ヘクタールを散布予定。
(日本農業新聞)

○8月15日(金) 麦、初検査で全量1等 岩手・JA江刺
 JA江刺は、2008年産麦の初検査をこのほど、奥州市江刺区の種子センターで行なった。江刺管内の営農組合、個人から「ナンブコムギ」フレコン66トン、個袋で65袋が集められ、全量1等となった。農産物検査員が、麦の形質、被害粒、異品種の有無などをチェック。検査員によると今年は比較的、晴天に恵まれたため、雨の被害は少なく、昨年に比べると品質は良く、発芽粒も少ないという。
(日本農業新聞)


 
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○8月21日(木) 7支部で栽培 そば焼酎人気 福島・JAしらかわ
 福島県のJAしらかわ青年連盟は遊休農地などでソバを栽培し、オリジナルそば焼酎「白河浪漫(ろまん)」を造る。青年連盟は地区別の7支部。遊休農地や部員の畑などを借り、支部ごとに合計1ヘクタールでソバを栽培する。オリジナルそば焼酎造りは4年前から。郡山市の酒造会社に依頼し、年間800本ほど仕込む。JAの直売所では1本(720ミリリットル入り)1600円で販売し、売り上げは青年連盟の活動費に充てる。
(日本農業新聞)

○8月22日(金) コシ30年連続1位 値ごろ品種へ誘導進む うるち米品種別作付け
 農水省は21日までに、2008年産水稲うるち米の品種別作付け比率(見込み)を公表した。「コシヒカリ」が37・7%で、30年連続で1位を維持。上位10品種のうち前年産を上回ったのは「ひとめぼれ」「ななつぼし」「つがるロマン」の3品種。前年産より下回ったのは「あきたこまち」「ほしのゆめ」など5品種だった。一方、11〜20位の作付け比率をみると、前年産より順位を上げたのが3品種、下げたのが3品種。

2008年産水稲うるち米(醸造用含む)の品種別の作付け比率(見込み)
順位品種名08年産
見込み
(%)
対前年比
(ポイント)
1(1)コシヒカリ37.70.0
1(2)ひとめぼれ10.60.2
3(3)ヒノヒカリ10.3▲0.1
4(4)あきたこまち8.0▲0.6
5(5)キヌヒカリ3.40.0
6(6)はえぬき3.0▲0.1
7(7)きらら3972.7▲0.3
8(8)ななつぼし2.60.6
9(10)つがるロマン1.70.1
10(9)ほしのゆめ1.4▲0.5
上位10品種計81.4▲0.8
 
順位品種名08年産
見込み
(%)
対前年比
(ポイント)
11(11)まっしぐら1.20.0
12(12)あさひの夢1.10.0
13(13)夢つくし0.90.0
14(15)こしいぶき0.90.2
15(14)あいちのかおり0.80.0
16(18)ハナエチゼン0.60.0
17(17)ハツシモ0.60.0
18(16)ササニシキ0.60.0
19(21)彩のかがやき0.50.1
20(19)日本晴0.50.0
上位20品種計89.1▲0.6
※順位のかっこ内は前年。ラウンドの関係で計と内訳が一致しない場合がある

(日本農業新聞)

○8月26日(火) 飼料稲刈り取り 畜産農家に供給へ 福島・JAみちのく安達
 福島県内のトップを切って、稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)の刈り取りが25日、二本松市内でJAみちのく安達、県、二本松市などの関係者30人が見守る中行なわれた。機械の試運転も兼ね6アールの「チヨニシキ」を刈り取った。9月から本格化し、今後11ヘクタールを収穫、稲WCSは管内の畜産農家に供給される。JA管内の二本松市原瀬地区などで稲WCSを栽培。作付け12ヘクタールのうち、3・5ヘクタールを4月下旬にトラクターで直播(ちょくは)した。
(日本農業新聞)

○8月26日(火) 高気圧弱く冷気流入 8月後半なぜ「肌寒い」 北・東日本
 8月後半に入り、東日本を中心に平年よりも肌寒い日が続いている。気象庁によると、20〜24日までの気温は東日本、北日本で平年より3度以上低い。西日本でも1、2度低い観測地点が大半を占める。日本付近の高気圧が一時的に弱くなっていることが響いている。気温だけでなく、日照時間の少なさも深刻だ。北日本、東日本の太平洋側では平年比4割以下という地域も目立つ。太平洋高気圧の勢力が弱まっており、西日本に渇水をもたらした高気圧も弱い状態だ。その一方、北極周辺を巡回するジェット気流が大きく蛇行し、シベリアや日本近くを通っている。これにより、本来の夏であれば高気圧によってブロックされるはずの冷気がオホーツク海付近を経由し、北日本や東日本に流れ込み、気温の低下や日照不足をもたらしているだた同庁によると、平年よりも肌寒い天気は今月で終わり、9月に入ると太平洋高気圧などの勢力が盛り返し再び冷気の流入を防ぐため、気温は今よりも高くなる見こみだ。
(日本農業新聞)

○8月26日(火) 9月は厳しい残暑 3カ月予報 気象庁
 気象庁は25日、9〜11月の3カ月予報を発表した。日本列島を覆う高気圧の勢力が回復することもあり、気温は平年よりも高めに推移。厳しい残暑と暖かい秋になる見込み。降水量は平年並みが平年より多いとみられる。9月前半は日本を高気圧が覆うため、残暑も厳しく、30度以上の真夏日もある可能性が高い。9月後半から10月にかけては数日終期で天気が変わりやすくなる。11月も天気が変わりやすいが、後半には北日本で一時的ながら寒気の流入が見込まれる。降水量は太平洋側で10月、日本海側で11月から平年よりも多くなる見こみだが、それまでは平年並み見こみ。同庁は「9月前半を中心に局地的な豪雨の可能性もあるが、現在の渇水を解消できるだけの雨が降るとは予想できない」との見方を示す。
(日本農業新聞)

○8月28日(木) 農作物低温に注意 水稲いもち防除を 福島県農総センター
 気温が低く、日照の少ない日が続いていることから、福島県農業総合センターは26日、農作物の低温・日照不足時の技術対策を公表し、注意を呼び掛けている。福島地方気象台によると、30日ごろまで曇りや雨の日が多く、日照の少ない状態が続く見込み。水稲では、21日からの低温や日照不足、降雨により穂いもちの感染リスクが高まっている。このため、上位葉に葉いもちが発生している場合、すぐに追加防除を行なう。稲発酵粗飼料では出穂後30日ごろが刈り取り適期で、早期に土壌を乾かす必要がある。降雨が多くなっているため、暗きょや排水溝を点検し、排水がスムーズに行なえるようにする。
(日本農業新聞)

○8月28日(木) 31日ごろから日本海側高温に 気象庁
 仙台管区気象台は26日、31日ごろからの1週間は東北の日本海側でかなり高温になる可能性が高いと発表した。農作物の管理に注意を呼び掛けている。同気象台によると、東北地方では現在、気温の低い状態が続いているが、今後は日本の東で太平洋高気圧が強まり、東北日本海側では高温となる。31日ごろからの1週間、日本海側では気温が平年より2、3度以上高くなる見込み。東北の太平洋側では湿った東よりの風の影響を受ける見込みで、気温が平年よりかなり高くなる確率は低い。
(日本農業新聞)

○8月29日(金) 水稲作柄「やや良」 青森、秋田、山形、福島 岩手、宮城は「平年並み」 15日現在
 東北農政局は28日、2008年産水稲の作柄概況(15日現在)をまとめた。青森、秋田、山形、福島県が「やや良」。7月19日の梅雨明け以降、日照不足が続き岩手、宮城は「平年並み」となった。全もみ数の多さと登熟の具合から、作柄を判断した。
 青森県は、5月下旬から6月上旬の低温に必要な穂数が確保できなかった。7月に入り、日照不足が続いたが、気温が平年並みだったため、穂数が少ないことによる補償作用によって、全もみ数がやや多い。登熟は平年並み。岩手県は、7月下旬に気温、日照時間が平年を下回ったが、8月上旬に回復。穂数は茎数がやや多く、1穂当たりのもみ数がやや少ないため、全もみは平年並み。登熟は平年並み。秋田は、6月後半以降気温が高めで、日照にも恵まれて、全もみ数が多いが、登熟がやや不良。宮城は、5月中旬から6月上旬の低温、日照不足などにより、平年より少ない穂数の補償作用などにより、全もみ数がやや少なくなった。登熟は、出穂後の気温が高くやや良。福島は、全もみ数が平年並みで登熟がやや良。山形は、全もみ数がやや多く登熟が平年並み。
 「これから登熟が進むため、今後の気象によって作柄は変わる」と農政局は話す。
(日本農業新聞)

○8月30日(土) 丈夫で多収 水稲「ゆめおばこ」 秋田県農試参観デー
 秋田県農林水産技術センター農業試験場は29日、秋田市雄和の試験場敷地内で2008年度農業試験場参観デーを開いた。県が育成した新品種の紹介や試食、新しい農業技術・機械の展示のほか試験圃場(ほじょう)を公開した。新品種の紹介では、試験場の担当者が、県が育成したメロンやスイカ、水稲の品種特性を説明。このうち、水稲では、今年4月に県の奨励品種となった「ゆめおばこ」を紹介。ほかの品種と比べ、倒伏や病害虫に強く、収量も「あきたこまち」より多いという品種特性について紹介したほか、多肥栽培を避け、適期収穫を心掛けることなど栽培管理上の留意点も説明した。会場には、県内の農家や農業関係者が多く訪れ、新しい品種や農業機械などに関心を示していた。参観デーは、30日午後3時まで。
(日本農業新聞)

 
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