水稲冷害研究チーム

早期警戒情報



1997年早期警戒情報(8月9日)

No.19


仙台管区気象台が8月8日に発表した向こう1か月の予報によると、低気圧や秋雨前線の影響でぐずついた天候になり、気温も平年より低いと、次のように予報されています。

<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年より低い可能性が大きい見込みです。
・降水量は平年より多い可能性が大きい見込みです。
・日照時間は平年より少ない可能性が大きい見込みです。

○ 8月9日(土)から8月15日(金)
気圧の谷や前線の影響で、北部を中心に天気がぐずつく日が多い。
 平均気温は平年並みの見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 8月16日(土)から8月22日(金)
低気圧や前線の影響で、天気のぐずつく時期がある。
 平均気温は平年より低い見込み。
○ 8月23日(土)から9月5日(金)
低気圧や前線の影響で、天気のぐずつく時期がある。
平均気温は平年より低い見込み。

<予報の信頼度>
 向こう1か月:大きい、2週目:小さい、3〜4週目:小さい

 8月9日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。

 このように、ほぼ全域で気温は平年よりやや高く推移し、日本海側では日照不足が続いています。
東北地域の水稲は減数分裂期から出穂・開花期にあります。
1か月予報では、第1週目の気温は平年並みと予報されています。最大の冷害危険期である減数分裂期は、ほぼ全域で障害となるような低温を受けことなく経過するものと予想されます。
今後は、いもち病と倒伏の防止が最も重要な技術課題となります。稲体の健全化と品質向上のため間断灌漑の励行と早期落水防止ならびに穂いもちの徹底防除について、各県の技術指導や予察情報を参考にして、天候の変化に応じた適切な栽培管理が求められます。

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