水稲冷害研究チーム

早期警戒情報



1997年早期警戒情報(8月15日)

No.20


仙台管区気象台が8月15日に発表した向こう1か月の予報によると、オホーツク海高気圧の影響で太平洋側では天気がぐずつき、気温も平年より低いと、次のように予報されています。

<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年より低い可能性が大きい見込みです。
・降水量は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・日照時間は、日本海側では平年並み、太平洋側では平年より少ない可能性が大きい見込みです。

○ 8月16日(土)から8月22日(金)
オホーツク海高気圧の影響で太平洋側では天気がぐずつき、期間の終わりには日本海側でも天気がくずれる。
 平均気温は平年より低い見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 8月23日(土)から8月29日(金)
オホーツク海高気圧の影響により天気のぐずつく時期がある。
 平均気温は平年並みの見込み。
○ 8月30日(土)から9月12日(金)
天気は周期的に変化する。
平均気温は平年並みの見込み。

<予報の信頼度>
 向こう1か月:小さい、2週目:小さい、3〜4週目:小さい

 8月15日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。

このように、ほぼ全域で日照不足となり、8月13日からオホーツク海高気圧が張り出し、太平洋側を中心に気温の低い状態が続いています。特に、冷害危険度地帯1,4,6,8では最高気温が25度以下、また最低気温が17度近くまで下がっています(冷害危険度地帯区分参照)。1か月予報によると、第1週目の前半はオホーツク海高気圧の影響で気温の低い状態がさらに続くと予想されています。
これらの地帯では、水稲は出穂・開花期前後にあります。開花受精に障害が出はじめる気温は最高気温25度、最低気温15度といわれています。この限界気温以下の日が長く続くと受精障害が心配されます。また、低温により開花・受精時期が遅れると、生育の遅延に影響します。各県の技術指導情報を参考に、天候の推移に応じて保温的水管理に努める必要があります。
 なお、青森県では「水稲生産指導臨時情報(低温に対する技術対策)」が8月13日付けで出されています。

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