水稲冷害研究チーム

早期警戒情報



1997年早期警戒情報(8月23日)

No.21


仙台管区気象台が8月22日に発表した向こう1か月の予報によると、期間の前半はオホーツク海高気圧の影響で太平洋側では天気がぐずつき、気温も平年より低いと、次のように予報されています。

<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・降水量は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・日照時間は平年並みの可能性が大きい見込みです。

○ 8月23日(土)から8月29日(金)
明後日(24日)気圧の谷が通過した後、日本海側ではおおむね晴れるが、太平洋側ではオホーツク海高気圧の影響で曇りの日が多い。
 平均気温は平年より低い見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 8月30日(土)から9月5日(金)
天気は周期的に変化するが、前線の影響により天気のぐずつく時期がある。
 平均気温は平年並みの見込み。
○ 9月6日(土)から9月19日(金)
天気は周期的に変化する。
平均気温は平年並みの見込み。

<予報の信頼度>
 向こう1か月:小さい、2週目:小さい、3〜4週目:小さい

 8月23日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。
このように、オホーツク海高気圧や前線の影響で太平洋側を中心に日照が少なく気温の低い状態が続いています。特に、冷害危険度地帯1,2、4,6,7、8では最高気温が25度前後、また最低気温が17度近くまで下がっています(冷害危険度地帯区分参照)。1か月予報によると、第1週目はオホーツク海高気圧の影響で日照不足と気温の低い状態がさらに続くと予想されています。また、気象庁は22日、北日本(北海道と東北地方)に低温と日照不足に関する気象情報を出して、特に、北海道全体と東北地方の太平洋側で低温、寡照の状態が今後1週間ほど続く見込みで、農作物の管理に注意を呼びかけています。
これらの地帯では、水稲は出穂・開花期前後から登熟初期にあります。低温による受精障害、登熟の遅延、さらには品質の劣化等が懸念されます。各県の技術指導情報を参考に、天候の推移に応じて保温的水管理に努める必要があります。
また、天候がぐずついているため、穂いもちの発生も懸念されます。各県の予察情報を参考に防除を徹底する必要があります。

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