水稲冷害研究チーム
早期警戒情報
1997年早期警戒情報(9月6日)
No.23
仙台管区気象台が9月5日に発表した向こう1か月の予報によると、この期間は日本付近は気圧の谷となり寒気が入りやすく、低気圧や前線の影響を受け、ぐずつく時期があると、次のように予報されています。
<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年より低い可能性が大きい見込みです。
・降水量は、日本海側では平年より多く、太平洋側では平年並みの可能性が大きい見込みです。
・日照時間は平年並みの可能性が大きい見込みです。
○ 9月6日(土)から9月12日(金)
天気は周期的に変化する。気圧の谷が通る明後日(7日)から8日と10日頃は曇りや雨となり、その他の日はおおむね晴れる。
平均気温は平年並みの見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 9月13日(土)から9月19日(金)
低気圧や前線の影響で、曇りや雨の日が多い。
平均気温は平年より低い見込み。
○ 9月19日(土)から10月3日(金)
天気は周期的に変化するが、ぐずつく時期がある。
平均気温は平年より低い見込み。
<予報の信頼度>
向こう1か月:大きい、2週目:小さい、3〜4週目:小さい
9月6日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。
- 地帯1:気温(平均−最高−最低)23.6−28.9−19.3度。日照5.8時間。平均気温は平年より2.0度、最高気温は3.2度、最低気温は1.1度高く推移。日照時間は平年より2.4時間多く推移。
- 地帯2:気温(平均−最高−最低)21.7−26.2−17.9度。日照5.4時間。平均気温は平年より1.0度、最高気温は1.2度高く推移。日照時間は平年並みで推移。
- 地帯3:気温(平均−最高−最低)22.2−26.3−18.1度。日照4.7時間。気温は平年並みで推移。日照時間は平年並みで推移。
- 地帯4:気温(平均−最高−最低)21.6−25.9−17.6度。日照4.5時間。平均気温は平年より1.3度、最高気温は1.3度高く推移。日照時間は平年並みで推移。
- 地帯5:気温(平均−最高−最低)23.1−27.8−18.8度。日照5.1時間。平均気温は平年より1.0度、最高気温は1.1度高く推移。日照時間は平年並みで推移。
- 地帯6:気温(平均−最高−最低)22.1−27.2−17.5度。日照5.4時間。平均気温は平年より2.0度、最高気温は3.1度、最低気温は1.0度高く推移。日照時間は平年より2.0時間多く推移。
- 地帯7:気温(平均−最高−最低)23.1−28.0−19.0度。日照5.7時間。平均気温は平年より1.6度、最高気温は2.5度高く推移。日照時間は平年より2.5時間多く推移。
- 地帯8:気温(平均−最高−最低)21.3−25.1−17.8度。日照5.0時間。平均気温は平年より1.3度、最高気温は2.0度、最低気温は1.6度高く推移。日照時間は平年より1.7時間多く推移。
このように、気温は平年並みから高く日格差も大きく、また日照時間も平年より多く推移し、水稲の登熟には好適な条件が続いています。
東北地域の水稲は現在登熟初期から中後期にあります。地域・品種によってはお盆の低温で登熟が遅れているものもあります。今後は、稲体の健全化と品質向上のため間断灌漑の励行と早期落水防止等、各県の技術指導や予察情報を参考にして、天候の変化に応じた適切な栽培管理が求められます。
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