水稲冷害研究チーム
早期警戒情報
1997年早期警戒情報(9月20日)
No.25
仙台管区気象台が9月19日に発表した向こう1か月の予報によると、この期間の第1週目は前線や気圧の谷の影響で天気がぐずつく時期があり、気温は平年より低いと、次のように予報されています。
<概 要>
向こう1か月についてみると、
・平均気温は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・降水量は平年並みの可能性が大きい見込みです。
・日照時間は平年並みの可能性が大きい見込みです。
○ 9月20日(土)から9月26日(金)
前線や気圧の谷の影響で、曇りや雨の日が多い。
平均気温は平年より低い見込み。(詳細は週間天気予報を参照)
○ 9月27日(土)から10月3日(金)
天気は周期的に変化するが、ぐずつく時期がある。
平均気温は平年並みの見込み。
○ 10月4日(土)から10月17日(金)
天気は周期的に変化する。
平均気温は平年より高い見込み。
<予報の信頼度>
向こう1か月:小さい、2週目:小さい、3〜4週目:小さい
9月20日現在における冷害危険度地帯別にみた過去7日間の平均的な気象経過は、次の通りです。
- 地帯1:気温(平均−最高−最低)17.7−20.2−15.2度。日照0.1時間。最高気温は平年より2.7度低く推移。日照時間は平年より3.5時間少なく推移。
- 地帯2:気温(平均−最高−最低)17.2−20.3−14.0度。日照0.9時間。最高気温は平年より2.1度低く推移。日照時間は平年より3.8時間少なく推移。
- 地帯3:気温(平均−最高−最低)17.9−20.9−14.8度。日照0.8時間。最高気温は平年より1.9度低く推移。日照時間は平年より3.7時間少なく推移。
- 地帯4:気温(平均−最高−最低)16.9−20.4−13.3度。日照0.8時間。最高気温は平年より2.0度低く推移。日照時間は平年より3.8時間少なく推移。
- 地帯5:気温(平均−最高−最低)18.3−20.8−15.8度。日照0.3時間。最高気温は平年より2.8度低く推移。日照時間は平年より4.2時間少なく推移。
- 地帯6:気温(平均−最高−最低)16.6−19.4−13.6度。日照0.1時間。最高気温は平年より2.2度低く推移。日照時間は平年より3.6時間少なく推移。
- 地帯7:気温(平均−最高−最低)17.4−19.9−15.1度。日照0.2時間。平均気温は平年より1.0度、最高気温は平年より2.8度低く推移。日照時間は平年より3.7時間少なく推移。
- 地帯8:気温(平均−最高−最低)17.4−20.2−13.7度。日照1.5時間。最高気温は平年より1.5度低く推移。日照時間は平年より3.2時間少なく推移。
このように、最高気温は平年よりかなり低く、また日照不足の状態で推移しています。水稲の登熟には好ましくない状況です。東北地域の水稲は現在登熟後期から成熟期にあります。地域・品種によっては収穫が始まる時期となってきました。
今後1週間、天気はぐずつき、気温の低い状態がしばらく続く見込みです。地域・品種によっては登熟が遅れる可能性が予想されます。
品質向上のために適期刈り取りの励行が求められています。各県の技術指導情報を参考に、刈り取り適期を適正に判定することが重要です。
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