<中通り版>
茎数の早期確保と葉いもちの予防を!
@分げつ促進のための水管理の徹底 A置き苗の早期処分と葉いもちの予防
1.移植栽培の当面する技術ポイント
@分げつ促進のための水管理の徹底
1)5月中旬まで低温や強風の日が続いたため、活着は早植えほど不良である。今後も浅水管理を中心に気象条件に対応した水管理で早期に目標茎数の確保を図る。
2)初期の生育ムラは田面の高低差の大きい圃場ほど多いので、高低差がつかないように波板等で水深を適正に調節する。
3)稲わら等の未熟有機物施用田では、暖かい日(平均気温15℃以上)に行う中耕が茎数確保に有効である。また、中期除草剤散布予定の場合は、使用4〜5日前に中耕を行うと除草効果が高まる。
4)5月下旬の土壌NH4−Nの発現は、わら土改区(基肥N0.3kg/a)で2.76mg/乾土100gあり、今後も窒素の急激な低下はないと予想される。6月中の窒素追肥は、側条施肥で退色が早い場合以外は避ける。
A置き苗の早期処分と葉いもちの予防
1)補植用の置き苗は、葉いもちの発生源になるため早急に処分する。
2)葉いもちの粒剤による予防散布は、遅くとも6月中に実施する。
B初期病害虫の適期防除
1)イネミズゾウムシやイネドロオイムシなどの初期害虫は、発生状況により防除を行う。特に、イネヒメハモグリバエの産卵が平坦部で例年より多く、今後山間部や直播栽培田では注意する。
2)黄化萎縮病の常発地では冠・浸水後はもちろん、発生をみたら早期にメタラキシル剤による防除を行う。使用時期は6月いっぱいとする。
C除草対策
1)表土剥離、アオミドロ等は水温の上昇を妨げ、分げつの発生を抑制するので、発生の多い水田ではACN剤を散布する。
2)一発剤でノビエが残存した圃場ではシハロホップブチル剤(剤型により、ノビエの殺草限界が異なるので注意)や中期剤により処理するが、SM剤の高温時(30度以上)や低温時(17度以下)の薬害には十分注意する。
2.直播栽培の当面する技術ポイント
1)湛水直播ではイネ5葉期頃に後発のヒエなどが認められたら、中期剤等を散布する。
2)乾田直播では入水前にヒエなどの残草が認められたら、茎葉処理剤を散布し、入水後に通常の一発剤等を散布する。
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<会津版>
基本技術を励行し、安定多収・良質良食味の会津産米の更なる向上を図ろう
1.移植栽培における当面の技術対策のポイント
浅水管理で有効茎の早期確保に努めよう。葉いもち病の防除を徹底しよう。
1)水 管 理:5月6半旬の好天により生育は回復してきている。極端な低温や強風 時以外は浅水管理とし、昼間止水、夜間灌漑により有効茎の早期確保に努める。冷水地帯では温水ホース等を利用し、水温上昇を図る。掛け流しは穂数の減少と出穂遅延につながるので絶対にしない 。
2)施肥管理 :分げつ期の窒素の追肥は、基肥を計画的に減肥した所以外は原則としてしない。
3)葉いもち病:水田放置苗(挿し苗)は葉いもち病の感染源になるので直ちに除去 防除する。 昨年はいもち病が多発しており、伝染源量が多いと予想される。気象台によると、6月中旬以降は曇りや雨の日が多いと予想されているので、葉いもち病の多発が懸念される。いもち常発地帯や昨年発生が多かった地域では6月15日〜20日に粒剤により予防する。
4)害虫防除 :イネミズゾウムシの侵入盛期は平年並である。箱施薬していない水田では水面施用剤により防除する。イネヒメハモグリバエの多発が予想されている。山間高冷地では発生に注意し、発生をみたら防除に努める。
5)雑草防除 :一発剤は、ノビエの殺草限界葉齢を確認し、遅れないように散布する。表層剥離、藻類は水温上昇の妨げになるので、発生が多い圃場ではACN剤を散布する。
2.湛水直播栽培における当面の技術対策のポイント
1)水管理:@生育促進のために、極端な低温や強風の日を除き浅水〜間断灌漑を継続し、地温の上昇を図る。A強還元田や湿田では4〜5葉期に3日程度落水し、発根を促進させる。
2)肥培管理:@基盤整備直後田等の基肥無施用田では、基肥計画量を一度に施用せず、6月5日頃までに半量、5〜6葉期(6月15日〜25日)に半量施用する。A基肥施用田では分げつ期の追肥はしない。
3)雑草防除:@ノビエが残草した場合は、ノビエ3葉期までにシハロホップブチル剤を深水状態で散布する。MCPBを含む中期剤を使用する場合にはイネ5葉期以降とする。Aヒエ以外の広葉雑草が残草した場合は、ベンタゾン剤で防除する。B表層剥離の発生が多い圃場では1日〜2日程度落水する。
4)害虫防除:@イネミズゾウムシの防除は6月5日頃までに行う。A本年多発が予想されているイネヒメハモグリバエの発生に注意し、発生をみたら防除に努める
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<浜通り版>
茎数の早期確保と葉いもちの予防を!
1 当面する技術ポイント
@分げつ促進のための水管理の徹底
1)5月中旬まで低温や強風の日が続いたため、活着は早植えほど不良である。今後も浅水管理を中心に気象条件に対応した水管理で早期に目標茎数の確保を図る。
2)初期の生育ムラは田面の高低差の大きい圃場ほど多いので、高低差がつかないように波板等で水深を適正に調節する。
3)稲わら等の未熟有機物施用田では、暖かい日(平均気温15度以上)に行う中耕が茎数確保に有効である。また、中期除草剤散布予定の場合は、使用4〜5日前に中耕を行うと除草効果が高まる。
4)5月下旬の土壌NH4−Nの発現は、わら土改区(基肥N0.3kg/a)で2.76mg/乾土100gあり、今後も窒素の急激な低下はないと予想される。6月中の窒素追肥は、側条施肥で退色が早い場合以外は避ける。
A置き苗の早期処分と葉いもちの予防
1)補植用の置き苗は、葉いもちの発生源になるため早急に処分する。
2)葉いもちの粒剤による予防散布は、遅くとも6月中に実施する。
B初期病害虫の適期防除
1)イネミズゾウムシやイネドロオイムシなどの初期害虫は、発生状況により防除を行う。特に、イネヒメハモグリバエの産卵が平坦部で例年より多く、今後山間部や直播栽培田では注意する。
2)黄化萎縮病の常発地では冠・浸水後はもちろん、発生をみたら早期にメタラキシル剤による防除を行う。使用時期は6月いっぱいとする。
C除草対策
1)表土剥離、アオミドロ等は水温の上昇を妨げ、分げつの発生を抑制するので、発生の多い水田ではACN剤を散布する。
2)一発剤でノビエが残存した圃場ではシハロホップブチル剤(剤型により、ノビエの殺草限界が異なるので注意)や中期剤により処理するが、SM剤の高温時(30度以上)や低温時(17度以下)の薬害には十分注意する。
D直播栽培のポイント
1)湛水直播ではイネ5葉期頃に後発のヒエなどが認められたら、中期剤等を散布する。
2)乾田直播では入水前にヒエなどの残草が認められたら、茎葉処理剤を散布し、入水後に通常の一発剤等を散布する。
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