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新稲作情報 第5号
<浜通り版>
平成8年8月8日
発行:福島県新稲作情報編集会議
編集:福島県農業試験場相馬支場
穂いもち防除と水管理の励行を!!
@穂いもちの徹底防除
A早期落水防止による穂いもち防除と品質向上
Bカメムシ類の防除
1 当面する技術ポイント
@今後の生育予想
(1)出穂期は初星・ひとめぼれがほぼ平年並みで、コシヒカリも平年並みとなる見込みである。
(2)稈長は平年並み、籾数も平年並みを確保すると予想される。
(3)刈り取り時期は平坦部の初星・ひとめぼれで9月中旬と予想される。
Aいもち病防除
(1)葉いもちは梅雨明け後小康状態にあるが、今後の気象条件により進展する可能性もあるので注意する。現在、上位葉に病斑が認められる水田では、引き続き防除を徹底する。
(2)穂いもち用に粒剤を施用しなかった水田では、出穂直前、穂揃い期、傾穂期の薬剤散布を徹底する。
B早期落水防止による品質向上
(1)開花後の水管理は間断灌がいを基本とし、登熟向上に努める。強風時には深水とし、風害を防ぐ。
(2)早期落水は穂いもちの発生を助長し、また米質の低下を招くため適期落水(出穂後35日頃)を守る。特に、葉いもち発生田で早期落水すると、穂いもちが急増するので注意する。
(3)用水の不足気味の地帯では、減数分裂期〜出穂期に重点をおいて灌漑する。
Cカメムシ類の防除
(1)各種カメムシが混発している場合ので、有機燐とカーバメートの混合剤を使用する。防除時期は出穂後7日と16日の2回で、広域的に行うと効果が高い。
D直播栽培のポイント
「直播共通」
(1)ひとめぼれの出穂期は、移植水稲より10日〜2週間遅い8月20日頃と予想される。
(2)葉いもちや紋枯病、イネツトムシの発生に注意し、適期に防除する。
(3)穂いもち防除は稲の生育ステージ(Aいもち病防除の項参照)に合わせて行う。
「湛水直播」
(1)間断灌漑を継続して、できるだけ田面の固化に努める。
「乾田直播」
(1)収穫期まで間断灌漑を継続する。早期の落水は登熟を停止させ、品質の低下が著しくなる。
(2)葉色の低下が著しい場合には補い肥を施用する。
2 気象経過と今後の予想
(1)気象経過:気温は7月5半旬に最高気温、8月1半旬に最低気温が低かったが、それ以外は高めに推移。日照時間は7月5半旬が少なかった。
(2)今後の予想
8月10日〜8月16日:この期間の平均気温は平年より低い見込みです。
8月17日〜8月30日:この期間の平均気温は平年並みの見込みです。
ーあぜ道ー
今年も稲が出穂する時期になり、私は浜通りで7年目の夏を迎えた。6年も昔のことは鮮明には記憶にないが、この6年間、なんの心配もなく安心して稲の生育を見守ってきた記憶がない。ほとんどがいもち病か低温で悩まされてきた。
しかし今年は、田植え後の低温や水不足等があったが、なぜか私自身、いつもの年よりも心配の度合いはない。過去6年間いろんなことを経験してきて、「なるようにしかならない」という気持ちがあるからだろうか。
たしかに今年はいもち病の発生は少ないし、低温の時期も一時的だった。水不足が深刻な地域もあるが、たまの降雨でなんとかここまで凌いでる。今年も問題は若干あるが、ここまでは比較的順調に生育してきている。
ここまでのペースで収穫を迎えたいが、そうは問屋が卸さないだろう。カメムシ、台風、秋の長雨、etc。
この先何かがありそうだ。
JA福島中央会 KEN
◎次号発行は9月5日予定◎
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