水稲冷害研究チーム
青森県稲作指導情報
なお,詳しい内容に関する問い合わせは青森県にお願いいたします.
青森県稲作指導情報第6号(6月25日)
青森県農業生産対策推進本部
−作業のポイント−
○ 稲の生育を促進し、分げつを確保するため、昼間止水、夜間灌漑の基本を守り、高温時は浅水(3cm程度)、低温時はやや深水(5〜6cm)にするなど、天候の推移に応じたきめこまかな水管理を実施する。
○ イネドロオイムシなど害虫の発生に注意し、適期防除を行う。
○ 葉いもち発生の恐れがある圃場では、予防防除を行う。
○ 葉色が淡くても、つなぎ肥は行わない。
<これからの農作業と管理>
生育が遅れているので、水管理に細心の注意を払い、生育促進や分げつ確保に努める。
- 水管理
- 高温時は3cm程度の浅水にして水温と地温の上昇を図り、積極的に分げつの発生を促進させ、低温の日は5〜6cm程度のやや深水にして保温に努める。
- 灌漑方法は、昼間止水・夜間灌漑とし、掛け流しは行わない。
- 株当たり茎数20本程度を確保した水田では、週間天気予報等を参考にして天候の良い日を選び中干しを行う。また、生育が遅れ茎数が不足している場合や低温が続く場合には、中干しは行わない。
- 中干しは田面に軽くひび割れが入る程度とし、幼穂形成期前には必ず終了することにし、実施中に低温が続くことが予想される場合は、直ちに中止して入水する。
- 低温時に深水管理ができるように、日ごろから水田を良く見回り、畦畔を補強する。
- 肥培管理
- 幼穂形成期前の追肥(つなぎ肥)は、生育を遅らせるとともに、過繁茂となり倒伏や病害虫等の発生原因となるので、絶対に行わない。
- 深層追肥は食味の低下を招くので絶対に行わない。
- 病害虫防除
- イネドロオイムシ
イネドロオイムシによる食害は、稲の生育遅延を助長するので、発生状況に応じ、適期に防除する。
- イネカラバエ
イネカラバエによる食害は、減収だけでなく、著しい偏形粒、くびれ粒、茶米等が発生し、品質低下を招くので、適期に防除する。
- いもち病
例年葉いもちの発生する水田や、「ユメコガネ」「かけはし」等のいもち病に比較的弱い品種を作付している水田では、6月末から7月初旬にオリゼメート粒剤による予防防除を実施する。
また、圃場に奉仕されている補植用の苗は、葉いもちの感染源となるので速やかに処分する。
- 雑草防除
- 多年生雑草のミズガヤツリ、オモダカ、シズイなどが多く残っている水田では、ペンタゾンおよびその混合剤を散布する。
- 例年藻類や表土剥離が多発生し、生育に支障がある場合は、発生初期に効果の高い除草剤を散布する。
- 多年生雑草やヒエ等の発生が少ない場合は、拾い草をする。
- 調整水田の管理
調整水田に多年生雑草が多く残っている場合は、翌年の発生源にならないよう中・後期除草剤で除草する。
次回の発行予定日は7月3日です。
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