水稲冷害研究チーム

岩手県技術情報

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水稲移植前後の低温技術対策(5月22日)

岩手県農村振興課

曇りや雨の日が多く、最高気温が低い状態が続いており、この低温は5月26日頃まで続く見込みである(盛岡地方気象台)ことから、以下の点に留意し指導を徹底してください。
  1. 移植:低温時の移植は避け、気温が回復してから移植する。移植する場合は、深植えにならないようにする。
  2. 移植後の管理:移植後の活着を促進するため、低温時には苗の葉先が出る程度の深水管理をする。ただし、日照がある場合は浅水にし、水温の上昇を図る。この場合は、気温・灌漑水温・水田内水温等を確認・比較検討し、水田水温が最も高くなるような水管理をする。また、畦畔をよく見回り、ネズミ等の穴をふさぐなどし、漏水防止に努める。
  3. 老化苗防止:低温により移植を遅らせる場合は、苗が老化したり草丈が伸びて過繁茂になり易いことから、できるだけ潅水を控えるとともに、葉色が低下してくることから窒素追肥(箱当たり成分1g)をする。
  4. 移植後の雑草防除:雑草の発生状況としては、ノビエ等雑草の発生時期は平年並みからやや早くなっています。5月13日移植−5月21日(+8日)でノビエ1.5葉程度。(県農業研究センター銘柄米開発研究室、江刺市)低温により移植を遅らせたり、活着が遅れたことにより除草剤散布を控えている場合の雑草防除は以下の通りとする。
    1. 除草剤の中には異常低温(平均気温12〜13度以下)で薬害を生じ易い剤が多いことから、雑草防除基準を参考にして薬害の少ない剤の使用を進める。
    2. 低温でもノビエ等の雑草は発生・伸長するので、特に当初の計画より移植を遅らせ、代掻き後の日数が長くなった場合に、除草剤の殺草幅を超えてしまう恐れがある。そこで、除草剤の散布は移植後日数のみによることなく、必ずノビエの葉齢を確認し、殺草幅以内の除草剤を使用するよう指導する。具体的には、活着後にノビエの殺草葉齢の高い初・中期一発処理剤の使用を進める。

 
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