水稲冷害研究チーム

1997年宮城県技術情報

 なお,詳しい内容に関する問い合わせは宮城県にお願いいたします.

稲作情報第1号(6月3日)

宮城県農業センター

<これからの栽培管理の要点>
  1. 補植用残り苗の処分
     補植用の残り苗は葉いもちの伝染源となるので、直ちに取り除くか土中に埋める等の処分をする。
  2. 初期生育を確保するための水管理
    水深は水田地表面温度が最も高くなる2〜3cmとし、分げつの発生を促す。なお、低温や強風が予想される時は5〜6cmの深水とする。漏水個所の補修等により水の有効利用を図る。
  3. 効果を高める除草剤の使い方
    1. 田植え期から気温が高めに経過していることから雑草の発生時期も早くなることが予想される。除草剤は雑草の発生状況を良く観察し、適期に散布する。散布後は効果を高めるため、水深3〜5cmで4〜5日間保つ。
    2. 1kg粒剤は必ず散布機の吐出量の調整・確認を行い、均一散布に心がける。
    3. 中耕を行う場合は、除草剤散布の3日前から10日後とする。なお、一発処理剤を使用した水田では処理後20日以降に実施する。
  4. 本年の乾土効果は多めなので追肥に注意
    本年の乾土効果による土壌窒素発現は多いと予想される。土壌型によっては生育過剰となる恐れがあるので追肥には注意を要する。
  5. イネミズゾウムシとイネドロオイムシの発生と防除
    1. イネミズゾウムシの防除発生量は平年並みの見込みで発生時期は早まる見込み。本田における防除要否の目安は、見直され、成虫の本田侵入最盛期に畦畔際2m程度の成虫密度が100株当たり130頭程度となった(発生予察情報第2号参照)。
    2. イネドロオイムシの防除発生量は平年並みの見込み。防除の目安は、成虫の本田侵入盛期の虫数で100株当たり25頭あるいは産卵盛期の卵塊数で100株当たり80個である。
    3. 害虫の発生時期は気象の経過等により変化することもあるので、必要に応じて速やかに防除する。
次回発行予定日:6月12日

 
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