発生予報第3号 平成8年6月3日
【予報の要点】
水稲 葉いもちの発生がやや多いと予想される。補植用余り苗は発病しやすいので、早めに埋没処分する。本田での早期発見に努め病斑が確認されたら直ちに薬剤散布する。
害虫の発生時期は全般にやや遅いと見込まれる。イネクビボソハムシは県北・中央部でやや多い発生が予想されるので、前年発生の多かった地域ではほ場をよく観察し、適期に防除する。
1.葉いもち(全般発生開始期)
〇全般発生の時期:平年並(前年より遅い)
〇発生量:やや多い(前年並)
(1)予報の根拠
ア、6月は曇りや雨の日が多いが、気温・降水量とも平年並と予報されている。イ、前年の穂いもちの発生がやや多かったこと、苗代末期がやや高温で経過したことから、苗いもちによる持ち込みがやや多いと予想される。
(2)防除上注意すべき事項
ア、補植は早期に実施し、補植用余り苗は直ちに埋没して処分する。
イ、全般発生開始期(平年7月6日)前に病斑が確認されたら直ちに薬剤散布する。
ウ、オリゼメート粒剤は6月20〜25日をめどに散布する。
エ、今後の気象経過や発生状況に応じて緊急防除が必要な場合も考えられるので、予察情報に注意する。
2.イネクビボソハムシ(イネドロオイムシ)
〇発生時期:やや遅い(前年並)
〇発生量:県北・中央部:やや多い(前年よりやや多い)
県南部:平年並(前年並)
(1)予報の根拠
ア、5月の気温は低めに経過し、6月は平年並に曇りや雨の日が多いと予報されている。
イ、前年の新成虫の発生が県北・中央部でやや多く、県南部で平年並であったため、越冬量は県北・中央部でやや多く、県南部で平年並と推定される。
(2)防除上注意すべき事項
ア、前年発生の多かったほ場では成虫密度が高まっていると考えられるので、ほ場をよく観察する。
イ、イネミズゾウムシ対象として箱施用剤を使用したほ場では防除の必要はない。ウ、由利郡沿岸部、南秋田郡、山本郡の一部地域で有機リン系やカーバメート系の薬剤に対する感受性の低下がみられるので、この地域で箱施用にアドマイヤー箱粒剤を使用しなかった場合は、合成ピレスロイド系の薬剤を茎葉散布する。
3.イナゴ類
〇発生時期:平年並(前年並)
〇発生量:やや多い(前年並)
(1)予報の根拠
ア、5月の気温は低めに経過し、6月の気温は平年並と予報されている。
イ、近年、発生密度の高まりと発生地域の拡大が認められる。
(2)防除上注意すべき事項
防除は幼虫ふ化揃い期(通常7月中旬)以降に行なう。
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