○病害虫発生予報情報 発生予報第2号(4月26日)
[概況]
◎苗立枯病の発生が多,細菌病類の発生量がやや多いと予想されます.きめ細かな温度管理・灌水管理に心がけましょう.
◎いもち病の伝染源量が多いと予想されます.育苗期防除を徹底し,本田の早期発生を予防しましょう.
1.苗立枯病(ムレ苗を含む):県下全域,発生時期「育苗後期」,発生量は多い.
1)予報の根拠
(1)4月が低温に経過したことで,播種後の生育が遅れており,苗立枯病の発生が確認されている.
(2)5月の天候は周期的に変わる予報であることから,低温あるいは高温による障害が現れやすくなる.
2)防除上の注意
(1)ハウス内温度は,日中は25度以上,夜間は5度以下にならないよう管理するとともに,過度の灌水をさける.
(2)育苗期のいもち病感染を予防し,本田への持ち込みを防ぐため,育苗期防除を実施する.
(3)移植適期葉齢に達した苗は早めに移植し,育苗日数を長引かせない.
(4)トリコデルマ,リゾプス属菌が多発した場合は,ベンレートT水和剤20の1000倍液をかん注する.
2.細菌病類(もみ枯細菌病,苗立枯細菌病):県下全域,発生時期「育苗後期」,発生量はやや多い.
1)予報の根拠
(1)平成7年度産籾の保菌調査で保菌率が高い.
(2)細菌病対策の防除が広く行われた.
(3)5月の気温は平年並みで,日照時間は多いと予報.
2)防除上の注意
(1)ハウス内温度は,日中は25度以上,夜間は5度以下にならないよう管理するとともに,過度の灌水をさける.
(2)育苗期のいもち病感染を予防し,本田への持ち込みを防ぐため,育苗期防除を実施する.
(3)移植適期葉齢に達した苗は早めに移植し,育苗日数を長引かせない.
(4)発病苗はすぐに棄却し,本田に移植しない.
3.いもち病:県下全域,発生時期「育苗後期」,発生量はやや多い.
1)予報の根拠
(1)前年,穂いもちが多発したことから,種子の保菌率は高く,また被害わら・籾殻等の伝染源は多いと考えられる.
(2)5月の気温は平年並みの予報.
2)防除上の注意
(1)ハウス内温度は,日中は25度以上,夜間は5度以下にならないよう管理するとともに,過度の灌水をさける.
(2)育苗期のいもち病感染を予防し,本田への持ち込みを防ぐため,育苗期防除を実施する.
(3)移植適期葉齢に達した苗は早めに移植し,育苗日数を長引かせない.
(4)2葉が出た頃から7〜10日おきに2〜3回,茎葉散布剤を散布する.
防除法:ラブサイド,ビーム,カスラブサイド剤のいずれか1000倍液.
(5)粒剤の育苗箱施用は例年早期多発する地帯で,初期害虫防除も必要な場合に限り使用する.
移植前日〜当日,ビームガゼット粒剤55.
特記事項:育苗期のいもち病防除
育苗期のいもち病は,保菌している種もみが発病したり,ハウス付近に放置してある籾殻,わらから飛散した胞子が育苗中の苗について発生します.育苗中に病斑がみられなくても,本田に持ち込まれると葉いもちの伝染源となり,早期多発・ズリコミに結びつくことから,この時期の防除は大変重要です.
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