病害虫発生予察情報 発生予報 第5号(7月30日)
情報の要点
◎葉いもちが広く発生しています。穂いもちの防除は、出穂直前、穂揃期、及び穂揃1週間後の3回散布が標準です。穂いもちは直接被害に結びつくので、防除対策に万全を期しましょう。
1 いもち病(穂いもち)
〇発生時期 :やや遅い
〇発生量・感染量:やや多い
[予報の根拠]
@水稲の生育は平年より2〜3日遅れており、圃場間、株内で生育にばらつきが大きく、出穂〜穂揃いが長引くと見られる。
A7月第5半旬現在、葉いもちが全県で広く発生しており、特に県南部、県北部及び山間部で発生が多く見られる。
B7月下旬前半まで曇雨天が多かったため、上位葉の感染が多かったと予想される。
C出穂期が予想される8月中旬は、低気圧や前線の影響で曇りや雨の時期がある予報。
[防除対策]
1.防除のポイント
◎葉いもちの予防粒剤を施用したところでも葉いもちの発生が見られており、また、稲の生育が遅れているので、上位葉への感染防止のため7月下旬から7〜10日間隔で茎葉散布を行う。
◎穂いもちは直接被害に結びつくので、防除に万全の対策をとる。
1)茎葉散布の場合
本年は出穂〜穂揃いまでの期間が長引くことが予想されるので3回防除(出穂直前ー穂揃期ー穂揃1週間後)を標準とする。
2)粒剤施用の場合
粒剤施用を計画しているところで、まだ施用していないところでは、圃場をよく観察し、葉いもちの発生が見られる場合は、茎葉散布を実施後粒剤を施用する。
3)航空防除の場合
散布間隔が長引く場合は、地上防除による補足散布を実施する。
2.紋枯病
〇発生時期 :上位進展時期:やや遅い
〇発生量・感染量:平年並み
[予報の根拠]
@水稲の出穂期は平年より2〜3日遅れる見込み。
A昨年の発生量は平年並みであった。
B7月第5半旬現在、全県で発生がみれるが、発生圃場率は低い。
C7月20現在、水稲の茎数は平年並〜やや少ない。
D気温、降水量は平年並の予報。
[防除対策]
〇穂ばらみ期〜出穂期の発病株率が早生種15%、晩生種20%以上の場合、茎葉散布を実施する。
3.ごま葉枯病(穂枯れ)
〇発生時期 :ー
〇発生量・感染量:平年並み
[予報の根拠]
@7月第5半旬現在、常発地である沿岸部でも葉での発生は少ない。
A気温、降水量は平年並みの予報。
[防除対策]
○現在、発生の多い圃場は穂いもちとの同時防除を行う。防除適期は出穂直前から穂揃い期である。
4.カメムシ類
○発生時期:加害時期やや遅い
○発生量:平年並み
[予報の根拠]
@水稲の生育は平年より2〜3日遅れており、圃場内、株内で生育にばらつきが大きく、出穂から穂揃いが長引くと見られる。
A7月第5半旬のすくい取り調査では発生量はやや少ない。
[防除対策]
1.斑点米の常発地や転作牧草に隣接している水田などでは、穂揃い期と穂揃い1週間後に防除する。
2.カメムシ類が生息する畦畔・水田周辺にも薬剤を散布する。
3.穂いもち剤との混用、または混合剤の使用により同時防除が可能である。
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