[概 要]
葉いもちは、発生時期、発生量とも平年並みと予想されますが、発生源となる補植用残苗は直ちに処分するとともに早期発見、早期防除を心がけて下さい。イネドロオイムシの発生はやや多いと予想されます。また、一部地域で薬剤抵抗性個体群の発生が確認されていますので防除効果に注意が必要です。水稲のその他害虫の発生は少ない見込みです。
1.いもち病(葉いもち)
〇発生時期:並み
〇発生量:並み
(1)予報の根拠
@6月第1半旬から第2半旬の巡回調査の結果、県内1地点で補植用残苗での発生が確認された。県平均の発病筆率は0.6%で平年より低かった。
A本田株での発生は確認されていない(6月10日現在)。
B向こう1か月間の平均気温は平年より高く、降水量は平年並みの可能性が大きいと予報されていることから、発生には好適であると予想される。
(2)防除上の注意事項
@補植用残苗は本田発病の伝染源となるので早急に処分する。また、処分時に残苗で発生が確認された場合は、直ちに周辺田への薬剤散布を実施する。
A予防粒剤による防除を計画しているところでは6月20日までに確実に実施する。粒剤散布にあたっては湛水状態で行い、散布後も3日から5日は湛水状態を保つ。
B水田の見回りを行い早期発見、早期防除に努める。
C防除薬剤は、穂いもち防除剤を含めて同一系統(同一作用機作)薬剤の多数回散布や連続使用を避ける。
2.イネドロオイムシ
〇発生時期:やや遅い(幼虫加害盛期)
〇発生量:やや多い
(1)予報の根拠
@水稲の生育は平年より3日遅れている。
A産卵盛期は、6月第3半旬と推測され、平年よりやや遅いと予測される。
B6月第1半旬から第2半旬の巡回調査における成虫密度は平年より高く、卵塊密度はやや低かった。
C向こう1か月の平均気温は平年より高いと予報されていることから、加害期間はやや短いと予測される。
(2)防除上の注意事項
@被害許容水準(老齢幼虫密度が株当たり3頭)を越えている場合は、粉剤を散布する。
A粒剤の育苗箱施用や粒剤によるイネミズゾウムシとの同時防除を実施した場合でも、発生期間が長引いた場合は追加散布が必要となることがあるので、今後の発生推移に注意する。
Bサンサイド剤に抵抗性が発達している個体群が県内の一部地域で確認されているので、本剤を使用している場合は効果に十分注意する。
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