水稲冷害研究チーム
1997年山形県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは山形県病害虫防除所(電話 0236-44-4241)にお願いいたします.
病害虫発生予報第5号(7月3日)
山形県病害虫防除所
<概要>
稲の葉いもちの発生量は平年並みの予想です。早期発見・早期防除を徹底してください。
- 葉いもち:発生量は平年並み
- 予報の根拠
- 初発生は、6月25日で平年並み。
- 7月1日現在、本田で2ヶ所、補植用苗で4ヶ所で発生を確認し、例年よりやや少ない発生である。
- 6月25〜28日にかけて各地で感染好適日が出現している。
- 稲の生育量、生育進度とも6月30日現在、ほぼ平年並みである。
- 7月の天候は、気温・降水量とも平年並みの可能性が大きいと見込まれている。
- 防除上注意すべき事項
- 本田の見回りを徹底し、早期発見に努め、発生を見たら直ちに薬剤を散布する。特に野菜等に敷きわらを行っている場合、その周辺の水田では特に発生に注意する。
- 薬剤抵抗性菌出現防止のため、同一成分の薬剤の連用は避ける。
- 紋枯病:発生時期はやや遅い、発生量はやや少ない
- 予報の根拠
- 前年の発生量は平年並みであった。
- 7月1日現在、発生は確認されていない。(平年初発生は6月29日)
- 7月の天候は、気温・降水量とも平年並みの可能性が大きいと見込まれている。
- 防除上注意すべき事項
- 薬剤散布量が少ないと効果が劣るので散布量を厳守し、株元によく付着するように散布する。
- 例年発生の多い圃場では防除を徹底する。
- 白葉枯病
浸水・冠水したところでは発生に注意し、発生を見た場合は薬剤を散布する。
- ばか苗病:発生時期は平年並み、発生量はやや少ない
- 予報の根拠
- 第1世代幼虫の発生は中山間の一部でやや多いところがあるが、全般にやや少ない。
- 予察灯での初誘殺は庄内(藤島)では6月21日(平年差+2日)、内陸では未誘殺。
- 7月の気温は平年並みの可能性が大きいと見込まれている。
- 防除上注意すべき事項
- 局部的に多発生することがあるので、発生の多い水田では被害初期(7月上旬)に薬剤を散布する。
- カメムシ類:発生量並み
- 予報の根拠
- アカヒゲホソミドリメクラガメ、オオトゲシラホシカメムシの生息密度は平年並みである。
- 防除上注意すべき事項
- 生息密度低減のため、常日頃から農道、畦畔等の草刈りを励行する。
- 出穂まじかの草刈りは、カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を多くするので、遅くとも出穂2週間前までに草刈りを終了する。
- イナゴ(コバネイナゴ):発生量はやや多い
- 予報の根拠
- 6月下旬の調査では、水田周辺の畦畔等の雑草での生息密度が高い地点が多く見られ、一部畦畔際の水田内の稲株に食害葉の目立つ圃場がみられる。
- 防除上注意すべき事項
- 薬剤散布前に畦畔等の草刈りを行い、7月上〜中旬に畦畔部を含めて薬剤散布を行う。
- 防除要否の判定の目安は県の指導に従う。
- 早生種の薬剤散布に当たっては、収穫前使用期間を遵守する。
ホームへ
前へ
次へ
戻る
ご意見どうぞ
torigoe@tnaes.affrc.go.jp