水稲冷害研究チーム

2000年福島県「発生予察情報」


 なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.

発生予報第4号

平成12年6月27日

福島県病害虫防除所

1.葉いもち:発生時期(全般発生開始期)は県北・県南・浜通りではやや早い、会津では平年並み。発生量は全県で平年並み。
1)予報の根拠
@6月4〜5半旬の巡回調査によると、補植用置き苗での葉いもちの発生圃場率は平年並みであった。
A本田移植株における初発生時期は中通り地方および浜通り地方で平年並みであった。
BBLASTAMによると、感染に好適な条件が6月23〜25日に県内各地で出現しており、7月1半旬頃に全般発生開始期になると予想される。
CBLASTLによると、今後の発生はやや早く7月上旬に発生が目立つと予想されている。
D平年より茎数が多くなっており、葉いもちに対する感受性が高まっている。
E近年箱処理剤、粒剤の施用が多くなっている。
F天候予報によると、向こう1か月の気温は平年並みから高く、降水量は平年並み、日照時間は平年並みと予想されている。
2)防除上注意すべき事項
@補植用置き苗は早急に処分する。
A水面施用剤による防除を予定している場合は直ちに施用する。メトミノストロビン剤による防除は初発生確認時まで可能であるが、幼穂形成期以降は使用しない。
B早期発見・早期防除に努め、移植株で発生を確認した場合は直ちに薬剤散布を行う。

2.イネ紋枯病:発生量は全県でやや多い。
1)予報の根拠
@昨年、紋枯病の発生は16,350haとやや多かった。
A近年、本病を対象とした防除は減少してきている。
B水稲の茎数は平年よりやや多くなっている。
C向こう3か月の気温は高く、降水量は平年並みと予想されている。
2)防除上注意すべき事項
 常発地や昨年発生をみた圃場では粒剤の散布を行う。

○イナゴ類:発生量は全県でやや少ない
1)予報の根拠
@6月4〜5半旬の巡回調査の結果によると、幼虫の発生量はやや少なかった。
2)防除上注意すべき事項
@畦畔や水田周辺の雑草は生息地となるので刈り取る。
A発生が多い場合には、中齢幼虫期までに県の防除基準にしたがって薬剤散布を行う。



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