水稲冷害研究チーム
2000年福島県「発生予察情報」
なお,詳しい内容に関する問い合わせは福島県病害虫防除所にお願いいたします.
葉いもち防除特別号
平成12年7月13日
福島県病害虫防除所
1.予報の根拠
@7月1〜2半旬の巡回調査によると、葉いもちの発生は県内各地で確認される。全般発生開始期は県南と浜通りで7月1半旬とやや早く認められた。全般発生開始期の確認地点率は県南と浜通りでやや多く、予防粒剤の施用が多い会津では少なかった。
Aアメダス資料によるいもち病感染好適条件の推定によると、6月4半旬に県内全域で感染好適条件が出現し、その後も周期的に感染好適条件および準感染好適条件が出現している。
B航空防除は計画通り実施されている。
C会津では予防粒剤の施用率が高くなっている。
D天候予報では、気温は平年並み、降水量は会津では平年並み、中通りと浜通りでは多い可能性が高く、日照時間は会津は平年並みか多く、中通りと浜通りは平年並みと予想されている。
2.防除上注意すべき事項
@葉いもちの発生がある圃場では早急に散布剤による防除を実施する。またその後の発生状況をみて7〜10日おきに散布を行う。降雨が続く場合は雨の切れ間を利用して実施する。
A葉いもち発生予測モデルによると、7月15日以降急増すると予測されている。箱施用や水面施用剤を用いた地域でも7月15日頃には葉いもちが見え始めると予測される。
B上位葉に病斑が発生すると穂いもちの伝染源になるので、葉いもちの防除を徹底する。
C予防粒剤を施用した圃場や航空防除の実施地域でも発生がみられたら、散布剤による追加防除を行う。
D箱施用剤を使用した圃場でも葉いもちの発生圃場の周辺では、7月上旬に発病が認められるので、過信しない。
E早期発見・早期防除に努める。
F過剰な窒素追肥はいもち病の発生を助長するので避ける。
G穂いもちの水面施用剤は出穂10〜20日前までに湛水状態で散布し、4日程度止水する。出穂が1週間程度早まっているので、施用に際しては十分に注意すること。
reigai@tnaes.affrc.go.jp