この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。
|
・ 気圧の谷の接近で、天気は下り坂となる。 ・ 500hPa高度場の予測(6月5日)によると、昨日の予想とはやや異なり、偏西風は東西流となり、オホーツク海高気圧の発達は予想されない。 ・ 台風3号が発生する。 ・ 午前10時から、「早期警戒システム」の報道関係への発表会を行う。生産者の方々から、要望が多数来ることを期待したい。 ・ 東北農政局から水温データがファクシミリで届く。水温情報の更新を行う。 ・ 仙台管区気象台気候・調査課統計係から、春の天候についてまとめた報道発表資料がメールで届く。月別と季節別東北地方の天候(速報)は図表の鮮明さを活かすためにPDFフィイルで提供することにする。 ・ 松山町モニター両氏に、先日の調査結果とモデルによる予測値を報告する。 ・ 山形県鶴岡市のモニターK氏から、地域の水稲の生育状態を知らせるメールが届く。モニターの生育状況は地域の中でも早い方に位置するという。 ・ 岩手県種市のモニターから、やませ情報とテレビ放映の知らせが届く。 「鳥越さん今日は。隣村の侍浜で,少しヤマセが来たとの事IBCラジオで話していました。昼のNHKを見ていたら,鳥越さんが出ていてチ−ムの活動内容の説明をしており,懐かしさを覚えました。」 |
![]() |
|
・ 前線は東海上に去り、高気圧に覆われ、天気は南部を中心に回復する。 ・ 500hPa高度場の予測(6月12日)によると、偏西風は東西流となり、オホーツク海高気圧の発達を示唆するものとなっていない。 ・ 松山町で新しくモニターになっていただける2方に、ISDN、パソコン、インターネット環境を整備する。一方は、10ヘクタール以上の水稲作を主に経営、またもう一方はイチゴと水稲の複合的経営を実践している専業農家である。早期警戒システムが生産者の方々に利用できるように、種々ご指摘を頂く予定。 ・ 松山町のモニターの「ひとめぼれ」圃場の生育調査を行う。分げつ期に入り、圃場は一面緑の絨毯となる。現在8〜9葉期(不完全葉を含む)に達している。比較的順調に生育が進んでいる。 ・ 京都にある農耕文化研究振興会渡部先生の秘書(学生当時お世話になった方)から、メールが次のようなメールが届く。「さっそくに電子メイルをありがとうございました。編集長日誌はなかなかユニークですね。日々の記録、楽しいとはいえ大変なことと察します。関西は入梅しましたが、今年は空梅雨で、暑い日が多いようです。渡部先生が、よろしくお伝え下さいとのことです。おからだ大切に。」 ・ 山形県鶴岡市のモニターK氏から、生育状況を知らせるメールが届く。「田圃の方は天気に恵まれ順調です。葉色も最高レベルまで上がっているようです。最近は雨も時々降るので畑の枝豆のどんどん伸びてきています。それと同じく雑草も伸びてきて草刈に追われる毎日です。2日後に生育調査のデータを送りますのでよろしくお願い致します。」 |
![]() |
|
・ 移動性高気圧に覆われ、概ね好天となる。寒気が入るため、所によって強い雨となる。 ・ NOAAの海面水温平年偏差図(8日)によると、海面水温の大きな変動は認められない。 ・ 500hPa高度場の予測(6月13日)によると、偏西風は東西流となり、オホーツク海高気圧の発達を示唆するものとなっていない。 ・ 週間予報支援図(8日)では、北日本上空に強い寒気の南下は予想されていない。 ・ 新生育予測モデルによる予測値と6月3日の実測値を比較したところ、12品種に関して高い精度で予測されていた。 ・ 水管理試験区の葉齢マーク。(生育・作柄試験区と共に、追肥:8日、イネミズゾウムシ防除剤:9日施用) ・ 葉いもち予察情報を本日から公開する。モニターの方々に新しく情報提供を始めたことをメールで連絡する。また、病害生態研究室特別研究員の小林さん(いもち病リモセンを共同で研究している)に本年度の葉いもち病発生について専門的見地からの監視をお願いする。 ・ 葉いもち予察:7日に感染好適条件が山形県天童〜上山市周辺、岩手県一関周辺に出現したものと推定される。8日:好適条件は全域で出現しなかったものと推定。 ・ 山形県最上町のモニターから、稲作情報と直播水田の画像(苗が腐れ欠株が生じている状況)が届く。 「昨日雨は、稲にも畑にも恵みの雨になりました。山間部の、田植えが遅いところは除草剤散布していました。今年は春からそうでしたが、両極端の天候サイクルでしたので天気が続き過ぎたので逆に心配していました。10日に、2回目の生育調査をしますが順調のようです。ただ、水温がずっと高かった為に葉の先が少し赤くなった(除草剤の薬害とガスか?)所も有りますが、全体的には全く影響ないと思われます。また、LPタイプ一発肥料を使用している水田は(私は未使用)、特に肥料が効きすぎている感が有ります、天候が崩れたら本当に葉いもち心配です。先日のTV放送、見られなくて(知らなくて)残念でした。」 ・ 宮城県亘理町の友人から、葉いもち予察情報についてコメントのメールが届く。 「なかなか見やすく出来ており、防除実施を決定する際の心強い援軍になることでしょ う。」 ・ 北海道で獣医の勉強をしている娘から、ホームページをみたとのメールが届く。 「ホームページも見てみました。パパの顔がのっているところは思わず笑ってしまいました。頑張っているなあ・・・鳥越編集長。今日は天気がとてもよいです。暖かいです。いまが北海道で一番良い季節だね。」 |
![]() |
|
・ 移動性高気圧に覆われ、好天が続く。気温も上がり、夏のような天気となる。 ・ 500hPa高度場の予測によると、15日頃から16日にかけてオホーツク海に気圧の峰が形成される可能性を示唆する。 ・ 週間予報支援図(13日)によると、19日頃に北日本上空に寒気が南下する予想となっている。 ・ 週間予報資料(13日)によると、18日頃からオホーツク海高気圧が形成され、東北地方にも影響を及ぼす模様。 ・ 作柄診断の統計モデルを準備する。各地帯の作柄の状況を予測する。 ・ 葉いもち予察情報:感染好適・準好適条件は全地域で昨日出現しなかった。 ・ 生育・作柄診断試験区の生育調査を行う。葉齢(不完全葉を含む)は7.5〜8.5の範囲にあり、分げつも個体当たり数本発生し始めている。 ・ 業務科の新人研修で早期警戒システムを紹介する。 ・ 県北部の農協で水稲の技術指導を担当している方から、メールが届く。いもち病の情報とか低温の予想とか、現場に参考になる情報なので指導会などに利用させて下さいとのこと。大変嬉しいメールである。早期警戒システムを一緒に作っていきませんかとモニターを依頼する。 ・ 宮城県石巻市のモニターから、生育調査結果と水稲の生育状況に関するメールが届く。 「葉イモチの予察情報はとても見やすいです.石巻では、ひとめぼれの生育の早いものに色落ちしてきているものが見受けられます.」 |
![]() |
|
○ 18日(金) ・ 梅雨前線が日本付近に停滞し、東北南部は雨となる。 ・ 500hPa高度場の予測(22日)によると、偏西風の流れは東西流となる予想。オホーツク海に気圧の峰が形成される。 ・ 昨日の週間予報支援図によると、21日頃まで北日本上空にかなり強い寒気が南下する予想となっている。 ・ 葉いもち予察情報:昨日の予察では、福島県柳津町・三島町付近に感染好適条件が発生したと予想される。 ・ 警戒メッシュにトラブル発生。修復を情報提供先に依頼する。 ・ 生育調査のため松山町へ行く。生育調査をしてみると、前回とは見違えるような勢いのある稲である。モニター4氏を訪問する。モニターのうち2人は、無人ヘリによる葉いもち予防粒剤の散布に追われている。また1人は転作のソラマメの初収穫に取りかかっていた。イチゴを生産しているモニターは、イチゴが終わり一息入れているところだ。専業農家の方々はいつも忙しい。 ・ 福島県早期警戒関係者から、水温データの間違いを指摘され、早々に改正する。 ・ 仙台管区気象台の予報官から、1か月予報資料とオホーツク海高気圧の発生に関するコメントがメールで届く。1か月予報を更新する。 ・ 松山町のモニターTK氏から、作業の状況を知らせるメールが届く。 「先日の玉ねぎ収穫祭は、お天気がよかったのも幸いして、初日から完売という盛況ぶりとなり、2日目頭をかかえることとなりました。14日からは、ヘリコプターによる防除作業の手伝いをしています。いまのところ、好天続きで葉いもちは見られないようです。」 |
![]() |
|
・ 梅雨前線が北上をはじめ、南部から天気は下り坂。中国大陸に低気圧の大きな渦が形成され始める。 ・ 地帯5では、気温が平年より低い状態が続く。 ・ 500hPa高度場の予測(25日)によると、オホーツク海高気圧が発生する可能性を示唆する。 ・ 週間予報支援図(21日)によると、北日本上空への強い寒気の南下は予想されていない。 ・ 葉いもち予察情報:昨日の予察判定では、感染好適条件は発生しなかったものと推定される。 ・ 6月中旬の気象表をまとめる。気温は日本海側ではほぼ平年並み、太平洋側ではかなり高く経過した。降水量が太平洋側を中心に極端に少なかった。 ・ 青森県の生育進度情報を更新する。 ・ 新しく開発した生育予測モデルに基づく情報提供の方法を検討する。モニターの方々に提供する情報の見本画像をメールで送信する。 ・ 宮城県岩出山町の生産者の方から、モニターを引き受けて頂けるとのメールが届く。幼穂形成期頃にお邪魔して、稲の姿を見せていただき、栽培技術についてお話を伺う予定。 |
![]() |
|
・ 乾燥した高気圧に覆われ、梅雨の晴れ間となる。 ・ 500hPa高度場の予測(30日)によると、オホーツク海に気圧の峰が形成される予想となっているが、高気圧の中心は北に偏り、オホーツク海高気圧の発達は予想できない。 ・ 早期警戒情報第10号を作成、更新する。地帯4,8では生育がかなり進んでいるものと推察されるので、この点を特記する。 ・ 秋田県経由で鶴岡のモニターの圃場に温度計の設置に行く。私たちを家族総出で温かく迎えてくれる。今年の稲の生育と今後の対応について話が弾む。今年の気象経過は最近経験したことのないものとのこと。稲は順調に生育し、盛岡のものとは同一品種でも大きく異なる。今日から、中干しに入るとのことだ。簡便な気温・水温測定装置を設置する。 ・ 石巻のモニターからメールが届く。お送りした発育予測画像で、葉齢実測値が小さいのは、たまたま生育の遅れているところを対象としているためとのこと。 ・ 最上町のモニターから、本日の長距離ドライブの安全を願うとのメールが届く。サクランボは今が旬のようである。サクランボ狩りの行楽客で道が混む恐れがある。 ・ 松山町のモニターTK氏から、発育情報に関する次のようなコメントが届く。 「稲の生育結果、順調でなによりです。とても見やすく興味深く拝見しました。HPに、ありました岩出山町の方の冷害対策参考になります。23日大区画圃場へ追肥を施し、深水を実践しているのは、同じ理論かもしれませんね。経験上の・・・・」 |
![]() |
|
・ 低気圧が通過し、各地で強い雨となる。オホーツク海高気圧は依然として居座り、低気圧の動きを遅くしている。 ・ 午前8時現在、福島県の数地点で強い雨(20mm以上)がある。雨域は全域に広がりつつある。 ・ 午前9時現在、福島県の数地点で強い雨(20mm以上)が続く。 ・ 午後10時現在、強い雨もややおさまる。 ・ 午前11時現在、福島県・宮城県の数地点で再度強い雨(20mm以上)がある。 ・ 午後1時現在、福島県浪江付近で強い雨(20mm以上)がある。 ・ 午後4時現在、強い雨の峠は越えたようだ。 ・ 500hPa高度場の予測によると、7月1日〜4日にかけて偏西風は蛇行し、オホーツク海に気圧の峰が明瞭に形成される予想となっている。オホーツク海高気圧が今後居座る可能性もある。 ・ NOAAの海面水温平年偏差画像(29日)によると、海面水温には大きいな変化はみられない。日本付近の海面水温は平年より高い状態が続く。 ・ 葉いもち予察情報:昨日の予察判定では、感染好適条件は発生しなかったものと推定される。 ・ モニターと生育・作柄診断試験区の発育情報等を更新する。「かけはし」が29日に幼穂形成期に入ったと推定された。予測値は実測値よりやや早いので、数日後には幼穂形成期に入るものと推察される。 ・ 仙台リサーチセンターから日射量不足を評価する画像が作成できたとのメールが届く。同センターのホームページで提供が始まっている。 ・ 山形県から技術情報がファクシミリで届く。 ・ 松山町のモニターMK氏から、岩出山町のモニターの過燐酸石灰追肥について問い合わせがある。それぞれのモニターに問い合わせのメールを出す。 ・ 同町のモニターTK氏から返事のメールが届く。 「今朝から、すごい雨量で驚いています。田の水温計は、水没ぎりぎりくらいです。過燐酸石灰施用ですが、以前私も試みましたが、コスト高と、倒伏の原因となり今は、窒素成分の追肥を行っています。2日に、お会いした時にお話しできればと思います。」 ・同町のモニターOT氏、岩出山町のモニターKY氏からもそれそれ過燐酸石灰追肥に関するコメントが届く。それぞれ経験が豊富である。 ・ 福島県農業試験場から稲作技術情報がメールで届く。生育は概ね順調のようである。PDF版のファイルを添付する。具体的数値が分かり、より参考になるものと思う。 ・ 石巻市のモニターから生育調査結果とくるまトンボが羽化したとのメールが届く。 「昨年より3日早く ”くるまトンボ” が羽化しました。」(写真参照) ・松山町のモニターOT氏から次のようなメールが届く。 「昨日調査圃を見てきました前回のマーカーから1.5〜2葉生育していました、私の圃場も初期成育が良くありませんでしたが、ここに来て葉が垂れ下がるくらい伸びちょと心配です。地区の圃場も、例年と同じく色のかなりさめた圃場もみられます。 <質問>警戒システムのはイモチ予察情報の県別予察票の数字が1〜10まで有るのが分かりません。<回答>・1〜4番はメッシュ画像の準好適条件に対応します。4〜9番はなくて、感染好適条件が10に対応します。 <質問>また、生育予測情報のTOさんとKTさんの平年の生育ステージの月日が違うのはなぜですか。<回答>・最初の葉齢が違っていますので、平年なみの気温経過した場合の各生育時期は最終葉数が同じでも異なります。最初の葉齢が同じなら、平年の生育時期は同じになります。 |
![]() |