この日誌は早期警戒システムの舞台裏を記録するものです。
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・ 低気圧の動きが遅く、天気は全般的にぐずつく。 ・ 500hPa高度場の予測によると、昨日とはやや変わる。5日頃はオホーツク海に気圧の峰が形成される予想となっている。 ・ 7月1日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は発生しなかった。 ・ 発育予測情報を更新する。宮城県米山・仙台のササニシキが幼穂形成期に近いものと推察される。 ・ 松山町モニターと一緒に生育調査を行い、生育状況と今後の栽培管理等について話し合う。それぞれの水稲の姿は栽培管理の仕方でかなり異なる。初期生育を深水管理などで抑えた稲は、今勢いのある草姿となる。初期旺盛に分げつしていた圃場は今肥え切れとなり生育が停滞している。モニターの方々は追肥をどの程度行うか、苦慮しているところだ。幼穂形成期が近い稲も見受けられる。 ・ 仙台管区気象台の予報官から、1か月予報とオホーツク海高気圧についてのコメントがメールで届く。予報では、1、2週目にオホーツク海高気圧の影響が明記され、気温は1週目低いとされる。 ・ 仙台管区気象台の調査官から、6月の天候に関するまとめがメールで届く。 ・ 東北農政局から監視地点の水温、生育情報がファクシミリで山のように届く。 ・ 青森県から病害虫発生予報がメールで届く。 |
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・ 太平洋側に形成された前線の影響で、朝から雨となる。 ・ 宮城県岩出山町のモニターを訪問する。本日は産業用無人ヘリによる穂いもち防除剤の散布が予定されていたが、雨のため中止となる。冷害回避のための技術対策についてお父さんを交えて議論する。特徴的な技術は珪酸カリと過燐酸石灰の施用である。6月20日頃に10a当たり60kg-100kg施用すると、稲の姿は慣行のものとは見違えるように株張りがよくなるという。また平成5年の冷害時にも町の平均が1,2俵であったが、平均305kgの収量を得たという。圃場を見せていただき、確かに稲の草姿は今までみたことのないような、株張りを示す(写真参照)。また、水や土壌表面の色も慣行とは異なる。興味深い現象であり、今後追跡に観察し、この効果のメカニズムを考えてみたい。松山町の生育調査があるため、2時間程度でお邪魔する。今回も出会いのすばらしさを痛感した。 ・ 松山町のモニター圃場の生育調査を行う。モニターの稲はすばらしい姿に変貌する。10俵もねらえるのでは。両圃場とも20〜25cm程度の深水管理を実施中である。モニターによると、20cm程度の深水にするのに2,3日かかったという。現在、穂肥と水管理の巡回指導がJAの担当者・農業改良普及センターで行われている。JA担当者からは今後の天候の予測を聞かれる。前歴深水管理の徹底をお願いする。モニターのところで、早期警戒システムを見せていただいているとのこと、将来的にはインターネットの環境を整えたいとのこと。また普及センターにも近々インターネット環境が整備されるとのことだ。 ・ 時間がなく、松山町のすべてのモニターにはお会いできなかった。 |
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・ 梅雨前線が東北南部に停滞し、南部を中心に天気がぐずつく。 ・ 太平洋側沿岸部では気温が下がる。 ・ 500hPa高度場の予測によると、週の後半は太平洋高気圧に覆われる予想となっている。 ・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件が宮城県と福島県で広域的に発生した。 ・ 松山町のモニター圃場の「ひとめぼれ」「ササニシキ」試料を冷温処理用に採取する。やませの影響で気温は低く、弱い雨がある。 ・ 仙台管区気象台の予報官から、3か月予報がメールで届く。 |
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・ 東海以西の地域が梅雨明けしたものと気象庁から発表がある。 ・ 昨日の気温は、青森県小田野沢で最低が15.7度、平均20度となったが、監視地点で平均気温が20度を下回ったところはなかった。 ・ 午前5時の気温では、太平洋側沿岸部と内陸部で20度を下回る地点が散見される。 ・ 500hPa高度場の予測によると、23日以降太平洋高気圧に広く覆われる予想となっている。 ・ 週間予報支援図(21日)によると、北日本・本州上空に寒気が入る予想となっていない。 ・ 週間予報の地上気圧配置(21日)によると、今後太平洋高気圧に東北地方も広く覆われる予想となっている。 ・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(21日)によると、岩手県南部と宮城県南部、福島県浜通北部で強度の日射量不足となる。また岩手県、宮城県、庄内を除く山形県、福島県はやや日射量不足となる。日本海側北部は日射量が多く、恵まれた条件が続く。 ・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は福島県南部に局所的に発生した。 ・ 発育予測情報の青森県「むつほまれ」の主稈葉数13を1枚増やして、14で予測情報を改良する。幼穂形成期予測結果は妥当な範囲に収まる。 ・ モニター圃場と青森県の監視地点について穂の発育過程を予測する情報を作成する。 ・ 青森県から、稲作指導情報第8号がメールで届く。 ・ 仙台リサーチセンターはメンテナンス作業のため、7月21日から23日まで日射量データの更新及び推定雲の更新を一時停止するとのこと。 ・ 宮城県・福島県の発生予報をファクシミリで取り寄せ、更新する。両県ともいもち病は平年並みの発生を予想している。ただ福島県浜通地域では発生がやや多いようだ。 |
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・ 昨日は猛暑となり、最高気温が35度を超える地点が多く現れた。秋田県角館37.8度、青森県三戸37.7度を記録する。 ・ NOAAの海面水温平年偏差図(27日)によると、日本東海上の太平洋西部中緯度域の海面水温は平年より高く、その程度も大きくなってきた。 ・ 500hPa高度場の予測によると、今後とも太平洋高気圧に広く覆われる予想となっている。 ・ 仙台リサーチセンターの日射量画像(27日)によると、ほぼ全域で日射量が多い状態が続く。 ・ 昨日の葉いもち予察判定によると、感染好適条件は出現しなかった。 ・ 早期警戒情報第15号を臨時で作成する。今後とも高温が続くとの気象庁の情報と他の情報を考慮しても、今後太平洋高気圧が広く日本列島を覆う可能性がある。開花受精期の高温障害が警戒のポイントとなる。 ・ 松山町のモニター試験圃場の生育調査に行く。ほぼ止葉が完全展開し、あと数日後には出穂が始まる見込み。移植直後に深水管理で初期生育を抑制した圃場は見事なイネとなっている。このところの多日射条件にも助けられ、太い茎となって草型も良い。 ・ 生育作柄診断試験区の「むつほまれ」「つがるロマン」「あきたこまち」に走り穂が見られる。 ・ 青森県から病害虫発生予報第5号がメールで届く。 ・ 山形県からモデル検証用に依頼していた7月の生育情報が届く。 ・ 本研究プロジェクトの前推進リーダ(つくば在住)から暑中見舞いのメールが届く。健康に気をつけてゴールを目指して欲しいとのことだ。 ・ 東大阪の鮨屋さんから暑中見舞いが届く。大阪の暑さは私も経験あるが、相当暑いようだ。編集長日誌を読んで、私の健康を気遣ってくれる。 ・ 鶴岡のモニターから昨日のフェーンによる高温の警戒メールについて、返信が届く。すでに掛け流しを行っていたとのことだ。また、今は転作枝豆の収穫・出荷に追われているとのこと。 |
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